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2015年2月

2015年2月22日 (日)

冬山を歩く 20

昨日は、帰港後係留。
翌朝2時間ぐらいはナギが使えるかも、と考えてのこと。

が、今朝は我が小船では釣りにならない風でシケ。
シケなら山。

7時10分、入山。

登り:西尾根コース
下り:西尾根コース

150222_2【画像:上】
入山届ポスト前で、スノーシュー装着。
雲底が低く、薄いガス。

【画像:下】
GPSログ。

雪は堅く締まって、スノーシューの爪がよくきき、歩きやすい。

過冷却状態の水分を含んだ強風(注)が、ジェラルミンのストックに当たってたちまち結氷、風のくる方向だけが白くなる。
のみならず、曇り止めを吹いてあるのだが、メガネにも。

高度を上げるに従って、ガスがいよいよ濃くなり、吐く息とガスの区別がつかない。
数歩先の雪面もとらえられず(^^;

先行者の気配も、後続者の気配もない。

私の技術では、ここまで。
登頂まで残り3分の1の行程を残した時点で、前進断念。
引き返した(^^;

山歩き時間2時間00分。
8349歩。

飲食なし。

(注)

気象庁のサイトには、1km・2km・・・6kmの高層風速を『ウインドプロファイラ』で観測した値が公開されている。
室蘭上空も全国に33ヶ所ある高層風速の観測点のひとつ。
先の日曜の15日、里でも風速が20メートルくらいあった模様。
私が標高900メートルあたりで狂った凶風に耐えていた頃、室蘭上空1kmでは10分間平均値で30メートル近い風が吹いていたようだ。
瞬間風速だと、40メートルはあったろう。
こんな風を体に受けたのは初めての体験だった。

降ってくる雪がほとんどなく、また雪面が締まっていて舞い上がる雪も少なかったので視界を失うということはなかったが、顔に当たるだけならまだしも、目に入ってくる氷粒が痛かった。
で、本日はスキーゴーグル持参(^o^)

が、ガスの濃さにはどうにもならなかった。

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2015年2月21日 (土)

船中500枚(^o^)

私がチェックした範囲内ではという前提付きながら、今日のナギはどこの気象機関・会社とも1週間前から的中させた。
21世紀だ。
気象予報の精度は、いつでもこのくらいはなくっちゃ。

日出が6時24分。
6時40分、出航。

ナギ良く、26ノットの高速航海。
地球岬をかわしたのちは、南下。

150221_2【画像:1枚目】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
ソウハチ海域。

【画像:2枚目】
同乗は、shinyaさん

shinyaさんは、〝釣ってりゃ楽しい〟というヒトではなく、〝釣れなきゃ楽しくない〟ヒト(だと思う)。
しかし、今日のソウハチ、〝釣れても大して楽しくない〟だったかもしれない。
数はついたが総じて小ぶり。
なので、重量的なモノ足りなさがあったものと。

【画像:3枚目】
もうひとりの同乗者はHiroshiさん

Hiroshiさんは、沖釣りのあとに、『釣れ過ぎるのが、どうたらこうたら』と言うヒト。
『釣れ過ぎ』の〝過ぎ〟と〝過ぎでない〟の境目がどのあたりなのかは知らない。
が、〝過ぎ〟の手前で竿を納めるわけでもないようだから、〝過ぎ〟が不満・不快で、〝過ぎでない〟のが心平穏・満足ということでもないのだろうと邪推する次第。

50メートルくらいまで沈むこともあったが、ほぼ終日25メートルから30メートルあたりまで浮き、入れ食い。

船中500枚(^o^)

〝過ぎ〟となったのか〝過ぎでない〟となったのか、さて。

【画像:4枚目】
私が、今日使ったソウハチ仕掛けは2種。

初めに使ったのは市販の8本バリ仕掛け。

それ以降使ったのは、『アグネス・スペシャル』、やはり8本バリ。(注)
赤イカを付けなかったが、ソウハチの食い付きよく『アグネス・スペシャル』大変に優秀。

帰港途中で根をまわった後、14時、沖上がり。

(注)
アグネス船長お手製の仕掛け。

私も仕掛けを自製するし、自製仕掛けだと掛かっても掛からなくても納得感を得られる。
が、しかし、ソウハチのサビキ仕掛けを作るほどの技術は持ち合わせていない(^^;

