2022年6月25日 (土)

3秒で5回の1.7ヘルツ

大雨が上がり、今日は穏やか。
こんなことばかりしていて、いいのだろうか。
いいとは思えないが、今日もこんなこと(^^;

8時、出航。

荒天直後だから、ゴミが浮いて水が濁っているだろう。
と、予想して出たが、意外にもゴミも浮いてなく、水色も それほど悪くない。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

気温が上がった。
Tシャツ1枚になってバケを泳がす。

根掛かり。
ン!?
いや、リールを巻くと、海底からベリっとはがれた。
で、ゴンゴン。
そのゴンゴン、3秒で5回の1.7ヘルツ。
それが、10秒も続いたか。

今日いち引いたサカナの姿を見ることは かなわず(^^;

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港口すぐ沖に鳥山。
鳥山の下では、イルカが採餌中。
言い方が逆だ。
採餌中のイルカの上に、おこぼれ頂戴の鳥山。

で、その背中側では、タモを使う艇。
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タモを使っていたのは、RERA。
我が眼前でヒラメが上がった。

それを見てのち、KON-chan号入港。
しかし、それを見たことに刺激された。
一旦入港したが、Uターン。
再出港、再出竿。

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今日いちをバラしたのちは、
フグ
フグ
アブラコ
ちびヒラメ
ちびヒラメ

リリース。

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2022年6月19日 (日)

昨日と同じ今日

昨日は、ボーズで帰港。
こんなことばかりしていて、いいのだろうか。
いいわけない。

いいわけないが、昨日は昨日、今日は今日。

出航前のボートヤードで聞いたのは、たった今 92センチが掛かったと。
海域は、あそこ。

いいわけないが今日もこんなこと。

7時45分、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
誘導してくれたのは、画像の艇、Sea Dragon
サンクス。

かの艇では、20枚だか40枚だか掛かったと。
私の竿もいい感じで曲がるのだが、1枚も船上まで上げることができないでいる内に強雨。

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北西からの雨雲と競争し南東へ。
ここまで戻ってきた。
カマイルカの宴会海域。

昨日は昨日、今日は今日。
いや、昨日と同じ今日。

ボーズ(^^;

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2022年6月18日 (土)

アッチであったことはコッチでも

今日の日出は、3時59分。
4時10分、出航。

アッチかコッチか。
アッチへ。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
画像の艇は、Sea Roman。

風穏やかで、良ナギ。

雲が垂れ、空気がどんよりしている。
こんな日は、サカナの掛かりがいい。
そんな気がする。
そんな気がするだけで、そんないい思いをした経験はない。

やがて、10メートルもない浅い海域にイルカ。
そして、日が射したり、陰ったり。

アタリがあってもハリ掛かりせず。
ヒラメでは なかったのかもしれない。

帰港前に、コッチの海域でも。
アッチであったことはコッチでも。

ボーズ(^^;

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2022年6月17日 (金)

コッチの海域へ

この時季、当地はオホーツク高気圧から吹き込むヤマセ(東風)で、薄ら寒い日が続く。
今日は風が変わり、日が射す予報。
あれこれあって、私は公休。
ンなわけで、竿をかついでマリーナへ。

8時20分、出航。

アッチの海域へ。
と思っていたが、防波堤を出たところで気が変わり、コッチの海域へ。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

風弱く、良ナギ。
潮が速い。
その速い潮に乗って、船は南東へと流れる。

ここで竿を出しているのは、見える限りは我が艇のみ。
最初に竿先を揺らしたのは、タモサイズのアブラコ。

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根掛かりか。
と、竿をあおったらゴンゴン(^^) 

80センチ。
しかし、竿をゴンゴンと曲げたのは、これ1枚のみ。

次に竿先を揺らしたのが、なぜここにいるのかクロソイ。
それを機に、正午30分、沖上がり。

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2022年6月15日 (水)

『これから「正義」の話をしよう』を読む

2010年、Eテレで放送されたのが『ハーバード白熱教室』。(注)
実際の教室での講義の様子が、ほとんど無編集で放映された。
10年以上も前に見た番組だが、覚えている。

教授が学生に投げかけた質問に、学生が反応する。
その学生の反応に、教授がさらに質問を畳みかける。
教室内が、教える・教わるといった場から、議論・討論の場へと変化していく。
ハーバードの優秀な教員と学生の間で交わされるディスカッションだが、テーマはごく身近、使われる言葉も日常語。
小学生でも、このハーバードの教室内での やり取りの全てを理解できるだろう。

しかし、無編集というのは残酷だ。
投げかけられた質問に反応できず、ニヤニヤするだけの学生も映る。
アジア系。
多分、日本人留学生。

その『ハーバード白熱教室』の教授、哲学者のマイケル・サンデルが本書の著者。

本書の初版は、2010年5月25日。
それが、同年8月18日には すでに45版。
当時、この45版目の本書を買ったはいいが、40ページほど読み進めたところで放り出し。
そして、12年が経過したことになる。

副題が、『いまを生き延びるための哲学』。
さァ、いまを生き延びるために、読み直し。

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こんな喫茶店で読み始め。

米国哲学の伝統は、実利・実践・現実・実用・分析・実際。
ヨーロッパ大陸哲学のような観念的難解さはない。
著者から提示されるテーマにも難解さはない。
 ・平等
 ・労働と自由
 ・志願と徴兵
 ・所得と課税
 ・政治
 ・道徳
等々。
アリストテレス・カントなど、古い時代の哲学者の諸々の説の紹介がある。
また、現役哲学者の説の紹介がある。

それらを紹介しつつ、「正義」についての長い長い著述が続く。
そして、
 善とは何か
 正義とは何か
それへの、著者からの解答はない。

本夕、読了。

本書では、
 4人が乗った救命ボート内での殺人と食人
 経営難に至った企業への公的支援
 ビル・ゲイツなど成功者への市民のねたみ
など、今まさに起きている事象についてもテーマとして掲げられる。
それへは、裁判の判決・政治決定・分析が示され、読者はいよいよもって現実の中で考える正義にうろたえることになる。

(注)

今年になって、直近の講義の様子が、やはりEテレで
 『マイケル・サンデルの白熱教室 2022』
と題して放映されている。

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2022年6月12日 (日)

いずれもタモを使うに至らず

昨日、KON-chan号を下架・係留。
その際、釣行を終えて帰ってきた艇の船長らから聞いたのは、
 アッチは釣れるが、小さい。
 ソッチはいない。
 コッチはウネリで、釣りづらい。

来週の21日は夏至。
だから、今時期は日の出が早い。
今日のそれは、3時59分。

4時15分、出航。

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初めに入ったのは、こんな風景の見える海域。
釣れるが小さいという、アッチの海域。

遠景は羊蹄山
羊蹄山の手前、昭和新山
左に有珠山

この狭い海域に、今シーズン、延べで何艇入ったンだろう。
500艇、いや600艇・・・
すでに釣り切られてしまったのか、私の誘いがまずいのか。
アタったのは、タモサイズのデカいアブラコが2尾。
ヒラメはアタらず(^^;

で、アッチの更にアッチへ。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
誘導してくれたのは、画像の艇 Sea Dragon
サンクス。
かの艇では82センチが掛かったと。

私の竿にも4枚掛かった。
しかし、アッチの海域で掛かったアブラコよりも弱い引き。
いずれもタモを使うに至らず。
どころか、内2枚は、40センチもない、船べりでのリリースサイズ(^^;

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キープしたのは2枚。
50センチあるかないか。

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2022年6月 8日 (水)

『古代中国の24時間』を読む

本著者は、中国古代史の研究者。
著者は、
 中国古代史々料はそれほど多くなく、主要なものは
 1500万字程度。
 それは、本書(324ページ)100冊分くらいの
 漢文に相当し、まともな研究者なら10年もかけれ
 ば読み通せる。(注)
と書き、
 そこに描かれている民の日常生活をおおまかにまとめ
 て説明することは、歴史学の研究として許容されるべ
 きことであるまいか。
と、言う。
更に、遺跡・遺体・木簡・竹簡などを含め、あたうかぎり最新の学説をフォローして本書を執筆した旨を表明する。

中国古代朝の大雑把な年表は以下。
私の頭の整理用。
 BC2700ー2183三皇五帝
 BC2183ー1751  夏
 BC    ー1050  殷
 BC    ー1111  商
 BC    - 770 西周
 BC    - 403 春秋
 BC 403ー 221 戦国
 BC    ー 206  秦
 BC    ーAD 8 前漢
 AD    ー  25  新
 AD    ー 220 後漢
 AD    ー 265 三国(魏・呉・蜀)
以下、西晋・東晋・宋・隋・唐・元・明・清と続く。

本書でいう古代中国とは、いわゆる秦・時代のこと。
その説明を補足するために、それ以前の戦国 及び それ以後の三国時代についても触れられている。
中国におけるこの時代、日本は弥生時代。

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こんな喫茶店で読み始め。

現代の官公庁・企業の高位役職者はよく働く。
ブツクサ文句を垂れタメ息をついているのは、しもじもの者たちばかり。
いや、逆かもしれない。
ブツクサ文句を垂れタメ息をついているような者は、高位役職者にはなれないだけのこと。
あァ、それはオイラのことか(^^;

