2017年11月23日 (木)

冬山を歩く 2

昨日は南の風が入り、気温が上がった。
里は雨。

今日になって風が西に回り、それが強く、我が小船では沖に出られない。
山へ。

 登り:西尾根コース → 室蘭岳山頂
 縦走:室蘭岳山頂 → 596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 下り:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 水元沢コース

カムイヌプリへの縦走は9月30日以来。
その時は、カムイヌプリから室蘭岳へ縦走した。
今日は逆。
室蘭岳からカムイヌプリへ。

17112301【画像:1枚目】
この樹氷をくぐれば、間もなく山頂。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は0℃。

濃いガスで、眺望は全く得られない。
縦走先のカムイヌプリも見えないのだが、今日は長く歩きたい気分。
足跡のない処女雪原に踏み入った。

17112302_5
【画像:3枚目】
596メートルコルに近づく頃、防風ジャケットのフードをかぶらなければならないほどのアラレ。

が、10分ほど盛大に降って それは止み、荒天一転 青空(^o^)

カムイヌプリ山頂にて。

【画像:4枚目】
急斜面を下りて、滑滝。

ここまで高度を落とすと、雪がほとんど見えなくなった。

残行程わずかなのだが、ここで沢水を沸かしてコーヒーを淹れた。

Gpslog
山歩き時間6時間20分。
27104歩。

全給水量は、
 ・250CC

滑滝で、
 ・可否茶館 ブルーマウンテン№1 1ドリップ
 ・六花亭 マルセイバターサンド 2個

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2017年11月19日 (日)

冬山を歩く 1

風が強く、沖に出られない。
けれども、山には上がれる。
〝そんな天気〟がうれしい変な釣師になった私。

本日、〝そんな天気〟。
北西風強く、沖には出られない。
山へ。

 登り:西尾根コース → 室蘭岳山頂
 下り:室蘭岳山頂 → 水元沢コース

17111901【画像:1枚目】
里さえ白いのだから、山は冬。
秋山装備の上に防風ジャケットを追加。
ゴアの帽子をニット帽に替えて山に入った。

吹雪。

ジャケットのフードをかぶり、ファスナーをアゴの上まで上げて強風に対抗する。

室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は氷点下8℃。

【画像:2枚目】
下りの歩きに気を使う。
雪の下の枯葉が浮いていて、不安定。
滑る。

【画像:3枚目】
水元沢コースの重要ランドマーク、滑滝にて。

ここまで下りると風の音が頭上遠くなった。
沢水を汲みバーナーに火をつけ、コーヒーを淹れた。

山歩き時間4時間00分。
20137歩。

全給水量は、
 ・200CC

滑滝で、
 ・可否茶館 ブルーマウンテン№1 1ドリップ

Gpslog_5

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2017年11月18日 (土)

『まさか!の雑学500』を読む

本書、ドクにもクスリにならない。

Triviaこんな飯屋で読み始め。

〝まさか!の雑学〟とは、例えば、

アフリカには、国名に『ギニア』の付く国がふたつある。
ひとつはアフリカ西部、北緯10°の『ギニア』。
もうひとつもアフリカ西部、こちらは赤道のすぐ北の小国『赤道ギニア』。
『赤道ギニア』と名乗ってはいるが、『赤道ギニア』は〝赤道〟には近いけれど、国内に〝赤道〟は通っていない。(注)

東北楽天イーグルスと千葉ロッテマリーンズの試合。
略して書くと、楽天VSロッテ。
これを中国語で書くことはできない。
中国語で〝ロッテ〟は〝楽天〟。
楽天VS楽天 となってしまう。

とかとか。

知っても何の役にも立たない話が500寄せ集められている。

本書、間違った記述が多い。
例えば、

パトカーの赤色警告灯(パトライト)がまだ円筒形だった頃、それを横型にすべしと映画評論家の水野晴郎が言っていたというのは事実。
本書内では、水野晴郎がそれを「警視庁の重役に提案」したと記述している。
事業の運営・経営の責任者が重役
警視庁職員は公務員。
公務員に重役はいない。
重役〟を、〝じゅうやく〟ではなく〝おもやく〟と読ませるのなら納得できるが。

島田洋七の著書で多くの人の知るところとなったのが〝がばい〟という語。
〝very〟の意味。
本書内では、それを「『佐渡のがばいばあちゃん』で一躍知れ渡った佐渡の方言が『がばい』」と書かれている。
〝がばい〟が知れ渡ったのは『
佐賀のがばいばあちゃん』によるもので、〝がばい〟は佐賀の方言。

とかとか。

本夕、読了。


ドクにもクスリにならないどころか、私が手にしたのは、百害あってとは言わないが、一利もどうかなァという本だった(^^;

(注)
千葉県浦安市にあるのに、『東京ディズニーランド』と言うが如し。

北海道新幹線の現在の終着の『新函館北斗駅』も似ている。
現時点でも、将来 札幌まで延伸された時点でも、北海道新幹線のレールは函館市の行政区域内を全く通らない。
北海道新幹線の開業前、函館市が『新函館駅』、北斗市が『北斗駅』とすべきと もめた末の『新函館北斗駅』だが、函館市の主張は かなり痛い。

新千歳空港は似ているようで、ちょっと違う。
新千歳空港の滑走路の南側3分の1ほどは苫小牧市の行政区域内にある。
だから、苫小牧市が『新千歳苫小牧空港』と改称するべきと言っても、函館市が『新函館駅』と命名するべしと主張するほどの違和感はない。
まァ、苫小牧市がそれを言うわけはないけれど。

なお、空港内における到着地案内板の表示は、〝札幌〟または〝SAPPORO〟なのは国内外を問わない。

さらに蛇足。
新千歳の空港コードはCTS。
JAL発行の時刻表の表示は札幌(新千歳)。
ANA発行の時刻表の表示は札幌(千歳)。

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2017年11月15日 (水)

『本当にあった陸自鉄道部隊』を読む

帝国陸軍には、鉄道の敷設・運用を主務とする鉄道連隊が編成されていた。
ピーク時の編成員数は16万の大部隊だった。
以前に乗った久留里線は、その鉄道連隊が訓練で敷設した鉄路が出自。

陸上自衛隊にも、鉄道連隊と同様の機能を担う鉄道部隊があった。
編成員数は120。

Railwaysこんな飯屋で読み始め。

かつて、国内輸送の主力は国鉄だった。
しかし、労働争議による国鉄の運行の確実性の喪失は1950年代から始まっていた。
陸自に鉄道部隊を創設させた理由はそのことによる。

その必要性は、モータリゼーションの広がりでたちまち消滅。
だから、鉄道部隊の歴史は短く、
 '60年編成
 '66年廃止
の6年。

鉄道部隊は、
'63年2月の新潟豪雪災害(三八豪雪:さんぱち豪雪)
'64年6月の新潟地震災害
の対応に派遣され、鉄路の確保・復旧に相当な貢献をした記録が残っている。
恵庭市の島松駐屯地には、千歳線からの引き込み線と荷さばき所があったが、その一部も鉄道部隊の建設による。

が、『日本国有鉄道百年史(全19巻)』の14000近くあるページをめくっても、これら陸自鉄道部隊の活動の記述に触れることはできない。

当時の国鉄と自衛隊の立場が分かるというもので、百年史執筆者の気のつかいようが痛い。

実際の現場では、国鉄も鉄道部隊も やることは同じ。
両者に反目はなく、むしろ強い同業者意識があったようだ。

陸自鉄道部隊が採用した動力車はSL。
・変電、送電設備を破壊された時
・燃料確保困難時
を考えてのこと。

石炭がエネルギー源の主力だった時代のことだった。

本夕、読了。

自衛隊の61式戦車・74式戦車は、国鉄の貨車で運搬できる車幅・車重となっている。(注)
室蘭本線(の支線)で、貨車に載せられて整備工場に入る74式戦車を見たことがある。

(注)
そのせいだけではないが、欧・米・ソの同時代戦車より仕様が一世代遅れている。
その後の90式戦車・10式戦車は鉄道輸送を前提とした寸法となっていないので、貨車輸送を見ることはない。

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2017年11月 9日 (木)

『ググってはいけない』を読む

10年ぶりに広辞苑が改訂され、その出版は来年の1月。
改訂版には1万語が追加されたそう。
その追加分には漏れたが〝ググる〟も収録語の候補として検討されたようだ。

〝サボる〟・〝アジる〟は すでに広辞苑に見出し語として収録されている。
同様に、〝ググる〟も普通語として認められ、広辞苑の次の10年後の改訂版では見出し語として収録されることだろう。

Googこんな喫茶店で読み始め。

ネット社会は、〝普通のヒト〟が、
芸術家(のつもり)に
写真家(のつもり)に
評論家(のつもり)に
パフォーマー(のつもり)に
その他モロモロ(のつもり)になれる世界。
〝普通のヒト〟が、〝普通でないヒト〟にもなれる世界でもある。

よって、インターネット上にある情報にはガセが実に多い。

検索にかける言葉があげられ、それによってGoogleで引っ掛かる話・画像・動画が本書に並ぶ。
ガセかどうかは、本書を読むことで分かる。

本書に掲載されている130本のほとんどがグロ。
痛い・苦しい・不潔・欠損・変形・恐怖・・・
それを体験したいヒトはいない。
しかし、ヒトは何だかんだ言って、
痛い・苦しい・不潔・欠損・変形・恐怖・・・
を見たいわけだ(^^;

本夕、読了。

ヒトは覗きたい動物。
ヒトは隠す動物。
で、ヒトはさらけ出す動物でもある。

インターネットはガセの多い世界。
拙ブログがいい例。
釣師のつもりの私が、口から出まかせ・ウソ八百億。
覗いて、隠して、さらけ出して、ガセネタの発信源となっている(^^;

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2017年11月 5日 (日)

里の秋

里の秋。

17110501_2【画像:上】
里の樹々も茶変、落葉。

【画像:下】
逝って一年が経つ。
その彼の一周忌法要の席に座らせていただいた。

友情とも言えない、短く はかない交流だった。

里の秋。
北西風、強い。

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2017年11月 4日 (土)

コーヒーをツードリップ

背中には胆振線留産(るさん)駅があった。
駅舎も軌道床も、鉄路が通じていたという痕跡は何も見つけられない。

171104正面は収穫の終わったニンジン畑。

その向こう、羊蹄山。
まだ私の装備力でも上がっていけるのだが・・・

ふもとで、コーヒーをワンドリップ。
ツードリップ。

結局、登らず。

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2017年11月 3日 (金)

サケが掛かったら、正面を向いてもらいましょう

昨日のうちに船の下架・係留をしたかったが、昨日はマリーナの休業日。
で、今日の営業開始を待って下架。

8時、出航。

171103【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

噴火湾にはうねり残り、やがて雨。
それも昼が近くなるとあがり、良ナギとなった。

室蘭港々口から伊達にかけて、サケ狙いの船が並んだ。

【画像:中】
同乗はKさん。

Kさんのルアーに掛かったのはソイ。
サケが掛かったら、正面を向いてもらいましょう。

【画像:下】
このサカナをイケスに入れようと、ほんのわずかな時間 置きザオにしていたルアーに大当たり。

しかし、ドラグを締めて寄せにかかったところで、ラインブレーク(^^;

