むこうはシケだったようだ
吹雪く予報が出ていたけれど、今朝起きたら穏やか。
絵鞆の展望台から見ると、ナマコ漁船が操業しているほどのナギ。
朝8時の船内気温は-3℃と寒いけれど、今日の日中はプラス気温となる予報。
船内気圧計も1046hPaと、北海道をおおう高気圧の気象庁発表の予報の1026hPaよりかなり高い値を示している。
これは、予報よりいい方向に推移するのかな。
ところが、出航のため、船内の雪かきをしていると、『地球岬のうねりがひどい』と、Sea Romanが戻ってきた。
Sea Romanと入れ替わるようにして出て行ったORIONⅡ船長に電話すると、やはり『地球岬のうねりがひどい』とのこと。
『イタンキまできたら波がない。沖に行くほど波がない』とも言っていたけれど、20分ほどして、『波がひどくなってきた。Uターンする』と電話。
画像上:今朝の、KON-chan号内気象値。
左が気圧計、右が気温・湿度計。
気圧計には、黒い気圧指示針と、金色の自由に動く針があって、出航前にこれを重ねておくのが私の習慣。
金色の針の上側に黒い針が見えてきたら(気圧が下がってきたら)天候は下り坂。
のはずだが、シケる前にこれに気付いたことは一度もない。
黒い針が、金色の針の上側にあるのを知るのは、頭の白い波を一枚一枚乗り越えている時で、『30分早く沖上がりとすべきだった』と反省をうながす役目はしてくれるけれど、気象予測には使えていない。
画像下:空も海も鉛色で境界がはっきりしない。
雪もパラつくけれど、防波堤に当たる波は穏やかで、ナマコ漁の和船が浮かんでいるぐらいのナギ。
この様子を見て、気分良く出航準備を進めていたのだが・・・
9時20分、白い航跡を曳いてORIONⅡが戻ってきた。
こちらはナギだけど、むこうはシケだったようだ。
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