ンな話は おいといて、古代中国の高級官吏もよく働いた。
最終決裁者の皇帝も同じ。
薄明から薄暮まで。
そんな彼らも酒を呑む。
当時の中国は、すでにアルコール度数3~5%の穀物酒・乳酒・ワインを醸造でき、後漢時代には それが10%にまで達していたという。
で、飲み食いする彼らには、強い酒と脂の乗った肉の過飲・過食が肥満・痛風・糖尿病の原因になると危険視する認識があったと。
中国医学三千年。
と、現代中国人が胸を張るだけのことはある。

が、庶民は1日2食だったが、皇帝・貴族らは1日3食から4食。
もっとも、庶民に ねたまれるということで、政治家の食事は質素だったようだ。

本夕、読了

現代中国人女性に、ワキ毛を処理する習慣はない(らしい)。
ところが、発掘された古代中国人女性のミイラにはワキ毛がないという。
古代中国女性は、ワキ毛を処理する習慣があったようだ。

また、現代中国人は家の中も靴履き生活だが、古代中国においては靴を脱いでいた。

トイレ。
今の中国のホテルやレストランや空港のトイレは、欧米・日本と同様。
しかし、かなり近代的オフィスの従業員トイレでも、水洗化こそされてはいても 個室化されていない いわゆるニーハオトイレが珍しくない。
かつ、しゃがんで用を足す便器。
古代中国では、腰掛式便座があったことが写真を付けて書かれている。

本書、それらこまごました古代中国人の24時間を説明するのに付けられた注記(出典)は大変に多い。
その数、891。

(注)
私も参加しての日本人と中国人による会議は何度か経験している。
その会議々事録、中国人の作るものは日本人の作るものの半分くらいの文字数になる。
漢字にはそれだけの力がある。
だから、
 漢字で1500万字程度なら、日本語なら3000万字
 著者が言う100冊分の漢文というのは邦文で200冊分
と読み替える必要がある。

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2022年6月 5日 (日)

『光の量子コンピューター』を読む

第1章の 量子の不可思議な現象
から始まり、
第2章は 量子コンピューターは実現不可能か
そして、終章の
第6章は、実現へのカウントダウン

本書の『はじめに』で、著者は、量子力学や量子コンピューターの歴史について精通している者は、第1章と第2章は読み飛ばしていいと書く。
精通も何も、粗通どころか、私は全くの無知(^^;

しかし、著者は本書を読み進めるにあたって、こうも書いて私のような者を激励してくれる。
 お願いだ。
 量子という言葉に苦手意識をもたないでほしい。
 理屈はどうであれ、「実際、こういうものだ」と受け入れる気持ちを
 もつことから始めよう。

とりあえず、
 粒子と波動の二重性
 重ね合わせ
 量子のもつれ
 波束(はそく)の収縮
とは、〝こういうものだ〟と私は受け入れた(^^;

本書内で著者は、現行のコンピューターを古典コンピューターと呼ぶ。

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こんな喫茶店で読み始め。

雨竜第一ダムを建設することで形成されたのが、面積が日本最大の人造湖の朱鞠内湖。
このダムからの水を引いて発電する雨竜発電所の常時出力は、17.5メガワット。
スペック上の最大出力で、51メガワット。

ところで、省エネ性能に優れているとの評価の高い〝富岳〟の消費電力が30メガワット。
〝富岳〟のひとつ前のモデルの〝京〟の消費電力が13メガワットだったから、〝富岳〟の後継モデルの消費電力は、雨竜発電所の最大出力を超えるに違いない。

量子コンピューターはその速さの桁違いさを言われるが、本質はそこではないと著者は言う。
著者の言う本質とは、エネルギー消費の少なさ。
理論上、量子コンピューターの排熱はゼロ。

ただし、量子を扱うことから、
 絶対零度に近い極低温環境が必要
 量子の二重性ゆえ、エラーチェックが難しい

その解決のために、著者が量子に選んだのは〝光〟。

本夕、読了。

上記は、量子とは〝こういうものだ〟と受け入れた上で書いたもの。
理解・納得できているわけでは全然ない(^^;

〝光〟を扱うので、著者の研究室の実験装置にあるのは多数のミラー。
ミラーの数だけ それを固定するマウントが必要。
そのマウントは米国企業から得ていたが、調整設定の維持が数時間しかもたない精密さ。
その会社が廃業する。

そこに手を挙げた国内企業の、ミラーマウント製作にかける思いが熱い。
今現在は、1週間は再調整せずにすむものになっているという。
回すことができ、かつ しっかり固定できるネジからの開発。

著者が、自分の20年の研究生活を振り返る。
やりたい実験、やるべき実験を果たすために行ってきたのは、
 実験装置に関する技術開発が90%
 実験結果の確認、検証が10%
だった、と。

やはり、道具・・・
が、刺さる針、切れないライン、よく曲がるロッド。
どころか、エンジン付きのボートに魚探まで使っても、我が竿にサカナは掛からない(^^;

本日、良ナギ、サカナの食いも良かった模様。
残念ながら野暮用できて、KON-chan号は沖に出られず。

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2022年6月 4日 (土)

カラス頭とは言わない

釣行時、竿のほかに船に持ち込むのは、カゴ。
スーパーのレジカゴと同スペックのカゴで、釣り道具や船上食が入っている。

キャビンのドアを開け、ライフジャケットを着け終えてから、カゴをキャビン内に収容する。
その逆もある。
カゴをキャビン内に収容してから、ライフジャケットを着ける。
その短い時間に、カラスに船上食を盗られること2回。
更に、出港届を出すためにマリーナの建物に入っているすきに、入口外に置いていたカゴから船上食を盗られること1回。

今日。
マリーナ上下架クレーン下に到着後、マリーナスタッフにより、KON-chan号はヤードの定位置に移動。
その間ともう少しの時間、某艇船長らとヤードの片隅で駄ボラ吹き。
で、手を付けていなかった船上食をカラスに盗られた(^^;

サカナ釣りばかりしていると、バカになる。
バカを表現するのに、トリ頭とかニワトリ頭とかと言う。
カラス頭とは言わない。
私は、カラスに到底及ばない ただのバカ(^^;

良ナギ予報。
ただのバカの私が船長のKON-chan号、8時、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

昨日は、アッチの海域で竿を出し、スカ。
ンで、今日はコッチの海域へ。

予報は良ナギだったが、予報は予報。
西風強く、波も深い。
11時、沖上がり。

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マリーナからの帰宅時、立ち寄ったのは私の定点観測地、イタンキの丘。
この丘にエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)の花の黄色が見えると、私の竿にヒラメが掛かる。
黄色は見えず。

長い長い前置きだった。
ボーズ(^^;

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2022年6月 3日 (金)

まだ黄色は見えない

イタンキの丘は、私の定点観測地。
この丘にエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)が咲くのは6月。
この花の黄色が見えると、私の竿にヒラメが掛かる。


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イタンキの丘にて。
丘に、まだ黄色は見えない。
が、あれこれあって、今日の私は休日。
黄色は見えないし、サカナ釣りばかりやっているとバカになる。

ではあるが、7時40分、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
風穏やかで、良ナギ、

1投目でデカいアブラコ。
リリース。
好釣を予感させたが、それっきり(^^;
釣果極めて上品。
ボーズ(^^;

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2022年5月31日 (火)

『鷹将軍と鶴の味噌汁』を読む

副題は、『江戸の鳥の美食学』。
〝美食学〟には〝ガストロノミー〟とルビが振られている。
著者は民俗学者。
著者によれば、〝美食学(ガストロノミー)〟とは、
 料理をめぐる歴史や政治、社会や経済、そして文化の多局面を考究し、
 その全体像を考える総合的な学知
なんだと。

おゝ、〝考究〟に〝学知〟とな。
これまでの人生で、鉛筆でもボールペンでも書いたことがなく、キーボードで打ち込んだこともなかった単語の〝考究〟と〝学知〟。
これが、我が指による初めてタイピング(^^) 

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こんな喫茶店で読み始め。

書名の〝鷹将軍〟とは、徳川吉宗のこと。
〝鶴の味噌汁〟は、文字通り鶴肉を具にした味噌汁のこと。
とはいっても、吉宗や鶴料理に多くの紙数がさかれているわけではない。
日本人が、いかにトリを獲り、どのようにトリを食べてきたかについて、縄文時代から近代に至るまでの、
 歴史や政治、社会や経済、そして文化の多局面を考究し、
 その全体像を考えた総合的な学知
が、述べられている。

四条流(しじょうりゅう)とは、素手で素材に触れることを一切せずに調理を進める包丁道。
平安時代に始まる。
文献で確認できるトリ料理は このあたりに始まり、江戸時代には料理法・料理屋など かなり詳しく記された文献が残っている。

綱吉によって発せられた生類憐れみの令が支配する時代にも、将軍家から宮中へトリが献上されている。
タンチョウ、ハクチョウ、カモ、カラス、スズメなど、あらゆるトリを日本人は食べてきたことが確かな裏付けのもと考証される。
しかし、どういう理由があってか、日本人がカモメ、ツバメを食べた記載はない。

本夕、読了。

皇室は鴨場を持つ。
賓客らを交え皇族が、手に持った網で狩る。

伏見稲荷大社裏参道には、スズメ(とウズラ)の姿焼きをウリにする食い物屋が店を出している。
スズメ(とウズラ)の姿焼きなら、我が町にも提供する焼き鳥屋がある。

東京新橋。
トリ料理の店、末げん(すえげん)。
1970年、陸自市ヶ谷駐屯地で割腹自殺する三島由紀夫の最後の晩餐は、ここでのトリ鍋。

1985年8月のJAL123 羽田発伊丹便の墜落事故。
現場から収容された遺体の安置所を兼ねた検視所となった体育館に集まった関係者へ、最初に配られた弁当はトリ飯。
誰も食べなかったという。

