« 『海に生きる人びと』を読む | トップページ | 雪山を歩く 3 »

2016年4月 9日 (土)

雪山を歩く 2

風強く、沖に出られない。

ということで、山。

 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース

160409_2【画像:1枚目】
ペトトル川の源流にて。
すっかり雪がなくなり、ここを渡渉後、しばらくは霜柱を踏んで高度を上げていく。

【画像:2枚目】
ササの葉がバチバチと音を立てる。
降ってきたのは、粒の小さな固い雪。
それも15分くらい、倒木に雪粒がわずかに乗っただけ。

このわずかな降雪後、風が変わり東から流れていた雲が西から流れ出した。

【画像:3枚目】
600メートルから上は締まった雪。
雪の厚みが減り、雪に埋もれて上のほうの1節か2節しか見えていなかったササが、4節、5節と見えるようになってきた。

室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は5℃。

【画像:4枚目】
山が鳴る強風。
しかし、雲が取れて気温を上げる陽射し。

暑い。

160409_6右の手袋を、左肩の前でザックの背負いバンドにはさむ。
左の手袋を、右肩の前でザックの背負いバンドにはさむ。

ジャケットのファスナーを下げ、胸に風を入れる。

根開き(ねあき)。(注)
山が目を覚ました。

【画像:5枚目】
水元沢コースの596メートルコルから下、雪が残るのは日陰だけ。

570メートルにて。
このあたりは、昨秋の落ち葉を踏んで歩く。

【画像:6枚目】
460メートルにて。

雪解け水を集めて流れる滑滝の水量が多い。
ここよりひとつ下の渡渉点、私の脚の長さでは靴を濡らさないで通過するのは難しい(^^;

山歩き時間、4時間40分。
18832歩。

給水量は、
・250CC

水元沢コースの林道を歩きながら、
・黒豆のドン(Targa船長からドッサリいただいたもの)40粒

(注)
〝雪根開き(ゆきねびらき)〟ともいうようだ。

雪は注ぎくる陽光の80%ほどを反射する。
樹皮の陽光を反射する割合は、せいぜい20%くらいのもの。
樹皮は温まりやすい。
根開きができる理由が以上。

この時季、表面はガチガチなのにその下の雪は柔らかいということが多い。
さらに進んで、空洞ができることもよくある。
落とし穴みたいなもの。
だから、これを踏み抜くことがある前提で脚を使う必要がある。

Gpslog_4

« 『海に生きる人びと』を読む | トップページ | 雪山を歩く 3 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 雪山を歩く 2:

« 『海に生きる人びと』を読む | トップページ | 雪山を歩く 3 »