船頭、ボーズ(^^;

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2017年10月31日 (火)

『同時通訳者の頭の中』を読む

江戸期。
ウソかマコトか、津軽藩士と薩摩藩士間でコミュニケーションを取るには通訳が必要だったという。(注)

Interpreterこんな喫茶店で読み始め。

単純なことを伝えるだけなのに、伝言ゲーム化する。
また、言った・言わないの水かけ論争は、しばしば。

著者は、英・日同時通訳者。
どのような頭の働きで、話し手の言っていることを聞き手に伝えているのか。
その伝えるスキルを磨くために、筆者の実践している準備・勉強法が書かれている。

例えば、ネイティブの言葉を聞いて、それをそのまま再現する練習。
聞きながら話す。

ただ再現するだけ。
なのだが、日本語でさえ大変にむずかしい。
日本語のラジオニュースを聞きながら、15秒でいい、それをそのまま再現できる人は、もうそれだけで同時通訳者の才がある。

初めて聞く曲に合わせて、ギターやピアノで付いていける人を知っている。
同じような頭の働き方かと。

訓練でどうにかなるという頭の使い方ではないと思う。
少なくとも、私の頭ではない(^^;

本夕、読了。

平方メートルは平米、〝へいべい〟。
立方メートルは立米、〝りゅうべい〟。
が、〝へいべい〟は〝へえべえ〟と発音するのが普通。
そして、〝りゅうべい〟は、〝りゅうべ〟、〝りゅーべ〟と発音するのが普通。

病院は〝びょういん〟だが、〝びょおいん〟、〝びょーいん〟と発音するのが普通なのに似ている。

アポロ11号の月面着陸のTV中継を同時通訳した松村増美が、ダム建設に関する通訳をした際のこと。
日本人技術者の言う〝りゅーべ〟を、ついに英語に通訳できなかった話を読んだことがある。
松村は〝りゅーべ〟が、立方メートル・立米を示す日本語だということを知らずに、自分の知らない英語の専門用語だと思い込み、〝LUBE〟とか〝RYUBE〟とか〝LYUVE〟とかあらゆる発音を試みたらしい。

『同時通訳者の頭の中』の著者は書いている。
通訳の前の予習、単語帳作り、辞書の読み込みが大切だと。

一応、海域を考え、仕掛けを考えみたいなことは私もする。
何の功も奏しないけれど(^^;

(注)
ウソかマコトか。
ウソだろう。

江戸期の武士はインテリ。
他藩の武士同士がコミュニケーションを取れなかったということは考えにくい。
私の調べた範囲では、通訳がいた、必要だったという根拠のある資料を見つけることはできなかった。

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2017年10月29日 (日)

だったことにしよう(^^;

家を出る時の気温が15℃。
曇り空だが、久しぶりに暖かい朝となった。

いつもは出竿海域に着いてからロッドを組む横着者。
なのだが、今日は出航前にロッドを組んだ。

今日の日出は、6時05分。
日出の10分前、出航。

20171029【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

昨日と同じ、崎守から稀府にかけて。
サケ狙いの船団ができた。

出航まもなく、我が艇の左10時方向。
10メートルも離れていないところで、サケの跳ねが連続。

ロッドを組んでおいて良かった。
キャスト一発、ヒット(^o^)

【画像:下】
その後、跳ねが沈黙。
ドジャーを流しながら、跳ねを待つ間にアタリが3回。

3回とも、タモに手を伸ばすところまで寄せたが、3回とも取り込み失敗(号泣)

あがったのは良型のメス(^o^)

取り込めなかった3本はオス。
だったことにしよう(^^;

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2017年10月28日 (土)

例によって、帰港・着岸後に得た情報(^^;

早い時期にくるサケは、沖にたまることなく岸に寄る。
この岸寄りしたサケを狙って、ショアで竿を出す人の真向かいに船をアンカリングして竿を出したことがある。
今思うと、これはもう大変に品に欠ける行為(^^;
こういう釣りは、もうしない。
早い時期のサケは、ショアに立つ釣り人のモノ。

その後の沖で跳ねるサケを狙う。
〝その後〟というのは、10月の下旬、今ぐらいから。
シケっ早くなる頃なので、週末釣師だと年によっては1回か2回しか竿を出せないこともある。

今季、使えるナギはどれだけあるか・・・

気が付けば、日出が6時を回り、今日は6時03分。
6時15分、出航。

20171028ドジャーを流しても掛かる。
と言うか、ドジャーを流す方が釣れる。
が、噴火湾では、ハネたサケの鼻先にルアーを打ち込んで掛ける釣法、〝ハネ撃ち〟が釣趣豊か。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

画像左、有珠山。
その右、羊蹄山。
画像右は、黄金の海岸。

サケの跳ねを見付けないことには、釣りが始まらない。
が、我が弱り目では、跳ねを見つけられず(^^;

トレースする水深が深かった。
浅いところで跳ねていたと。
例によって、帰港・着岸後に得た情報(^^;

東からの風が強い。
吹き降ろしてくる風。
絵鞆半島も稀府岳も伊達紋別岳も、その風をブロックしてくれない。

11時、沖上がり。

ボーズ(^^;

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2017年10月19日 (木)

水・木あたりがナギるとイイなァ、っと(^o^)

日出が遅くなり5時53分。
日没が16時49分だから、昼の時間は11時間を切っている。
オトナの時間の多い季節になった。

が、私はコドモ。
早寝・早起き。

先の土・日は出勤だった。
ってことで、今日は休日。

で、平日釣行。
沖へ。

寒い。
防寒着を着て、長靴を履いた。

5時20分、出航。

1719【画像:上】
〝南茅部産〟との表示のある〝ヤリイカ〟が、コープさっぽろで売られていた。
噴火湾内にイカが入った、との情報もあった。

で、防波堤を出たあとは、駒ヶ岳を目指しての航海。

が、スカ(^^;

結局、防波堤を出てから3時間近くのちに登別沖にたどり着き、やっとイカの引き。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

イカ職漁船のバラけた船団。
トロール船が網を曳いて、すぐ脇を通過していく。

サバが濃い。
かつ、サメもいる。

2投目でサメ。
イカツノ8個中、5個喪失(^^;

以降、ツノ3個でイカ付け作業。

【画像:中】
沖は東からの風。
開いて、その風に当てて船上干し。

【画像:下】
氷漬けも発泡魚箱ひとつ。

次の土日も変則勤務で出勤。
だから、土日はシケてもいい(^^;

水・木あたりがナギるとイイなァ、っと(^o^)

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2017年10月15日 (日)

『京都の裏社会』を読む

法治、法の支配を正義だというヒトが多いが、
法とは何ぞや。
正義とは何ぞや。
裏社会、ヤクザの世界。
表社会、カタギの世界。
裏・表とは何ぞや。

〝仁義なき戦い 広島死闘篇〟。
監督の深作欣二は、賭場を仕切る大友組々長(千葉真一)に次のセリフを言わせる。

のう、オヤジさん。
テキヤじゃろうとバクチ打ちじゃろうとよォ。
ワシら、うまいモン食ってよォ、マブいスケ抱くために生まれてきとるンじゃないのォ。
それもゼニがなけりゃナンもできゃせンので。
ほじゃけん、ゼニにカラダはろういうンが、どこがわるいン。

Underworldこんな喫茶店で読み始め。

ヤクザといえば、切った張った。
指を詰める、命のやり取りをする世界。
てな、認識だけではとうに古い。

〝カラダはる〟だけじゃァ、今の世、うまいモン食って、マブいスケ抱くなんてところまでは稼げない。

使うのはアタマ。

〝京都の〟となっているが、人脈・金脈は全国に散る。
人脈は官僚・政界・学界にまでつながり、金脈は、地方の信用金庫からメガバンク・大手信託銀行にまでつながる。

人脈相関図が掲載されているが、そのつながりは複雑。
金を得ていく手段はさらに複雑で、飲み食い・挨拶料の単位が〝マクラ〟と称する1千万円。
口利き料が50億円。

メガバンク・大手信託銀行から融資させる手段は巧妙。
バカではできない。
融資された金が、十億の単位で見事に焦げ付き裏社会に流れていく。

利権を得るための動きは早い。
かと思うと、3年も5年もじっと待つ。

殺される者が出てくる。
行方知れずになる者が出てくる。

著者は新聞記者出身のフリージャーナリスト。
取材は深い。
深い分、身のすくむ思いもしている。

本書の副題は、『山口組と王将社長射殺事件の聖域』。
2013年、京都市内で〝餃子の王将〟社長が射殺された事件は未決。
本書のスタートは、それを追う取材記録。

本書内に書かれているのは、
企業・財界・同和団体・宗教界・民族団体・法曹・政党・金融・学界・コンサルタント・行政・ジャーナリズム。

再び言う。
法とは何ぞや。
正義とは何ぞや。
裏・表とは何ぞや。

本夕、読了。

随分以前の話。
職業別電話帳で数え上げた飲食店数を人口で割った数値の大きい町、つまり人口当たりの飲食店の多い町の一位と二位は新宿でも大阪でもなく、北海道にあった。
一位、釧路市。
そして、二位が室蘭市。
室蘭市内の某町は、夜の飲食繁華街。
毎晩飯をその町で食べ、飲みもしないのに、夜な夜なその町をウロ付いていたのが私(^^;

そこの大きな通りを1本入ってすぐに、白地に黒文字の大きな横長の看板を掲げた平屋の建物があった。
夜になるとパトカーが張り付き監視の対象になっていた建物だった。
あれは裏社会への表玄関だったのか。
表社会への裏口だったのか。

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2017年10月12日 (木)

『ビブリオ漫画文庫』を読む

帯に書かれているのは、『本がテーマの傑作マンガ集』。

Paperbackこんな喫茶店で読み始め。

テーマが〝本〟というのは、マンガに限らず珍しい(と思う)。

本書に収められているのは、松本零士・水木しげる・いしいひさいち・つげ義春・西岸良平など、19人の漫画家による19編。
描かれるのは、貸本屋・古本屋・漫画家・読書家。

以下は、よくある図。

ビーチ。
日を浴びながら、濃いサングラスでの読書。

ソロの山歩き。
テントで過ごす長い夜に、ヘッドランプで読む文庫本。

それらはアウトドアに居ながらも、アウトドアの活動ではないだろう。
読書はインドア、精神活動。

しかし、〝本〟を描こうとする漫画家の頭の中は、そういう凡人の感覚から はるかに跳んでいる。
漫画家は、運動と精神を分けない。

本夕、読了。

本書の最後は、『ある道化師の一日』。
朝刊を読み、仕事をし、夕飯を食べ、テレビを見ながら一杯。
そして、ベッドの中でちょっとの時間 本を開く。
誰もの、ごく普通の一日。