板わさ や とりわさ を肴に蕎麦屋で酒を呑む。
板わさ ならともかく、とりわさ ともなると、相当イキなオトコでないとカッコウがつかない。
もっとも、北海道の蕎麦屋で ンなものを注文しても出てはこない。

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2022年5月27日 (金)

『眠れなくなるほど怖い世界史』を読む

本書の出版会社は三笠書房。
著者はフランス文学を学んだヒト。
当該出版社・著者に限らず、頭に〝眠れなくなるほど〟を付けた出版物は多い。

〝詳説〟、〝概説〟、〝よくわかる〟等々を頭に付けるのと同じ気分での命名なのだろう。

本書に書かれているのは、歴史上の事件・人物の裏話。
ネットで拾った話を並べて1冊に仕立てたというようなところはなく、裏付け文献は確か。
この類の本に多い いいかげんさはなく、著者の私見は私見と ことわって書かれている。
内容が信用でき、銘打たれているように、〝眠れなくなるほど〟に面白い。
まァ、面白いと感じるのは、私の覗き見趣味、ゴシップ趣味ゆえ(^^;

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こんな喫茶店で読み始め。

大恐慌(1930年代)の米国で、若い男女のクライドとボニーが出会ってからの4年間に犯したのは、12件の銀行・商店強盗と、銀行員・商店主・警官など計13人の殺害。
その犯行史実をベースに脚色映画化されたのが、『俺たちに明日はない』。
ベージュ色の32年式フォードV8の外に降り立ったクライドと、助手席に座ったままのボニーが警官たちに全身に銃弾を撃ち込まれるシーンで、この映画は終わる。
ウォーレン・ベイティ演ずるクライドとフェイ・ダナウェイ演ずるボニーの短い生涯を描いたこの映画は、ドライで熱く哀しい。

米国の警察組織は地方自治体ごと。
「犯罪者の捕縛は罪を犯した州内においてのみ」
州境を越えて、それも最新式のフォードV8で逃げ去るのが犯行後のクラウドとボニーの逃走手口。
その鮮やかさに、彼らにはファンさえ付く。

検視前の遺体に集まったファンは、数百名。
そのファンがやったのは、クラウドとボニーから記念品を奪うこと。
血まみれの服を破り取り、髪を切り取り、引き金を引く人差し指を切断しようとする者も。
クラウドとボニーの遺族は、遺品を高値で売りさばき大もうけしたという。

本夕、読了。

米国初代大統領はジョージ・ワシントン。
彼は当時の歯科技術では進行を止められなかった歯周病に苦しみ、大統領の座に就いた時には自分の歯は1本しか残っていなかったそう。
時に、1789年、ジョージ・ワシントン57歳。

彼の持っていた入れ歯の人工歯は、象牙、カバ・セイウチ・ヘラジカのキバから作られたもの。
いや。
人工歯だけでなく、本物の人間の歯も。
彼は大農園主で400人からの黒人奴隷を所持。
麻酔のない時代、その奴隷たちから健康な歯を抜いては、自分の入れ歯に使っていたという。

ワシントンは独立戦争の司令官。
独立戦争の英雄のワシントンは、後に起きた北西インディアン戦争でイロコイ族を虐殺させ、その尻の皮でブーツやレギンスを作らせている。

以上も本書から。

最強通貨はドル。
その1ドル札に描かれている肖像は、口を真一文字に結んだジョージ・ワシントン。
入れ歯は見えない。

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2022年5月25日 (水)

春を食う

春は奇跡の季節。
 雪解け
 芽吹き
 開花
 鳥たちの営巣

山菜の多くは芽吹き。
奇跡の芽吹きを食う。
春を食う。

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ウドの酢味噌和えとウドの天ぷら。
私の手によるもの。

ウドは、shinyaさんから頂いた。
ごちそうさまでした。

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参考程度だが、参考にはなる

のっぴきV船長のシャコさんらが、マスを掛けた話が聞こえてくる。
出竿海域は41分あたり、苫小牧西港と勇払マリーナの中間海域らしい。

そこまで行かずとも、KON-chan号進出範囲の太平洋に仕掛けられた定置網に、千本を単位とする数のサクラマス、青マス(カラフトマス)が入ったんだと。
 マスが網に入った
 サケが網に入った
 ブリが網に入った
ということと、船から出した竿が曲がるかということとは別問題。
まァ、参考程度。
参考程度だが、参考にはなる。

昨年、一昨年はスカだったが、その前の年のこの時季、我が艇でもサクラマスが掛かった。

燃料を満タンにして、8時、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
航海時間、1時間30分。
白老沖。
良ナギだが、流れ藻・ゴミが多い。

誘導してくれたのは、画像の艇。
POPEYE。
終日、この艇が移動するたびにタグに牽かれる作業台船のごとく我が艇も移動した。

しかし、サクラマスも青マスもひとアタリもなし(^^;

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本日の釣果は、帰航途中に掛けた自家消費分のソウハチのみ(^^;

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2022年5月23日 (月)

艇是にふさわしい釣果となった(^^;

濃いガス。
風力発電の風車塔のプロペラがやっと見えるほど。
そのやっと見えるプロペラの回転が、ごく遅い。
北西の風、穏やか。

あれこれあって、今日の私は公休日。
8時、出航。

防波堤を出てすぐのガスでおおわれた海面に、ぎっしりとミズナギドリが着水。
こんなオカに近い海域に、コアホウドリまでが。

その鳥たちの休息海域を微速で通過後、ヒラメ仕掛けを泳がせる。
2時間ばかり それを続けるも、魚信は得られず(^^;

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
ガスで閉ざされていた視界が開けてきた。

ベイトの反応が濃い。
それをめがけてソウハチサビキを入れるも、魚信なし。

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根からの反応も遠い。
我が艇是は釣果上品。
その艇是にふさわしい、釣果となった(^^;

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2022年5月21日 (土)

『日本語の大疑問』を読む

本書は国立国語研究所(国語研)に寄せられた質問に、37人の専門家が回答してゆく体裁の本。

国語研の研究対象は日本語のみではなく、本書で触れられているだけでも、英・仏・独・露語から、手話、絵文字までも。
言葉の研究者たちの、何と楽しく生き生きとしていることか。

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こんな喫茶店で読み始め。

ミュールとは、女性用のファッショナブルなサンダルこと。
フランス語の mule からの借用。

本書では、日本語の〝下駄:げた〟がフランス語に借用された場合のことについて述べ、日本語が外来語を受け入れやすい構造を持っていることに言及する。
ヨーロッパ語の多くは、名詞に〝性〟を持つ。
フランス人にとっては、〝下駄〟は男性が履くものというイメージから〝男性名詞〟扱い。
かと思うと、ラテン語で〝a〟で終わる単数名詞のほとんどは〝女性名詞〟。
なので、〝下駄〟は〝女性名詞〟扱い。
と、〝男性名詞〟なのか〝女性名詞〟なのか認識が共通化してないらしい。

〝太陽〟は男性か女性か。
 仏語では、男性
 独語では、女性
 露語では、中性

で、〝月〟は〝太陽〟の逆で、
 仏語では、女性
 独語では、男性
 露語では、中性、かと思いきや 女性。

本夕、読了。

履歴書を10以上書いた。
そのうち3を郵送した。
とするのがしっくりすると本書。

は漢語で手紙・文書などを数える言葉。
は漢語で手のひらに隠れる程度の写真・名刺などを数える言葉。
は平らな形状のものなら、材質・大きさ・厚さを問わず何にでも、切手・布団、田畑にさえ、と。

しかし・・・
カレイをで数えるのは本書の説明で分かるが、ヘラブナ釣り師も釣果をで言うのは納得できない。
相撲の番付もで言う。
ヘラブナも相撲の番付も〝平らな形状〟とは言い難いが・・・(^^;

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2022年5月20日 (金)

『物理学者のすごい思考法』を読む

著者は、現役の理論物理学者。
物理学に限らず、何かを成した人、何かに秀でている人の、我々凡人に対して言うこと書くことはユニークだし含蓄に富んでいる。
頭に相当な余裕があるからだろう。

本書名は『物理学者のすごい思考法』。
著者自身がどんなにうぬぼれ屋であろうと、自分自身でこんな書名を付けるはずがない。
書名は、本を売らんがために編集者がひねり出したものだろう。

内容は、物理学者の日々をつづったエッセイ集。

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こんな喫茶店で読み始め。

花を見て、綺麗だと思う。
著者はそれを、葉が一様に単調な緑色なので花の色を引き立てているからだ、と考える。
さらに、なぜ葉は緑色かと。
葉が緑色なのは、太陽光中の緑色だけを反射し、その他の色の光を吸収しているから。
もちろん、光合成を緑葉体で行っているからなのは、誰でも知っている。
調べてみると、〝太陽からの光のうち、強すぎる緑色で植物がダメージを受けないようにしている〟との生物学研究所の論文を著者は知る。

ここからが物理学者らしい。
太陽の表面温度の6000℃から、最も強い光の波長を計算する。
マックス・プランクの黒体放射の式を使っての計算結果は、500ナノメートル。
この波長は、緑色。

