« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月

2006年8月26日 (土)

発泡魚箱落水

昨夜の帰宅は、太平洋を臨む海抜100mの丘経由。
漁火多数確認。

その足で閉店間際のイエローグローブに行き、発泡スチロール魚箱を5個買った。
発泡魚箱へはイカを20ハイ並べて入れるのが基本。
すなわち、20×5、100ハイの水揚げを前提とした買い物をしたということになる。
今朝、日の出町の室蘭市中央卸売市場で、氷を2袋(20kg×2)買った。
イカ1杯当たり400g見当。
どんどんとけてしまうだろうから、これくらいは必要だろうという判断。

さて。
ごくたまには、太陽を左手90°に見て走った方がいいなんてこともあるけれど、たいていの場合、地球岬をかわしたら太陽に向かって走ればイカ漁場にたどりつけることになっていて、昨夜見た漁火の海域も太陽に向かって走るコース。

27mile_1
はるか遠くにあるように見えるけれど、海面から2mくらいの高さから見る水平線までの見通し距離は、わずか2.7海里ほどしかない。
イカ海域は最寄りの海岸まででも8海里くらいはあるから、その水平線をいくつも越えていくことになる。

いくつも水平線を越えてきたイカ狙い船が、東経141度16分、水深150m前後付近にワンサと集結。
その船団のいっかくに、KON-chan号も並ぶ。

と、ンっ!

発泡魚箱が3個しかない(^^;
いくつも水平線を越えて行かねばならぬから、どうしたってアクセル全開になる。
軽い箱なもんだから、どこかで2個落水させたみたい(^^;

てなわけで、20×5、100ハイの水揚げ計画を20×3の60ハイに修正。
10時頃には、この計画を上回る62ハイの水揚げ。
(正直に言おう。実際には、これ以降、イカがベタ底に降りてしまい、私の手返しでは100ハイは無理だったと思う。)

超過の2ハイでイカ短冊を作り、これをエサにして根を回ること4時間。
魚信はたったの2回で、2回とも仕掛けごと根に取られる。
結局、喪失した仕掛け6個。100号のオモリの在庫がゼロに(大泣き)

これを機に沖上がりを決意。
と、目に映ったのが、西に傾き出した太陽。

東から昇った太陽は西に沈むのが道理。
昇る太陽に向かって走ってきたのだから、沈む太陽に向かって帰航するのもこれまた道理。
太陽に向かって帰航。

The_rising_sun_1

画像上:イカ漁場に行くには、太陽に向かって走るのが、KON-chan式航海術。

画像下:本日の釣果。

| コメント (4) | トラックバック (0)

2006年8月20日 (日)

ツイてるゾ

連絡の行き違いから、昨夜の宿が確保されていなかった(^^;
現地の案内所では、ただ『没有“メイヨウ”:ありません』と言うだけ。
この地も週休2日制が一般的になっている上、ハイシーズンだとかで2週間前にはどこも満室になった模様。
宿泊していたホテルのすぐ近くにはJALやANAの現地事務所が入っているビルもあり、大概のことは日本語でことがすむロケーションだったのだけれども、週休2日制はここも同じで出勤者なし。

パック旅行ならいざ知らず、個人で外国に出る時は、自分の語学力だけで“交渉を余儀なくされる事態がある”のだということを覚悟して臨まなければ、何事も前に進まない。
機内荷物の先出し優先権(プライオリティ)から始まり、タクシー料金伝票の受領、部屋の照明の修理等々。

今回は、露天商からドリアンやパッションフルーツを値下げ“交渉”して買うなんてことまでできた。
ホテルを確保するなんてことは露天商と値段交渉することよりはるかに簡単(なはず)。
かなり高級なホテルのフロントに飛び込みで入り、『アイ ハブント リザベーション、バット ・・・』と始めたら、『部屋をご用意できます。何泊ですか?』と流暢な日本語での反応(^0^)
若いフロントマン、中・日・英の3ヶ国語をあやつれるようだ、ツイてるゾ(^0^)
というわけで、路上で寝ころがって現地の公安当局に身柄を確保されることもなく、今朝を迎えたという次第。