絵鞆の釣師の中には、ソウハチサビキ仕掛けやルアーを自製する人がいる。
器用さと根気強さ、それと釣師としての優秀さは同居する性質のようだ。
サビキ仕掛けやルアーを自製して釣り場に持ってくるような人は、例外なく釣り姿がキレイで好釣果をあげるヒトだ。

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2015年2月16日 (月)

『わしらは怪しい雑魚(ざこ)釣り隊』を読む

山歩き後の釣師が読むなら、こんな本だろう。

椎名誠著、新潮文庫。
副題は、『マグロなんかが釣れちゃった篇』
〝わしら〟の〝わし〟とは椎名誠のこと。
〝釣り隊〟の〝隊長〟も椎名誠。

 

Book_3こんな喫茶店で、読み始め。
昼飯を食いながら。

後書きまで読み進んで分ったのだが、これはシリーズ本で、本書はその三集目。
月2回発行の釣り雑誌「つり丸」に、月1回連載していたものを文庫化したもの。(注1)

本書内には21編、21ヶ月分がおさめられている。

椎名誠の文章は初見。
よって、以下はこの本だけを読んでの感想。

居酒屋オーナー・スポーツライター・システムエンジニアなど10人ほどがつるんでは、時には久米島や知床にも行くが、だいたいは関東一円の釣り場へと繰り出す。
船に乗ることもあるが、防波堤での釣りが多い。

基本的な遠征スタイルは、キャンプ。
「つり丸」編集者が同行。

釣果があがれば、それを酒のサカナ、夕食のオカズにして食う。

椎名誠自身は、釣りが好きで好きでという人物ではない。
テントの中で、『こんな時間がオレには必要』と感じる程度。
みんなで集まって、誰かの竿が曲がり、テントを張っておこした火の周りで飲む・食う・ダべる・聞く場に身を置くことで満足しているようだ。

著述家として、通院・服薬を必要とするほど心身へのストレスを受ける量の仕事を抱えつつの、釣行と釣行記だ。
ユーモアで装飾してはいるが、釣行も文章も随分ムリをしているなァ、と。

時間に押されているのだろう、釣行も文章もやっつけ・作り物。

そう感じさせるのは、編集する側に企画段階での真剣さが足りないからなのだと思う。
まァ、釣り雑誌に載せる釣行記に〝真剣さ〟の裏打ちが必要なのかと思うし、釣りそのものに、どれほどの〝真剣さ〟が必要なのかとも思う。

が、オフザケでは魚は掛からない(^^;
私でさえ、竿をかかえて家を出る時にはそれなりの〝真剣さ〟がある(つもり)(^^;

という上記の二行で、この記事をしめようと思ったのだが、彼はマグロもカツオもアオゾイもカワハギもアナゴも掛ける。
〝釣っちゃう人〟には、〝真剣さ〟は必要ないようだ(^^;

雑誌掲載時の校正モレのままで、文庫化まで進めてしまった部分が幾つかある。(注2)
ということとは関係なく、このシリーズをこの先 読み進めるかといえば、さァ・・・

(注1)
雑誌「つり丸」は、我が町の本屋の書架にもささっている。
しかし、私は手したことがなかった。

(注2)
例えば、久米島沖のパヤオ(浮き漁礁)までの距離。
『なにしろ漁場まで島から23マイル(約37キロ)ある。』という文章。
海で〝マイル〟といえば、はノーチカルマイル・海里(かいり)・浬(マイル)のこと。
1マイル1852メートル。
だから、23マイルは約43キロ。

椎名誠が書いているのは、オカのマイルで陸里(りくり)・哩(マイル)。
1マイル、1760ヤード、1609メートル。
これだと、23マイルは37キロになる。

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2015年2月15日 (日)

冬山を歩く 19

早いうちは陽射しもあったが、シケ。

なので、山。
登山口前の駐車場で、スノーシューを付けた。
7時45分、入山。

登り:西尾根コース
下り:西尾根コース

150215【画像:上】
源流をやや下ったところまで高度を落として、ペトトル川を渡渉。
ガケからの地下水のしたたりでできた青い氷の滝を経由してのち、登りに取り掛かった。

【画像;中】
825メートルまで高度を上げたところで、尾根に出て北西の風に身をさらす。

山頂までの尾根歩き中、轟音を伴って打ち来るのは、狂風、凶風。
小さな氷の粒が顔を打つ。
目に入る。
サイドガード付きのサングラスをかけ、ジャケットのフードをかぶった。