他の恒星系に生まれていたら、生物の色は違っていただろう。
そう考えながら、ベランダから見る木々の緑に心を奪われる。
と、著者は書く。

本夕、読了。

左から右上へと昇る朝日を見て、著者は地球の自転軸を感じる。
随分前のこと、私にもあった〝すごい思考法〟。
KON-chan号上から、沈みゆく夕日を見て著者と同じく地球の自転を感じたことがあった。
あゝ、でもそれは、『バカ釣り師のすごい思考法』(^^;

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2022年5月18日 (水)

潮のぼり19回

サカナ釣りばかりやっていては、バカになる。
バカになるも何も、すでにバカ(^^;
あれこれあって、今日の私は公休。

バカが竿をかついで、8時10分、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
と言っても何も見えない。
沖は濃いガスで、視程0.1海里。

風は穏やか。
が、波がゴツゴツしていて、底を取りづらい。

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やがて、ガスが晴れ、空気が乾いてきた。
それに合わせてゴツゴツしていた波の頭が柔らかくなり、ベタナギ。

中潮。
しかし、10時12分の最干潮の潮止まりを過ぎると潮が走り出し、サカナのタナにワームが届く前に、船が根から外れる。
で、根から思いっきり潮の上流で船を止め、潮流に乗ってワームを沈める。

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潮のぼり19回。
釣果も19尾。
 クロソイ 16尾
 マダラ   3尾
と、下品な釣果となった。

正午、沖上がり。

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2022年5月15日 (日)

愛鳥週間の釣り

5月10日から、明日16日までの1週間は愛鳥週間。
とは関係なく、船へ釣り具の積み込みのその最中、船上食のパンをカラスに奪われる(^^;

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左から入港してきた ぱしふぃっくびいなす。
出船(船首を港口に向ける)接岸するために、180°回頭中。

ぱしふぃっくびいなすの接岸作業を見つつ、給油。
7時20分出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

1投目でアタリ。
2投目もアタリ。
3投目でもアタリ。

しかし、その後のアタリが遠い。
と、言うのも、
 渡りの途中なのか
 渡りの最終海域がここなのか
5月10日から、明日16日までの1週間は愛鳥週間。
とは関係なく、我が艇の周囲360°をトリに囲まれる。
船が根から外れても、羽を休めている鳥たちに気の毒で、潮のぼりができない(^^;

尖って硬い波だったが、やがてベタナギ。

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予報通り、昼近くになって風が下りてきて、ウサギが跳び出した。

正午、沖上がり。

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2022年5月14日 (土)

『なぜ宇宙は存在するのか』を読む

小学生でもちょっとませた子なら以下を言う。
 宇宙はビッグバンから始まった。
 その宇宙は膨張していて空間は有限。
 
ところが、著者は、
 ビッグバン前に、原子核ほどの大きさの構造が、102 秒ほどの
 短時間のうちに、現在とほぼ同じ宇宙の大きさまでに急速に膨張
 した。
 そして、宇宙は最初から無限だった可能性がある。
と書く。

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こんな喫茶店で読み始め。

著者は日本と米国の大学で教授・研究する日本人物理学者。

宇宙は膨張している。
発見は、1929年。
その膨張が、実は加速しているとの発見は、その70年後、20世紀も もう終わりという頃。
著者が研究者としてスタート地点に立った時のことで、その報告に衝撃を受けたという。

万有引力が支配する世界で、減速ではなく加速している。
であれば、加速させる〝何か〟があるはず。
その〝何か〟を物理学者たちはダークエネルギーと呼ぶ。

本夕、読了。

宇宙の果てが外側に出っ張った曲面(正の曲面)ならば、そこに大きく描かれた三角形の内角の和は180°を超える。
宇宙の果てが内側にくぼんだ曲面(負の曲面)ならば、そこに大きく描かれた三角形の内角の和は180°を下回る。
しかし、現在の観測では平面に描かれた三角形と同じ、180°。
宇宙の、この平坦さはビッグバンだけでは説明しきれない。
それを解決するため、ビッグバンの前に何があったのかの説明が続く。

本書は、今年3月出版の最新刊。
執筆は、コロナ渦中のこの2年半。

本書に書かれている時間のスケールは、大変に短く大変に長い。
10-38 秒 から 10100 年。
我々の人生の、何と長く何と短いことよ。

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2022年5月13日 (金)

暑くなく寒くなく

あれこれあって、今日の私は公休。

8時、出航。
出航時はガスで、空気が湿っぽい。
視界は0.8海里。

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やがて、ガスが晴れてきて、オカが見えてきた。
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

暑くなく寒くなく。
風穏やかで、潮もゆるく、ベタナギ。

沖根。
サカナの食いは渋い。

2022051302
と、竿が大曲がり。
が、あと20メートルというところで、曲がった竿がピンっと戻った。
掛かったサカナにワームを付けたハリスを切られる(^^;
多分、マダラ。

それを機に、魚信が続いた。
しかし、先日より、一回り小さい。
ガヤが1尾
マゾイが1尾
マダラが2尾、混じった。

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2022年5月11日 (水)

何がきっかけとなったのか

ゴールデンウィーク開始の4月29日に沖に出たが、あれこれあって、ゴールデンウィーク中はそれっきり。
その あれこれがカタづいて、今日の私は公休。

8時出航。

今日のナギは短い。
ナギは昼まで。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

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南からの渡りの途中か、それともここが渡りの目的地なのか。
アッチにもコッチにも、鳥の群れ。

ナギは短いのに、10時半までに、竿が曲がったのは1回だけ(^^;
すでに、釣りをする海況ではない。

2022051103
風は東から西。
潮は南から北。
ラインが船底をくぐり、なかなかサカナのタナまでワームを送り込めない。

もう帰ろう・・・
と、何がきっかけとなったのか。
突然 サカナが浮いてきて食いが立った。

正午、沖上がり。

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2022年5月 8日 (日)

『大相撲と鉄道』を読む

今日は、大相撲夏(五月)場所の初日。
両国 国技館。
本著者は、その大相撲の現役幕内格行司 木村銀治郎。

行司の仕事は、土俵の上での、
『はっけよい 残った 残った』
だけではない。
本書副題が、
『きっぷも座席も行司が仕切る!?』

副題の通りで、大阪・名古屋・九州場所や地方巡業の列車・飛行機・バス・タクシーの手配、席の割り振りも行司の仕事。
で、木村銀治郎、筋金入りの〝テツ〟。

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こんな飯屋で、読み始め。

バイオリン演奏家の空路移動。
自分用に1席、楽器のために1席と、カネさえ出せば2席でも3席でも座席を確保できる。
JRでは、そうはいかない。
JR旅客営業規則によれば、
 同一人が同一区間で2枚以上の乗車券・指定席券を持っていても
 使用できるのは1枚のみ
つまり、2席分、3席分の乗車券・指定席券を持っていても、使えるのは1席のみ。

JR普通席のひじ掛けは飛行機と同じ、下げて使う。
上げれば収納される。
ところが、グリーン車の座席のひじ掛けは、席の個別化を考えてのことだろう、上げることも下げることもできない固定。
グリーン車を使うのは、協会役員や役力士。
上記したように、JR旅客営業規則は1人1席。

さてどうするかは、行司が考えなければならない。

本夕、読了。

団体列車(貸切列車)なら、上の束縛から解放される。
JR旅客営業規則で、特殊団体として配慮されているのは、5団体のみ。
 自衛隊団体
 在日米軍団体
 新規学卒就職団体
 遺族団体
そして、
 相撲協会団体

夏場所初日の今日の木村銀治郎がさばいたのは、中入り後すぐの取り組み、
 荒篤山 対 輝
 翠富士 対 一山本
の二番。
若草色の装束の木村銀治郎が上げた軍配は、いずれも西。
 輝
 一山本

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2022年5月 7日 (土)

『スナイパー入門』を読む

銃は14歳以上から持てる。
ただし、空気銃・光線銃。
火薬でタマを飛ばす銃はダメ。

18歳になると狩猟免許が取れ、火薬でタマを飛ばす散弾銃を持てる。
さらに、散弾銃を連続して10年以上所持した実績を積むとライフル銃を持てる。

本書の副題は、
『銃の取り扱いから狩猟まで』

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こんな喫茶店で、読み始め。

20歳になろうとする良太郎が、元自衛隊員のおじさんと銃砲店主の手引きで、銃を得、射撃術を獲得する。
その後、狩猟免許を取得、シカやイノシシを撃つという物語。
物語だが、内容は具体的。
〝猟銃等講習会〟受講の申し込み書に貼付する写真の大きさから受講料に始まって、射撃教習、狩猟者登録、狩猟税の納付方法まで。
北海道の猟場までの行き方、シカを撃ち、血を抜き、皮をはぎ、肉を得るためのナイフの使い方も。
その肉を宅配便で自宅に送る方法、更にはジビエ料理の数々。

冒頭で、
〝銃は14歳以上から持てる〟
と書いた。

銃を持つための最初のイベントが、〝猟銃等講習会〟の受講。
これに、高校の制服を着た者が受講しているとある。
高校の射撃部員のこと。

本夕、読了。

本書の購入動機は書名から。
ヒトを標的とするゴルゴ13や狙撃兵になるための案内をする本だと、すっかりカン違いして(^^;

猟銃だと、銃口を出た弾丸の初速は、秒速600メートルくらい。
標的までの距離が200メートル、狩猟の場なら遠距離とは言えない。
空気抵抗を無視しても発射から着弾まで0.3秒。
水平に撃たれたタマが200メートル先に着弾するまでに、重力で50センチくらい沈む。