Drink
気持ちに余裕があればこんな光景も目に入るというもの。

『王老吉(マーラオチー:ワンラオジー)』の新発売イベントのようで、かなりの美形のイベントガールが中華ロックに合わせて踊っています。
私もこの『王老吉』を試飲しましたが、ウーロン茶に砂糖を入れたもの。
うまいものではありません(^^;

今日は、もう帰国です。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月17日 (木)

中国ヒラメ事情

2週続けて週末を海で過ごしたし、ヒラメも釣れたし、少しは仕事もしなきゃ。

さて、今日は大連で仕事。
ここは大重工業都市で、大港湾都市、かつ大漁業基地。
この地は、19世紀末期に帝政ロシアが租借し、日露戦争後には日本が租借、南満州鉄道(満鉄)の本社が置かれたところで、そういった歴史を反映しているのか、現在、初等中学(日本の中学校と同じ)、高級中学(日本の高等学校と同じ)で学ぶ外国語は英・露・日から選択するとのこと。
そういった背景があるからでしょう、生の魚が中華料理に取り込まれていて、ヒラメをシェンユピエン(日本で言うところの刺身)にして食べたりもします。

掲載した写真は今日の晩餐。

Dalian_1画像上:大牙片(ダヤァピアン)と書いてあるのがヒラメ。中国でもヒラメは高級魚で500gで88元(約1300円)だから、この地の若いサラリーマンの給料の1週間分より高い。
客に食材と調理方法を選ばせるスタイルのレストランに来ています。

画像中:大漁業基地にあるレストランだから魚種は豊富。この画像には収まりきれませんでしたが5、60種はあるでしょう。

画像下:中国まで来て、刺身でもないだろうから、大牙片を中華風に煮込んでもらいました。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月13日 (日)

今日の相棒

家を出る時は、霧雨で『濃霧注意報』が発報されていたが、マリーナに着く頃には車のウインドウは乾いたし、噴火湾には霧は降りてなかった。
イカの道具を持って、船に乗り込みマリーナ桟橋を離れたのは6時20分。
その1分後、H船長より電話。
『増市までは波がないけど、その先は荒波』
要するに、イカ海域に行くのはよしといたほうがいいヨという親切な情報で、それにすなおに従い、おも舵いっぱい。
で、白鳥大橋主脚部からコールセンター沿いに船を流して、今日も50尾ばかりのイワシを確保。

タグボートが、自船の長さほどしかない間隔ではしけを曳航して港外に出て行く様子を見送ってから防波堤を出た。

今日の噴火湾は、昨日より落ち着いた波で、ヨットが2艇、モーターボートも数艇。
海面をわたる風は、もう秋風で、日が雲にさえぎられるとTシャツ一枚では涼しいを通り越して寒いくらい。

144MHz帯で、イワオヌプリ山頂(1116m)と北斗市(旧上磯町)、それにニセコ道の駅から電波を出していた移動局と初交信。
同じ周波数帯では、津軽海峡を南から北に進んでいるというヨットからのマリンモービル、むつ市の固定局、森町を走る車からの移動局の交信もワッチできた。

060813

ワッフル3個とおーいお茶500mlがなくなった頃、帰港。


画像上:今日の相棒。こいつの鳴き声がイワオヌプリ山頂まで届いたはず。

画像下:本日の釣果。昨日よりサイズダウンしたのが上品(^^;

| コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月12日 (土)

黒と白

イカ漁の準備をして家を出た。
アグネスが一足早くイカ海域まで進出したようなので、電話で様子を聞くと、『波が高いし、反応も悪い』とのこと。

船を降ろしたのが8時過ぎと遅かったので、KON-chan号はそれを聞いて、おとなしく港内でイワシ釣り。
港内も風はあるけれども、夏の風だから気持ちがいい。

風はいつまでたっても落ちない。
が、波の方はと言えば、小さくはならないけれど、大きくなる気配もない。
そんなわけで、雲が切れ、陽も射してきたし、イワシも50尾ばかりイケスに入ったので、防波堤外へ出てみた。
案外なことに、ヒラメ場の波は大したことはなく、本気でヒラメを狙ってヒラメ仕掛けを入れた。
その第1投目のオモリが着底するかしないかといったタイミングで、ラインを引っ張る魚がいた。
いきなりきたのが、クロソイで、先週、根でさんざん苦労したのを帳消しにするような、いいサイズ。
だけど、何であんなところにソイがいたのだろう。

