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2010年2月

2010年2月28日 (日)

バレる魚は決まって良型(^^;

5時50分、出航。

前日までの波が残り、地球岬までは26ノット、太平洋に出てからは22ノットで巡航。
6時14分、雲の向うでいつのまにか日が昇っていった。

時間の経過と共にナギが良くなり、本日、大潮だが潮もゆるく、シーアンカーを入れる必要もないほどのベタナギとなった。

100228

18’ 114m。
底を切ること5から10mで3本。

マスの唇は弱い。
深いところから上げていく過程で、針掛りした唇の穴が広がったのだろう。
タモ入れ寸前、本日一の良型がバレ。

バレる魚は決まって良型(^^;

9時33分、母港への航路に相当する海域に津波警報。
津波到達予想時刻は14時から14時半。
海保よりの情報の伝達がマリーナからあった。
『津波到達前に帰港するか、あるいはそれより遅くまで沖にいること』

上下架クレーンが混み合いそうだ。
10時30分、沖上がり。

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2010年2月26日 (金)

廃鉱にて

函館から札幌に鉄道で行くには、
  ①函館から長万部・倶知安・小樽と経由して札幌に入るルート(286km)
   ②函館から東室蘭・苫小牧・千歳と通過して札幌に入るルート(319km)
の2つある。

100226jj

①は②より30kmほど距離が短いのだが、①のルートには直通便が無く、倶知安と小樽で接続便に乗り継がねばならない。
その乗り継ぎ便にしても倶知安発着は数が少なく、その上、長万部-小樽間には特急も急行も走っていないので、①のルートを選択する人はあまりいないだろう。

もうひとつ、函館から伊達、伊達(注1)から倶知安、それ以降は①のルートをたどり、小樽を経由して札幌に入るルートがあったのだが、1986年(昭和61年)に伊達と倶知安を結ぶ胆振線が廃線となり、現在はこの第3のルートを選択することはできない。

ところで、私は廃線となる前の冬、胆振線に乗車している。
胆振線始発の伊達付近は小雪地帯なのだが、蟠渓(ばんけい)、北湯沢あたりから先は豪雪地帯なので、冬になると運休・遅延便がよく出る。
私が乗ったその日もそうで、伊達紋別駅から午前中に乗車するはずが、たそがれ近くになって、やっと改札が始まった。
車窓から見える雪の白が、ほどなく群青から灰色に変わって、やがて夜の黒に沈み、窓ガラスが車内を映す鏡となっていった・・・

胆振線には京極と脇方(わきかた)をひと駅だけ結ぶ7.1kmの支線(盲腸線)があったが、廃線が’70年と早く、これに私は乗ることがなかった。
胆振線は、元はと言えば、倶知安(京極:脇方)で採掘される鉄鉱石を室蘭に運ぶ産業鉄道が起源で、’19年(大正8年)まで歴史をさかのぼることができる。
脇方鉱山の閉山は’69年(昭和44年)で、翌年、京極-脇方線廃線。

年表にして整理すると
  1919年 脇方鉱山開山
   同  上  倶知安-京極開通
  1920年 京極-脇方開通
  1928年 京極-喜茂別開通
  1940年 伊達紋別-徳瞬瞥開通
  1941年 徳瞬瞥-喜茂別開通をもって全線開通
  1969年 脇方鉱山閉山
  1970年 支線(京極-脇方)廃線
   1985年 私、胆振線乗車
  1986年 胆振線(伊達-倶知安)全線廃線

本日、脇方へ。(注2)

100226_【画像:上】
脇方鉄鉱山跡。
道道784号の始点付近だが、除雪はされてない。
右手に脇方駅跡、脇方小学校跡。
左手は沢で、尻別川本流につながるワッカタサップ川の瀬音が聞こえる。

【画像:下】
開鉱期間は50年。
人の寿命を考えると、50年という歴史は短いものではない。
閉山から40年を経過した今、ここに鉄鉱山があったことを示すものは、この碑のみ。
(素手では、これ以上雪を除くことができなかった)

今、脇方は雪に埋もれている・・・・
この地で生まれた者の痕跡も、この地で死んだ者の痕跡も全て雪の下。

脇方鉱山、50年間の総採鉱量は618万トン。
現在の日本では、3週間足らずで精錬を終えてしまう量である。(注3)


