冬山を歩く 15
夜明け前。
南東の空に、さそり座のアンタレスの赤。
その直上、土星の黄。
晴天。
しかし、風速く我が小船では釣りにならない。
8時15分、入山。
登り:冬コース(注1)
下り:冬コース
入山届けポスト前で、スノーシューを付けた。
【画像:上】
軽い雪はあらかた吹き飛ばされ、風が吹き降りてきても雪は舞わない。
ルート上のピンクテープのマーカー。
これをたどる必要があるわけではないが、これをたどれば登下山が確実。(注2)
今日は12見た。
昨日は、吹雪・地吹雪が濃くて視界極めて不良。
2つしか見つけられなかった(^^;
【画像;中】
山頂にて。
太陽を背にして。
強風で雪が付かなかったようだ。
積雪はほとんど増えていない。
山頂寒暖計は、氷点下11℃。
【画像;下】
太平洋が輝く。
来週はナイでほしい。
山歩き時間2時間20分。
8346歩。
飲食なし。
昨日は怖い山だった。
今日はやさしい山だった。
(注1)
昨日の登りと同じルート。
昨日の記事中では〝冬道コース〟と書いたが、この山では、皆〝冬コース〟と呼んでいるようだ。(『北海道雪山ガイド:北海道新聞社刊』内の表記も〝冬コース〟)
ここは広い雪の斜面。
〝道〟ではない。
今日は晴天の日曜。
下り時には、ここを登ってくるスキーヤーやボーダーを10名以上見送った。
ここは、山スキーのゲレンデ。
(注2)
このマーカーをうるさく思う山のベテランも多い。
道しるべに案内されての山登りは山登りではない。
山登りはルート探索から。
というのが理由。
これはこれで理解できる。
私のような者には、このピンクテープのマーカーが、沖でベルーガやアグネスを見つけた時に似た安心感を与えてくれる。
コメント
昨日だかの新聞に
1年間に340回だったか??
室蘭岳に登っている人がいるとか、
そんなレースをしているとか
そんな話が出ていたような。。。
ちらっと見ただけなので
適当な話ですけど。
投稿: 川染 利夫 | 2015年1月19日 (月) 07:22
8年連続で年に300回以上登っている人ですね。
昨年は335回。
72歳の方です。
とても立派な体格をお持ちで、70を越えているようには見えない若い容姿の方です。
でも、これだけ室蘭岳に入っていると、ほかの山には行けませんね。
1月11日に西尾根コースを登っている途中で私を追い抜いていった女性に、昨日は冬コースでも追い付かれました。
この方も年に200回以上登っている方です。
この方の体格はごく普通。
お二方とも、登りでも私の平地歩きより歩速があります。
ところで冬コース、晴天で登った昨日分かったのですが、短いのと単純なのとでちょっともの足りないです。
今度このコースを選ぶ時は、登りか下りかどちらか一方は他のコースを選択するつもりです。
って、まだ登るつもり(^^;
投稿: KON-chan | 2015年1月19日 (月) 17:20