サバ雲出現せず、サバ風吹かず
サバはサンマなどと共に、秋の季語。
〝サバ〟が秋の季語なら、〝サバ雲〟もやはり秋の季語で、これは巻積雲のことで、イワシ雲とかウロコ雲と呼んでいる雲と同じもの。
この雲は、秋の乾いた高い空によく似合い、絹積雲とも書く。
ところで、サバは英語でmackerel(マッカレル)。
鮮魚売り場では、ノルウェー産のサバをよく見かける。
大西洋サバと呼ばれる種とのことで、背中の斑紋がやや濃く見えるが、日本近海産のマサバによく似てる。
脂の乗りがいいので、日本近海産のものより旨いと、高評価を与える人も多いという。
サバ雲の浮かんでいる空をmackerel skyと表現するらしく、このへんの感性は、日本語も英語も同じ。
北大西洋でも、サバは秋の魚なのだろう。
更に、mackerel breeze(サバ風)という表現もあって、『サバ釣り漁に好都合な、やや強い風』のことを言うようだ。
『やや強い風』がサバ釣りに本当に都合がいいのかどうかは別として、サバ釣りの時はシケっぽいことが多いのは、私の経験上からもうなずける。
本日、5時40分出航。
気温9℃。
寒い。
寄り道をせず、サバ(あわよくば、フクラギも)だけを狙って、真っ直ぐイタンキ沖に入り、その後、幌別沖まで船を進めた。
日が上がると気温はどんどん上昇し、吹き渡る風もそよ風。
一日中ナギ。 《画像上》
鳥山出現。
波のある時は、波を拾ってしまうので使えないけれど、今日のような波模様の日は、レーダーのSTC(Sensitivity Time Control : 感度時間制御)の効かせ具合を弱めると、鳥を映すことができる。
その時の、レーダー映像をはめ込んでみた。
○は船、その他の白点は全て鳥。
が、この鳥は全てカモメで、このカモメのほとんどが着水している。
この、カモメは、全然アテにならない。
これだけ鳥に囲まれても、竿に魚信は伝わってこなかった。
《画像中》
今日の太平洋にサバ雲は出現せず。
いつも見ている雲が流れていくだけ。
サバ風も吹かず。
まァ、風は吹かない方がいいけど・・・
《画像下》
半日、海にいて小サバが7尾(^^;
大サバどころか、小サバも姿を消した。
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