ボーズの記事は、さっさと下に押しやろう
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
早い時期に噴火湾に入るサケは、川(岸)に寄るのも早い。
そういう岸ぎわにいるサケをボートから狙えないこともないのだが、それらのサケは浜からキャスティングで狙う人のものだろう。
ボートで狙うのは秋も深まった今ぐらいから。
この遅い時期のサケは沖で回遊する期間が長い。
時期が時期だからブナのきつい魚が多いのは仕方がないが、まだ淡水から遠い沖にいるから掛かれば力強い引き味を得られる。
さぁ、秋を釣りに行こう。
6時、出航。
【画像:上】
今日の出竿は、こんな景色の見える海域。
【画像:下】
ドジャーは魔法の板。
スプーンの前にドジャーを付けると、サケの掛かりが飛躍的に上がる。
ドジャーの大きさに制限はない(ように思われる)。
笹かまぼこくらいの小さなドジャーでも、0番とか00番といった大きなドジャーでも、どんな大きさのものであってもサケには効果的。
しかし、KON-chan号では年ごとにドジャーの使用が減り、昨年は一度もドジャーを使わなかった。
理由は釣味。
キャスティング釣法の方が、ドジャー釣法の10倍くらい釣味がいい。
私も釣味を言うほどに、釣りに生意気になったというわけだ(^^;
今日は、だが、釣味よりも何よりもサケの引きが欲しい(^^;
ということで、恥ずかしながら(注)ドジャー付きスプーンを2個泳がせた。
崎守沖・伊達沖・豊浦沖を経て、小幌・静狩沖まで、北北西にクルーズ。
魔法の板が魔力を発揮する前に、南南東の風が降りてきて、たちまちシケ。
9時30分、沖上がり。
波の方向が帰航路と一致、正面から向かってくる(^^;
波を1枚1枚乗り越える航海を2時間。
2日続けて、ボーズ(^^;
(注)
ドジャー釣法は、スプーンを流し腕組みをしてアタリを待つだけ。
これでは釣りの絵にならない。
何となく恥ずかしかったりする(^^;
固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
市場経済が成功した経済システムなのか、将来も継続するシステムなのかは知らない。
だが、このシステム内で使う『モノの価値』を表現する単位のデキの良さは、大方の認めるところだと思う。
単位とは、金額のこと。
釣果を前にしてしばしば言う。
「店で買った方が安い」
これは明らかに『モノの価値』を表現している。
で、次の休日、貧果が予想され「店で買った方が安い」ことが分かっているにもかかわらず、再び、三度(みたび)、どころか六度(むたび)、七度(ななたび)と竿をかついで出かける。
そしてまた言う。
「店で買った方が安い」
釣師が言う『モノの価値』を表す「店で買った方が安い」は、うしろに必ず「でも(しかし・だけど)」が付く。
「店で買った方が安い。でも、釣れないのが分かっていても竿を出したい」、と。
釣りが生活感覚の経済学と違うのは、求めるものが『モノの価値』とリンクしていないこと。
金銭意識から遠いところにあるのが釣りの経済学。
釣りは『欲求の強さ』、これがほとんど全て。
(釣りだけじゃなく、趣味・嗜好の価値は個人の『欲求の強さ』がすべてだろうけど)
釣りたいから釣るのであって、高い安い(市場で言う高級魚・雑魚)とは無関係。
リリースの釣りもあるし、船頭・ガイドのように人に釣ってもらう釣りもある。
【画像:上】
雨。
秋が里まで降りてきた。
「店で買った方が安い」ことと関係がないところにいるからといって、釣師が純で無垢で素朴で清廉なわけでは決してない。
その実(じつ)、釣師とはかなり心根が汚い人種だ(^^;
例えば、釣場の情報を得るためのやり取り(^^;
場が荒れる(荒らされる)からとか、何人も竿を出せるほどのキャパがないからとかという理由のもと、問われた方は答えないことが多い。
確かにその通りで、それが真っ当、そうしなければたちまち場は枯れる。
だが、尋ねる側とは裏腹の、答える側に立った時のまァ何というシミッタレ具合(^^;
我(われ)のみが正義のひとりよがり(^^;;
釣師の経済学はシミッタレの経済学である(^^;;;
【画像:下】
右が三番粉(さんばんこ:ソバの実の一番外側部分。表層粉)。
左は挽きぐるみ(ひきぐるみ:殻を除いて製粉。製粉後のふるい分けをしない全層粉)。
頭の中と同じ、舌もいかれてる。
釣師は、二つの粉の味を区別できない(^^;
固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
5000万年前の地層からの化石。
札幌市内で購入したもの。
5億年前の地球にはすでに魚がいたというから、5000万年前なら魚の化石としてはそう古いものではないのかもしれない。
と言っても、猿人が現れてからの歴史の500万年に比べると、古さの桁がひとつ多い。