永島慎二の作品。
生前未発表というのが、永島慎二らしい。

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2017年10月 9日 (月)

程なく日が沈んだ

10時、一時帰港しゲストに乗船してもらう。

17100901【画像:1枚目】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。
(AGNES乗船のKW名人に撮ってもらったもの)

今日一日は、噴火湾内での釣り。

【画像:2枚目】
本日の同乗は、6日にもご一緒したKさん。

【画像:3枚目】
しばしば鳥が騒ぐが、せいぜい30羽。
鳥山とは言えない規模。

掛かるサバも小さく、20センチちょっと。
キープサイズがこない(^^;

間もなく、16時。
サバに食い上げられてイワシのボイル。
鳥が集まった。

じき、日没。
それまで、入れ食いのゴールデンタイムを期待したが・・・

2017100904_2

以下、釣果報告。
KON-chan号らしい上品さ(^^;

【画像:4枚目】
食いは渋く、掛かっても小さい。
リリースが続く。

結局、キープしたサバは、わずかに4尾。

【画像:5枚目】
サバ海域とマガレイ海域が近い。

マガレイ8枚。

【画像:6枚目】
船上まであがったホシザメが2尾。

イカ海域で掛かるアオザメは形も色も近代的。
こちらのホシザメは形も色も古代的。

当然、リリース。

帰航は、日没との競争。
入港、程なく日が沈んだ。

気分も沈んだ(^^;

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2017年10月 8日 (日)

イヌは人に付き、ネコは家に付く。 サメが付くのは・・・

未明。
東の空に明けの明星、金星。
そのわずか上、火星の赤。
西の空、右側が欠け始めた沈みゆく下弦の月。
南の空、シリウス。

今日の日出は5時40分。

5時15分、出航。

2017100800【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

濃霧注意報発令中。
沖は、自艇の3倍くらいの距離の視程しかない濃いガス。

まもなくガスが晴れると、ポツラポツラとプレジャーボート。
トロール船が、そのボートの隙間を網を曳いて通過。
通過後の海中からは反応消失(^^;

【画像:中】
1投目で大当たり。
しかし、竿を曲げたのはサメ。

イヌは人に付き
ネコは家に付く
サメが付くのはKON-chan号(^^;

仕掛け全損1(^^;
仕掛け半壊1(^^;

沖干し10枚。

【画像:下】
氷漬け15ハイ。

釣果、きわめて上品(^^;

11時、沖上がり。

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2017年10月 6日 (金)

ってのは大ウソ(^^;

どういうわけか、本日、公休日。
ン! 4連休かァ(^o^)

良ナギ。
6時、出航。

2017100600【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

中央、有珠山
右、冠雪の羊蹄山

朝方は冷えたが、その後、気温が上がった。
秋の乾いた風が気持ちいい。

【画像:中】
本日の同乗は、同僚のKさん、ルアーマン
  川で、イトウを掛けたり、
   沖で、ブリを掛けたり、
  ショアからブリを掛けたり、
   沖で、サケを掛けたり、
   ショアから、サケを掛けたり、
というヒト。

【画像:下】
船中200尾、内、196尾リリース。
ってのは大ウソ(^^;
画像が全て。

鳥が集まらない(^^;
ナブラが湧かない(^^;

サカナがいない(^^;(注)

正午、沖上がり。

(注)
どこにもサカナがいない、というわけではない。
コッチにはいなかったけれども、アッチにはいたことが帰港後判明。
明日もアッチにいるのかは、サカナの事情。
明日のことは、明日になってみないと分からない。
アッチにいなければコッチか。
それは甘い。
ソッチかもしれない。(^^;

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2017年10月 5日 (木)

『答えられそうで答えられない語源』を読む

ヒトは言葉を話すように生まれついている。
という学説があるとのこと。

言葉の発生は不思議なことだ。
一番最初の言葉は何だったのだろう。
〝Oh〟だったのか〝Wow〟だったのか〝チッ〟だったのか〝ギャー〟だったのか・・・

Etymologyこんな喫茶店で読み始め。

取り上げられている語は600を超える。
ただし、著者いわく、
本書は、
 ・権威もなければ
 ・見識も伴わない
語源は、
 ・あやふや
 ・諸説紛々

金字塔(きんじとう)。

広辞苑だと、
 ①ピラミッドの異称
 ②不滅の業績

中日辞典(小学館)だと、
 ①ピラミッド
 ②不朽の業績

そして、いずれも、〝金の字の形に似ている〟ことからピラミッドを金字塔というのだという旨の説明が付いている。

本書によれば、ピラミッドを〝金字塔〟と訳したのは、日本人。
大正初期のことだと。
となれば、漢語(中国語)へは、日本からの輸出ということになる。

ホントかなァ(^^;

著者は「はじめに」で、こう書いて牽制している。
「根拠を挙げよという苦情にはゴメンナサイ」

本夕、読了。

ピラミッドを、
 全字塔
 公字塔
 八字塔
と訳さなかったのは、訳者の見識。

〝金字塔〟でなければ、不滅の業績・不朽の業績と意味付けできない。

ところで、ピラミッドときたら、スフィンクス。
大正初期の日本人、Sphinxをスフィンクスとカタカナに置き換えただけ。

やはり、ピラミッドを金字塔と訳したのは日本人ではないような気が、・・・

スフィンクス、漢語(中国語)では〝獅身人面像〟。
まんまなのだが(^^;

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2017年10月 1日 (日)

付ける薬がない(^^;

昨日、山から下りて船に氷を搭載。
下架・係留しようとしたが、強風でクレーンの稼動不可。

今朝、マリーナの営業開始を待って下架。
7時、出航。

2017100101【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

3海里以上の長い帯状に船団。

【画像:下】
1投目、7本バリに7ハイ(^o^)

130メートルに浮かんでいるのに、魚探が、
70何メートル
40何メートル
20何メートル
と誤表示するほどの、濃いサバの群れ。
このサバの大きな群れがフタをして、イカのタナまで仕掛けが落ちていかない(^^;

11時30分、海域離脱。

港に入るため、港口に船首を向けようと・・・
と、左手で騒ぐ鳥。

イカ場のサバは外道(^^;
すでに、この外道のサバを余すほどキープしているのだが・・・

鳥の騒ぐ海域でルアーで掛けるサバは本命(^o^)
てことで、ルアーを放って本命のサバを掛けてはリリース。

外道サバをキープ。
本命サバをリリース。

釣りバカに付ける薬なし(^^;

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2017年9月30日 (土)

秋山を歩く

西風強く、我が小船では釣りにならない。
大雪山系も羊蹄山もニセコ連山も、850hPa(標高1500m付近)高層天気図は山歩きに不適を示している。

なわけで、市内の山。
カムイヌプリ・室蘭岳と縦走。

 登り:水元沢コース → 596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 縦走:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 室蘭岳山頂
 下り:室蘭岳山頂 → 西尾根コース

2017093000【画像:1枚目】
夕べは雨。
山は濡れていて、鷲別川の瀬音も大きい。
その鷲別川の源流を、渡渉を繰り返して遡上する。

と、ここ、水元沢コースの重要ランドマーク。
滑滝。

ここで、画像左手の急斜面を登り、沢から尾根に出る。

【画像:2枚目】
カムイヌプリ山頂にて。

画像正面が西。
吹き上がってくる風が強い。

【画像:3枚目】
山頂標識左手にレンズを向けると、登別沖太平洋。

打ち寄せる波で、海岸線が白い。

2017093000_2

【画像:4枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、9℃

【画像:5枚目】
山頂から見たカムイヌプリ。
あそこから、歩いてきた。

【画像:6枚目】
ペトトル川の源流をひとまたぎ、山を出る。

室蘭岳(911メートル)もカムイヌプリ(750メートル)も、低く短い山。
が、縦走すると累積標高は1300メートルを超す。
8月27日、9月16日、9月17日の大雪山系の山歩きよりも、稼いだ高度は今日のほうがずっと多い。

大雪テン泊装備のザック重量は、16キロ弱だった。
今日のザックは7キロ強。

背中が重いと、下ばかり向いて歩くことになる。
背中が軽い今日は、前も右も左も上も見て歩けた(^o^)

山歩き時間5時間40分。
24520歩。

全給水量は、
 ・200CC

カムイヌプリ山頂で、
 ・可否茶館 ブルーマウンテンNo1 1ドリップ
 ・三菱食品 黒かりんとう 4本

Gpslog

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2017年9月27日 (水)

『山女日記』を読む

著者は湊かなえ(みなと かなえ)。
登山を趣味にするヒト。

Photoこんな喫茶店で読み始め。

山のエッセー集かと思って手にしたのだが、山を舞台にしたオムニバス形式の短編小説集。

舞台となるのは、順に、
 妙高山(新潟県:2454m)
 火打山(新潟県:2462m)
 槍ヶ岳(長野・岐阜県:3180m)
 利尻山(北海道:1721m)
 白馬岳(長野・富山県:2932m)
 金時山(神奈川・静岡県:1212m)
 トンガリロ(ニュージーランド:1978m)
 涸沢カール(長野県:2300m)(注)

本書内に、以下のような場面はない。
 ・冬山
 ・自位置を地図上で確認できなくなる
 ・ガスに巻かれてルートを失う
 ・滑落する
 ・目的地に着く前に日が沈む
 ・クマに出会ったり、ハチに刺される
 ・テントを背負ってのソロ歩き
 ・GPSや電子コンパスに道案内をさせる
 ・もう一歩も足が出ないほどに疲労する
 ・浮き石が転がる
要するに、困難な登山や遭難はない。

だが、
 ・雪渓を歩く
 ・風は吹く
 ・雨も降る
だから、サンダル履きのザックなしでポケットに手を突っ込んで歩けるような登山もない。

私の読書経験に小説は ごく少ない。
小説の、読みどころ、感動どころを知らない。
だからなのだが、本書の最初の〝妙高山〟の編を読んでも面白いともつまらないとも感じなかった。

が、・・・

〝火打山〟の最後の文章、
「2462メートルの頂から、叫ぶ言葉はもう決めてある。」
これにウルッと・・・

〝槍ヶ岳〟の最後の文章、
「やはり、槍ヶ岳山頂は一人で目指したい―。」
これにウルッと・・・

〝利尻山〟の最後の文章、
「言葉を継ぐ必要はない。
 雨が降っても一緒にいたいと思える人であることを、誇りに思う。」
これにウルッと・・・

〝白馬岳〟の最後の文章、
「返す言葉を思いつかない代わりに、私も(夫に)写真を送ろう。
 細いロープで私(母)を引っ張りながら歩く七花(娘:小5)のたくまし
  い後ろ姿を―。」
これにウルッと・・・