その修正方法は、超A級スナイパーのゴルゴ13と同じ。
試射の繰り返し。

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2022年5月 4日 (水)

『英会話 言わなきゃよかったこの単語』を読む

月面に降り立った直後のアームストロング船長が、
 That's one small step for a man, one giant leap for mankind.
と言うべきところを、〝a 〟を言わなかったので、各局の同時通訳者が困惑したという。
この文脈だと、〝man〟と〝mankaind〟の語義は〝人類〟。
しかし、

 これは人類にとっては小さな一歩ですが、
 人類にとっては大きな飛躍です。

と、各局どの同時通訳者も そうは訳さなかった。
それでは、論理的におかしい。
と、不定冠詞の〝a 〟を補足し、アームストロング船長の言葉としたのは、

 これは一人の人間にとっては小さな一歩ですが、
 人類にとっては大きな飛躍です。
 
英語ネイティブでさえ、冠詞を付け忘れる。

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こんな喫茶店で読み始め。

本書から。

 肩がこってるの?
を、
 Do you get stiff shoulders?
とすると、ネイティブは、
 腕が張ってるの?
と解釈するとか。

 肩がこってるの?
は、
 Do you get a stiff neck?
と、言わなければならない。
肩は二つ、首は一つ。
なので〝a〟が必要。

本夕、読了。

読めても書けない漢字は多い。
中国人でさえもそうで、メモを取っている時にそういう事態に陥ったさいは、とりあえず同発音の漢字で代用する。
日本語はひらがな・かたかなを使えるから その点 便利。

同じく、読めても書けない英単語は多い。
 テネシー州:State of
Tennessee
 ミシシッピ州:State of Mississippi 

を書けない米国人は珍しくないらしい。
〝愛媛県〟を書けない日本人がいるのと同じ。

英文ともなると、いよいよ読めても、書けない・話せない・聞き取れない。
本著者は、こう言って日本人を慰めてくれる。
 1単語くらい間違えても、そうそう誤解はされない。
 ちょっと言い間違えても、「ああ、本当はこう言いたいんだな」とわかって
 もらえるものだ。

ただし、本著者が言っているのは、
 〝1単語くらい〟
 〝ちょっと言い間違え〟

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2022年5月 2日 (月)

『江戸の間取り』を読む

日光東照宮にまつられているのは、家康。
神社だから、祭儀の進行は神職。

家康以降の将軍の墓所は、上野の寛永寺、または芝の増上寺。
寛永寺は天台宗。
増上寺は浄土宗。
祭儀の進行は僧侶。

歴史の薄い北海道の住職・宮司でさえ、自身の属する寺社系図の本家・分家を言い、檀家・氏子の関係を面倒くさくする。
しかし、本家・分家を言っているようでは素性が下々、小さい小さい。
そんな下々と違い、将軍はやはり将軍。
宗旨どころか、宗教さえ違っても、面倒くさいことを言わない。
〝良きに計らえ〟
だったのだろう。

もっとも、神道は〝道〟、仏教は〝宗〟。
古くから、神仏は習合していた。

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こんな飯屋で読み始め。

江戸城下は、大火で数度焼き払われている。
城下のみならず、将軍居住の江戸城自体も焼いている。
大火後、現代で言うところの、〝都市計画〟に基づいた江戸の再建幾たび。
なので、ゼンリンの住宅地図並みの江戸地図が、今に伝わる。

寛永寺・増上寺とも、徳川家菩提寺だったことが災いし、明治新政府に境内領地の多くを取り上げられている。
 上野公園は、元々は寛永寺
 芝公園は、元々は増上寺
の、境内だった。

本夕、読了。

イラスト多数。
それが精緻。

江戸庶民の住まいは、〝九尺二間〟。
これを、〝きゅうしゃくにけん〟と発音しては笑われる。
〝くしゃくにけん〟。
 間口 九尺(一間半):2.7メートル
 奥行 二間:3.6メートル
10平米、6畳。
そこで炊事し、食う寝る。
水場、便所は屋外共同。

一人用山岳テントの床面積は、
 間口 1メートル
 奥行 2メートル
2平米、1畳ちょっと。
そこで炊事し、食う寝る。
現代人も大したものだ。
という評価は、的を遠く外している・・・(^^;

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2022年4月29日 (金)

一度あったことが二度あるとは限らない

7時、出航。

虻田沖からマスの話が聞こえてくる。
が、私の竿を曲げてくれる気がしない(^^;

ンで、湾外へ。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

好天予報だったが曇天。
しかし、風穏やかで良ナギ。

海面近く、濃いベイトの反応にソウハチサビキを入れるとスケソ。
ソウハチサビキに替えてインチクを深く沈めるが、根のサカナからの反応が遠い。

2022042902
正午の沖上がりまでの釣果は、きわめて上品(^^;

ヤナギノマイがデカい。
二度あることは三度ある。
でも、一度あったことが二度あるとは限らない。
ヤナギノマの掛かった海域にインチクを沈めるも、2尾目は掛からず(^^;

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2022年4月27日 (水)

船長、スイーツを作る(^^) 12

ティラミスは、イタリア生まれのスイーツ。
日本に登場したのは、かれこれ30年ほど前か。
ご当地イタリアでも、それほど歴史のある お菓子ではないようだ。

コンビニのオリジナル飲食商品開発力は大変に優秀。
コンビニコーヒー。
コーヒー豆専門店員に、
「あの味を出せる豆をあの値段で提供することは、当店ではとてもムリ」
と言わしめさせるほど。
コンビニスイーツも、同様。
コンビニに置かれているティラミスはうまい。

それをわが手で、と。
主材料のマスカルポーネ(クリームチーズ)の入手が困難。
当地では売っている店がない。
で、ネットでの購入。

Tiramesu
底に、エスプレッソをしみ込ませたイタリアンビスケットを敷くのが正式レシピ。
しかし、ここから始めるのは、素人パティシエの手に余る。
森永のメリーを砕き、濃い目に淹れたコーヒーに浸すことで代用。

トッピングには、バンホーテンココアパウダーを惜しみなく。

tira mi su とは、
 tira:引っ張る
 mi :私を
 su :上に
〝私を力付けて〟という意味らしい。

さて、食うか(^^)

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2022年4月24日 (日)

サカナはいるようだが

7時10分、出航。

コッチでもアッチでも、ソウハチさびきを入れるが、竿は曲がらず。
広くベイト(イサダ:ツノナシオキアミ)の反応はあるが、サカナの付いている海域に至ることができない(^^;

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

沖根。
根のサカナは、産卵期か。
サカナはいるようだが、喰いが渋い(^^;
そのうえ、風と潮が直行。
ラインが船底をくぐり、釣りづらいことこの上ない。

ちょっと油断。
プロペラにラインを巻く。
ラインの喪失、90メートル。

やがて予報通り、風が吹き降りてきて、シケ。
10時30分、沖上がり。

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2022年4月20日 (水)

穀雨の釣り

今日は穀雨(こくう)。
穀物の成長をうながす春の暖かい雨が穀雨。

しかし、本日、雨降らず、風穏やかで気温が上がる予報。
あれこれあって、私は公休。

8時、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
良ナギ。

20メートルから下に、ベイト(イサダ:ツノナシオキアミ)の反応。
しかし、ベイトの中を泳いでいるのはスケソ。

2022042002
根も不釣。
上品な釣りとなった(^^;

イケスで生かしていたのは、
 ホッケ  4尾
 ソウハチ 2尾
リリース。

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2022年4月16日 (土)

転舵せず、入港

西の空低く沈みゆく月。
満月まであと一日の、オレンジ色の太った月だ。

4時50分、出航。
4時54分の日出は、東の空にかかった雲の向こう側。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

水深17から22メートルに、イサダ(ツノナシオキアミ)の濃い反応と魚影。
ソウハチサビキを入れると、ただちに魚信。
しかし、竿は大きく曲がるも、魚信が狙い魚と違う。
案の定、デカいスケソ。
掛かるのはスケソばかり(^^;

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この海域のソウハチは着底している。

7時、早上がり。
大黒島まで戻ったところで、ラブーン船長から好釣海域の架電。
コッチではなく、アッチ。
サンクス。

が、転舵せず、入港した。
沖は風。
すでに、波の頭が白く崩れだしていたから。

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2022年4月15日 (金)

タモにおさまったのは

あれこれあって、今日の私は公休。

10時15分、出航。

薄曇り。
なめらかな海面だが、台風からだろう。
南から波高0,5メートルほどのウネリ。
このウネリのピッチが短く、船速を上げられない。
16ノットで地球岬沖へ。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
先日、好釣だった根に浮かぶ。

風ゆるく、潮も走らない。

いきなり、デカいマダラ。
タモを構えるところまで浮かせたが、竿を持っているのが私。
ナイロン4号を切られ、インチクとともに海底へ(^^;

その後は、デカいアブラコ。
デカい、スケソ。
デカいが、タモを使うに及ばず。

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イケスで生かしておいたのは、これだけ。
いずれも、タモを使うに及ばず。

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タモにおさまったのは、着岸してから。
2021年度マリーナ釣りダービー、賞品。
ソイの部  優勝(^^) 
ヒラメの部 2位(^^) 

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2022年4月 9日 (土)