山頂まで、あとわずか。
歩くどころか立っていることもできない時間があり、ほとんどしゃがむような格好で風をやり過ごす。

数百メートルも離れていた後続者が、時折しゃがんで風をやり過ごしつつ、ジリッジリッと差を詰めてきた。
そして、引き返す素振りを見せた私に、「(山頂まで)上がれッ」と。
山頂まで上がれば、南尾根ルート、冬ルートと風裏となる下山ルートがあるからということなのだろう。
で、先行して風ウラの尾根下へとルートを作ってくれた。

山頂寒暖計は、こびり付いた雪で、指示値を読み取れず。

【画像;下】
GPSログ。
上が北。

結局、下山も西尾根ルート。

山歩き時間4時間。
16961歩。
飲食なし。

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2015年2月14日 (土)

冬山を歩く 18

先の日曜日(8日)の朝のこと。
室蘭市北部の雲底は400メートルほど。
道道107号線から室蘭岳ふもとの だんパラスキー場へつながる道に入ったあたりからは濃いガスで、ライト点灯・減速運転。

登山口前の駐車場で登山靴に履き替えている頃には、さらにガスが濃くなって、20メートル先も見えないほどに。
私の技術ではルートを確保できそうもない。
登山靴に履き終えていたが、入山を諦めた。(注1)


そして今日。
風強く、我が小船では釣りにならない。
なので、山。

8時30分、入山。

登り:西尾根コース
下り:西尾根コース

入山届ポスト前で、スノーシューを付けた。

150214【画像:上】
新しい雪が積もったが、パウダースノーはほんの表層のみ。
その下は、片栗粉のような重い雪。
スノーシューのありがたみが感じられる深い雪。

気温が上がり、汗。
尾根に出るまでは、ニット帽から耳を出し、ジャケットのジッパーを胸元まで下げた。

尾根筋に出ると、時折 体が倒されるほどの北西の猛風。
しかし、舞い上がる雪煙は少なく、ルートを失うことはない。

【画像;中】
積雪深さが増え、山頂標識がなかば埋もれてきた。

山頂寒暖計は氷点下3℃。

【画像;下】
GPSログ。

下山時、崖からしたたってペトトル川に落ちる水滴が作る氷のカーテンを見るため、西にコースを取った。(注2)

山歩き時間4時間30分。
16669歩。

飲食なし。

(注1)
地元の山岳会所属パーティが、登頂せずに引き返したほど山中は視界がきかなかったようだ。
ムリはしないが、ムダ・ムラ・ムチ・ムチャな私が入山を諦めたのは、我ながら悪い判断ではなかったということになる(^o^)
自分の持つ技術・装備の限界が分かってきたということだろう。

(注2)
雪で笹やぶが埋まっていないと、ここに近づくのは難しい。
水に何かの鉱物の粒子が含まれているようだ。
氷のカーテンは、清清しい青色。

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2015年2月13日 (金)

『身近な流体力学』を読む

月刊誌『パリティ(丸善刊)』に掲載された〝流体力学〟についての5編の記事をセレクトし冊子化したもの。
国内外の一流の研究者によって書かれた科学エッセー集。

112ページしかない薄い本だが、〝身近な〟というまくら言葉こそ付いてはいても、扱っているのは〝流体力〟。
〟は、やはり〝〟。
〝ナビエ-ストークス〟とか〝レイノルズ数〟とか〝数値実験〟とかという言葉をこの本で初めて見る人だと、読み通すのに時間がかかるだろう。
それらは流体力学の世界では基本語で、電磁気学における〝電流〟とか料理における〝小口切り〟とかゴルフにおける〝パット〟とか釣りにおける〝バレ〟と同レベルの言葉のようだ。

ハイ、私、読み通すのに随分時間がかかりました(^^;

150213水の中にいる魚を引っ掛けては、ウヒウヒと喜んでいるのが私。
だから、本の表題にだけ引かれて、目次も見ずに購入したことは理解してもらえるかと。
というわけで、眼だけは最終行まで字ヅラをなぞったが、頭に残ったモノは一文字もなし(^^;

本書の表紙は5編の科学エッセーの中のひとつ、『パラシュートの流体物理』に掲載されている写真。

上で、『頭に残ったモノは一文字もなし(^^;』 と書いた。

以下は、『パラシュートの流体物理』の内容とは一文字も関係しない。

船釣師が使うのは、パラシュートアンカー(シーアンカー)。(注)
ソウハチ、マスなどを狙う際の必需品。
船首が風に立ち、船が潮の流れと同調する。
だから、船が流れても、釣り糸は水中に鉛直に垂れ続ける。