(注1)
正式駅名は『伊達紋別駅』。
〝伊達〟という地名はあっても〝伊達紋別〟という地名はないのだが。

(注2)
路線検索ソフトによっては、函館・苫小牧までは②ルートと同じ、そこから千歳線に入らずに追分・栗山・岩見沢 とたどり、岩見沢から江別・白石・札幌というルートも函館-札幌としてアウトプットする。
こんなルートを選択するのは、鉄ヲタクだけだろう。

ところが年表で分かるように、京極-脇方は胆振線の支線に相当するように見えても、歴史的には、京極-脇方が先にあり、のちに京極-伊達紋別が結ばれている。
この事情により、京極-伊達紋別が開通するまでの間、脇方から京極・倶知安・小樽・札幌、以降は鉄ヲタクルートをたどって、岩見沢・苫小牧を経由して室蘭に鉄鉱石を運んでいたのだから驚きだ。(’20年頃から’40年頃のことである)

(注3)
今の日本では、1ヶ月に輸入する鉄鉱石の量は1千万トンを越える。

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2010年2月13日 (土)

サクラマスとゼロ進法

100213

寒い。
港内も、波の無い海域は結氷した。

英国は、最近まで12ペンスで1シリングとする12進法通貨を使っていた国。
更に、20シリング(240ペンス)で1ポンドとする20進法も加わっていたから複雑。
(英国で、100ペンスで1ポンドとする10進法通貨が流通してからまだ40年ほど)

長さも12インチで1フィート。
写真フィルムの12枚撮り・24枚撮り・36枚撮り、1年12ヶ月も12進法と言えるだろう。

だが、1質量ポンドは16オンスで、こちらは16進法。

配管や金属棒やボルトの太さを示す単位に『分(ぶ)』があり、1/8を1分(いちぶ)と呼ぶ。
この1/8を基準数とする単位は英国由来。
4/8というような表記はせずに約分して1/2と書くが、読みは4分(よんぶ)と8進法。
1分は1/8インチ、4分はハーフインチのこと。
1/4は2分と呼ぶが、1-1/4(いちとよんぶんのいち)となると、インチ2分と呼ばずにインチ・クォーターと言うヒトが多い。
部分的に1/4(クォーター)を単位とする4進法。

ここまでの例で考えると、ヤード・ポンド制は4を基本数として、公差4の8、12、16、20と位取り法が展開しているように思える。
4、8、12、16、20の最小公倍数は240で、240ペンスで1ポンドとする通貨の数え方とも符合する。
1マイルは1760ヤード。
これは12では割り切れないが、4、8、16、20では割り切れるし・・・・・・
などと考える以上にヤード・ポンド民族の頭脳は複雑。
それだと、3フィートで1ヤードとする3進法が説明できない(^^;

コンピュータは2進法(バイナリ)。

料理の世界は3進法。(驚き)
大さじ1杯は、小さじ3杯のこと。

1両は4分。
1分は4朱。
と、江戸時代の日本の通貨は4進法。

そろばんは5進法。
ひとつ、ふたつと下から珠を上げていき、いつつめで上の珠を下ろす。

6尺で1間、6進法。
1里は36町、6進法の派生。

音程は8進法(7音音階、オクターブ)。

ラブ(0)、フィフティーン(15)、サーティ(30)ときて、最後がフォーティ(40)となるテニスはワケ分からん。

本日、9時10分出航。
ナギ良く、26ノットの高速航海で太平洋サクラマス海域へ。
11時30分、海域離脱。
以後、根回り。

胆振海区太平洋では釣りライセンス制約から、釣っていいサクラマスは1日10尾まで。
10尾をもって定量と言う。
典型的10進法思考。

今シーズン、マスの喰いがよく、定量10尾を掛けるのは珍しくないようだが、それはウデのあるヒトの話。

長い、長い前置きだった。

本日の私、ゼロ進法(^^;
ボーズ。

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2010年2月12日 (金)

タラコ

食塩だけしか使わなくとも、まァまァそれなりのタラコができる。

まァまァ以上のものを作ろうと、昨年は、食塩に加えて
 ①昆布で締める
 ②カツオダシで味を足す
という二つの方法を試してみた。

実食した者の感想は・・・
 ①は昆布の味が勝ち過ぎ
 ②はなかなかいい

100212白老にある某水産会社のタラコの容器のラベルを見ると、食塩、アミノ酸、甘味料(甘草・ステビア)、ナイアシン(ビタミンB3)等々と書いてある。
業者は、うま味・甘味を添加して味を整えているようだが、『兄弟でも漬け汁のレシピを教えてもらえない』とは、兄上が白老でタラコ製造業を営んでいるという某船長の話。

