シケの日曜日
白菜もキャベツも、アブラナ科アブラナ属の植物で、いずれも黄色い〝菜の花〟を咲かせる。
〝はくさい〟は〝白菜〟。
〝キャベツ〟は〝cabbage〟。
キャベツはともかく、白菜は遠い昔から日本にありふれていた野菜に思えるが・・・・・・
意外なことに、日本での耕作は白菜の方がキャベツより遅い。
もっと意外なことに、白菜の栽培に成功したのは明治の終わり、広く普及したのは昭和になってからなのだそう。さて、先週の日曜日、シケの日曜日にやったこと。
何の動機も、したがって目的もなく(^^;、白菜を1株(白菜を数えるには1〝球〟、2〝球〟というのかもしれない)買った。(注1)
土汚れのある外側の葉を3枚取り除くと、990グラム。
これを4つに割り、30グラムの食塩を葉と葉の間も含めて丁寧にまぶして、ポリ袋に入れ、さらに細切りのニンジンと昆布も入れた。
それを水の入ったペットボトル(総重量6キロ)で加重した。(注2)
我が家、初の漬物作り。
半日ほどで水が上がってきて体積も1/3ほどに減った(嵩密度が上がった)ので、容器を小さなものに変え、加重を2キロに落とし(冷蔵庫に入れられるようにするために、全体の体積を減らす必要があった)て、冷蔵庫で貯蔵。
それから1週間。
今日、それを食卓に。
『何か物足りない。 味がひとつ、いや、ふたつかみっつ足りない・・・』
ということで、シケの日曜日に作った白菜漬け、失敗(^^;
(注1)
手に取った時点では確かに目的は無かったが、それを買う時には漬物を作ってみようと意識していた。
後知恵なのだが、白菜の近くに梅漬け(梅干し)が置いてあった。
どうも、これが漬物を作ろうというトリガーになったようだ。
余談。
菅原道真公の『東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)』を根拠に、船釣りの際には梅干は禁忌品。
東風(こち:ヤマセの風)が吹くとシケ必至ゆえの戒めらしい。
(注2)
4つ割り、食塩3%、このあたりはインターネットで拾ってきたレシピ。
加重量は3キロ程度でいいというレシピもあったが、そこは気前良く。
また、レシピには鷹の爪を入れるとあったが、辛いのは苦手(^^;
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