冬山を歩く 20
昨日は、帰港後係留。
翌朝2時間ぐらいはナギが使えるかも、と考えてのこと。
が、今朝は我が小船では釣りにならない風でシケ。
シケなら山。
7時10分、入山。
登り:西尾根コース
下り:西尾根コース
【画像:上】
入山届ポスト前で、スノーシュー装着。
雲底が低く、薄いガス。
【画像:下】
GPSログ。
雪は堅く締まって、スノーシューの爪がよくきき、歩きやすい。
過冷却状態の水分を含んだ強風(注)が、ジェラルミンのストックに当たってたちまち結氷、風のくる方向だけが白くなる。
のみならず、曇り止めを吹いてあるのだが、メガネにも。
高度を上げるに従って、ガスがいよいよ濃くなり、吐く息とガスの区別がつかない。
数歩先の雪面もとらえられず(^^;
先行者の気配も、後続者の気配もない。
私の技術では、ここまで。
登頂まで残り3分の1の行程を残した時点で、前進断念。
引き返した(^^;
山歩き時間2時間00分。
8349歩。
飲食なし。
(注)
気象庁のサイトには、1km・2km・・・6kmの高層風速を『ウインドプロファイラ』で観測した値が公開されている。
室蘭上空も全国に33ヶ所ある高層風速の観測点のひとつ。
先の日曜の15日、里でも風速が20メートルくらいあった模様。
私が標高900メートルあたりで狂った凶風に耐えていた頃、室蘭上空1kmでは10分間平均値で30メートル近い風が吹いていたようだ。
瞬間風速だと、40メートルはあったろう。
こんな風を体に受けたのは初めての体験だった。
降ってくる雪がほとんどなく、また雪面が締まっていて舞い上がる雪も少なかったので視界を失うということはなかったが、顔に当たるだけならまだしも、目に入ってくる氷粒が痛かった。
で、本日はスキーゴーグル持参(^o^)
が、ガスの濃さにはどうにもならなかった。
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