冬山を歩く 18
先の日曜日(8日)の朝のこと。
室蘭市北部の雲底は400メートルほど。
道道107号線から室蘭岳ふもとの だんパラスキー場へつながる道に入ったあたりからは濃いガスで、ライト点灯・減速運転。
登山口前の駐車場で登山靴に履き替えている頃には、さらにガスが濃くなって、20メートル先も見えないほどに。
私の技術ではルートを確保できそうもない。
登山靴に履き終えていたが、入山を諦めた。(注1)
そして今日。
風強く、我が小船では釣りにならない。
なので、山。
8時30分、入山。
登り:西尾根コース
下り:西尾根コース
入山届ポスト前で、スノーシューを付けた。
【画像:上】
新しい雪が積もったが、パウダースノーはほんの表層のみ。
その下は、片栗粉のような重い雪。
スノーシューのありがたみが感じられる深い雪。
気温が上がり、汗。
尾根に出るまでは、ニット帽から耳を出し、ジャケットのジッパーを胸元まで下げた。
尾根筋に出ると、時折 体が倒されるほどの北西の猛風。
しかし、舞い上がる雪煙は少なく、ルートを失うことはない。
【画像;中】
積雪深さが増え、山頂標識がなかば埋もれてきた。
山頂寒暖計は氷点下3℃。
【画像;下】
GPSログ。
下山時、崖からしたたってペトトル川に落ちる水滴が作る氷のカーテンを見るため、西にコースを取った。(注2)
山歩き時間4時間30分。
16669歩。
飲食なし。
(注1)
地元の山岳会所属パーティが、登頂せずに引き返したほど山中は視界がきかなかったようだ。
ムリはしないが、ムダ・ムラ・ムチ・ムチャな私が入山を諦めたのは、我ながら悪い判断ではなかったということになる(^o^)
自分の持つ技術・装備の限界が分かってきたということだろう。
(注2)
雪で笹やぶが埋まっていないと、ここに近づくのは難しい。
水に何かの鉱物の粒子が含まれているようだ。
氷のカーテンは、清清しい青色。
コメント
左へのループが、その氷のカーテンへのルートなのかな?
投稿: 川染 利夫 | 2015年2月15日 (日) 17:23
そうです。
標準ルートのペトトル川渡渉の手前で西に折れて沢に出ます。
昨日は下山時だったのでカメラを取り出しませんでしたが、今朝は登りに取り掛かる前に寄ってきました。
近くで見ると、決して青くはないですね。
離れて見ると青く見えます。
見に来る人があるようで、しっかりとした踏み跡がありました。
あまり見どころ歩きどころのない山なので、こんなところをさがし歩いている人がいるんですね。
投稿: KON-chan | 2015年2月15日 (日) 18:33