〝金時山〟の最後の文章、
「最高の登山デビューじゃないか―。」
これにウルッと・・・

〝トンガリロ〟の最後の文章、
「そろそろ私も、新しい景色を切り取りに行こうか。」
これにウルッと・・・

〝涸沢カール〟の最後の文章、
「それでもまた、彼女と登れば、誰かの晴れのお裾分けがもらえるん
 じゃないだろうか」
これにウルッと・・・

描かれているのは、山を登るオンナのココロ。
創作、作り話。
しかし、著者の登山経験は豊富。
山の天気、汗、給水は登山者でなければ書けない描写。

本夕、読了。

〝クスリ〟がよく効く体質の私。

19時以降にコーヒーを飲むと、朝まで 眠れない。
食あたりくらいなら、正露丸服用2錠で直ちに解消。
歯痛は、セデス服用1錠で12時間解消。
39℃。 小児用バッファリン服用1錠で直ちに解熱。

波にも酔う。
なのに、オカに上がれば5分以内に回復。

多分、そんな体質からくる作用なのだろう。
本書内の登山靴にザックを背負って歩く女性にすぐに同化し、
 山の高さを感じる、
 山の遠さを感じる、
 山の風を感じる、
 山の寒さを感じる、
自分に気付く。
あァ、オイラはこんなにもヒトの書いた文章に心を開ける人間だったのか、と。

告白しよう。
オイラ、本書を読みながら、何度か涙ぐんだりもしたのだった(^^;

(注)
カールとは氷河の通過した跡。
U字型地形。
涸沢カールは穂高岳中腹。

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2017年9月24日 (日)

船速も上げられず。 イカもあがらず(^^;

雷雨は未明に止んだ。
東の空に、明けの明星。

4時50分、出航。

午後から、野暮用。
急げや急げ。

急ぎたいが、正面からのウネリで船速を上げられず。

船速は上がらなくてもいい。
イカがあがればいい。

170924【画像:上】
職漁船が集まっては散る。

自動イカ釣り機のひし形のドラムが回るが、漁と言えるほどのイカが付いているようには見えない。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

【画像:下】
大サバと呼んでいいサイズの40センチが1。
ほかは中サバ未満。

イカツノに食ってくるので、キレイなハリ外しができない。
サバに専念したら、100はあげられただろう。

が、本日のネライはイカ。

サメが離れない(^^;

船速も上げられず。
イカもあがらず(^^;

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2017年9月23日 (土)

『テレビじゃ言えない』を読む

著者は言う。

インターネットは、〝バカのための拡声器〟
インターネット社会は、〝バカが簡単にモノを言う社会〟
だと。

御意。

Beattakeshiこんな喫茶店で読み始め。

著者は、ビートたけし。

特別にヒトと違ったコト、突飛なコトを著者が言っているわけではない。
しかし、確かに〝テレビじゃ言えない〟。
TV放送時は、カットされるかピー音をかぶせられるか。

ネット社会は、〝普通のヒト〟が、
芸術家(のつもり)に
写真家(のつもり)に
評論家(のつもり)に
パフォーマー(のつもり)に
その他モロモロ(のつもり)に
なれる世界。

ネット上に並ぶ、それら〝普通のヒト〟たち。
その〝普通のヒト〟のレベルの幅の範囲内に自分もいて、それで安心できたりする(^^;
著者に言わせると、このあたりにウヨウヨいるヒトが〝バカ〟(^^;

ネット上に、あれこれ見せて、語って はしゃいでいる〝バカ〟。
反応しているだけで、何かを考えているわけではない。

それが、アナタ、キミ、そしてボク(^^;;

著者、あやうげなヒト。
しかし、生放送で問題発言をしたと聞いたことはない。
著者の考え方は一貫している。
それが教条主義的でも原理主義的でもなく、応用のきく柔軟性を持ち、感情のまま・思い付きを言っているようで堅い理性が裏にある。

バカは発信する
けれども、バカは読まない
とも、著者は言う。

御意。

本夕、読了。

本書の最後の文は、

「だけどオイラは、そんなバカヤローであり続けたいと思うんだ。」
著者は、バカを自覚できる、大変に頭のいいヒトだ。

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2017年9月17日 (日)

大雪を歩く 2 【9月17日】

山の夜は早い。
昨夕、早い時刻にシュラフに入った。


以下は、今日のこと。

17091700【画像:1枚目】
山の朝は早い。
今朝、早い時刻にシュラフから出た。

今朝のテン場にて。
寒い夜だった。

テントにも地面にも霜。
水場には氷がはった。

【画像:2枚目】
昇る日から、音をたてるように光。
陽射しに喜ぶ峰(^o^)

17091704

【画像:3枚目】
白雲岳(はくうんだけ)山頂にて。
2230メートル。

白雲岳は、旭岳2291メートル)、北鎮岳2244メートル)に次ぐ、北海道第位峰。
旭岳・北鎮岳とも登頂済みだから、これで、私は道内ワン・ツー・スリーのピークを踏んだことになる(^o^)

【画像:4枚目】
小泉岳山頂にて。
2158メートル。

昨秋の9月17日には、冷たい雨の中、旭岳から黒岳へと縦走している。
雨の山歩きは決して つまらないものではない。
雨の山歩きが つまらないものでないのなら、晴れた日の山歩きは どれほど愉快だろう。

そうだ。
こんなに愉快なのだ(^o^)

大雪山系には色の名前の付いた山が4峰ある。

8月27日、
岳、2078メートル
昨日、
岳、2020メートル
今日、
雲岳、2230メートル
昨年、8月9日と9月17日、
岳、1984メートル
と、4色すべてを踏破(^o^)(注)

私はダメな男。
目的も目標もないグータラ。
そんなグータラな私なのに、山に入ると行き先、方向を持つ。
あのコブ。
あの稜線。
あの頂へ、と。

山に入る直前の高ぶる気分。
一人歩きの孤独と自由。
日没の不安と寒さ。
日出の喜びとぬくもり。

山を去る時の寂しさ・・・
私は寂しさを感じるために、山を歩いているようなものだ・・・
なんぞと、我が行動に理由付け・意味付けをするような感性を私は持っていない(^^;
グータラ・グータラ、っと(^^;

山歩き時間5時間10分。
21694歩。

全給水量は、
 ・700CC

テン場にて、
 ・小川珈琲店 プレミアムブレンド 2ドリップ
 ・草太郎 豆大福 1個
 ・ニセコチーズ工房 マルセラン 20グラム
 ・ゴンチャロフ製菓 パミエ(フルーツゼリー) 5個

Gpslog170917昨日と今日を合成したGPSログ。

(注)
私の脚でも、1日で、赤・緑・白・黒のすべての山頂を踏むのは難しくない。
が、今回は山で寝るプラン。

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大雪を歩く 1 【9月16日】

8月27日は、赤岳山頂(2078メートル)を踏んだ。
そののち、白雲岳2230メートル)へと縦走しかけたが、強風で稜線を歩けず。
あきらめて、赤岳山頂から引き返した。
あとで知ったのだが、赤岳・白雲岳稜線付近は30メートルを超える西風だったようだ(^^;

9月10日、白雲岳に雪が舞ったという。
大雪山系に冬がくる。

白雲岳へ。

【昨 日】
大雪高原温泉 → 緑岳 → 白雲岳テン場にてテン泊

【今 日】
白雲岳テン場 → 白雲岳 → 小泉岳分岐 → 緑岳 → 大雪高原温泉

以下は、昨日のこと。

17091601_2【画像:1枚目】
入山口、大雪高原温泉にて。

左手(西)に向かうと、〝大雪高原温泉沼巡りコース〟。(注1)

私は直進(北)。
緑岳へ。

【画像:2枚目】
緑岳山頂にて。
2020メートル。

【画像:3枚目】
中央やや上、白雲岳避難小屋。(注2)
この小屋で眠ることも可能なのだが、好天予報。
テントを設営した。

先行は、女2・男1の写真家3人パーティ。
3人の持つ撮影機材だけでも、20キロにはなるのでは。

17091602_3

【画像:4枚目】
大雪山系は、水を得やすい山。(注3
担ぎ上げてきた分を使い尽くしたのちは、この水を使う。

この高度で得る水だから、雪渓の融水。
普段飲んでいる水と違い地下を浸透してきていないので、ミネラルをほとんど含まず純水に近い。(注4

【画像:5枚目】
白雲岳テン場全景。
標高1990メートル。

7月21日以来のテント数とのこと。

山歩き時間5時間00分。
12847歩。

全給水量は、
 ・650CC

テン場で、昼食兼夕食として、
 ・尾西食品 田舎ごはん 1パック
 ・ニセコチーズ工房 マルセラン 30グラム

Gpslog170916_2

(注1)
大雪山系の紅葉は旭岳姿見から裾合平にかけてが有名で、昨秋、歩いた。
紅葉だけをいえば、〝大雪高原温泉沼巡りコース〟は それに勝ると聞く。

(注2)

避難小屋ゆえ、通年利用可。
この小屋には無雪期間だけ、管理人が常駐する。
管理人がいても、避難小屋なので、食事・寝具は自分で担ぎ上げなくてはならない。

(注3)
8月27日、赤岳東斜面1800メートルの雪渓が作る水たまりで、エゾサンショウウオの卵塊を見た。
そんな高所でもエゾサンショウウオが繁殖できる水環境が、この山系にはある。

(注4
ヒトの舌は、純水を〝無味〟とは認識しない。
純水を口に含むと、私のバカ舌でも純水なりの味を感じる。
ほとんどのヒトの舌に、それは好ましい味とは感じないだろう。
含まれるわずかな鉱物成分で、水の味が決まる。
味覚センサーの鋭さだ。

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2017年9月15日 (金)

『仏独伊 幻の空母建造計画』を読む

帝国海軍の〝大和〟・〝武蔵〟は7機の偵察・観測機を搭載できたようだが、空母とは言わない。
戦艦。

海自の〝いずも〟・〝かが〟はヘリコプターを14機搭載できるが、空母とは言わない。
ヘリコプター搭載護衛艦。

古代進の操縦する〝ヤマト〟搭載のコスモゼロは、宇宙艦上戦闘機。
が、〝ヤマト〟を空母とは言わない。
宇宙戦艦ヤマト。

Carrierこんな喫茶店で読み始め。

第二次世界大戦時、空母を実戦に使ったのは、米・英・日。
大戦の主要参戦国の仏・独・伊も、空母の建造を行ったのだが運用に至るまでには進捗しなかった。

その仏・独・伊における空母の運用意図・建造計画・経緯が書かれている。
計画された艦の平面図と側面図、それとスペックが並べられている。

新造もあれば、商船からの改装もある。
艦載機の開発にモタつく話もある。

読後感は満足感に乏しい(^^;

例えば、 
  基準排水量 2万3350トン
 ・・・・・・
 全長     231.4メートル
 ・・・・・・
 ・・・・・・
 航続力18ノット 5500海里
 航続力29ノット 1580海里
 ・・・・・・
 ・・・・・・
と、スペックが示される。
そして、スペック要目の最後3行は、 
 搭載機    51機
 乗員   1532名
 航空要員 337名 