『日本史の迷宮』を読む

縄文時代は、今から16000年前くらいに始まり、13000年ほど続く。
その後の弥生時代から今に至る期間の3000年と比べると、縄文時代は長い。

縄文人の生活の定説は、〝狩猟採集〟。
ゆえに〝移住生活〟だった。
本書のスタートは、その定説をくつがえす青森の三内丸山遺跡の発掘から。
三内丸山遺跡からは、縄文人が長期間にわたって〝定住生活〟していた証拠となる大型建造物・多数の住居跡が発掘される、
発見は、20世紀も もう終わる頃。

三内丸山に縄文人が定住していたのは1500年の長期にわたる。
縄文時代の長さは、紛争のない安定した体制が建設できていた証でもあるが、文明・文化の進行がゆっくりだったことの証でもあるだろう。

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こんな喫茶店で、読み始め。

続く弥生時代の終わり近くになって、中国の文献に日本のことが記載される。

本書は邪馬台国・卑弥呼について、
 ・古墳の建設時期(通説よりもかなりさかのぼれる)と、その分布
 ・三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう:銅鏡)の発掘分布
等々からその場所・墳墓を推理してゆく。
著者の、『日本史の迷宮』への考察は深い。

本夕、読了。

黄金駅と稀府駅の中間あたりで国道37号を離れ、山に向かって1キロほど斜面を登る。
そこにあるのが、金・土・日・月の週に4日だけ営業している喫茶店の『珈琲舎 北こがね』。
西に窓。
窓からは噴火湾。
目を手前に寄せると、〝北黄金貝塚〟が広がる。
昨年、世界文化遺産に登録された『北海道・北東北の縄文遺跡群』を構成する遺跡だ。

暖房は薪。
薪のはぜる音がする。

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2022年4月 4日 (月)

何がどうした

穏やかに経過する予報。
で、あれこれあって、私は公休。

8時30分、出航。

良ナギの根の上に浮かび、インチクを沈めるが竿は曲がらない(^^;
根から魚信を得ることを諦め、南下。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
ソウハチ場。

誘導してくれたのは、こちらに船尾を向けている艇、アグネス。
中継してくれたのはエルムV。
両船々長に、深謝。

この海域にたどりついた時は、すでに10時30分。
時刻も時刻、さらに悪いことに仕掛けが古い。
ハリ先が甘くなっていて、せっかく掛かったソウハチがポロポロ落ちる(^^;

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まァ、でも、ペール缶にひとつ確保。
正午、当該海域離脱。

帰航は、朝、無反応だった根を経由して。

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朝はさっぱりだった根に、何がどうした。
好反応(^^)

根での2時間の釣果は、
・クロソイ 17
・ホッケ   7
・1メートル超えのマダラが1本掛かった(^^)

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2022年3月26日 (土)

『消された唱歌の謎を解く』を読む

新聞に足掛け4年にわたって連載された、
 『歴史に消えたうた 唱歌、童謡の真実』
 『歴史に消えた唱歌』
を再編集して一書と成したもの。
 前者の背景は帝国時代の日本
 後者の背景は帝国統治時代の台湾・朝鮮・満州

連載していたのは産経新聞。
産経新聞、北海道では、キヨスクでもコンビニでも買えない。
産経新聞の論調は、保守調というか旧守調というか復古調というか。
そんな新聞に連載されていた記事を編集したものだから、本書にも保守調というか旧守調というか復古調というか そんな気分が色濃く流れる。
それを、どうだこうだ・・・
と、言うほどのものを私は持っていない。

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こんな喫茶店で読み始め。

『ペチカ』
 雪の降る夜はたのしいペチカ
 ペチカ燃えろよお話しましょ

文科省検定済の小学5年生用音楽教科書に、『ペチカ』が採用されている。
〝ペチカ〟なんて、本州の小学校教諭は教えられるのだろうか。
北海道の教諭だって、難しいように思う。

そのはず。
『ペチカ』の、作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰。
本曲の舞台は日本内地ではない。
満州。
1924(大正13)年、満州の日本人学校の音楽の教科書に採用されたのが、そのスタート。

本夕、読了。

歌謡はときに、〝リリー・マルレーン〟や〝あゝモンテンルパの夜は更けて〟のように歴史的逸話を残すほどの力を持つ。

『故郷(ふるさと)』
 うさぎ追いし かの山 
 こぶな釣りし かの川

本曲が文部省唱歌に採用されたのは、1914(大正3)年。
尋常小学校6年生用教科書。
で、今々現在も、小学校6年生用教科書に採用されている。

が、この曲は、1942(昭和17)年から 戦時下 文部省唱歌から外されていたという。
理由は、この曲が外地の兵士たちに里心を引き起こし、そのことで戦意を喪失しかねないことをおそれて。

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2022年3月23日 (水)

コッチの根、不釣 ソッチの根、不釣 アッチの根、不釣

穏やかに経過する予報。
ンで、あれこれあって、私は公休。

マリーナ上下架クレーン下の水深は、7メートル。
出航前の私の習慣は、上下架桟橋に立って、その海底を見ること。
今日は、雪代で濁り、その7メートル下の海底が見えない。

9時、出航。
沖の濁りは、もっとひどく、茶色。

イサダ(ツノナシオキアミ)の反応も、今日は薄い。

2022032301
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
風ゆるく、潮ゆるく、ベタナギ。

2022032302
1時間ばかりの出竿で、自家消費分だけあげ、当該海域離脱。
コッチの根、ソッチの根、アッチの根へと。

コッチの根、不釣(^^;
ソッチの根、不釣(^^;
アッチの根、不釣(^^;

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2022年3月22日 (火)

『早すぎた発見、忘られし論文』を読む

度は長さ、量は体積、衡は質量。
秦の始皇帝による度量衡の統一は紀元前3世紀。
日本での度量衡の統一は、8世紀の大宝律令、16世紀の太閤検地がエポック。
古代バビロニアでは、紀元前40世紀には整然とした度量衡が定められていたらしい。

近代以降、質量は長いこと、最大密度温度(4℃)の1リットルの水を1キログラムと定め、その1キログラムの分銅を国際キログラム原器としてパリで保管してきた。
複製が40個あり、うち1個は工業技術院計量研究所(現:産業技術総合研究所)に保管されている。

2019年、質量をキログラム原器で定義せずに、
 プランク定数を 6.62607015×10-23 ジュール秒と
 することで定める
と定義し直されることになった。

プランク定数は実験的求められるが、これはアボガドロ定数と反比例の関係にあることが分かっている。
だから、質量を定義するにあたっては、プランク定数を使わず、アボガドロ数を使っても定義できることになる。

工業技術院計量研究所には、不純物のごく少ない直径94mmのシリコンの単結晶の球がある。
上記した理由から、質量をキログラム原器という人工物から離れて定義するには、アボガドロ数の精密な値が必要。
それをこのシリコン球を使って求めようと作られたもの。

以下、高校物理・化学の範囲を越えるプランク定数には触れない。
なお、アボガドロ数の単位は 個数で、無名数。
アボガドロ定数の単位は、個数/モル で、表記は /モル 。
ここでは区別せずに、すべてアボガドロ数として記述する。
(数値は同じ)

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こんな飯屋で読み始め。

アボガドロは、18世紀から19世紀にかけて生きたイタリア人。
16歳で法学士、20歳で法学博士号を取得し、弁護士として人生をスタートさせている。

数学や物理学に手を染め出したのは、24歳になってから。
で、33歳で自然科学の教授職に就いている。

アボガドロ自身は、アボガドロ数の決定には関与していない。
アボガドロが唱えたのは、
 同一圧力
 同一温度
 同一体積
の気体には、気体の種類を問わず、
 同じ数の分子が含まれる
というもの(アボガドロの法則)。
アボガドロ、35歳の時の論文。
1811年のこと。

本夕、読了。

分子の存在の理論的証明は、アインシュタインによるブラウン運動の理論の発表まで待たねばならず、それは20世紀に入ってからのこと。
ことほどさように、アボガドロの考え方は時代に先んじていたために、同時代人には理解されることはなかった。
彼の論文が日の目を見るのは、1860年。
彼の死後、4年が過ぎてから。

さて、工業技術院計量研究所でシリコン球を使って求めようとしたアボガドロ数。
 6.022140×1023
から、精度を100倍上げた
 6.02214076×1023
に到達するまでに、10年を要している。
現時点の技術では、小数点以下10桁あたりが測定限界。

4年ごとにパリで開催される国際度量衡総会は、現代の太閤検地みたいなもの。
2018年の第26回総会で決議したものの内のひとつは、質量を定義し直したと同時に、
 アボガドロ数の値を
小数点以下8桁までで打ち切り、それを
 アボガドロ数の定義値とする
というもの。

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2022年3月16日 (水)

『謎解き フェルメール』を読む

ヨハネス・フェルメールは17世紀の画家、オランダのヒト。
有名な『真珠の耳飾りの少女』は、'18年の10月から翌年の2月にかけて日本で公開されている。
『真珠の耳飾りの少女』に描かれている少女は、青いヘアーバンドが印象的で、本絵画の別名は『青いターバンの少女』。

油絵具は、同じ容量のチューブであっても色によって価格が何倍も違う。
フェルメールの用いた〝青(ウルトラマリン・フェルメールブルー)〟は、顔料にラピスラズリ(貴石)を使った大変に高価なモノ。
今、ウルトラマリンは合成顔料を使ったものが安く手に入る。

