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2011年4月

2011年4月30日 (土)

日高本線に乗る

日高本線は、苫小牧-様似の142.5km。
日高の山林で伐採した木材を、苫小牧の製紙工場に輸送するための私設産業(馬車)鉄道が出自である。

Railroad_map襟裳岬を挟んで広尾から帯広に至るのが広尾線で、日高本線(様似)と広尾線(広尾)を結ぶのが日勝線。
だが、この日勝線は建設費用の積算を終えた以降、建設計画が頓挫。
日高と十勝を鉄路で結ぶ、その投資を償却していけるだけのメリットを見込めず、ついに枕木1本敷かれることはなかった。
いまJRバスが日勝線の役を担っているが、バスでさえ補助金運行。
様似-広尾を通年運行しているのは1日2往復だけである。

日高振興局(日高支庁)内の総人口は、わずか7万5千。
その日高管内に、日高本線の29駅中の23駅、142.5km中の約110kmがある。
札幌-東室蘭が120kmで28駅であることと比較すると、日高管内は人口当たりの駅密度・鉄路密度が非常に高い。
つまり、日高本線は大変な過疎路線だということになる。

広尾線は、と言えば、1987年(昭和62年)に廃線となった。

110430_2本日、日高本線始発の苫小牧駅から乗車。
日高路を行く。

【画像:上】
全線単線、特急も急行も走らない。
交換(行き違い)は交換線を持つ駅構内でのみ行う。
交換駅を出ると再び単線。

【画像:下】
1両編成のワンマンカー。

日高本線は沿海線。
ほぼ全区間にわたって車窓から海を望む。

若い運転士だった。
春まだ浅い日高路だが、キハ40の運転席には陽光があふれた。

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2011年4月17日 (日)

絵鞆マリン倶楽部 安全祈願祭

毎年、4月の第3日曜日は絵鞆マリン倶楽部の安全祈願祭の日。

環境やそれによって人の生きようも変わるから、人の気持ちも変わります。
だから、季節は巡り冬の後には春が必ずくるけれど、その春の訪れの受け止め方は毎年同じではありません。
早く来てほしい春もあります。
時が止まっているのに、いや、時を戻して欲しいのに、それにもかかわらずにやってくる春もあります。
今年は、それら全てが混じり合った春が来たように思います。

寒い安全祈願の日となりました。
が、それでいい。
春の日差しは全て東北の地の上にそそげ。

どんな春であっても、『今シーズンも健康で安全に過ごしましょう』と言うのは同じ。
今シーズンも健康で安全に過ごしましょう。

以下の方々から金一封、神前供物をいただいております。
ここに、ご報告させていただくと共に感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。
 岩佐マリンさん
 加地さん(かもめⅢ船長)
 桜庭顧問
  麦倉さん
  室蘭民報社さん
                                   (以上、50音順)

110417【画像:上】
ボートヤード清掃後の神事。

【画像:下】
自分でパンやケーキを焼いたり、自宅農園産の大豆を納豆に加工するなんてことまでやる当倶楽部の理系Kコック長が所用で不在。
よって、パワーランチの調理が不安でしたが、豚汁・焼きソバ・炒飯・焼き鳥・ジンギスカン等々、結構うまくできました。

雅Ⅲ船長が自製のポテトサラダを持って来てくれ、これが好評。
ありがとうございました。

空高いところから、ヒバリのさえずりが聞こえてきました。
春を喜べる日よ、早く来い。

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2011年4月12日 (火)

試運転

試運転とは性能確認・ダメ出しのこと。
練習・演習・訓練・学習・実験・テスト・ドリル・シミュレーション・リハーサルなども試運転と言っていいだろう。

メカニズムでもシステムでも、実稼動前の試運転は大切。
考えていた通りに機能が発揮することの確認がなされれば、良し。
ダメが出たら、ダメ直しをして、再び試運転。

コンピュータソフトのベータ(β)版配布は、試運転の外部委託のようなもの。
OSやブラウザともなると、数万人規模の試運転者(β版試用者)によって不具合点が洗い出される。(それでも、バグが残った製品が出荷されるのだが)

Workout_2【画像】
JR貨物北海道支社所属のディーゼル機関車の整備の大部分は、鷲別機関区の担当。
整備を終えたDD51のエンジン(注)始動の瞬間に偶然出会った。

もうもうと立ち上がるディーゼル排気煙。

試運転だ。

エンジンの暖まりと反比例して、排気煙の色が薄くなってゆく。
合格だろう。

排気煙の向こうは、300mで太平洋。

(注)
DD51の機関は、1100PS(1500rpm)×2基。
凸型デザインと曲面のないDD51のシルエットは無骨だ。
この流れとか滑らかさという言葉からはるかに遠い形状は、エンジンケースそのもの。
“機能を見る”という視点からは、とても美しい(と、私は感じる)のだが。

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2011年4月10日 (日)

同じ海に浮かぶⅡ

今日の日の出は、5時04分。
日の出とほぼ同時、5時10分出航。

防波堤を出たのち、針路を180°、真南にとる。
風ゆるく、波穏やかに良ナギ。
25ノットの高速巡航で40分の航海ののち、広くばらけた船団の西はじで出竿。

海域北に、晴天域と曇天域を分ける高さ200mほどのガス塊が絶壁のようにそびえてゆっくりと南下してくる。
間もなく、そのガスに船団全てが飲み込まれた。
視界は0.05海里(約100m)もない。

110410_2【画像】
冷たいガスに包まれ、海域の風景は全周乳白色。

ソウハチは良形が揃った。
ウロコ取り・腹抜き後、8時、ソウハチ海域離脱。
以降、根回り。


前の前の前の記事(3月20日の記事『同じ海に浮かぶⅠ』)で、『海の魚は検疫を受けない』と書いた。
が、今や日本から輸出される海産物は、かの国の検疫官に線量計をあてられてからでないと流通ルートに乗らない。

世界地図で見ると日本は本当に小さい。
世界地図の中では、福島も茨城も東京も鹿島灘も相模湾も一緒だ。
『安全』にスレッショルドレベル(閾値:しきいち)はない。
不安・不信・不審がある以上、かの国の為政者が検疫官に線量計を持たせるのは当然だろう。 

そういった話とは関係なく、先日は表面にあった雪代水がかなり沈んだようだ。

正午、沖上がり。

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