この最後の3行だけでも、100行は書き足さなくてはならないンじゃないかと私は思う。
示されているだけでは、航空要員が乗員の内数なのか外数なのかさえ分からない。

搭載機種の内訳も分からない。
稼動機が何機で、予備が何機なのか。

乗員内訳も分からない。
書かれていなくても、
艦長   1名
副長   1名
機関長 1名
航海長 1名
砲術長 1名
軍医長 1名
主計長 1名
くらいは分かるが、機関点検整備担当員が何名で、何シフト乗り組むのか。
見張り員数・医務員数・司厨員数・工務整備員数・通信員数等々は。
1532名とか337名とかと下1桁の数字まで書いていながら、それらは示されない。

対象が外国のことなので、取材先が限られたということだろう。
データの拾い上げは文献から。

本書は、月刊誌に隔月で足掛け5年、26回にわたって連載されたものを1冊にまとめたもの。
1冊とする時に加筆訂正したとの記述はあるが、全体を一覧・比較できるようにデータを表にするとか、時系列を追えるような年表形式に整理するとかされているわけではない。
26編のデータ集を読んでいるようなもの。

読み終えるまでに、ポストイット50枚強、A5メモ用紙6枚を必要とした(^^;

本夕、読了。

空母(に限らないけれど)はシステム。
技術。
その使いこなしがキモ。

空母が重要な役割を持った海戦が、帝国軍と米国軍間において太平洋上で何度かあった。
引き分けとなった海戦もあったが、同戦力同士の海戦でも、結局は米国軍が帝国軍にワンサイドゲーム。
米国は伝統的にシステムに強い国だ。
仏・独・伊の空母建造の進捗が、もう少し早かったとして、米国並みに使いこなせたか。

同じ海域に浮かび、同等のタックルを握っても、釣果に大差がつく。
特に、マガレイとブリ。

釣りは、システムではない。

ポストイットを何枚使ってもメモを何千文字とっても、ダメ。
釣りは、ウデ(^^;

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2017年9月10日 (日)

PE4号を300メートル調達

氷を20キロ搭載。

昨日、搭載量を2箱に減らした発泡魚箱を、今日は3箱搭載。
下心が下品(^^;

20170910【画像:上】
雨が止んだ。
5時20分、出航。

早いうちは、雲底300メートルの雲が全天をおおっていたが、やがて濃い青の秋空になった。

今日の出竿はこんな風景の見える海域。

画像右手に、大船団。

【画像:中】
発泡魚箱におさまらなくなったら、ひらいて船上干しにしよう、と。
これも出航前の下品な下心(^^;

下品な漁果なんて、とんでもない。
発泡魚箱はカラ(^^;
これだけ、5ハイ(^^;

漁果、きわめて上品。

20170910_2【画像:下】
ジグでサバを掛け、イケスで生かしておいた。

大船団の120メートルラインを離れ、220メートルラインへ。

そこで、サバを泳がせた。
ラインが70メートル出たところで、大アタリ(^o^)

残りライン、230メートル。
それが全部 引き出された。

仕掛けの結び目で切れて欲しかったが、スプールの止め結びで切れた。

ジ・エンド(^^;

帰宅途中、釣具店で、PE4号を300メートル調達。

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2017年9月 9日 (土)

200号のおもりを調達

夜明け前。

満月から3日が過ぎ、右側がやや やせた月が西。
東に明けの明星、金星。

北の空。
雲を、だいだい・紫・白色に光らせる雷光。
雷鳴は聞こえないから遠いのだが、気味が悪い。

氷を20キロ。
3箱搭載していた発泡魚箱を、今日は2箱と上品に。

今日の日出は5時09分。
4時40分、出航。

29170909【画像:上】
イカ海域に一艇だけでポツンと浮かんでいると、サメが船から離れず、ツノに乗ったイカを取られる。
のみならず、仕掛けを壊される(^^;

船団ができるとサメが分散され、仕掛けを壊される その確率は下がるものと。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

イカの職漁船が50隻を超え、プレジャーボートより多いくらい。
船団ができた。

サメが分散されたのだと思う。
本日、サメを見ず(^o^)

【画像:下】
私のやること。
そう うまい具合にコトが進むわけがない(^^;
オモリが軽すぎた、100号。
沈降速度が遅く、イカのタナに届く前に、サバ。(注)

イカツノに付くので、船にあげてからの処理に時間を大いに浪費(^^;

結局、イカは30ハイ。

10時30分、沖上がり。

帰宅途中、釣具店で、200号のおもりを調達。

って、明日も出るつもり(^o^)

(注)
このサバが良型。
KON-chan号進出海域だと、40センチを超えたら大サバと呼んでもいいと思う。
大サバが混じった(^o^)
全数、マサバ。

このサバが、噴火湾に入れば面白い秋になるのだが。

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2017年9月 8日 (金)

『女の機嫌の直し方』を読む

オンナが書くオンナの本。
題名からして、内容の薄い時間つぶしの本だろう。
てな気分でページをめくったのだが・・・

Temperこんな喫茶店で読み始め。

対象読者は女ではない。
対象としているのは、明らかに、私のようなマヌケな男。

著者は物理学を学んだあと、富士通で人工知能(AI)・対話エンジンの研究開発に携わったヒト。

使われている言葉・ロジックは大変に分かりやすい。
定量性のある表現、裏付けるデータはそれほど多くない。
多くはないのだが、書かれている内容を理解・納得するには十分な量。

〝オンナが書くオンナの本〟ではない。
人工知能エンジニアが書いたヒトの脳の話。

〝内容の薄い時間つぶしの本〟だなんて、とんでもない。
半分も読まないうちから、
オトコを見る目が、
オンナを見る目が、
変わる本だ。

ジャーナリストが、
教育者が、
臨床医が、
政治家が、
「脳には性差がない」と言えば、おさまりがいい。
現に、随分昔から、
〝ヒトは女に生まれるのではない。女になるのだ〟
と、環境が性差を作るのだという考え方が、世に受け入れられている。

しかし、著者は言う。
男女の脳には、〝装置としての機能性に差がある〟、と。
男と女の会話が噛み合わない理由がそれ。

噛み合せに必要なのは〝知識〟であることを、人工知能エンジニアの立場から著者は示す。

本夕、読了。

ヒトをオトコとオンナの二つに分けて話をするのだから、〝一般論〟。
〝一般論〟に対し、ああこう言うのは野暮というもの。

本書は、この〝一般論〟に乗って読み進めるべきだろう。
男性脳・女性脳の〝装置としての機能性の違い〟が理解でき、
オトコを理解できる
オンナを理解できる
(つもりの)自分に気付くはず。

結婚し、出産し、子育てをし、スーパーで買い物をし、夕飯を作り、夫自慢をし、息子自慢する。
わざわざ、自分自身のそんなことを書く。
それで、自身が〝一般論〟で言うところの〝普通〟の女であることを表現しようとしているのだろう。
その表現の仕方が巧みで、少しも鼻に付かない。

著者は、しかし、〝一般論〟で言うところの〝普通〟のオンナではない。

いや、オンナを〝一般論〟で論じてはいけない。
〝普通〟のオンナはいない。

著者は、とてもアタマのいいオンナだ。

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2017年9月 3日 (日)

『文藝春秋 9月号』を読む

月刊誌『文藝春秋』や『中央公論』には、ウィスキー・万年筆・ホテル・靴などの〝広告〟に、高かつ好センスを感じさせるものが多く掲載されていた。
それらはすっかりなくなったが、〝広告〟のレベル低下はない。

掲載されている〝広告〟は、以前のものも今のものも、あらためて〝広告〟するまでもない すでに世に広く知られ、かつ質が高いとの評価が定着しているものばかり。
あらためて〝広告〟するまでもないのに、あらためて〝広告〟するのは、プライドゆえ。
よく考え、よく練られていることを感じさせる〝広告〟だが、そこに苦労とかヒネリといったイヤらしさを感じさせない。
気持ちがいい。

Bungeiこんな飯屋で読み始め。

'17年上半期芥川賞受賞作『影裏』が掲載されている。

最初の行が、
〝勢いよく夏草の茂る川沿いの小道。〟

と、釣りの始まり。

出竿先は、北上川支流の生出(おいで)川。

最後の行が、
〝釣り竿をわたしは畳み、蜉蝣(カゲロウ)が無数に水面を上下している生出川沿いを上流に向かって歩き始めた。〟

と、釣りの終わり。

舞台は岩手県。

作中、掛かるのは、
ヤマメ
イワナ
アユ
ウグイ
ニジマス
ソイ
アイナメ
マコガレイ

題名の『影裏』は〝電光影裏斬春風(電光影裏に春風を斬る)〟による。

釣師(のつもり)のオイラが読者。
だから、目にとまるのは、釣りの表現のみ(^^;

ただし、『文藝春秋』を開く時点で、〝釣り〟から離れないと、ページが進まない(^^;
〝釣り〟は本作にとっては小道具に過ぎない。
〝釣り〟でなくて、〝ジョギング〟でも〝サーフィン〟でも話は成り立つ。

なお、〝釣り〟でなくて、〝登山〟だと話は成り立たない。

本夕、読了。

本作内の固有名詞が、具体的。
ヴィッツ・ジムニー・コールマン・ゼンリン・氷結・南部美人・シャチハタ等々。

〝軸の細い青焼きの山女魚鉤〟という語が出てくる。
塗装で青いのではなく、焼き色が青のハリ。
カレイを掛けるためにヤマメ針を使うデキル釣師を知っているが、青焼きハリなのかしらん。

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2017年9月 2日 (土)

ないのは日射だけではなく・・・

風力発電のプロペラが動かない。
無風。

8時、出航。

対岸のJX製造所付近で、消防艇の放水訓練。 しばらくそれを見てから、防波堤の外に出た。

20170902_2【画像:上】
うねりをともなう波3メートルの予報だったが、うねりはわずか。 良ナギ。

一面の雲。
日射はとどかない。
ないのは日射だけではなく・・・
鳥は騒がず、ナブラの気配もない。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

【画像:下】
釣果、きわめて上品(^^;

正午、沖上がり。

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2017年8月29日 (火)

チングルマ雑考 2

下の記事『チングルマ雑考 1』で、
〝チングルマとは不思議な名前だ〟
と書いた。

チングルマが〝稚児車〟から来ているということを最初に唱えたのは牧野富太郎のようだ。
『牧野日本植物図鑑初版(1940年)』には、

花が小さく花弁が輪状に配列<中略>稚児車(チゴグルマ)の転訛<中略>毛をつけた果実が放射状に出ているさまを子どもの玩具の風車にみたてたものともいふ。(原文はカタカナ表記)

とある。

日本最大(と言うことは世界最大)の日本語辞典の『日本国語大辞典(小学館)』は、その権威も最上位で、広辞苑の はるか格上。
格下の広辞苑にはチングルマの語源は記載されていないが、『日本国語大辞典』には、

和名は花が小さく花弁が輪状に配列<中略>稚児車(ちごぐるま)の転訛<中略>毛をつけた果実が放射状に出ているさまを子どもの玩具の風車にみたてたものともいう。

とあり、『牧野日本植物図鑑』の丸写し。
牧野富太郎の権威の大きさが分かる。

ところで、チングルマがおもちゃの風車に似ていると言うなら、実ではなく花のほう。
おもちゃの風車は4枚羽根。
しかし、チングルマの花弁は5枚。
であれば、〝チングルマ〟の名に ふさわしいのは大きな4枚のガクのシラネアオイとか、花弁が4枚のアブラナ科だろう。