ところで、昨夏、フェルメールの『窓辺で手紙を読む女』が、ドイツの美術館で行われていた修復作業を終えたとの報道があった。

Johannes-vermeer 
    修復前            修復後

本画奥のキューピットは、かなり以前からX線で確認されていたが、フェルメール自身によって塗りつぶされたものと考えられていた。
が、上塗りの絵具がフェルメールのものと違うことが科学的に証明される。
そのため、上塗りされた絵具を取り除き、フェルメールオリジナル作品によみがえらせたという報道だった。
キューピットが塗りつぶされた修復前の『窓辺で手紙を読む女』のほうがズッといい。
と、私は思うのだが・・・

なお、修復された本画は、この1月から来月4月にかけて、『フェルメールと17世紀オランダ絵画展』と銘打たれ東京都立美術館で公開されている。

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こんな喫茶店で、読み始め。

現在に残るフェルメールの作品は32点。
著者は、それを制作年順に、画家の生涯とともに解説していく。
ほかに、美術研究者がフェルメール作と主張する4点も紹介されるが、著者はその4点全てがフェルメールの手によるものではないと断言する。

透視図法(遠近法)が狂っているものは、画像処理で正しい透視図法表示して見せる。
で、透視図法の狂いが、画家があえて行った画法であることが示される。

フェルメールは光の描写にすぐれた画家。
42年の生涯で、画家活動は後半の20年。
その晩年近くは、光の描写が粗雑になっていく。

本夕、読了。

昨年、平山郁夫、東山魁夷らの贋作版画が本物として流通していた事件が明るみになった。
そんなレベルをはるかに越えるのが、オランダ人画家のハン・ファン・メーヘレン。
先の大戦で、ドイツの降伏は1945年5月9日。
その3週間後、戦勝国のオランダ当局は、大戦中にナチにフェルメールの絵を売ったかどで彼を逮捕・起訴する。
罪状は、国家反逆罪。
何週間かの黙秘後、それは自分が描いたと告白。
誰もそれを信じないので、彼は法廷で絵筆を持って実証することになる。

フェルメール作と信じられナチの手に渡った絵が、20世紀に描かれたものだと科学的に証明されたのは、その20年もあとのことである。

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2022年3月13日 (日)

難しいのは、サカナがどこにいるのかを知ること

サカナ釣りは簡単なこと。
腹の減ったサカナの鼻先に、(疑似)餌を垂らしさえすれば掛かる。
難しいのは、そのサカナの鼻先に、どうやって(疑似)餌を垂らすかということ。
もっと難しいのは、そのサカナがどこにいるのかを知ること。


5時40分、出航。

5時52分、南下中のKON-chan号の左手、雲の向こうから日出。

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竿を出している我が艇に、タコ樽流し漁具の投入を終えた漁船が近づいてきた。
「室蘭からかァ」
という問いかけに、
「そうです。 マス釣りに」
と応じる。
「ここにはいなくなった。 タラもいない。 アッチに行ってみたらいい。 ここよりはいい。 船が集まっている」

難しいのは、サカナがどこにいるのかを知ること、だった。
とりあえず、ここにはサカナがいないらしい。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
タコ樽流し漁師ご教示の海域。
ベタナギ。

しかし、外道のホッケさえもアタらない(^^;

再び。
難しいのは、サカナがどこにいるのかを知ること、だった。
存在の証明よりも、不在の証明のほうがズッと難しい。
だから、タコ樽流し漁師ほどの経験も情報も持たない私が言ってはナンなのだが、この海域にも いないと思う。

9時30分、当該海域離脱。

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不在証明は難しいが、存在は1尾掛ければ証明できる。
ということで、根にはサカナがいる。

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2022年3月11日 (金)

悪さをしたのは何だ

あれこれあって、今日の私は公休。

昨夕までは雨が落ちる予報。
が、日差しはないものの穏やかな日となる予報へと変わった。

9時、出航。

水深77メートルで、ソウハチサビキを入れるとラインが20メートルちょっと手前まで出たところで竿先が揺れる。
と、サカナの跳ねる音。
サクラマスかと、バスロッドを組みジグを放る体勢へ。

また、水音。
いや、水音を立てたのは、マスではなくてオットセイ(^^;
我が艇を囲むように、アッチとコッチとソッチに、少なくとも3頭はいる。

これでは釣りにならない。
オットセイから逃げ、水深80メートルまで移動。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
空気が湿っぽく、オカがかすむ。

空も海も暗いが、海中はにぎやか。

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ソウハチ。
ペール缶1本と少し。

ペール缶に半分ほどあげたところで、8本バリサビキの上から2本目と3本目の間から幹糸を切られる。
悪さをしたのは何だ。

正午、当該海域離脱。

帰航は根を経由して。
ガヤと小さなマゾイ。

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2022年3月 9日 (水)

掛かってほしいのはサクラマス

主要路の車道は乾いたが、道路わきに寄せられた雪はまだ多い。
また、脇道、枝道の生活道上の雪は融け切らず、わだちが深い。
この先、湿った雪がドカッと、あと1回か2回か。

今日のところは、穏やかに経過する予報。
都合のいいことに、今日の私は公休。

5時45分、出航。

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5時58分の日出を、地球岬手前で見る。
地球岬をかわしてのちは、太陽を1時の方向に見ての航海。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

掛かってほしいのはサクラマス。
が、かなわず(^^;

「ソウハチを30枚ほど」とのリクエストがあり、帰航はイタンキ沖経由。
12メートルまで浮いてきて、アッと言う間にリクエスト数を大きく過達の88枚。

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更に、根に寄って。

やはり、掛かってほしいのはサクラマス。

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2022年2月28日 (月)

『樹木たちの知られざる生活』を読む

副題は、『森林管理官が聴いた森の声』。
著者はドイツ人。

日本には〝森林管理官〟という肩書の名刺を持つ者はいない。
日本で著者に相当する職名は、林野庁の〝森林官〟。

吸い込み式ポンプだと、吸い上げられる高さ(深さ)は10メートルまで。
押し込み式ポンプだと、押し上げられる高さに原理的な制約はない。
毎分1立方メートル(1440トン/日)の水を100メートルまで上げるポンプなら、モーターも含めて1トン。
水量を毎分0.1リットル(144キログラム/日)にまでに抑えれば、手のひらに載るようなポンプでも余裕で100メートルまで上げられる。
ただし、流路は1MPaの水圧に耐えられる強度が必要。

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こんな喫茶店で、読み始め。

高い山に生えるハイマツは、せいぜい胸までの樹高。
チングルマだと、スネまでもない。
一方で、室蘭岳の水元沢のトドマツでも20メートルはある。
地面からこの高さにまで水を行き渡らせる樹木のポンプ作用を、毛細管現象・蒸散・根圧・浸透圧を組み合わせるだけでは うまく説明できないらしい。

文章は情緒的。
しかし、その情緒性は、信頼できる出典に裏付けされている。
著者は言う。
群生する木々らは、根を通して養分を都合し合う。
昆虫に葉や幹を食われたときには忌避物質を出し、近隣の木々らに知らせる。
寿命の長い樹木らしいゆっくりとした流れの会話が、森林にある。
と。

本夕、読了。

羊蹄山喜茂別ルートには、地面に触るか触らないかで斜面に沿って幹が伸びてから空に向かって成長するダケカンバが並ぶ地帯がある。
雪のせいで、斜面方向に押し付けられての何十年か何百年かが過ぎて、突然 空を目指した木々らだ。
登山者は、その〝L〟字型をした幹の〝―〟部を乗り越え乗り越えして森林限界を抜ける。
〝―〟から〝|〟へ。
樹木には確かに意思がある。

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2022年2月20日 (日)

『あなたにもある無意識の偏見』を読む

男女の性差への認識
障害者への対応
自身の属する組織へのひいき、等々。
著者はこれらに〝偏見〟があると言う。

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こんな喫茶店で、読み始め。

冷静に見て考え、公平な社会を目指す。
それへは均等・平等の意識が必要。
と、本書に書かれていることはいちいちもっとも。
もっともだとは思う。
間違ったことは書かれていないとは思う。
が、しかし、私はこの著者の見解が腑に落ちない。
データから引き出す結論が、こまっちゃくれた小学生が言いそうなこと。
大学教授の言うことが、小学生が言うことと同じなのはおかしい。
と、思うこと自体が、私の〝無意識の偏見〟なのかも(^^;

本夕、読了。

著者は、
 ハープ奏者と聞いて、女性を連想する
 単身赴任者と聞いて、男性を連想する
ヒトが多いことを示すデータを出す。
そして、これらを〝偏見〟と言う。

〝偏見〟、そうだろうか。
それは我々の経験なのではなかろうか。
本書の内容が今ひとつ腑に落ちないのは、経験則を偏見とする著者の思考回路にあるように思う。

経験則自体が、偏見なことがあるのは確か。
経験則を持ち出して、それを〝老害〟とか〝偏見〟と非難される事例はある。

何年か前の、ドッサリ釣れた経験。
今年もそうだと思うのは〝偏見〟とは言わない。
それは、〝期待〟(^^)

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2022年2月19日 (土)

納得。 ということにしよう。

南西の空に、右が少し欠けた月。

5時50分、出航。

防波堤を出て、沖の黄浮標あたりまでは結構な波で、暗い海面からしぶきがあがる。

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6時27分の日出を見る頃は、良ナギの海を北東へと航海。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

海水温は低く、当該海域は1.3℃。

朝の内はスケソが浅いところまで浮いてきて、釣りにならず。
やがてスケソのタナが下がり、その上に毛バリを泳がせる。
スケソの上で毛バリを泳がせているつもりだが、掛かるのはスケソ。

サクラマスのアタリは遠い(^^;