ラベルの表示はアミノ酸が甘味料より先。(注)

てなことを考えつつ昨日 仕込んだのが、画像のタラコ。

これから試食・・・

(注)
『食品衛生法』によれば、添加物の表示は重量割合の多い順。
市販タラコの塩分含有量は4~7%程度らしい。(自家製タラコだと、塩分含有量は2~4%程度)
であるので、アミノ酸・甘味料はそれぞれ多く見積もっても食塩並みの4~7%。

カツオダシにも食塩・糖類が含まれていることを考慮し、 食塩:カツオダシ:砂糖 を 重量比で 8:10:5 と根拠が有りそうな無さそうな飽和溶液を作り、食塩が対タラコ重量で4%程度になるようにして漬け込んだ。

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2010年2月11日 (木)

サクラマス

お寒うございます。

地球を直径1センチの球だとすると、太陽の直径は109センチ。
そんな小縮尺(注1)を使ってさえも、地球-太陽間距離は118メートルにもなるンだと(@o@)
この大きさと距離の関係で、24時間で自転しながら太陽を巡ることを地球は何十億年も続けてきた。
それを考えると、地球はどこも一様な気温の星になっていても良さそうなものだけど、
  春が来て
   夏が来て
   秋が来て
そして冬の今は、冷たい北西風が降りてきて我々を凍えさせる。(注2)

6時、出航。
24ノットで巡航、沖へ。

22’100m海域に大船団ができたが、KON-chan号はそれには入らず、やや沖めで出竿した。

100211_2【画像:上】
6時38分、日が昇る。
見えない鋼鉄の糸を張り巡らしたように冷えて固くなっていた空気が、日射を浴びたその瞬間だけ緩んだ。(注3)
この朝日を右15度に見て航海した先に、サクラマス海域がある。

【画像:下】
サクラマスの場合、タナが深ければ深いほど掛かる魚体のカタがいいという傾向があるのだが、スケソに邪魔され毛鉤を深く下ろせず。
本日の釣果のタナは全て40メートル以下。
小さい。

(注1)
文字面(もじづら)上は、〝大縮尺〟と書きたいところ。
なのだが、〝縮尺〟という用語の定義に従えば、例えば、縮尺1/1000は縮尺1/10より小縮尺ということになる。
通分するか小数で考えるのだろう。
1/1000と100/1000で1/1000が小縮尺、0.001と0.1で0.001が小縮尺。

(注2)
地球の自転軸が23度とちょっと傾いているからウンヌン、などという突っ込みをしてはいけない(^^;

(注3)
液体の粘度は温度が下がると上がる(ネバくなる)が、気体はその逆で、温度が下がると粘度も下がる(サラサラになる)。
だから、冷えた空気を〝見えない鋼鉄の糸を張り巡らしたように固くなっていた〟と表現するのはおかしい、〝見えない鋼鉄の糸の緊張が緩んで軟らかくなった〟と表現すべきだ。
同様に、日が昇って日射を浴びた空気を〝緩んだ〟と表現するのもおかしい、〝緊張した〟と表現すべきだ。
などという突っ込みをしてはいけない(^^;

釣り師の言うことに対し、科学的なウラを取ろうというのは大変な野暮。
釣り師の口から出る言葉は、感覚、思い。
しばしば科学性に乏しかったり、時には科学に反していたりするもの。
釣り師が釣りについて語る言葉には、思いが遂げられた時の照れ隠し、あるいは思いがかなえられなかった時の負け惜しみがまぶされているものだ(^^;

【以下、REのOさんへの私信】
短い赴任期間だったにも関わらず、貴兄がこの地(海)でサクラマスを掛けるために沖に出て、しかもそれを釣り上げていたと聞いた時は、驚きました。
今日、白老沖太平洋の水深105m海域で泳がせたバケと毛鉤は、貴兄よりいただいたものでした。
私としては好釣果となりました。
ありがとうございます。

バケ尻には自製毛鉤を結びました。
これに喰ってくるのはスケソだけでした(^^;

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