話を戻す。
おもちゃの風車だという〝稚児車〟とは、いかなるモノなのか・・・

随分調べた。
ところが、〝稚児車〟、これが見つからない(^^;

もう一度、『日本国語大辞典』に当たってみる。

〝チングルマ〟の説明文中で〝稚児車〟に触れていながら、なんということ。
同辞典全20巻中に〝稚児車〟という単語は、この〝チングルマ〟の説明文中にただ ひとつあるのみ(^^;

日本最大の漢和辞典の『大漢和辞典(大修館)』にも〝稚児車〟という項目はない。

見つけられないはずだ・・・
稚児車〟を見たことのあるヒトはいないハズ(^^;

Photo『植物和名の語源探究』を読んだ。

こんな喫茶店で読み始め。

本書の著者も〝チングルマ〟が〝稚児車〟から転訛したものだと信じて疑っていなかったようだ。

その著者が、〝稚児車〟を調べる。

著者が『牧野日本植物図鑑』と『日本国語大辞典』にあたったのは、私と同じ。
私は ここから先はほとんど前に進めなかったのだが、本書著者の調査意欲は旺盛。

結局、行き着いたのは、 稚児車という日本語はない ということ。

オキナグサ〟の富山県立山での呼び名が〝チグルマイ〟。
〝チングルマ〟の果実が〝チグルマイ〟の果実によく似る。
そこから、〝チングルマ〟へ変化したというのが本著者の結論。(注)

『日本国語大辞典』全20巻中にたった1回だけ出てくる〝稚児車〟が、Googleでは40万ヒットする。
ネットにあるのは引用に引用を重ねた拡散情報ばかり。
引用元の情報が正しければ問題はないのだが、Googleで40万ヒットする〝稚児車〟はすべてガセ(^^;

『牧野日本植物図鑑』の改訂版にあたる『牧野新日本植物図鑑(1961年)』では、

本種に果実の様子の似たオキナグサ(きんぽうげ科)の地方名であるチゴノマイのなまったものとする説が有力である


とあり、稚児車説を引っ込めている。

〝チングルマの語源が〝オキナグサ〟の地方名の〝チグルマイ〟・〝チゴノマイ〟にあるというところに落ち着きそうだ・・・

私は、しかし、この〝チグルマイ〟・〝チゴノマイ〟が〝チングルマ〟に転訛したという説に納得していない(^^;
今のところ、表に出して言えるほどの裏付けがないのだが、私なりの〝チングルマ〟語源説がある。

話は変わる。
アブラコは大変に引きのいいサカナ。
アイナメが標準和名。
アユナミ)、あるいは滑(アユナメ)を語源とすると言われる。

北海道で竿を出す者としては、この巷に流れているアイナメの語源が気にならないだろうか。

17世紀末期の書物『本朝食鑑』には、
鮎に似た形を持つことから〝鮎魚女(アイナメ)〟と名付けられた。
とあることが根拠とされることもある。

古い資料だからと、無批判にありがたがってはいけない。
これには大いに疑問に思うべきだろう。
アブラコとのどこが似ていよう。

このアイナメの語源も随分調べたが、今のところ手がかり足がかりなし(^^;

(注)
チングルマの語源には、〝江戸時代の女児の髪型の唐子髷(からこまげ)からきた〟という説があるが、これは明らかにガセ。
文字として最初に見えるのは、1825年(文政8年)出版の『物品識名拾遺』のようで〝チンクルマ〟と記載されている。

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チングルマ雑考 1

登山者にもっとも知られている花は、チングルマだろう。

本州の山だと2500メートルくらいまで上がらないと見られないと聞くが、私の見た一番低い標高は、1309メートルの徳舜瞥山から1322メートルのホロホロ山への尾根ぎわ。
北海道では、1300メートル程度から上なら見ることができそうだ。
なお、高さが15センチあるかないかの大変に背の低い木なので、ササやハイマツなどの植生の強いところでは見られない。

羊蹄山は1900メートル近い山だが、ここでは見たことがない。

背が低いので、ほぼ上から見る花。
花弁は白。
しかし、雌しべ・雄しべの黄色が鮮やかで、それが花弁の白と葉の緑と混色し、開花した群生地は薄いオレンジ色に見える。
夏の花だと言われるが、そんなことはない。
昨年9月18日、紅葉の中岳(2113メートル)からの下山中に見ている。

この木は地面を低く這って生える。

花の柄が木の幹より長い。
つまり、木の本体よりも高いところに花をつける。
そして、その全てが天を向く。

Chinguruma【画像:上】
『SNACK BAR ちんぐるま』

大雪山系への入山基地のひとつ、層雲峡温泉。
標高650メートルで見つけた〝チングルマ〟(^o^)

【画像:中】
8月27日、赤岳にて。
1700メートル付近。

画像最底辺中央、白く見える花がチングルマ。

先行者がレンズを向けているのは、ウメバチソウ。

【画像:下】
8月27日、赤岳にて。

1900メートル付近。

高度を200メートル上げると、季節が移った。

群生チングルマの結実。
薄茶の長い綿毛の実をつける。

このあと、紅葉する。
大雪山系の秋の赤は、ウラシマツツジとチングルマ。

チングルマとは不思議な名前だ。

チングルマの語源は、以下のように説明されることが多い。
〝結実したチングルマは稚児車(ちごぐるま)に似ていることから、そう名付け られた。 なお、稚児車とはおもちゃの風車(かざぐるま)のことである。〟

Wikipediaをはじめとするネット上の情報の大部分が、この稚児車からの転訛説。

しかし、
チゴグルマ(稚児車)がチングルマへと変化するのなら、
チゴユリ(稚児百合)はチンユリへと
チゴササ(稚児笹)はチンササへと
変化しなければ理屈がたたない。

さて・・・

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2017年8月28日 (月)

〝足類〟(^^;

氷を20キロ搭載。

8時30分、出航。

20170828【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

って、オカはかすんで、ほとんど見えない。

【画像:中】
17分から19分、120メートルから140メートル。

ベタ底にイカ。
イカは頭足類。

ベタ底で乗る。
が、あがってくるのは、頭足類ではなくて〝足類〟(^^;

【画像:下】
船団が形成され、出竿数が増えればサメも散ると思うが・・・

今日は我が艇のみ。
逃げても逃げてもサメが離れず、イカ付け作業にならず(^^;

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2017年8月27日 (日)

大雪を歩く

道北バスの『層雲峡・銀泉台線』は、7月初めから9月末までの3ヶ月間限定運行。
当該便の愛称は『大雪山 赤岳登山バス』。
午前1便・午後1便の1日2往復。

今日、このバスに。

層雲峡6時発、銀泉台7時着。

20170827_2【画像:1枚目】
雪渓下のお花畑。

花はチングルマ。

私は野暮天。
花を愛でるとか風景を愛でるといった感性を持っていない(^^;
しかし、この風景の中では口笛が出てこようというもの(^o^)

ヒトは誰でも作曲家になれる。
私のクチビルから出てきたのは、即興曲(^^;
再奏不可(^^;

【画像:2枚目】
赤岳山頂、2078メートルにて。

今日は、
銀泉台 → 赤岳 → 白雲岳 → 白雲岳テン場にてテン泊(注)

明日は、
白雲岳テン場 →  北海岳 → 黒岳

と歩くつもりだった。

が、高度を上げるにつれ、風が速くなる。
赤岳山頂は、霧雨、風。
この風が、猛烈。

ザックを背負っているので横からの受風面積が増えているうえに、体の重心がかなり上がっている。
なので、白雲岳に向かう尾根に出ると、ストックを使って四足になり、体を小さくして風を正面から受け、カニ歩きしないと体を倒される。

白雲岳に向かった先行者が戻ってくる。
「この風では歩けない」と。

当然、私に歩けるわけがない。
山を下りた(^^;

【画像:3枚目】
1800メートルあたり。

大雪山系の秋は始まっている。
紅葉はウラシマツツジ。

山歩き時間6時間10分。
20112歩。

給水量は、
 ・200CC

(注)
登山者は、キャンプ場のことをテン場(てんば)、テントで泊まることをテン泊(てんぱく)と言う。

Gpslog












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2017年8月23日 (水)

『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』を読む

本邦の民俗学の調査・研究手法の創案、学問体系形成のスタートは柳田國男。
大変な量の仕事をし、書籍として残している。
この柳田國男の調査対象・研究手法が上品すぎるという批判がある。(注1)

本書著者も柳田國男を批判する一人。
〝性とやくざと天皇〟を研究対象にしていないと、柳田國男を批判する。

解説を書いているのは、自らのことを下ネタ学者と称する上野千鶴子。
この人の解説を先に読んでおくと、本著者の立ち位置・視点が分かり、本文が読みやすくなる。

Sexual_overturesこんな喫茶店で読み始め。

著者は播磨の出身、関西の人。
生れたのは1909(明治42)年。(2000(平成12)年没)
本書によれば、著者が民俗調査に興味を持ったのは1923(大正12)年とあり、14歳。

調査フィールドの多くが、大正期から戦後15年くらいまでの関西の農漁村、マチの商店街。
辞書やネット検索にかからない隠語が頻出し、最初はなかなかページが前に進まない。
が、しょせんは〝性〟のこと。
20ページも読み進むと、読書スピードが上がる。

柳田國男の民俗学に対し、〝性とやくざと天皇〟を研究対象にしていないと批判する著者だが、本著者自身も〝やくざと天皇〟は研究対象にはしていない。
もっと言うと、本著者の関心ごとは〝性〟のみ。

著者の柳田國男批判は、夏目漱石は官能小説を書かない、椎名林檎は演歌を歌わないと批判するのと同じような気がしないでもない・・・

〝これはもうとても筆にも、口にも及ばぬということで、まともに公開などできるもんでない〟といったフレーズが何度か出てくる。
著者自身が、〝まともに公開などできるもんでない〟ことごとの体験者。

フンドシ祝い・若衆入り。
こしまき祝い・女の講入り。
これが、〝まともに公開などできるもんでない〟世界への入り口。

御詠歌を2節歌い、般若心経を2回唱え、さて、コトの始まり、始まりィ。

戦前の〝教育勅語〟・〝修身教育〟、戦後の〝道徳教育〟・〝性教育〟は、少なくとも著者の調査フィールド内では、何の教育効果も発揮していない。

現実が示している。
オトナが言う、「良い子はマネをしないように」、と。
アホぬかせ、マネをしないわけがないじゃろが(^^;

ムラにもマチにも、ンなつまらないことを言うオトナはいなかった。
〝筆おろし〟は12、3歳、〝水揚げ〟は早ければ9、10歳、遅くても13歳。(注2)
都市化の進む前の日本のムラ・マチの、何とおおらかなことか。