だからといって、釣果を上げるには〝ウデ〟は欠かせない。
〝バレ〟以上に、〝ウデ〟は釣りの最重要基本語。

ところで、月刊誌『パリティ』2月号の表紙は、記事の「スカイダイビングの新記録と自由落下の記録」からの写真。
高度39000メートル、成層圏から宇宙服を着て気球のカプセルからダイブする瞬間の写真。
降下中の最高速度はマッハ1.2。

(注)
クロウトは、これを「ショッポ」と言う。
多分、「潮帆」の口語発音なのだと思う。

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2015年2月12日 (木)

『Q&A 食べる魚の全疑問』を読む

ブルーバックス。

〝食べる魚〟とあるが、イカ・エビ・貝などにも話が及ぶから〝食べる魚介類〟。
〝食べる〟とは、〝よく知られている〟というフレーズの言い換え。
本の体裁は、テーマをQとして掲げ、それに答えるという表題通りのQ&A型式。
例えば、『カツオやマイワシなど、魚の旬はいつ?』という疑問に対して、解説される。

著者はフリーライター。
科学雑誌の編集・記者の経験はあるが、魚介類の専門家でも何でもない。
専門書からの引き写し書き、専門家からの聞き書き。
内容は深くない。
と言うか、ブルーバックスシリーズの性格が、そもそも素人相手の科学談義本。
この本の場合は、その上さらに素人が素人を相手に書いているのだから、深い内容になりようがない。
水産学専攻の大学教授が監修者になっていて、『編集技術だけで作った本ではないヨ』という格好になってはいる。
が、明らかに編集技術だけで作った本(^^;
まァ、そんなことはどうでもヨロシイ。

読み手の私が、深い内容には対応できないのだから(^^;

Book北海道で〝ハモ〟と呼ぶ〝マアナゴ〟。(注1)
(以下、本記事では〝マアナゴ〟を〝ハモ〟と表記する。)

室蘭港内で、夜釣りで掛けることができる。
このハモの産卵海域が、南にはるか遠くフィリピン海。

室蘭港の外海とのつながりは、港口・白防波堤切り割・赤防波堤切り割(2ヶ所)の計4ヶ所。
わざわざ、そこを通って港内に入る。

この港内に入ってきたハモが、今度は産卵のために上記4ヶ所から抜けて、フィリピン海まで下っていかねばならないことになる。
室蘭港からの出口がハモには分かっているということになるが、そうなのか。(注2)

この私のQに誰かAを与えて欲しい(^^;

(注1)
ハモの棲息北限は室蘭・苫小牧近海あたりまでのようだ。
室蘭近海はハモの好漁場。
今現在、東室蘭駅で販売している駅弁は『母恋めし』のみだが、随分以前には『幕の内弁当』と室蘭名物駅弁として『ハモ弁当』が販売されていた。

ところで、ウナギを焼く際に十分に脂を落とすと、ウナギのカバ焼き職人でもウナギとハモの味の区別をつけられないらしい。

(注2)
以下、私見・愚見。

もしかしたら、室蘭港にまでやってきたハモは、ここで生涯を終えるのかもしれない。

産卵場所にもどるのは、それほど北上しなかった個体及び出入口の狭い水域に入らなかった個体なのでは。
オスメス2尾からの卵が、2尾だけ成魚まで育てば生物界が安定的に成り立つ。
ハモのオスメス2尾からの卵は、幼生時の生き残り率が高く2尾以上が成魚まで育つ。
とすると、生物界の安定性が損なわれるから、2尾〝以上〟は室蘭近海まで北上したり狭い水域に入ってそこで生涯を終える、と。

スルメイカやウナギなんかもそうかもしれない。
そうではないかもしれない。

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2015年2月11日 (水)

根の東

船内除雪。
8時、出航。

沖根へ。

150211【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

20分間ほど、ウンモ片のような雪が、たゆとうように舞った。
風はゆるく、波は穏やかになり、まもなくベタナギになった。

【画像:下】
11時頃までは、魚信わずか1回。
その後、根にベッタリ張り付いていた魚が、姿を現し出した。

西から東へと船が流れ落ちてゆく。
西から流れ、船が根の峰を越えるまでは無反応。

根の峰を越えたところで、糸を少し出す。
さらに少し出す。
さらに少し出す。

少し巻く。
少し糸を出す。
少し巻く。
少し糸を出す。
少し巻く。

で、魚信。

魚がいたのは根の東。
魚信は絶えずあるものの、なかなか針掛かりせず(^^;

