『誰も知らなかったビートルズとストーンズ』を読む
双葉新書。
帯は、『いま明らかになるロック史上最大の死角』。
著者は、中山康樹(なかやまやすき)元『スイングジャーナル(休刊中)』編集長。
所用あって札幌。
こんな喫茶店で読み始め。
筆者のスタンスは、「ビートルズとストーンズそして関係者が残した言葉を縫い合わせるように再構成し、そうすることによって見えてくるものを客観的に書こうとつとめた」
本書全体の時系列は、ほぼ時間を順追いしていて、行ったり来たりはしない。
また、メンバーやレコード会社社員の発言を並べることで客観性が担保されている・・・
いやどうして、決して客観的になんぞ書かれていない。
例えば、
○論理的整合性を与えることはできない
○まことしやかに囁(ささや)かれた
○と定説ではされているが
○はたしてそれは真実だろうか
などとは、客観的に書こうとつとめたときに出てくる言葉とは言えないだろう。
これらは、ごく一部。
いやどうして、そもそも客観的になんぞ書く必要があろうか。
書いているのは、ビートルズとストーンズのこと。
音楽のこと。
読むほうは、客観性を求めはしない(と思う)。
帯の〝ロック史上最大の死角〟とは、結局 何のことか分からずじまいで、本夕、読了(^^;
〝死角〟と書いてある。
それを、〝死角に隠れているものが明かされる〟と勝手に思い込んだのは私の早合点(^^;
コメント
KON-chanさん、こんばんは
Stonesは大好きですが、この手の本は自伝ですら怪しい部分があり、特に第三者が書いた本は人によって、話が違っていたりと真偽がはっきりしません。
そんな中でも読み物として面白かったのは、Miles Davisの自伝でしょうか。但し、JAZZに興味がなければ、面白くないかもしれません(^_^;。
投稿: Hiroshi | 2013年9月16日 (月) 18:44
Hiroshiさん、こんにちは
私の耳は子供なのでしょう。
音やリズムに関して、あれはいや、これには関心がないということが全然ありません。
ロック、ジャズ、雅楽、演歌、クラッシック、童謡、民謡、AKBもAIKOも、三菱ふそうのスーパーグレートのエンジン音でも何でも、はい Stonesも(^o^)
多分、Miles Davisの自伝も面白く読めると思います。
ところで、まえがきに以下のようなことが書いてあって、著者もそのへんのところは分かっているようです。
当事者が語る言葉だから真実であるというふうには思っていない・・・とか、当事者だからこそ語れる真実はあろうが、当事者だからこそ語れるウソもまた少なくないだろう・・・とか、彼らの言葉をそのまま鵜呑みにするのは危険であり・・・とか、ウソはウソ、矛盾は矛盾としてあえて放置し・・・とかとか。
著者、大げさと言っては失礼、でも力が入っているというか熱いというか。
まァ、そんなところが、カワゆイです(^o^)
釣師と同じですね。
投稿: KON-chan | 2013年9月16日 (月) 20:41
こんにちは。小生がロック小僧だった頃ひたすら心酔していたのは渋谷洋一でした。彼のラジオ番組はテープに撮って何度も聞き返してました。ところで、何故この本を手に取られたんですか?長髪、ロック小僧だったとか・・・。( ̄ー ̄)ニヤリ
投稿: 夫婦釣り | 2013年9月18日 (水) 13:08
夫婦釣りさん、こんにちは
思い出せないほどの昔、肩にかかるほどに髪を伸ばしていたことがあります。
それだけ(^^;
私の耳は子ども。
フォークも演歌もロックもNHKきょうの料理のテーマ曲もブラックビスケッツも東方神起も吉田兄弟も聞きます。
ウッドストック、THIS IS IT、ジョイフルノイズも観ます。
歌舞伎や能も観ます。(TVでだけど)
市内の中学・高校の吹奏楽演奏会も聞きに行きます。
N艇のK船長は、KON-chan号のターボチャージャーの回転音が好きだと。
私も言いたい・・・
リールのドラグの滑るジジィーという音が好きだと。
でも、私は聞いたことがない(^^;
400グラムのジグをカシャカシャと踊らせるリーリングのリズムが好きだと。
でも、私にはできない(^^;
投稿: KON-chan | 2013年9月18日 (水) 21:00