嬶(かかあ)、娘、後家、尼僧、女中等々と少年・青年との性の交流。
現代人は、それを不貞とか乱交とか不純とかと言うけれど、ムラ・マチでは全てが合意。
水子にしたのも多かったようだが、タネが誰のものであれ、嬶(かかあ)の産んだ子はその亭主の子。

田植え歌、労働歌、若衆、女講、寄合。
ムラの文化もマチの文化も全てが〝性〟につながる。
それでムラもマチも維持されていく。

本夕、読了。

現代の話。
歌舞伎界に生まれた男の子は、12、3歳になると筆おろしされるのが秘密にもなっていない話。
本書に書かれているムラのオトコの子が男になる儀式に似ている。

本書に書かれているようなことは、以前に読んだ宮本常一の『海に生きる人びと』にも書かれていた。
実際に、そういうことだったのだろう。

民俗調査で得られることが、倫理的・道徳的・規範的・教育的であったら面白くも何ともない。
そもそもにおいて、倫理とは何か。
道徳とは何か。
規範とは何か。
教育とは何か。

いかに人々が権威・規制・金銭をコケにし、愉快に生きていたことか。

(注1)

って、知ったふうなことを書いたが、私は〝民俗学〟が何なのかも、〝柳田國男〟が何者なのかも知らない(^^;

(注2)
〝筆おろし〟は男の初体験、〝水揚げ〟は女の初体験のこと。

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2017年8月20日 (日)

みたいな計算は、何の役にも立たない(^^;

夏はイカ(スルメイカ)。
イカは頭足類。
サカナではない。

スレるということがないので、居場所が分かれば、あとは手返し。

5時15分、出航。

170820今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

雲が低い。
が、雨を降らす雲ではない。

理由は知らないが、稚内沖にしかイカがいないのだと。
稚内には30隻のイカ漁船が集まり、かの地の7月1ヶ月間の水揚げ量は500トン強とのこと。

今時期のイカ1ハイは200グラムくらい。

漁船1隻当たり一晩で3000ハイの水揚げ。
イカ漁船が装備している自動イカ釣り機は20台から30台。
となると、自動イカ釣り機1台では、150ハイ。

職漁船は1日10時間は操業しているだろう。

そこまで長く釣師が竿を出すことはないから、我々の手返しのほうが効率がよさそう(に思う)。

みたいな計算は、何の役にも立たない(^^;

イカがいない(^^;

正午、沖上がり。

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2017年8月19日 (土)

『カラスの常識』を読む

車の進行方向前方にいるカラスは、車が近付くと隣の車線に避ける。
カラスは車線の意味を知っている(ような気がする)。

絵鞆のカラスは、岩壁からカラスガイを剥ぎ取り、それを高いところから落としてカラを割る。
貝殻の中には食べ物があることを知っていて、その取り出し方も知っている。
ただし、生きた貝からエサを得るには、時間が掛かる。
だから、滅多にやらない。
もっと楽をできるエサ場を知っているのだろう。

Crowこんな喫茶店で読み始め。

著者は生態学を専攻した後、番組制作会社に就職。
NHKの自然番組の制作に多く携わったヒト。

カラスはヒトに近いところに棲むから、我々の目にもよく入る。
題名の通り、内容は『カラスの常識』。
本書に書かれている程度のことは、我々をそれほど驚かすものではない。

私の読んだのは第4刷本。
4刷目なのに、著者も編集者も校正の怠慢が過ぎる。

例えば、以下。

東京23区から出る生ゴミは年間65万トン。
カラスの食餌量は1日100グラム。
著者は、「これを元に単純計算する」と書き、23区の生ゴミで、
一億七八0八万羽
のカラスが生存可能だとはじく。

ひと桁おかしい。
一七八0万羽。

ほかにも、おかしな記述がある。

本夕、読了。

教科書として使うのにふさわしいのは誤記・誤植の多い本だ、と言った教師がいた。
本も、教師の言うことにも、無邪気に信用せず、疑問を持ち、確認することで学生は鍛えられると。

教師の怠慢のような気がしないでも・・・(^^;

170819今夕、KON-chan号を下架・係留。
日が沈み。もうじき水平線から赤色が消える。

今日 出航した艇長らの言は、「いない」、「ひとアタリもない」等々。

他の釣り人の言うことを、信用せず、疑問を持ちっていう態度は、私の常(^^;
氷を20キロ搭載した(^o^)

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2017年8月12日 (土)

『その他の外国語 エトセトラ』を読む

ゴルゴ13は少なくとも20語を理解する。
これはフィクションの世界。

が、現実の世界も劇画並み。
いや、劇画を超える。
トロイ遺跡を発掘したシュリーマンは18語を話せた。
19世紀のイタリア人メゾファンティは、30語以上。

Foreign_languageこんな喫茶店で読み始め。

著者の外国語に触れた最初は我々と同じ。
中学での英語から。

言葉を得ていく過程も、ごく平凡。
繰り返し勉強するしかないのだと。

両親とも日本人。
留学の経験もない。

本書に出てくるだけでも、ロシア語・チェコ語・セルビア語・ウクライナ語・ベラルーシ語・英語・イタリア語・フランス語・タイ語・スペイン語・ドイツ語・ポーランド語・クロアチア語・スロバキア語・ハンガリー語・スウェーデン語・デンマーク語・ブルガリア語・ギリシャ語・朝鮮語。

大学でロシア語・英語教師、NHKラジオでロシア語講師をしていた時期もあるが、現在はフリーランスの言語学者としてウクライナ語の文法書やベラルーシ語辞書を作ったり。

外国に出かけても、そこの郷土料理なんかには興味を持たない。
興味の全ては言葉。
著者は言う、「ことばならなんでも好きなんだろうな」と。

本夕、読了。

一昨年、駅舎が宿泊施設になっている比羅夫駅に泊まった時のこと。
ここで、一人旅のベルギー人と親しくなった。
かの国の公用語は、オランダ語、フランス語、ドイツ語。
彼は、この3語のほかに英語と日本語も使えた。
彼と私との会話は当然 日本語だったが、完璧な日本語だった。
彼は言っていた、「英語も日本語も難しい。勉強しました」と。

本書の著者も、
「勉強もしないで、『語学は難しい』と言ってほしくない」
と言う。
語学の難しさは、勉強した人でなければ分からないと。

中学1年で英語を放棄した私は、〝語学〟を語る資格なし(^^;

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2017年8月 8日 (火)

『世界一美味しい煮卵の作り方』を読む

瓢亭(ひょうてい)の卵は有名。
ただし、煮卵ではない。
ゆで卵。
うどんやそばに添えられるのも  ゆで卵。

煮卵とは、味付きゆで卵のこと。
煮卵をトッピングの具材とするラーメン屋も多い。
室蘭にはトッピングではなく、ボトミングで提供するラーメン屋がある。

おでん屋のカウンターでは、「ダイコン、ガンモ、煮卵」と注文しない。
おでんでは〝煮卵〟を〝煮卵〟とは呼ばない。
〝ゆで卵〟とも呼ばない。
ただの〝タマゴ〟。
だから、「ダイコン、ガンモ、タマゴ」と注文する。

〝煮〟卵というが、ゆで卵をタレに漬け込むのが一般的調理法のようだ。

Recipeこんな喫茶店で読み始め。

家庭に常備されている調味料と容易に手に入る材料を使い、かつ短時間・簡単に作れる料理が、1ページ、または2ページで紹介される。
ちなみに、〝世界一美味しい煮卵の作り方〟の紹介は1ページ。

水2リットルに塩35グラムとか、ゆで時間6分とか、600ワットで1分間とか、メンつゆの銘柄まで、調理法は具体的。

卵かけごはん・スパゲッティナポリタン。
ピザ・ガトーショコラ。
等々、レシピは全部で100。

短時間・簡単であることを主要コンセプトとしているが、手抜きはない。
ピザは、生地から作る。

本夕、読了。

電子レンジは魔法の調理器具。
本書で紹介される料理にも電子レンジが多用され、短時間・簡単化へ大いに貢献している。

我が家では、冷蔵庫(冷凍庫)と電子レンジの扉を各1回ずつ開閉するだけで、晩飯の準備が整うこと しばしば(^^;
短時間・簡単に限れば、本書に勝っていると思う。

それは、〝世界一美味しい〟晩飯ではないかもしれない。
が、我が晩飯を不味いと感じたことは一度もない(^o^)

さて、晩飯を食うか(^o^)

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2017年8月 6日 (日)

それっきり(^^;

町は濃霧。
そのガスに、水たまりを作るほどの雨が付いた。
しかし、家を出る頃にはワイパーの作動間隔は最長。

マリーナへの最後の交差点での信号待ち時に、ワイパーを止めた。
雨が上がった。

5時45分、出航。

170806【画像:上】
相変わらずの、濃いガス。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

沖上がり直前、このガスが晴れ、夏の陽射し。

【画像:下】
ヒラメ、アブラコ(リリース)、クロソイの順にアタった。

それっきり(^^;

正午、沖上がり。

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2017年8月 5日 (土)

『一週間で女を磨く本』を読む

・病室のベッドの上
・スキーゲレンデ
・標高700メートル以上の山中の岩場

そこでは、どんな男でも恋に落ちる。
そこで見る女性の、何と美しいことか。

・健康を取り戻した
・ゲレンデの雪が溶け、土の見える春になった
・2000メートルの山頂に立った後、下山してザックをおろした

あぁ、オレは何を見ていたのか。
たちまち恋から覚醒する(^^;

Brush_upこんな喫茶店で読み始め。

lesson 1 「今の自分」を見つめ直す一週間
lesson 2 「男というもの」について考える一週間
lesson 3 もっと「いい女」になる一週間
lesson 4 「心」までおしゃれに変える一週間
lesson 5 「自分らしさ」に自信がつく一週間

・恋愛の基本とは、許すこと
・誕生日をひとりで祝う―これこそ、ゼロから出発する本物の自立につながります
・愛が奪われそうになったらじたばたせず、毅然とした強さを持つこと
・仕事は自分の実力との戦いと言えます。 自分をコントロールできない人に、いい仕事ができるわけがありません
等々と、書かれているのは、読んでいるこちらが恥ずかしくなるようなフレーズの連続(^^;

ンなこと、小学生の女の子でも、鼻で笑うのでは。
中学生以上の女性なら、こんな本、手にも取らないだろう。

本夕、読了。

女はバカである。
大変なバカである。

こういう本を読むのは、オジさんに決まっている(^^;

・健康を取り戻し
・ゲレンデの雪が溶け、土の見える春になり
・2000メートルの山頂に立った後、下山してザックをおろし
そして、恋から覚醒した。

なのに、数日もたたずして、
・病室のベッドの上
・スキーゲレンデ
・標高700メートル以上の山中の岩場
にいないのに、男は恋に落ちる。

本書題名中、〝女〟と書いて〝じぶん〟と読ませる。
女は日々、〝じぶん〟を磨いている・・・

女はバカである。
大変なバカである。

が、男はそれに輪をかけてバカである(^^;

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2017年8月 1日 (火)