インチク2個ロスト(^^;

14時、沖上がり。

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2015年2月 7日 (土)

対象魚を変えてもらった

三寒四温。
今は春に向かう頃に使うことが多いが、本来の意味は大陸の気圧が、ほぼ7日周期で変動する真冬の気候のことなんだと。
中国東北部の古い民衆言葉のようだが、現代気象学でも裏付けがとれている現象。

津軽海峡から向こうにはあまり当てはまらないようだけれど、地球岬海域には当てはまる(ように思う)。
ただし、地球岬海域の場合は、「三寒四温」ではなく「1.5ナギ5.5シケ」(^^;
で、7日±3日、つまり4日から10日くらいを周期に天候が循環している(ように思う)。

だから、一度週末がシケると、翌週末もシケることが多い。
逆に、週末がナギると翌週末は前後3日を含めたどれかはナギることが多い。
例えば、日曜がナギだと、翌週の木・金・土・日・月・火・水のどれかはナギることが多いといったパターン。

木曜から翌週の水曜だと7日間、1週間全部じゃないか、と言うなかれ。

私がチェックしている範囲内で言うことだからウソかもしれないが、週間予報を行う気象機関・会社の1週間先の予報と結果を照らし合わせると、当地の冬季間はこの程度の精度。

『乗せてくれ』メールの着信が8日前。
この時期、明日の予報ならともかく、明後日の予報となると、もう私は信じない。
ましてや8日前。
なので私からの返信は、『当日、ナギならどうぞ』。

で、その当日っていうのが今日。
良ナギ。

6時50分、出航。

150207_2【画像:上】
本日の同乗は、8日前にメールをくれたHさん。

すでに職を退き14年、悠々自適。
在職中は、随分お世話になりました。
サケなら年間100本は掛けるという名人。

アフリカのアルジェリアでの仕事が長く、当時は在地の習慣にならいヒゲをたくわえていましたが、今日はヒゲなし。
ヒゲはないけれど、髪の毛はあるのでボーズはないかな、ッと。

【画像:中】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

モヤって、オカがかすむ。
アザラシ多数。

Hさん、マスとかソイとかと言う。
私だって、マスやソイを掛けたい。
が、でも、某大型遊漁船長からいただいた昨日の情報にもとづき、対象魚を変えてもらった。

【画像:下】
マスだろうとサケだろうとソウハチだろうと、魚釣りなんて簡単なこと。
腹の減った魚の鼻ヅラに、エサに見えるを泳がすことができれば掛かる。(注)
この腹の減った魚がどこにいるのか、あるいはいないのかを知ることが、大変に難しい。

25ノットの高速航海で、昨日の情報海域に。
いました(^o^)
ソウハチが腹を空かせて。

私の釣果、実釣2時間30分。
132枚(^o^)

Hさん、私の1.5倍。

大型遊漁船のM船長に深く感謝。

(注)
井伏鱒二は〝はり〟を〝〟と書いている。
私もひと頃は〝はり〟を〝〟と書き、もっと以前は〝はり〟を〝〟と書いていた。

つりばり〟を漢字で表すならば、〝〟が正統だろう(と思う)。
中国語では、
は、縫い針・磁針のようにまっすぐなもの
は、チェックマーク()のように先が曲がったもの、かぎ針や手かぎの〝かぎ
は、〝つりばり〟のこと、とかと表現する

かねへんに〝〟より、かねへんに〝〟のほうが〝つりばり〟らしいじゃァないか。
発音はがチェン、は共にゴゥ。
現代中国語では、〝釣〟、〝釣〟とどちらを書いても〝つりばり〟と理解される。

ンなことは、どうでもヨロシイ(^^;

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2015年2月 3日 (火)

『名画は嘘をつく』を読む

現代人の多くは、モノの価値を貨幣価値で評価する。
定価とか実売価格とか、モノの貨幣価値は提供する側の決定事項であることが多い。
それへの評価は、こちらにいる求める側の人自身にある。
「高い」とか「安い」とか「値段の割に」とか・・・

ある個人画家作品展示美術館に入った時のこと。
案内者が、「ここにある絵、全部で○△億円くらいになります」
我々現代人には、カネの話は付いて回り逃れられないモノだ。
あァ、まァ、それにしてもイヤらしい・・・(^^;