昔々のそのまた昔。
そのフレーズを千回以上書き連ねるくらいの気が遠くなるような、昔々。
泥がこの魚の遺骸の上に堆積して、文字通り地質学的時間が経過した。
標本の裏のラベルには、米国ワイオミング州(注1)の西方で発掘された旨のことが書かれている。
その地ではたくさん見つかるようで、同種の化石を売っている店をほかにも知っている。
ただ、札幌のこの店では、化石を買おうという人は多くなかったようだ。
この標本は、少なくとも4年以上 陳列されていた。
商品の化石が不良在庫化し、化石商品となりかけていた(^^;
これはもう都市化石(注2)といっていいだろう。
それを私が発掘した。
のかも・・・(^o^)
(注1)
ワイオミング州は海を持たない州で、この州の最低標高は945m(驚き)。
5000万年前のワイオミング州はどうだったのか。
海だったということはないと思う。
化石のこの魚は淡水魚だろう。
(注2)
デパート、銀行のエントランスなどには、柱・壁・床に天然大理石(石灰岩)を貼り付けた空間がよくある。
内装に使う大理石だから表面がきれいに研磨されているので、時に化石が見えることがある。
フズリナ(米粒やピーナッツくらいの大きさで、殻をもつ原生動物)が多く、豆もちや海苔巻の断面状に見える。
たまにアンモナイト、貝類。
これを称して都市化石という(らしい)。
(室蘭市内でも、フズリナの化石が見える大理石を貼った壁を持つ建物を知っている)
固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
カーナビはそれぞれの機器が独立して地図を持っていて、それを更新するにはデータを購入しなければならない。
更新を行う頻度(データを購入する頻度)は、1年に1回もやれば多い部類に入るだろう。
ところで携帯電話(携帯端末)は地図を表示させるためのソフトを持っているだけで、地図データの大部分はアクセスのたびに電波に乗せて送られてくる。
送られてくる地図データは、その時点でシステムにアップロードされている最新のもの。
地図業者が編集・更新した地図をシステムへアップロードする頻度は、まさか1年に1回とか2回ということはないだろう。
その100倍はある(と思う)。
それほど遠くない将来、カーナビも同じ要領で地図を更新するようになると思うが、今々現在は、携帯端末の方が反映される情報が新しいという点ではカーナビの上をいっている。
携帯端末契約条件書(携帯電話契約書)を読んでみると、携帯端末の位置情報をシステムが収集する旨が書かれてある。(注1)
実際、端末が移動すると、移動した先の〝ご当地〟グルメや見どころがメールで時々刻々飛び込んでくる。(注2)
いや、特に移動しなくともシステム側が持つ情報の更新が進むとそれが次々と飛び込んでくる。
これが何と、端末の現在地から半径3000kmの範囲の情報で、日本のどこにいても、稚内から沖縄、八重山諸島の情報まで。
いったい、〝ご当地〟とはどこのことなのか?
Amazon.comには、以前購入した本から購入者の趣味嗜好を推定し、その個人にふさわしかろう本を紹介するサービスがある。
そのサービスのプログラムはよく練られていて、提供される情報の質が高い(と私は感じる)。
に比べて、この〝ご当地〟情報サービス。
〝ご当地〟の単位が、〝国〟。
かと思うと〝地元高校生が選んだ〟みたいなのがあったりで、くくりが大きかったり、詳細の程度が過剰だったりと送られてくる情報のレベルがバラバラ。
情報の一つ一つは、丁寧な作りで、〝使える〟もの揃いなのだが、とてもじゃないがこれでは付いていけない。
で、入会後、4日で退会。
位置情報を利用したサービスの、不出来なモデル例だった。
といったようなことを書いて、先月の初め頃、『不出来な位置情報利用サービス』として掲載したのだが、この記事はすぐに削除した。
位置情報利用サービスに対する評価は、私の早とちりだった。
いやいやなかなかどうして、(私にとっては)使えるサービスであることが分かった。
設定次第でいかようにも。
情報を得るエリアの設定を変えたら、端末の移動(すなわち、私自身の移動)と共に的確な情報が飛び込んできて、(私にとっては)実に便利に使えるモノになった(^o^)
(注1)
これを許諾しないと携帯電話会社と契約できない。
韓国では、許諾なしに契約ができたらしい。
でもって、韓国では、『個人の同意を得ていない位置情報の収集は違法行為』であるとして、携帯端末の位置情報を収集しているアップル社が訴えられているようだ。
スマートフォンだから端末の位置情報が収集されるというわけではなく、携帯電話(移動体通信機)は局に位置を常時登録している。
でないと、電波のやり取りをする局が決まらない。
いわゆるスマートフォンが世に現れる十何年も前から、よそからその町に入ると、『ようこそ○△市へ』的なメールを送ってくる都市があった(今もある)。