『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』を読む

姉妹本に、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』 がある。
本のシリーズ化を狙ってのネーミングだろう。

Bookこんな喫茶店で読み始め。

〝だいたい10ページくらいの漫画で読む〟と銘打ってる通り、長くて10ページ。
短いものは半ページ、2コマ。

スポーツと読書は推奨されるべきもの。
って、ホントかなァ。
それは肉体によく、精神を豊かにするものだとして勧められる。
スポーツは確かにそうだろうと納得できる。
が、文学作品を読むということが、言われるほどにヒトの精神を豊かにするものとは思えない。
文学作品を読むことで豊かな精神が養われたというヒトがいたら、是非 会ってみたいものだ。

そもそも、〝文学〟の定義を知っているヒトがいるとも思えない(^^;
ンなことに肩ヒジ張ることも・・・

本夕、読了。

アンデルセンの〝人魚姫〟を読んだヒトがどれほどいようか。
宮沢賢治の〝銀河鉄道の夜〟を読んだヒトがどれほどいようか。

その両方とも読んだヒトとなると、どれほどもいまい。
私は、その両方どころか、徳富蘆花の〝不如帰〟もチェーホフの〝桜の園〟も〝フランダースの犬〟も〝魏志倭人伝〟もあれもこれも読んだ、つもり・・・

本書のあとがきに、「原典を手に取る縁(よすが)となれば幸いです」とある。
原典を手に取らずしても、まァ、いいのでは(^^;

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2017年7月30日 (日)

何も起こらない(^^;

5時20分、出航。

港内が騒がしい。

20170730【画像:上】
港内の南西、20000平米・6000坪くらいの狭い海域にヒラメ船団。

これが見ていると、タモが動く。

我が艇も、この船団に入った。
が、この密集した船団の中、手前船頭では釣りにならない。

港外へ。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域や、

【画像:中】
こんな風景の見える海域。

気持ちのいい風が吹き渡る。

30から40メートル付近にベイトの濃い反応。
しかし、鳥も集まらず、海面も沸き立たない。
ミノーもポッパーも使うに至らず。

濃いベイトの反応の下にまでジグを沈めた。
ベイトの下の更に下、底までジグを沈めた。

何も起こらない(^^;

【画像:下】
浅い根でボーズ回避。

12時30分、沖上がり。

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2017年7月29日 (土)

私は〝そんな釣師〟ではない(^^;

8時、出航。

長い波長のゆったりとしたウネリ。
1500キロはるか南東の台風の作った波、土用波だ。

170729【画像:上】
海上はもや。

そのもやった港口沖に、海技訓練生を乗せた帆船日本丸と大成丸。

【画像:下】
やがて晴れわたり、夏の陽射し。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

私の経験範囲内での話。
姿が見えているのに、掛けるのが難しいサカナの筆頭はブリ(イナダ)。

振り切れてナブラの手前の海面に落ちたフローティングミノーにバシャっと反応したことがある。
ってことで、反応のあったあたりにミノーをキャストしても、スカ(^^;

船のすぐそばでナブラが湧き、しぶきが顔にかかるような高活性。
なのに疑似餌には全く反応しないことがある。

そういう海域から1本引き出す工夫のできるヒトが、ウデのいい釣師。
絵鞆にはそんな釣師が何人かいる。

私は〝そんな釣師〟になれない(^^;

今日の話。
パシャというブリのライズを何回か見た。
騒ぐ鳥も何回か見た。

シンキングミノーを放った。
高速リトリーブ。

ポッパーを放った。
高速リトリーブ。

ジグを沈めた。
高速ガチャ巻き。

13時、沖上がり。

私は〝そんな釣師〟ではない(^^;

ボーズ(^^;

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2017年7月24日 (月)

『河童のスケッチブック』を読む

著者は妹尾河童(せのお かっぱ)。
『河童の何とか』というシリーズものが何冊かあり、いずれもイラストに文が付けられた体裁。

本書は、ページのめくり方が単行本と異なる文庫版が有名だが、私が購入したのは単行本の方。

Kappaikonこんな喫茶店で読み始め。

天は二物を与えず。
が、著者は天から何ブツも与えられたヒト。
イラストレーターとしても、
舞台美術家としても、
作家としても、
旅行家としても、
女たらしとしても、
一流。

女たらしというより、女の方から寄ってくる雰囲気のヒト。
別れぎわがきれいそうで、女を泣かすヒトではないように見える。
自身も女で泣くようには見えない。

ンなことは、どうでもいいことのようだが、本書と全然関係がないわけではない。
モテるヒト、そしてきれいに別れられるヒト。
こういうヒトは、間違いなくほかのヒトに勝る芸才、あるいは運動神経、あるいは資力、あるいは知性を持っている。

余裕、広がりのある男前。
そういう人の書いた本を読んでいると、体が軽くなる気分。

ケチなヒトの文章は、どうも いかん(^^;
ボーズを食らった釣り師の文章も、どうも いかん(^^;

このヒトの職業人としてのスタートは、舞台美術から。
舞台美術は、観客席から見える面を考える仕事だから、その視線はほぼ水平。

本書のイラストは、あらゆる方向から。
この本の著者は、天井のはるか上から見下ろした写実イラストを描くこともできる。
床に立ってグルッと見回した部屋の様子を、身長5メートルになったヒトの目で見た風景に頭の中で変換できるのだ。

本夕、読了。

これこそが、女たらしの目だ。

若い頃、同年輩の女たらしの友人に、
「コンちゃん、女性をモノにしようと思ったら、上から見るンだ。 同じ高さで見るな。 同じ高さで話をするな。 無視しろ。 相手にするな。 むこうから来る。 いいか。 来たら腰に腕を回し、グッと引き寄せるンだ。 それでいいンだ。 オレなんか自分のカネで車を買ったことがない。」
と教わった。

ンで、女たらしを志したオイラはヒールの高い靴を買った(^^;

視線を上げた。
無視した。
相手にしなかった。
むこうから来るハズだった・・・

が、しかし、
無視された(^^;
相手にされなかった(^^;
むこうから来るヒトは一人もいなかった(^^;
車は自分のカネで買った(^^;

女たらしになれなかったオイラ(^^;

上から下へと、船上から仕掛けを落とす。
時々しか、サカナが掛からない。

サカナたらしにもなれないオイラ・・・(^^;

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2017年7月23日 (日)

私にはウデがない(^^;

市内の大型店の鮮魚コーナーに、室蘭産と表示された「ブリ」に「(メジ)マグロ」が売られていた。
イタンキの定置網に入ったのだろう。
この網の入口の水深は50メートル。
そんなところを、今の季節、「ブリ」や「マグロ」が泳いでいるのだ。
もっとも、網にサカナが入ることと、それが釣れるということは全く別。
50メートルの等深線上で、一日中ルアーを放っても、スカを食らう(^^;

隣艇船長が言う、
「ブリはたくさんいる。 昨日は6本。 今年のブリはデカイよ」
と。

ただし、ブリを掛けるにはウデが必要。

6時45分、出航。

2017072301【画像:上】
ガスだが、良ナギ。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域の沖。

【画像:下】
ブリを掛けるにはウデが必要。
私にはウデがない(^^;

浅いところでボーズ回避のつもりが、すんなりとはいかず。

我が艇らしい上品さ(^^;

12時30分、沖上がり。

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2017年7月19日 (水)

『星界の報告』を読む

日暮れた西空。
今時期の一番星は木星。

Galileoこんな喫茶店で読み始め。

400年前のガリレオ・ガリレイの著書。

ガリレオが自作の望遠鏡を空に向け、
 ⅰ.月を観察し、その表面は凸凹であること
 ⅱ.天の川を観察し、それが多くの星の集まりであること
 ⅲ.プレアデス星団(すばる)を観察し、そこには肉眼で見るよりもっと多くの星があること
 ⅳ.木星を観察し、それを周回する衛星(月)を持つこと(注)
を確認した報告書。

望遠鏡は、
 ・遠くのモノを近くに寄せて見ることができる
 ・光を集めることができる
から確認できたこと。

〝自然は数学の言葉で書かれている〟と言ったのはガリレオ。
本書には、しかし、数学的な記述はひとつもなく、観察記録。
本文が80ページ。
訳者による解説が40ページの薄い本で、時間を掛けずに読み切ることができる。

この時代から科学が現代的になり、自然を数学の言葉で書き出し始めることになる。
惑星の軌道が楕円であることは、ガリレオと同時代人のケプラーが数学的手法で発見している。
ガリレオ・ケプラーともに万有引力の法則の尻尾をつかみかけている。

本夕、読了。

日暮れた西空。
今時期の一番星は木星。

今夜は曇り。
星は見えない。

(注)

木星は70個ほどの衛星(月)を持つそうだが、その内の4大衛星(ガリレオが最初の観測者なので、〝ガリレオ衛星〟と呼ばれている)は、3倍の双眼鏡でも見えるし、標準レンズのカメラでも写せる。

35ミリフルサイズ撮像素子の、短(縦)辺は24ミリ、長(横)辺は35ミリ。
画素数が800万の撮像素子だと、短辺に2300個、長辺に3460個の画素が並んでいることになる。
50ミリの標準レンズだと、この撮像素子に、短辺27度・長辺40度の視野角範囲が写り込む。

27度の範囲を2300個(40度の範囲を3460個)の画素でカバーするのだから、0.7分(1/85 度)の分解能と言えるだろう。
丸めて、1分(1/60 度)。

ガリレオ衛星は木星から5分くらい離れる。

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2017年7月16日 (日)

針を結び直したが、雨が落ちてきた

昨日は、上架せずに係留。

岬地形の室蘭。
春から夏にかけては、ガスで日がかげり、気温の上がらない日が多い。
ところが、今年は例年と違って、7月に入ってからは好天が続く。

しかし、今日は、昼を待たずして雨の予報。
出竿できる時間は短い。

急げや急げ。

日出が4時13分。
4時15分、出航。

20170716【画像:上】
岸ぎわはモヤっている、

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

ロックフィッシング。

【画像:下】
一投目でアタリ。
しかし、20センチもないソイの仔魚(^^;

以降、長い沈黙(^^;
根掛りで、リグ(仕掛け)の喪失2組。

沖上がり前、50分で、
 アブラコ
 アブラコ
 マゾイ
 マゾイ
 シマゾイ
と連続(^o^)

で、根掛りで、3組目のリグ喪失。

針を結び直したが、雨が落ちてきた。
8時30分、沖上がり。

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2017年7月15日 (土)

明日のための下心(^^;

釣師は、決して下心を口しない。
しかし、態度でその下心が露呈する。
氷を20キロ搭載した(^^;

今日の日出は4時12分。
4時20分、出航。

170715_2【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域からスタート。

暑い日となった。

【画像:下】
下心は、具現化せず(^^;
KON-chan号らしい、上品な釣果となった。

正午、沖上がり。

倶楽部ハウスで、ロックフィッシングの勉強会。

ンでもって、釣具店に寄っての帰宅。
明日のための下心(^^;
シンカー・オフセットフックを調達。

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