生前のゴッホはほとんど無名で過ごし、評価もされなかったのだと。
生前のゴッホなら、『その絵を売ってくれ』と言われたら、『それを1枚描くのに必要だった画材経費と描くのに必要だった日々の生活費を。 それに少しばかりの心付けを』と、言うのか言わないのか。
「オレのこの絵は、□☆億円の価値がある」とは、決して言わなかったと思う。

生前のゴッホと客との関係のような時には、「高い」とか「安い」とか「値段の割に」とかといったイヤらしいことを、言わずに・聞かずに・考えずにすんだはずだ。

だいぶ以前のこと。
大原美術館(倉敷市)には、ゴッホの『アルピーユへの道』という絵が展示されていた。
大原美術館は大変に混雑する美術館。
しかし、この『アルピーユへの道』は小さな絵で、しかも目の位置より低く展示されていたために人の波に流されることもなく好きなだけ見ていることができた。
のちに、この絵に贋作疑惑が発生し展示リストから外され、その真贋があやふやなままに、今は大原美術館の画庫に眠っている(はず)。
永遠に、「高い」とか「安い」とか「値段の割に」とかといった貨幣価値から逃れて・・・

Bookこんな喫茶店で読み始め。

ビジュアルだいわ文庫。
著者は米英で美術史を学んだ西洋美術史家。
昨年11月発行の書き下ろし本。

『名画は嘘をつく』の〝名画〟とは、西洋絵画のこと。
ミケランジェロ・セザンヌ・モネなどからピカソまでの有名画家の有名絵画のこと。
1ページか2ページにわたって絵がカラー印刷され、その前後に短い文章が付く。

画家の精神、思想、性格、生活が絵に表れる。
また、政治、文化、宗教が絵に表れる。
〝嘘〟とは、描かれた絵の背景。
画家の精神、思想、性格、生活や政治、文化、宗教のこと。

完成後の絵に塗布されたニスが経年劣化でくもったり、聖堂画などはロウソクのススで汚れていたり。
人物の着物は必ずしも描かれた時代のものではなかったり。
背景があちこちの名所の寄せ集めだったり。
天使(キリスト教の神の使い)とキューピッド(ローマ神話の愛の神)が1枚の宗教画に描かれていたり。
肖像画が想像画だったり、威厳さ・端麗さ・高貴さが塗り上げられていたり。
画上バランス上の配慮から、人物の胴が長かったり腕が長かったり。

現実を忠実に写し撮ったと思われる報道写真でさえ、思想が入れば見せる画像も見る画像も変わる。
こと絵画に至っては、人はそれを有名画家の描いた有名絵画で、〝高価な絵〟だから見ているわけだ(^^;

本の最後の一行が、
『この本で紹介した絵は全てニセモノです』
 ・
 ・
 ・
とあれば、我々の腐った眼、腐った価値観を知らしめるのに最高なのだが(^^;

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2015年2月 1日 (日)

冬山を歩く 17

道南の当地と言えども、冬は冬。
年中 風が強い当地だが、特に冬の風は厳しい。
ナギの週末は、なかなか得られない。
今週末は、この地の冬の常態。
この地の冬の常態というのは、シケ。

冬の風は重い。
真夏の30℃の風と冬の-10℃の風。
風速が同じでも、冬の風の方が15パーセント以上も風の圧力が大きい。

7時05分、入山。

登り:西尾根コース
下り:西尾根コース

150201_2【画像:上】
ほんのわずかの降雪があったようだ。
しかし、積雪の深さはむしろ減った。

入山届けポスト前で、スノーシューをザックにくくりアイゼンを付けた。

雪はしっかりと締まり、アイゼンのききがいい。

稜線に出ると烈風。
脚を開き、ストックを思い切り雪に刺し、馬跳びの馬の格好で風の圧力に耐える。
雪が舞い上がり、時折ホワイトアウト。
顔に当たるのは、雪なのか氷なのか。
痛い。

【画像:中】
山頂寒暖計は、氷点下8℃。

【画像:下】
GPSログ。

どうも、左へ寄り過ぎて歩いている。
ルートを修正しようと・・・
修正のその前に、左手のストックが沈んだ。
左脚が沈んだ。
ンっ、と思う間もなく右脚が、やはり沈んだ。
雪の下は、背の高い笹やぶ。
首のすぐ下まで、体が沈んだ(^^;
残ったのは右腕だけ。

つまり、右手は天を、左手は地を。
「天上天下唯我独尊」の格好(^^;
「オレは今、釈迦になった」
足掛かり手掛かりの乏しい雪と笹やぶの中を泳ぐこと数分。

山歩き時間3時間30分。
14372歩。

飲食なし。

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