060812_1

その後は、明らかにヒラメのものである歯型がイワシに付けられるけど、フッキングに至らず4時間経過。
その4時間で、海底の何かに引っ掛かること3回、仕掛け3つ喪失。

まァ、ボーズではないからと、帰り支度をするためにイケスのイワシを海に戻す作業をしている時に、竿先がガクンガクン。
先ほどソイがきたところとほぼ同じ場所だから、もう1尾ソイがきたのかと思ったら、本命のアタリ(^0^)

KON-chan号、本日は海上係留。
てことは、明日も出漁だァ。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月 6日 (日)

5ヶ月ぶりの釣果

今日もナギ。
エンジン快調・クラッチ快調。
昨日同様、体調もすこぶる良好。

ところが、70m根へまっしぐらのつもりが、沖は思いのほかガスっていて本船航路に近いこの沖根まで単独航海する気にはなれず、水深55m付近でUターンして港内へ退避しイワシ釣り。
5ヶ月ぶりの魚信だから、イワシでもうれしい。

イワシが釣れたのだから、ヒラメをやるつもりで防波堤を出たら、ガスが薄くなったようなので、もう一度沖根を目指した。

正午までは、全く当たりなし。
その後、ワームに小さなマゾイがきて、イワシには『根ボッケと言えそうなもの』が1尾と『ただのホッケ』が2尾きた。
060806

画像上:終日(ひねもす)船長が撮ってくれたKON-chan号。
陽射しが強いので、手ぬぐいかぶって、短パンにサンダルで出竿。
向こうに地球岬灯台が見えてます。

画像下:今日の釣果。このほかに、イワシ多数。

帰港途中、残ったイワシでヒラメ場で出竿するもダメ。

イルカウオッチ船の最終便がKON-chan号の左舷側を抜いていく。
船長が、手を上げて挨拶してくれる。
彼とこうして手で挨拶するのも5ヶ月ぶりだ。
こちらも挨拶の手を上げたら、満載の観光客が手を振ってきた。

それを潮時に納竿。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 5日 (土)

ありがとうKさん、サンキューアグネス

久し振りも久し振り、5ヶ月ぶりにKON-chan号のエンジンを回したけれど、一発で始動。
空ぶかしを3回入れて、エンジンの回転数がスロットルレバーの動きに気持ち良く追従するのを確認して9時離岸。
エンジンの調子はいいし、ナギ。
体調も極めてよろしい。
だからフルスロットルでブッ飛ばして、恵山沖までイカをさがしに行っても良かったし、いい話が聞こえている近場でのんびりとヒラメのアタリを待つのも良かったけれど、久し振りにやるならやはり“根”でしょう。

『ひざし』は、『日差し』または『陽射し』と書くんだそうな。
今日の『ひざし』は『陽射し』と書くのがふさわしい。
地球岬をかわして東上しばし。
夏の『陽射し』に射されて、短い航海ののち幌別沖50m根へ。

回りに他船はいない。
10時、竿を出し、仕掛けを投入すればいいだけにして、スローで根の上に船を移動させようと、クラッチを前進にいれるのだが・・・
ンっ? 前進しない。
オイオイ、どうした後進もしないヨン。
要するにクラッチレバーを倒しても、ニュートラ状態。
プロペラを止めるシャフトエンドのナットが緩んで、プロペラが遊んでいるのかも知れないと、エンジンを切って、船外のドライブの上に乗って、短距離ランナーのクラウチングスタイル状態で腕だけ水中に入れる。

