雪山を歩く 2
風強く、沖に出られない。
ということで、山。
登り:西尾根コース
下り:水元沢コース
【画像:1枚目】
ペトトル川の源流にて。
すっかり雪がなくなり、ここを渡渉後、しばらくは霜柱を踏んで高度を上げていく。
【画像:2枚目】
ササの葉がバチバチと音を立てる。
降ってきたのは、粒の小さな固い雪。
それも15分くらい、倒木に雪粒がわずかに乗っただけ。
このわずかな降雪後、風が変わり東から流れていた雲が西から流れ出した。
【画像:3枚目】
600メートルから上は締まった雪。
雪の厚みが減り、雪に埋もれて上のほうの1節か2節しか見えていなかったササが、4節、5節と見えるようになってきた。
室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は5℃。
【画像:4枚目】
山が鳴る強風。
しかし、雲が取れて気温を上げる陽射し。
暑い。
右の手袋を、左肩の前でザックの背負いバンドにはさむ。
左の手袋を、右肩の前でザックの背負いバンドにはさむ。
ジャケットのファスナーを下げ、胸に風を入れる。
根開き(ねあき)。(注)
山が目を覚ました。
【画像:5枚目】
水元沢コースの596メートルコルから下、雪が残るのは日陰だけ。
570メートルにて。
このあたりは、昨秋の落ち葉を踏んで歩く。
【画像:6枚目】
460メートルにて。
雪解け水を集めて流れる滑滝の水量が多い。
ここよりひとつ下の渡渉点、私の脚の長さでは靴を濡らさないで通過するのは難しい(^^;
山歩き時間、4時間40分。
18832歩。
給水量は、
・250CC
水元沢コースの林道を歩きながら、
・黒豆のドン(Targa船長からドッサリいただいたもの)40粒
(注)
〝雪根開き(ゆきねびらき)〟ともいうようだ。
雪は注ぎくる陽光の80%ほどを反射する。
樹皮の陽光を反射する割合は、せいぜい20%くらいのもの。
樹皮は温まりやすい。
根開きができる理由が以上。
この時季、表面はガチガチなのにその下の雪は柔らかいということが多い。
さらに進んで、空洞ができることもよくある。
落とし穴みたいなもの。
だから、これを踏み抜くことがある前提で脚を使う必要がある。
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