KON-chan号のサクラマスの釣果気分は、以下。
1尾も掛からなくとも、まァ、そんなもンでしょう(^^
 1尾掛かれば、ホッ(^o^)
 2尾掛かれば、納得(^o^)
 3尾掛かれば、満足(^o^)
 4尾掛かれば、十分(^o^)
 5尾以上掛かれば、こんなに掛けてどうしよう(^o^)

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納得。
ということにしよう。

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2022年2月18日 (金)

尖った波の頭が白く崩れ出した

あれこれあって、今日の私は公休。
絵鞆展望台から見る沖は、ナギ。

9時40分、出航。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

この海域に入って間もなく、北西の季節風が吹きおりてきて波が深くなる。
尖った波の頭が白く崩れ出した。
その海面に射す太陽の光は強い。

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竿を出せた時間はごく短かく、実釣は1時間あるかないか。
良カタが掛かった(^^)

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2022年2月12日 (土)

オォ、いいカタ

昨日は、今日の出航を考え、帰港後、船を上架せずに係留。

今日未明、南東の空に明けの明星、金星。
そのすぐ下、火星の赤。

6時、出航。
6時37分の日出は雲の向こう。
太陽がその直径の2倍ほど昇ったところで、下の雲と上の雲の隙間から射す日光の赤を見る。

その日射を2時の方向から浴びて、沖へ沖へと。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
サクラマス海域。

スケソが落ち着き、泳がせる毛バリにガツガツしなくなった。
海水温が低い。
1.7℃。

サクラマスの魚体評価は、体長よりは体高(幅・太さ)。
そして、体高よりは、体重。
太平洋のサクラマスは、日本海のサクラマスよりも総じて小さい。

KON-chan号進出海域での私の感覚は、
 2キロ前後で、『オォ、いいカタ』
 2.5キロを越えると、『スゲ-なァ』
 3キロ越えともなると、『一度、見てみたい』
私の記録は、2.9キロ。

海面下110メートルで、マスのアタリ。
スレ掛かりでなければ、『一度、見てみたい』サイズ。

残り巻き上げ長さ、30メートル弱。
そこで、バレた(^^;

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『オォ、いいカタ』サイズがあがった。
2.1kg。

午後から野暮用。
11時、早上がり。

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2022年2月11日 (金)

最後の1投のつもりだったが

家を出る時はマイナス10℃。
それが、30分ほどの移動の間に急速に上がり、マリーナ到着時はマイナス4℃。

給油。
8時15分、出航。

良ナギの胆振沖を、1時間とちょっとの航海。

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今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
風穏やかで潮もゆるく、シーアンカーを投入せずとも、ラインがまっすぐ落ちていく。

海面下15メートルに毛バリを泳がせるもスケソ。
以降、5メートルずつ、毛バリを泳がせるタナを下げていく。

15メートルでもスケソが食ってくるのだから、タナを深くすればたちまちスケソ。
今日はサクラマスを掛けずに終わりかなァ。
と、最後の1投のつもりで、ベタ底まで毛バリを沈め、底から10メートル上げるとアタリ。

最後の1投のつもりだったが、
最後の2投も。
スケソ(^^;

最後の2投のつもりだったが、
最後の3投も。
スケソ(^^;

正午、当該海域離脱。

2022021102
帰航は、根を経由して。

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2022年2月 4日 (金)

『日本の古式捕鯨』を読む

室蘭市のマスコット(ゆるキャラ)は、〝くじらん〟。
古く室蘭は捕鯨が盛んで、クジラの解体場まであった。
市立水族館は、その跡地に建設されたもの。
今でも、噴火湾内にはイルカが入るし、湾外に出るとシャチやセミクジラを見ることがある。
その室蘭の追直漁港に、昨夏、捕鯨船が入港、室蘭沖でクジラの回遊状況を調査している。
この捕鯨船の所属が、和歌山県太地(たいじ)町漁協。
太地町は和歌山県の南東に位置し、すぐ東が太平洋熊野灘。
太地町は今でも捕鯨の町として有名で、捕鯨の歴史を400年以上もさかのぼれる町。

太地町には、捕鯨・解体、流通に乗せるまでの全てが整っている。
本書は、その太地町の捕鯨の歴史。

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こんな喫茶店で、読み始め。

古式捕鯨とは、動力船から捕鯨砲を撃って獲る近代捕鯨法に先立つ捕鯨法。

1878(明治11)年の年末近く、太地港から出た十数艘の手漕ぎ船々団、総勢200人。
大型クジラを仕留めるのに時間が掛かり、沖に出過ぎて黒潮に流され、多人数が行方不明となる事件が起きている。
世に言う、〝脊美流れ(せみながれ)〟がそれ。
以降、古式捕鯨法はすたれる。

本書は、太地五郎作(たいじ ごろうさく:1875(明治8)年-1957(昭和32年))の講演口述を製本化したもの。
<以下、太地五郎作を著者と表わす>
著者は、太地村の捕鯨漁師のリーダー格の家に生まれるが、幼少期に分家へ養子として出、長じて村の郵便局長、太地町の隣町の勝浦(現、那智勝浦)町長を歴任したヒト。

古式捕鯨法がすたれるきっかけとなった〝脊美流れ〟は、著者、3歳か4歳の時のこと。
だから、本書の内容は実体験ではなく、著者が見聞きしたこととなる。
しかも、本書の元となる2回の講演時の著者の年齢は、62歳と79歳。

本夕、読了。

本書を、偽史と断じる歴史家もいるらしい。
実際、〝脊美流れ〟の行方不明者の数を、百有余名と言ったり、七、八十と言ったりなどの乱れが本書にはある。
また、盛った口ぶり、見てきたようなウソを言う講談師口調もある。
まァ、そこンところは片目をつぶって読むことで(^^;

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2022年2月 1日 (火)

『視覚化する味覚』を読む

デパート1階、正面入り口から入ってすぐは化粧品売り場。
 春には春色の
 夏には夏色の
 秋には秋色の
口紅が、TV‐CMに流れなくなって2年。
2020年、対前年比較で売り上げが落ちた一番の日用消費財は口紅なのだそう。
'19年の半分以下の売り上げ、56パーセント減。
まゆ墨やマスカラの売り上げは10パーセント減と それほど落ちなかったことを考えると、リモートワークや外出自粛のせいよりも、マスク着用の半強制化の影響が大きい。

口紅の赤。
だが、マスクに白、黒は見るが、赤は見ない。

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こんな喫茶店で、読み始め。

谷崎潤一郎の〝すまし汁〟を語った文章
夏目漱石の〝ようかん〟を語った文章
を取り上げ、食べ物と色の話が始まる。

流れ作業方式の代表格のように言われる20世紀が始まってすぐ生産されたT型フォード。
標準化のために、「T型フォードは黒である限り、どんな色でも揃えている」、つまりT型フォードは全て黒であるとした。
その米国で、果物の色、バターの色が議論される。

目がいやしい
目で食う
という言葉がある。
盛り付け方、色の使い方で料理がウマそうに見える。
緑のピーマンだけよりも、黄や赤のパプリカ(カラーピーマン)が少し混じるとウマそうに見える。
ダイコンのツマの白だけよりも、ニンジンの橙、大葉の緑が少しあしらわれると、刺身が映える。

本夕、読了。

その対極。
色のない食べ物もある。
 おでん
 モツ煮込み
匂いかなァとも思うが、
 ざる蕎麦
となると、説明できない。

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2022年1月30日 (日)

『官報複合体』を読む

副題は、『権力と一体化するメディアの正体』。
帯に、『メディアは国家権力の広報誌である!』とある。
官邸や役所から記者クラブに流される情報そのままの記事を指して、著者はそれを国家権力の広報と呼ぶ。

著者は、元日本経済新聞社記者。

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こんな喫茶店で、読み始め。

20代で、社費で米国の大学院のジャーナリズム課程へ留学。
その時に学んだ米国流ジャーナリズムとは、
 ・情報提供者が匿名
 ・いずれ表に出ること、例えば、
  企業合併や新製品
は新聞記事にはならないのだと。

本著者、ふたこと目とは言わないが、四こと目、五こと目には、この米国流ジャーナリズムを持ち出す。
米国流ジャーナリズムへの本著者の肯定感の強さは、心酔というか何というか。
異様ささえ感じる。
その裏返しが、日本のジャーナリズムへの強い批判。

週刊文春は記者クラブから締め出されている。
が、いわゆる〝文春砲〟と称されるインパクトのあるネタを連発。
本著者が、まっとうなジャーナリズムと考えるのは、文春のような取材方法のようだ。

本夕、読了。

自身の所属する組織内では、第4権力者としての力量を発揮できないことを理由に辞職。(注)
執筆者・翻訳者として独立。
また、大学(院)でジャーナリズムを講じる職を得る。
自身がなせなかった米国流ジャーナリズムを体現できるジャーナリストを育てようとの意気込みが、書き込まれている。

自身がなせなかった・・・
だけど、そう・・・
ヒトには、言えるンだよなァ(^^;

(注)
私は、
 第1権力:国民
 第2権力:国家(立法・行政・司法)
 第3権力:ジャーナリズム
と習ったような気がするが、どうも間違って記憶していたようだ。
立法・行政・司法が第1から第3までの3つの権力。
それを監視、大衆へ伝達する機能を持つジャーナリズムを第4権力と呼ぶようだ。
最近は、SNS・ネット検索エンジンなどを第5権力と言ったりもするらしい。

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