『泣きっ面に蜂』を絵に描いたように、作業体勢には無理があった。
携帯電話を海中に落とした(^^;

が、プロペラが遊んでいるのではないことは確認できたので、エンジン再始動。
出港時同様、空ぶかしを3回入れて、エンジンの回転数がスロットルレバーの動きに気持ち良く追従するのを再確認。
が、クラッチを入れても前進も後進もしないのは前と同じ。(あとから分かったのだけど、クラッチを動かす油圧回路中にあるフィルターにゴミが詰まっていた模様で、これを解消する応急方法もあるのだった)

既に漂流しているのだけど、この時点で、自分が漂流しているのだということをはっきり認識する。

さて、レスキューしてもらおうにも電話は水没。

久し振りも久し振り、エンジンを回したのも5ヶ月ぶりなら、KON-chan号海上無線局を開局するのも5ヶ月ぶり。
スキャンしてみると437.○#△MHzで交信している声が一番明瞭に聞こえる。
ハム用語でファイブ・ナインという最高の入力感度で、それもそのはず、これもあとで分かったのだけどKON-chan号からの最寄りの陸地にほど近い登別マリンパークあたりを走っていたトラックドライバー同士の交信だった。

その交信に割って入り、『申し訳ありません、このバンドお借りします』と事情を説明し、『北緯42度23分、東経141度09分でKON-chan号が立ち往生している』ことを岩佐マリンに連絡してもらう。
KON-chan号海上無線局の電波を拾ってくれたトラックドライバーのKさん、どうもありがとうございます。

のようなことになるのかなァ・・・(^^;
のようなことになるのなら曳航してもらえるだけまだいい、こちらは曳航船になるアグネスと連絡が取れない(^^;

結局、今こうして馬鹿話を打っているのだから、海上でちょっとした作業をやることで自力航行で帰ってくることができ、漂流状態にあったのは1時間半ほどだったのだが。

その1時間半ほどで私のやったこと、考えたことを多少の誇張で脚色して書くならば以下の通り。

曳航してもらうためのロープを用意したり、浅い所まで流れ着いたら入れようとアンカーを準備したりという作業を行うが、これは5分もしないで終了。

幸いにも、海上はベタナギで風もほとんどなく、船の漂流速度は北東に0.2ノット程度。
船内には非常時用のポリタンクの燃料も含めれば、200リットル以上の燃料がある。
プロペラは回らないけれど、エンジンが止まるのではないから発電はできるわけで、無線機の出力を5ワットから20ワットに上げて437.○#△MHzのトラックドライバーのKさんとの交信が途絶えないようにする。

ついで、サバイバル用品の確認。
船中には、もしもの時用にミネラルウォーター2リットルボトル3本、カップめん2食、チョコレート1枚。
ガスバーナーにボンベ2本。
釣り道具もあるし、1週間くらいならもつだろう。
もっとも、そんなこと考えるよりも、陸までは2海里くらいだから、ライフジャケットもあることだし、泳ぐべきでしょう。
泳ぐんなら、元気なうち。
ってことで、大して腹が減っているわけではないけれど、船上食として今朝買った『赤飯おにぎり』と『ゴマ昆布おにぎり』を食べる。
これがやはりどこか心細い気持ちがあるのが食を進めないようで、意外と食うのに時間がかかって、おにぎり2個に20分ほど。

こんな時じゃなければ、絶対読まない『信号紅炎の発炎方法』を読んだりもする。
Thank_you_agnes_1

画像上:漂流中、KON-chan号のすぐ横をイルカが通過。
根も外れたし、イルカがザブン・ザブンやってるようじゃ釣りにならない。
もっとも、漂流しているのに竿を出す余裕を持てるほど私の肝は太くない・・・

画像下:田中船長が舵を握るアグネスが来てくれたのはもちろん嬉しいけれど、ヤマハボートの専門家の岩佐マリンの岩佐社長が同乗していたというのが、心強い。


ところで、クラッチが入らなかった原因が分かり対応も終わったので、明日こそ、“根”だ!

| コメント (2) | トラックバック (0)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »