『プラネットフォール』を読む
ランドフォール(landfall)なら、(航海で)陸地を見つけること、上陸すること。
プラネットフォール(PLANETFALL)とは、著者の造語。
カバー見返しには、
『地球の偉大な探検者たちがつくりあげた伝統を受け継ぐ探査機ではあるが、目的地が目に入るその感動的瞬間は、もはや「ランドフォール」、つまり陸地初認ではない。これからは「プラネットフォール」 ー 惑星との視覚的な接触の瞬間、惑星初認 ー と呼ぶべきだろう。』
この写真集は、惑星探査衛星から送られてきたデータをA3判に印刷したもの。
JAXAの月周回衛星「かぐや」のデータからの画像もあるが、残りはNASAと欧州宇宙機関から。
RAWデータの提供を受けられなかった画像がある。
’97年頃の打ち上げの衛星に積まれていたのは、横1024ピクセル、トータルで1メガにも及ばない画素数のCCDだったりする。
しかし、やはりプロフェッショナルが時刻・位置をプログラミングして得た絵だ。
宇宙から送られてくるイメージは、いつも人の感覚の上を行く。
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