〝ご当地〟PRサービスは、携帯電話によるメールサービス開始からほとんど日をおかずに誕生している。
(注2)
そうしたサービスの提供を受ける旨を登録する必要はある。
メールで受ける方式もあるし、表示ソフトがスライドショー形式で示す方式もある。
このサービスは、つまりはPR情報の提供である。
よって、サービスの提供は無料。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
【画像】
100メートルを超す絶壁の下の狭い浜。
どうやってここに降りたのか、釣り人が。
今日は疑似餌釣り。
疑似餌を入れると、いきなりググッとアタリが。
合わせを入れるのだが、抵抗なく糸がスルッと出ていく。
ドラグを緩めっぱなしにしたままの第1投で、大慌てでドラグを締めるも間に合わず。
根に潜られてブチッ(^^;
以降、青物を追う。
底まで落としたジグをリールのハンドルを3回転巻き上げたところでグンッ。
で、続くグンッが無かった(^^;
十何投目かのち、ジグのフォール中にシュルシュル。
ベールを戻して、合わせを入れる。
さすがの私でも、ドラグの締め忘れを1日に2回はしない。
グリグリとハンドルを回すと目測55センチ、心測70センチのワラサが見えるところまで。
見えるところまでだった(^^;
フッと手元が軽くなり、パチッと竿先がハネた(^^;
11時20分、沖上がり。
ボーズ(^^;
固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
私の街歩き用の帽子は、汗染みのせいで部分的に色変わりが目立つ。
私がかぶると980円の帽子くらいにしか見えないのが大変残念なのだが(^^;、イタリアの職人が私の頭に合わせて縫製してくれた身分不相応なもの。
かぶりだしてから、もうずいぶんたつ。
【画像:上】
雨はすっかり上がり、風も乾いてきた。
が、風は強く、私の頭にピッタリ合ったその帽子さえ飛ばされそうになる。
吹き飛ばされないよう帽子を押さえながら歩いていると、足元に測量ベンチマーク。
主要基準点
P=0
測量の基準点。
ゼロ番ポイントという意味だろう。
【画像:中】
こんな堤防(画像の左端の歩廊状部分)に、このベンチマークがあった。
そこから東にどんどん進むと、派生ベンチマークがいくつも見つかった。
流木は堤防の最上部にまで押し上げられていて、荒れた日の波の強さがうかがえる。
【画像:下】
太平洋に面するこの海岸の『浸食対策』用堤防だった。
工事名称の最後に(道州制)とある。
どういう意味だろう。
標識柱回りにはヒメジョオン。
明治になってからの北米由来の帰化植物だということは、よく知られている。
英語名が〝ヒメジョオン〟で、だからカタカナで〝ヒメジョオン〟と書く・・・のだと思っていたが、〝ヒメジョオン〟の英語名はAnnual fleabane。
ヒメジョオンは〝姫女菀〟の音表記だったと知ったのはついこのあいだのこと(@_@)(驚き)
海岸にて、とりとめもなく・・・
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
銅(どう・Cu・copper・カパー・あか)。
石器・土器時代、青銅器時代ときて、今に続く鉄器時代だから、人の銅との付き合いは鉄よりも早い。
青銅器時代の始まりは中東(メソポタミア)からで、それは紀元前3,40世紀も前のこと。
銅の融点は鉄より450度ほど低い1080℃くらい。
また、純銅に近い自然銅の塊を見つけられることが比較的(注1)多かったことが人との付き合いの早かった理由だろう。
日本では弥生(土器)時代から、青銅器時代を経ずに鉄器時代に移ったというのが歴史家の定説。
でも、弥生時代から続いて銅鐸・銅矛・銅鏡の文化はあった。
時代はずっと下るが、大量の銅による大仏の鋳造もあった。
更に下って17世紀の一時期には、日本は世界一の銅の産出国だったという、信じられないことがあった。(注2)
だから、さがせば今の日本でも銅を見つけることができる。
画像は、私が見つけた自然銅(^o^)
下に置いたのは1辺2cmの純度99.9%超の銅の立方体。
71.5グラム。(注3)
(注1)
鉄に比較して、という意味。
自然の純鉄塊は隕鉄のようなものでしか見つからない。
(注2)
年間6,000トンくらいの生産量だったようだ。(今の日本は、スクラップ銅も含めて年間1,500,000トン。鉱石はほぼ100%輸入)
これも信じられないが、同じく17世紀の一時期の日本は、銀の産出量も世界一だった。
(注3)
銅純度95%の十円硬貨が4.5グラム。
そこから、銅のおおよその金銭的価値が類推できる。
固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント