2017年1月22日 (日)

『あいつのマージャン』を読む

酒席・ゴルフは、情報を得たりヒトを知る貴重な場。
今もなのかは知らないが、マージャン卓を囲むこともそういう場だった。

Hoohsukeこんな喫茶店で、読み始め。

著者は、1995年、57歳で没したマンガ家の福地泡介。
本書の初版は古く、1976年。
福地泡介が、30代後半に書いたもの。

マンガ家として若くして成功した著者なので、卓を囲むメンツは華やか。
『あいつのマージャン』の〝あいつ〟とは、その華やかな芸能人・文化人(ところで、〝文化人〟って何のこと?)・プロ雀士・作家・同業のマンガ家らのこと。

文中、自分の配牌・上がり牌だけではなく、他家の上がり牌、途中牌や捨て牌まで書かれている。
打ち手の後ろには記録者がいたはず。
本書は成り行き・手成りで書かれたのではなく、出版会社の企画に基づいて書かれたのだろうと思う。

著者は、マージャンとは、〝ツキが十割〟。
〝ツキを生かす知恵が十割〟。
計二十割でやるゲームだと言う。

〝ツキ〟という言葉は、テレ隠しで言っているだけ。
〝知恵〟で著者は点棒を増やしてゆく。

私の釣りは、ハナから知恵なし。
頼るのは、運・ツキ。
その頼るべき運・ツキに恵まれたことは、いまだ一度もない(^^;

今夕、読了。

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2017年1月21日 (土)

大寒の翌日の釣り

里も積もった。
山はなおのことだろう。
好天の日、雪山に踏み跡を付けて高度を上げていくときの気分といったら、それはもう(^o^)

が、好天の日、ナギの海に白い航跡を曳いて沖へ向かうときの気分も、それはもう(^o^)

昨夕、天気予報は氷点下4℃と言っていたはず。
「風も穏やかでお出かけ日和です。胆振の波は1メートル」とは、ラジオで聞いた日本気象協会所属気象予報士の言。

それを信じ、本日、船内雪かき後、沖へ。
10時30分、出航。

予報とは違って、朝は氷点下8℃。
室蘭港内奥の波のない海域は、結氷。

170121_2【画像:上】
ナギの海に白い航跡を曳いて沖へ向かうときの気分も、それはもう(^o^)
と、書いた。

しかし、沖に向かうと堅い尖った波で、それはもう(^o^) どころか、竿を出すような海況にない(^^;

ンでも、出竿(^^;

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

【画像:下】
画像の外に、ガヤ並みサイズのソイが2尾。

帰港後、隣艇のキャビン内でスロージギングの講習をジックリ受ける。
今日の釣果は、その知識ということに。

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2017年1月15日 (日)

『豊浦町史』を読む

大間のマグロは有名。
大間港で揚げられるマグロは、多い年で200トンくらいのようだ。

先の記事で話題にした噴火湾のマグロ漁について、ある方から「噴火湾ではどれくらいの量だったんでしょうね」とのメールをいただいた。

〝噴火湾では〟という問いには答えられないが、〝豊浦での水揚げ量は〟という問いにならば即答可能(^o^)

というのも、昨年末に この本を読了していたから。

Toyouraこんな喫茶店で、読み始め。

全848ページのうち、42ページが豊浦における漁業史。

マグロの統計値だけを抜き出すと、(注1)
’09(明治42)年  203トン
’21(大正10)年  105トン
’22(大正11)年   30トン
’27(昭和02)年  131トン
’30(昭和05)年  150トン
この頃、豊浦で大規模な缶詰工場の操業が始まっている。
’37(昭和12)年  141トン
’38(昭和13)年   32トン
’45(昭和20)年   64トン

’40(昭和15)年の数字は、3545トンという信じられないもの。(注2)

その後は、
’49(昭和24)年  0.9トン
’50(昭和25)年  1.8トン
’54(昭和29)年  7.1トン
’57(昭和32)年  4.7トン
’58(昭和33)年  2.7トン
’60(昭和35)年  0.5トン
とジリ貧。

町史によれば、
〝噴火湾における漁獲高の減少は 濫(乱)獲に濫(乱)獲を続けた結果<後略>〟
と記されている。

噴火湾のマグロは獲り尽くされたわけだ。

代わりに、
〝礼文華の漁業青年が中心となり、いわゆる「獲るだけの漁業」から脱皮し「育てて獲る漁業」への<後略>〟
と、アワビの稚貝の放流、ワカメ養殖、ウニの放流などを始めている。

噴火湾にマグロが戻ってくる可能性は極めて低い。
私がステラ30000のハンドルを回すことはない、ということになる(^^;

(注1)
本書中での重さの単位は〝貫〟。
記事ではトンに換算して記した。


(注2)

本書には、〝四千百人〟を〝千百人〟、〝安太郎〟を〝安大郎〟と印刷してしまうなどの100ヶ所近い校正もれがあって、それに対して詳細な正誤表が付いている。
その正誤表には、’40年の数字が誤っている旨の記載はない。

改めて、統計値の水揚げ量と売上額を並べてトン当たり単価をチェックすると、
’38(昭和13)年の水揚げ  32トンで売上  11050円  345円/トン
’40(昭和15)年の水揚げ3545トンで売上1890590円  533円/トン
’45(昭和20)年の水揚げ  64トンで売上  68000円 1063円/トン
当時のインフレ率を考えると違和感のない数字となる。

’40年の水揚げ量が間違って印刷されている(もっと少ない)としたら,円/トンの値が大きくなりすぎ、そのほうが不自然。

’40年には、実際に3545トンの水揚げ量があったのだろう。

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2017年1月14日 (土)

温泉帰りの釣り

昨夕は、登別温泉で絵鞆マリン倶楽部新年役員会。
私も参加させていただきました。

朝風呂につかって、朝飯食って。

11時、出航。

今時期は、ウルサイほどに魚影が濃いはずのスケソウ。
今季は、ごく薄い。
ベテランに聞くと、スケソウが濃くなったのは最近のことで、以前はホッケが濃かったのだそう。
ここでベテランの言う〝最近〟とは〝ここ30年〟、〝以前〟とは〝30年前〟のこと。

豊浦地区への入植は、19世紀の末から。
それから、〝噴火湾 最後の大漁年〟と呼ばれる1947年までの半世紀、豊浦町の礼文華・小幌あたりでは、〝噴火湾のゴミ〟と表現されるほどイワシが獲れたようだ。
そのイワシを追ってイカが、そのイカを追ってマグロが〝獲れて、獲れて〟だったと。(注)

50年なのか100年なのか5000年なのか周期は知らないが、KON-chan号進出海域にやってくるサカナには循環があるのかもしれない。
ないのかもしれない(^^;

170114今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

沖根。

出航時は青空が広がり、風もなかったのだが・・・
沖に向かうと、黒く厚い雲。
間もなく、雪。

不釣(^^;

私の場合、サカナが来る来ないの循環は全然関係ない。

ウデ。
始めて竿を出した日から、一向にウデ上がらず(^^;

12時30分、沖上がり。

(注)
当時、マグロ漁獲量北海道一の海域は釧路沖。
その次が噴火湾。
戦前、噴火湾で行われていたマグロ漁の様子を動 画 で見ることができる。
                                 ↑
                             ここをクリック

本動画の終わりのほう、4分10秒あたりからが噴火湾で行われていたマグロ漁の様子。
数もスゴイが、デカイ。
同時期、噴火湾では捕鯨も行われている。

もうすこし古い時代、南茅部の尾札部(おさつべ)だから噴火湾とは言えない海域だが、網を仕立ててマグロを獲っていた歴 史もある。
網の沖出距離は百七十間(306メートル)だったとあるから、オカからすぐそこをマグロが回遊していたようだ。

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2017年1月12日 (木)

『空気の発見』を読む

この世を作っているモノは何か。
古代インド人は、それをだと考え、古代ギリシャ人は、空気だと考えたという。(四元素説)
〝地〟は〝土〟、〝風〟は〝空気〟と同じとみなせるから、古代ギリシャ人と古代インド人の感性は近い。

古代中国人は、この世を作っているのはと考えたようで、空気に代わって(樹)木・金(属)が入る。(五行説)

古代印欧語族と古代漢語族の感性の違いを知るのも面白そうだが、本書とは無関係。

夏休み期間中の月曜から土曜の午前、NHKラジオで『夏休み子ども科学電話相談』が放送される。
子どもから必ず出される質問が、「空はなぜ青いの」、「高いところはなぜ寒いの」。
どちらも〝空気〟があるからなのだが、これを小学生に理解させるのは難しい。

空気に重さがあることを証明したのはガリレイ。
1600年頃。
空気中で最初に発見された気体は、酸素でも窒素でもなく二酸化炭素。
1750年頃。
その次が窒素、二酸化炭素発見から20年後。
そのすぐあとに酸素。

「空はなぜ青いの」かが分かるまでには、さらに100年を必要とする。
日本の年代で言うと、明治になってから。

Airこんな喫茶店で、読み始め。

私の読んだのは2011年改版だが、初版は1962年。
古い本でも絶版にもならず、版を重ねている。

本書中、読者への呼びかけの言葉は〝きみたち〟。
中学生を相手に書いた本だろう。

まァ、このくらいが、私の理解可能範囲(^^;

本夕、読了。

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2017年1月 9日 (月)

『あらすじで読む 日本の名著』を読む

〝名著〟というのは、
  暗夜行路(志賀直哉)
  放浪記(林芙美子)
  細雪(谷崎潤一郎)
  夫婦善哉(織田作之助)
などなど小説25編。

この〝あらすじ〟が、19名によって書かれている。
内、1編は編者自身によるもの。
編者は中高一貫校の校長。

残り24編の〝あらすじ〟を書いた18名は、編者勤務校の教員。
ということは、国語教師が少なくとも18人は いる勘定になるから相当な大規模校のようだ。

Masterpieciesこんな喫茶店で、読み始め。

〝古典的名著に高校生が触れるきっかけ〟を目的に編まれたもの。
しかし、目的が達せられたのかは不明。
本書購入者の多くは中高年者らしい。

そうだろう。
高校生の誰が、ンなものを読むものか(^^;

小説に限らず、日本で一番活字を読むのは、首都圏の電車利用通勤者じゃないかと思う。
首都圏を走る通退勤電車内の読書率(新聞・ネットニュースを含む)は、50%を超えるのではなかろうか。
ほかにやること・やれること(あとはイヤフォンで音楽聞く・スマホゲームぐらいしかやれること)がないからだ。
その彼ら彼女らにしても、編者の言う〝日本の名著〟を通退勤電車で読んでいる者がどれほどいるだろう。

本書に取り上げられている25編、その25編全て、私は読んだことがなかった(^^;
しかし、本書の〝あらすじ〟を読んで、さらに原著へと読み進もうとは思わない。
〝あらすじ〟で充分。
って気分は、編者の意図とは大きく外れてるンだろうなァ(^^;

本夕、読了。

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2017年1月 8日 (日)

沖は寒い

今の季節、「沖に出る」と言うと、「寒いでしょうねェ」と言われる。
いいえ。
山と比べると、全然。

室蘭沖の海水表面温度は下がっても2℃。
気温は、海抜0メートルのもの。

比べて、山。
雪面温度は、最高でも0℃。
100メートル高度を上げるごとに0.64℃ずつ気温が下がる関係に加えて、上空から吹き降りてくる風。

山の寒風に一度でも当たった身なら、沖の寒さなんぞは(^o^)

170108_2【画像:上】
昨年最後の出航以降、今日に至る3ヶ月半の間に、
イカの季節が過ぎ
ワラサの季節が過ぎ
サバの季節が過ぎ
サケの季節が過ぎ
マガレイの季節が過ぎた。

もっとも、いずれも好釣できたのは名人のみ。
秋から冬にかけて、室蘭沿岸は魚影が薄かった模様。

一発でエンジン起動(^o^)
8時、出航。

【画像:中】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

沖根。

【画像:下】
上で、
山の寒風に一度でも当たった身なら、沖の寒さなんぞは(^o^)
と、書いた。

いや、やはり沖は寒い。
山を歩いていると、冬でも汗が出る。
沖では、魚信が遠いと真夏でも心が冷える(^^;

貧果(^^;
画像外に、ガヤみたいな寸法のソイが2尾。
リリース。
13時30分、沖上がり。

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2017年1月 7日 (土)

冬山を歩く 15

山歩き。

 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース

170107【画像:1枚目】
古く堅い雪の上に、薄く新雪。
アイゼンの刃が堅い雪まで届いて刺さる。
その音が、小気味いい。

手前の斜面を登り、西尾根825メートルまで。
その後、右に折れ、あのピークを目指す。

素晴らしい空の色。
暖かい。
帽子から耳を出して歩いた。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下5℃。

170107_2【画像:3枚目】
山頂から望むカムイヌプリ。

山の向こう、太平洋登別沖。
ナギ。
水平線の向こう、マスを狙って竿を出している船がいるかもしれない。

私は鷲別川源流を伝う水元沢コースを歩くため、3連峰の左峰の下、596メートルコルまで高度を落とすルートに入った。

【画像:4枚目】
高度を150メートルほど下げたあたりから、気温が急速に上がっていく。

首まで上げていた防風着のジッパーを胸まで下げて、風を入れる。

雪がゆるみ、アイゼンの刃の刺さる鋭い音が鈍(なま)った音に変わった。

滑滝にて。
滝壺をおおっている氷の表面が、融けかかっている。

山歩き時間4時間30分。
20072歩。

飲食なし。

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2017年1月 3日 (火)

冬山を歩く 14

この正月休みは穏やかに経過し、おかげで、12月29日・30日・31日、1月1日・2日と5日続けて山を歩けた(^o^)
休みも今日まで。
そして、今日も穏やかとの予報。
で、今日も山歩き。

 登り:水元沢コース
 下り:冬コース

170103【画像:1枚目】
雪がしまり歩きやすい。

先行者なし。
だったが、この木が見える頃、後続のソロ登山者に追いつかれ、追い越された。
私の2.5倍の歩速。
歩幅も広く、彼の3歩が私の4歩。

まァ、マイペース、まいぺ~す。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、0℃。
暖かい。

170103_3【画像:3枚目】
昨日登りに使った冬ルートを、今日は下りに。

この枝の向こう、室蘭市街なのだが、大陸からのほこりが入って かすんでいる。

【画像:4枚目】
高度を下げると、やがて老大木の林。
スキー場のゲレンデミュージックが聞こえてきた。

山歩き時間4時間10分。
17801歩。

給水なし

室蘭岳山頂で、
 ・明治 マーブルチョコ 12個

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2017年1月 2日 (月)

冬山を歩く 13

山頂から山すそ向かって凸状に引かれた等高線の連なりが尾根(稜線)。
山頂に向かって凸状に引かれた等高線の連なりが谷(沢)。

山では、尾根が歩きやすいことが多い。

 登り:冬コース
 下り:南尾根(夏道)コース

170102【画像:1枚目】
冬コースは、尾根でも谷でもないルート。

夏は笹ヤブが濃く、踏破は困難。
雪が積もると、幅500メートル以上の登山ルートとなる。
これだけ広いと、冬〝道〟コースとは言わない。
冬コース。

低いところは、ホオノキやナラの老巨木の林。

実際の使われ方は、スキー・ボードのバックカントリーゲレンデ。

尾根でも谷でもないから、どこを歩いてもいい。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下3℃。

山の北側は青空。
南側(室蘭市街側)上空は雲。

風穏やか。

170102_4【画像:3枚目】
夏道を下りた。

冬コースを私に後続して上がってきたソロ登山者と山頂でご挨拶。
その彼が、スキーを履いて冬コースを滑り下りていった。

【画像:4枚目】
夏道には、ウサギの足跡多数。

山歩き時間2時間35分。
11530歩。

飲食なし。

【GPSログ】
右赤線が、下りに使った夏道。
山すそ向かう凸状の等高線の連なり(尾根)を歩く。

左赤線が、登りに使ったルート。
尾根でも谷でもない。
下は林、高度を上げると広いササ原。

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2017年1月 1日 (日)

冬山を歩く 12

早い時間帯に入山者が多くいたようで、トレース(踏み跡)がしっかりしていて、埋まるのはわずかな距離。

 登り:西尾根コース
 下り:夏道コース(南尾根)

170101【画像:1枚目】
西尾根825メートルピークへの斜面にて。
登り詰めて右に折れ、尾根を伝ってあのピークを目指す。

このあたり背の低いササ原が広がっているところだが、すっかり雪の下。
ということは、つまり風の通りがいいということ。
画像 左が西。

山でなくとも風が吹き、雨が降り、雪が降る。
なのに、わざわざ山に入って、より強く吹き降られようという心理は何なンだろう(^^;

時折、左からから雪面を乱して風が吹く。

【画像:2枚目】
この樹氷の枝をくぐって、山頂に出る。

170101_4

【画像:3枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下8℃。

【画像:4枚目】
この木が風で揺れ、枝の氷が打ち合い音を出す。
木琴の音色(^o^)

山歩き時間3時間20分。
14964歩。

飲食なし。

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あけましておめでとうございます

旧年中は、海でもオカでも山でもネット上でもお世話になりました。
本年も旧年中と変わらぬお付き合い、よろしくお願いします。

継続とか習慣化という、人生において決して〝損〟にならないと評価されていることを、私にはどうにも実践できません(^^;
だから、私のようなボンクラ生活者には、区切り・ケジメがどうしても必要。
〝昨日は昨日、今日は今日、明日は明日〟。

〝金の切れ目が縁の切れ目〟も区切り・ケジメ。
この〝金の切れ目が縁の切れ目〟の区切り・ケジメには、すでに何十回となく出会っていて、全て私の側が〝縁を切られ〟ています(^^;

その点、〝時〟にはそっちもこっちもないし、縁を切るも切られるもありません。
時が区切り・ケジメになってくれるのは、大変にありがたいことです。
昨日は昨日、ダメだった昨日を捨てられます。
もっとも、そんなふうに単純にリセットされて今日が始まるかというと、全然、ハァー(^^;

ン、まァ、でも、いいじゃないですか、〝去年は去年、今年は今年〟。

旧年中の、あんなことやこんなこと
       ↓↓↓

170101

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2016年12月31日 (土)

'16 楽しく釣りができました

当ブログにおける〝釣り記事〟の最後は9月11日。
9月19日、出航後に推進系統に不具合が発生し、以降、今月の29日までKON-chan号がドック入りしたから。

このドック入り期間中、ナギの休日は少なく、仮にトラブルがなかったとしても、上積みできた釣行記事数は せいぜい6編か7編くらいのものだったと思う。
つまり、ボーズの記事を6回か7回 書かなくてよかったということになる(^^;
もっともボーズならつまらないのかというと そんなことはなく、ボーズにはボーズなりの楽しさがある。

Earth_capeこの〝ボーズにはボーズなりの楽しさがある〟という心境は悟りでも達観でもなく、従ってその境地に至るのに精神修行なんかは全然必要としない。
我が身の実力を知ることのみで、〝ボーズにもボーズなりの楽しさがある〟と感じることができる。
って、以上は大ウソ(^^;;

毎年、こう言われる、
「オレの釣果の5分の1がコンちゃんの釣果だね」
「コンちゃんの釣果を5倍したらオレの釣果になるね」

今年、同じことを言われた。
「オレの釣果の5分の1がコンちゃんの釣果だね」
「コンちゃんの釣果を5倍したらオレの釣果になるね」
と。

おのれを知らず、我が身の実力を知らずとも、他人が私を〝5分の1〟・〝5倍〟という数値で評価してくれる(^^;
ところで、この〝他人〟、私のことをおもんかってくれている。(注)

というのも、実績に照らすと、
5分の1を7分の1
5倍を7倍
への修正が必要だから(^^;

まァ、でも言おう、
今年も〝楽しく釣りができました〟(^o^)

(注)
おもんかる:慮る(よくよく考えること)

この〝慮る〟の発音を知ったのは、今さっきのこと。
我がこれまでの人生で、一度も口にすることも書くこともなかった〝慮る〟。
自分が口にしたり書いたりしたことのなかった〝慮る〟だが、読んだり聞いたりしたことは一度ならず、百回以上はある。
この 百回以上は読み聞きしていた〝慮る〟、私は omonbakaru と読んでいたし、私の耳には omonbakaru と聞こえていた。
しがし、omonbakaru は誤用。
正用は omonpakaru なんだと。

ATOK、Microsft IMEは、omonbakaru ・ omonpakaru のいずれを入力しても〝慮る〟と変換する。
あァ、日本語入力システムなんかを辞書代わりにしてはいけないのだなァ、と、悟った大みそか(^^;
これが分かっただけでも、いい一年だった(ということにしよう)(^o^)

良いお年を。

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冬山を歩く 11

西尾根の樹林帯を抜けたあたりで、わずかな時間だが吹かれた。
が、じき おさまり穏やかに経過した山歩きだった。

 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース

161231【画像:1枚目】
落ちてくる雪が、見事な結晶ぞろい(^o^)

手袋の甲で受け止めているのだが、この手袋、断熱性能優秀(^o^)
手の温もりが外に逃げず、結晶が融けない。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は氷点下7℃。

161231_2【画像:3枚目】
西尾根も水元沢も、600メートルから上は一晩で新雪30センチ以上。
前日までのトレース(踏み跡)消失。

振り返り見る、私の踏み跡。

【画像:4枚目】
この樹氷木を見る頃には、空に青が広がった。

山歩き時間5時間20分。
21128歩。

全給水量は、
 ・150CC

水元沢 滑滝で、
 ・ロッテ アーモンドチョコレートポップジョイ 4個

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2016年12月30日 (金)

冬山を歩く 10

雲底低く、中腹から上は見えない。
降ってくる雪の量も多いのだが、駐車場に車を入れ、山歩きの準備を始めた。

 登り:水元沢コース
 下り:夏道コース(南尾根)

161230【画像:1枚目】
入山間もなく、雪は止み、青空が見え出した。
ただし、山に当たる風の音は大きい。

入山届け簿では、一昨日、3人パーティが水元沢コースを使ったようだ。
この滑滝あたりまでは、その3人のものだろう、ラッセル跡が残っていた。

しかし、滑滝左手の急登をかわした以降は、ラッセル跡が新しい雪に埋まっていた。

スノーシューを付けたが、ひざ頭近くまで沈む雪。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下11℃。

強風。

161230_2【画像:3枚目】
雪の枝をくぐり、昨日と同じ、夏道を下りた。

【画像:4枚目】
木琴の音かと思った。

雪面を走る風の音より1オクターブ半から2オクターブ高い音が聞こえる。
枝に付いた氷同士が風にゆすられ、打ち合う音。

〝いつまでも聞いていたい〟
と、書きたいところだが、私は野暮天(^^;
音を背に、高度を落とす方向に進んだ。

山歩き時間4時間50分。
16238歩。

飲食なし。

Gpslog_2

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2016年12月29日 (木)

冬山を歩く 9

雲底低く、山容は見えない。
小さな結晶の、固い雪が降る。

 登り:西尾根コース
 下り:夏道コース(南尾根)

161229【画像:1枚目】
地元の登山者がクジャクの木と呼ぶ、ダケカンバの孤独木。
山頂まで残路600メートルちょっと。

先行者の踏み跡があったが、標高750メートルを超えたあたりからは新しい雪におおわれ、見えなくなった。

沈む雪。
スノーシューをつけても、ヒザまで埋まる。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下7℃。

161229_2【画像:3枚目】
全く眺望を得られず。

夏道を下りた。

こちらも、新雪が深く、埋まる。
が、それも、高度を100メートル落とすまでの間。
そこから下は、靴の甲まで。

雲が薄くなり雪が止んだ。
林の奥まで視界が開けた(^o^)

【画像:4枚目】
雪が少なく、昨シーズンは年が明けても開業できないでいた だんパラスキー場。
今シーズンは先の日曜日(25日)から営業が始まった。

スキー学校も開校したようだ。

画像右手に進むとヒュッテ。
画像奥、太平洋。

山歩き時間3時間30分。

22113歩。

飲食なし。

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2016年12月28日 (水)

『増補 エロマンガ・スタディーズ』を読む

この本の単行本版の出版は2006年。
文庫版第1刷が2014年。
その間の8年経過分が、『増補 エロマンガ・スタディーズ』の〝増補〟のこと。
〝補章〟として、37ページが文庫版には追加されている。

副題が、「快楽装置」としての漫画入門。

Eroこんな喫茶店で、読み始め。

エッチなマンガの解説・評論。

以下のような、ませた中学生か地方の文芸誌主催者があとがきで書くような言葉づかいがビッシリ(^^;

・(前略)・・・、もっと不可思議な感情をともなう「何か」なのだ。

・ただ、この問題は複雑怪奇でドラマチックで様々な政治的な、あるいは感情的な思惑が絡みあっており、・・・(後略)

・絶望は希望の裏返しであり、憎悪は愛情の土壌を必要とするのではないか?

でも、解説・評論本に、〝「何か」なのだ〟とか〝感情的な思惑が絡みあって〟とか〝憎悪は愛情の土壌を必要とする〟とかという言葉を並べてほしくないなァというのが私の気分。

著者、本・漫画をたくさん読んでいて知識豊富。
人名だけでも400近く、マンガのカットも140ほど載せられていて網羅的だが詳細で資料性の高い本だというのが、本書を読むのに時間を使ったことへの救い。

解説が、思想家の東浩紀(あずま ひろき)。
本書の言葉づかいに引きずられたのか、こちらもプロらしくない文章。
〝そのようなある意味で、「無頓着」な視線が本書を貫いている〟なんぞと。

私は、本書内に、どんな意味でも「無頓着」な視線を感じなかった(^^;

本夕、読了。

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2016年12月25日 (日)

冬山を歩く 8

雨・みぞれが降ったあとに寒気が入ったから、里の道はガリガリアイスバーン。

里が雨・みぞれだった日も、山は雪だったろう。
アイゼンのほかに、スノーシューを持って出た。

 登り:水元沢コース
 下り:西尾根コース

161225【画像:1枚目】
夏道(南尾根)を登りかけたが、雪が新しい。
そのことが、どのように心理に作用したのか。
長い距離を歩きたい気分になって、分岐点まで戻って水元沢コースに入った。

昨日か今日の早い時間帯に水元沢コースを歩いた人がいたようで、踏み跡があった。
が、この踏み跡、沢まできてUターン。
その先、踏み跡なし。

だもんで、瀬音を右に左に聞いて、ここ滑滝まで孤独なラッセル(^^;

ラッセルの継続を強いられるこの先の登りを前に、しばし休憩していると・・・

【画像:2枚目】
後続の、男1・女2の3人パーティに追い付かれる。

このパーティ、速い。
「こんにちは」の挨拶のあと、ひと息も入れずに急登に取り掛かった。

私の遅足では、とても先行ラッセルで貢献できようはずもない(^^;
申し訳ない、以降、彼女らのラッセル跡を踏ませてもらうことに。

161225_3【画像:3枚目】
山頂付近は、表面1センチほどがクラスト(氷化雪)したモナカ雪。
深いところでは1メートルを超える積雪。

室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下7℃。

【画像:4枚目】
この樹氷林の枝をくぐって、西尾根に入る。

山歩き時間6時間30分。
22113歩。

全給水量は、
 ・100CC

西尾根を歩きながら、
 ・JAそお鹿児島 芋かりんとう 50グラム

Gpslog_2下山後、入山届け簿を見たら、この3人パーティ、私より30分遅い入山で下山が1時間早い。

多分、室蘭岳山頂でコーヒーを淹れて、この早さでヒュッテまで下りたものと。
私は歩きながらの給水・かりんとう(^^;

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2016年12月24日 (土)

『おそ松くんベスト・セレクション』を読む

少年サンデー連載は7年、350余話。
内、本書にベスト・セレクションとして収録されているのは18話。

Osomatsukun_2こんな喫茶店で、読み始め。

ギャグ。

この世、たいがいは誰かのあとを歩いているようなもの。
誰かというのは、ニュートン・ビートたけし・あのヒト・このヒト・ネット・赤塚不二夫・・・

模倣でさえも才能がいる。
創作には天才が必要。
赤塚不二夫は創作者。

書き手としては、このくらいの量のマンガ本なら、一日はかけて読んでほしかろうと思う。

しかし、コーヒー一杯飲みながらで、読了。

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2016年12月22日 (木)

『時計の針はなぜ右回りか』を読む

陸上トラックは左回り。
スピードスケートリンクは左回り。
野球の走塁は左回り。
マージャンは左回り。
盆踊り、太鼓やぐらを左回り。
ハンマー投げ、室伏、左回り。
室蘭水族館の豆汽車の運行は、トド池をグルリと左回り。
オイラのツムジ、左回り。
ヒトに係わることは左回りが多いような気もするが・・・

いやいや。
ラテン文字(abc)を書く時のペンの動きは左回りだけれど、ギリシア文字(αβγ)を書く時のペンの動きは右回り。
日本の国会、衆・参議決記名投票は右回り。

茶道、茶碗を右回り。
もっとも、茶碗を戻す際には左回り(^^;

カメラの交換レンズ、装着は右回り。
ニコンは、左回り。

クラッシックバレエの回転は右回り。
フィギュアスケートのトリプルアクセルは左回り。
ジルバ、これは右回りも左回りも。
競馬場、右回りもあれば左回りもある。
札幌市電ループ化完了、右回りも左回りも。

室蘭岳を西尾根から登り水元沢を下れば右回り。
水元沢から登り西尾根を下れば左回り。
羊蹄山の火口縁を巡るには、右回りでも左回りでも。
どちらの山も、右回り左回りとも歩いた(^o^)

南に向かって立てば、太陽・月・星は右回りに昇って沈む。(注)
北に向かって立てば、星の運行は北極星を中心に左回り。

日本工業規格(JIS)や電気規格調査会規格(JEC)では、
右回りを CW(lockise : 時計回り・正転・正相)
左回りを CCW(ounter lockise :時計回り・転・相)
と表記方法を規定している。

ところで、広辞苑では、
【右回り】を引くと「中心を手に見て回ること」
で、
】を引くと「を向いた時、西に当たる方」
とあるので、
】を引くと「日の出る方にむかっての方向」
となり、〝右回り〟の定義に行く着くどころか、〝右〟自体の定義がグルグル回って収束しない。
右回りでも左回りでもなく、堂々巡り(^^;

ということと、本書の間には何の関係もない。

話が脇にそれ過ぎた。(^^;

Clockwiseこんな喫茶店で、読み始め。

電波時計は毎日修正されるので、極めて正確。

しかし、正確さと価値は別次元。
腕時計では、高級になればなるほど時刻を正確に読み取れなくなる。

高級時計は、時針と分針だけ。
クォーツ時計や電波時計、ましてや文字盤に太陽電池を組み込んだ時計を高級時計とは言わない。
高級時計は、機械式。
文字盤は、せいぜい3・6・9・12の位置が分かるだけ。
それさえも記されてないと、高級の度合いが格段に上がる。
例えば、12と表示する代わりにダイヤモンドを埋めてあったりする程度で終わらない。

そんな時計を持っているヒトは、実は時計なんかを必要としない。
スケジュール管理を自分でする必要のないヒト。

本書内、『時計の針はなぜ右回りか』についての説明は、わずかに1ページと4行だけ。
そして、その〝なぜ右回りか〟の理由を、(北半球では)〝日時計の影が右回りだから〟と説明している。(注)
どこかで聞いたことのある説明だが、まァ、そんなことなのだろう。

著者は服部時計店(現、セイコー)で、広報・宣伝にたずさわった人。

ところで、〝脇にそれ過ぎた〟話の続き・・・

以下、左手首外側に時計をつけた場合(ごく一般的なつけ方)で考える。

親指側が6、小指側が12、竜頭が指先側
時刻を見るには、親指を下側に、前腕を右回りにねじる。

男性用腕時計の宣伝用写真。
モデルの腕は直角に曲げられて、前腕はほぼ水平。
スーツの袖からワイシャツをちょっとのぞかせ、カフスボタン(カフリンクス)を下、親指を上、小指を下にポーズを取っている。
この時の時計のつけ方は、親指側が12、小指側が6、竜頭が指先と反対側
モデル自身が時刻を知るには、腕相撲のポーズをとり、さらに前腕を左回りにねじる必要がある(^^;

電流の作る磁力線の向きは右ねじの法則、電流の進む方向に見た時に右回り。
この物理現象を使えば、堂々巡りなく〝右〟・〝右回り〟を定義できそうだ。
が、今度は磁石のN極・S極の定義が大変に面倒。
どうでもいい話だ(^^;

右回りの時計を鏡に写すと、鏡の中(鏡像)の時計は左回り。
ごくごく微小な世界では、この右回りの世界と左回りの世界とでは、異なる物理法則が観察される。
パリティ対称性の破れ(というらしい)、発見者はノーベル賞を受賞している。
何のことか私には分からない(^^;

右・左には、恐ろしく深い世界がある。

本夕、読了。

(注)
南半球でも、太陽は東から昇り西に沈むのは当然。
南に向かって立てば、左から昇り右に沈む。
ただし、南に向かって立っていると太陽は背中側を通るから、正午の太陽はのけぞらないと見ることができない。

北半球では、自分の影は自分を中心に右回り。
『時計の針はなぜ右回りか』の理由の根拠がこれ。
なお、南半球では、上記事情から、自分を中心に影は左回り。

南半球では、南に向かって立つ前提で太陽の話をするのは、どうも不自然。
だから、半球では、以下のように書き換えたほうがいいかもしれない。

に向かって立てば、太陽・月・星は回りに昇って沈む。

その次の行は北極星が見えないので書き換えが難しい。
が、〝北に向かって立てば、星の運行は左回り〟なのは南半球でも同じ。

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2016年12月18日 (日)

『酒にまじわれば』を読む

〝特急すずらん〟は、室蘭-札幌を結び、上下各6本。
内、
上りの〝すずらん2号〟は例外で終着が東室蘭駅。 ほかは、終着室蘭駅。
下りの〝すずらん5号〟は例外で始発が東室蘭駅。 ほかは、始発室蘭駅。

Kenichinagira東室蘭駅より乗り込んだ、その例外の下り〝すずらん5号〟。
5両編成の5号車(先頭車)の最前列海側席にて、読み始め。

〝しゅにまじわれば〟と読む。
著者は、フォークシンガーのなぎら健壱。

酒に関するエッセーが94編。

この人、音楽の知識、ギターのウデはそれが本業とは言え、レベルが高い。
本書内には著者撮影の写真が9枚挿入されている。
この写真のセンスも相当なもの。

何をやってもソツなくこなすヒトっているけれど、この人、音楽・写真・文筆(話芸)でソツなくこなすの更に上、プロフェッショナル。

味覚も優れたものを持っているようで、利き酒をやると業界人のレベルを越す。

ところで私、食う飲むに関することで、若い頃からあこがれながらも、いまだできないでいるのが、
・寿司屋のカウンターに一人で座ってもサマになる年齢・風采を得ること
・ソバ屋でザル1枚頼んで、それが出てくる間に冷酒を1杯飲むこと(注1)
・ソバ屋で〝天抜き〟を頼むこと(注2)

この2番めと3番目が、本書内でも取り上げられている。

「冷(ひや)」と頼んだら、出て来たのが〝水〟。
「天抜き」と頼んだら、出て来たのが〝天ぷらの盛り合わせ〟。

著者、江戸っ子。
〝水〟や〝天ぷらの盛り合わせ〟を出すようなソバ屋の のれんをくぐる人とは思えない。
著者、頭がいい。
作り話もお手のものかと。

昨夕の、上り〝すずらん12号〟、5両編成の1号車(先頭車)の最前列海側席にて、読み終わり。

(注1)
北海道では、おかめそば(うどん)をメニューに置いてないソバ屋が多い。
よって、店の厨房にかまぼこがないから、板わさの頼みようがない。
ソバ屋で飲む酒の肴は、やはり板わさだろう。

(注2)
天抜きを頼めるのは、粋なオトコだけ。
滅多にいない。
一応確認のために書いておくと、〝天抜き〟とは天ぷらそばのそば抜きのこと。
温かいツユに天ぷらが浮いているもの。

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冬山を歩く 7

山歩き。
 登り:水元沢コース
 下り:西尾根コース

16121801【画像:1枚目】
頭の上のほうから山に風の当たる音が聞こえてくるが、ここは谷。
谷は北から南。
風は西から東。
だから、沢に風は下りてこない。
それも、ここ、滑滝まで。

16121807この左手の急斜面を登って尾根に出て、以後は風に当たって歩くことになる。

【画像:2枚目】
596メートルコルから、室蘭岳東斜面に取り付く。

残り高度150メートル地点で見る室蘭市街には日が当たっている。

私は手前の雲の下。
この雲が911メートルの室蘭岳に当たって流れ、それによって山頂が見えない。

雲底は850メートルくらい。

この雲の移動が大変に速く、右から左へ秒速30メートルを超える。
すなわち、風も秒速30メートル以上。
この風にさらされて歩くというわけ(^^;

【画像:3枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下6℃。

【画像:4枚目】
西尾根に入り、振り仰ぎ見る樹氷。
この氷片が猛風ではがれ、顔に当たる。
痛い。

16121807_3

Gpslog_2【画像:5枚目】
黒い雲がさらに速度を上げて通過していく。
しかし、雪は付いていなく、かつ雲底が上がった。

【画像:6枚目】
振り返ると、尾根の向こう、山頂が晴れたが、すでに下り行程(^^;

山歩き時間5時間10分。
19094歩。

飲食なし。

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2016年12月16日 (金)

『審判は見た!』を読む

大相撲力士は、行司軍配に異議を唱えることができない。
軍配に従う。
しかし、勝負審判5人と控え力士4人の計9人が、行事軍配に物言いをつけることができる。
2人の勝負に、行司を含めて審判が10人いるようなもの。(ただし、協議に参加できるのは勝負審判の5人のみ)
ビデオ判定の歴史は半世紀近くある。

ルールは簡単。
土俵の外に出ると負け。
足の裏以外に土が付くと負け。

Umpireこんな喫茶店で、読み始め。

『審判は見た!』の〝審判〟とは、プロ野球の審判のこと。

守備9人、攻撃最大4人(打者・1塁走者・2塁走者・3塁走者)の計13人が広いフィールドに展開しているのに、野球の審判は4人。
ビデオ判定の採用もごく最近。

ルールは複雑で難しい。

指導者もそれを指摘してこなかったし、地方大会では審判も指摘してこなかった。
なのに、甲子園のマウンドに立って初めて球審から投球フォームがボークに相当すると指摘され、そこから崩れる高校球児が毎夏のように出る。
プロ野球の監督でさえ、ルールの理解不足から審判への抗議が空振りに終わることがあるくらい。

大リーグだと、3ボール・1ストライクの次の1球がボール球でもストライクをコール、勝負シーンの3ボール・2ストライクを演出することがあるそう。
試合をコントロールする権威を審判は持っていると。

ストライクをボールと球審にコールさせる打者、ボールをストライクとコールさせる投手、そんな威圧感のある選手がいるらしい。
王ボール・長嶋ボール、江夏ストライクと呼ばれたのがそれ。
王・長嶋引退からしばらく経つが、いまだ審判が選手に押され気味なのが日本のプロ野球。

何だかんだ言っても、外の人間にとってプロ野球は娯楽。
面白くなきゃ。

本夕、読了。

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2016年12月11日 (日)

『日本兵捕虜は何をしゃべったか』を読む

軍人の出す家族宛ての手紙から軍機が漏洩することをおそれ、帝国軍は検閲に気を使っていた。
おそれた漏洩先は、敵国というよりも、むしろ自国内。

Powこんな喫茶店で読み始め。

敵性語だということで、「ストライク」を「よし」、「ボール」を「だめ」と言い換えたというのは有名な話。
実際には、
〝臨時ニュースを申し上げます、臨時ニュースを申し上げます。(中略)西太平洋においてアメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり。〟
とか、
〝さらばラバウルよ(中略)愛しあの娘のうちふるハンカチ(後略)〟
とかとか。

ニューズ
なら英語だけれどニュースは日本語、ハンカチーフなら英語だけれどハンカチは日本語との解釈だったのか。

そうでもなさそうな。
〝さらばラバウルよ(中略)語りあかそよデッキの上で(後略)〟
とか、
エンジンの音ゴウゴウと、隼はゆく雲のはて(後略)〟
とかとか。

日米開戦前月には、米国軍は日本語学校を開設、日本語を理解できる軍人の養成を始めていた。
ひるがえって帝国では、(旧制)中学校でも英語の授業を行わないところが増え、士官学校では受験科目から英語を外した。

帝国軍は自軍から捕虜が出ることを想定していなかった。
どころか、戦死者が出ることも想定していなかったように見える。

帝国軍では日記をつけることを奨励していて、兵士らは日記を、のみならず、作戦命令書や地図まで身につけて戦闘の場に出ていた。
帝国軍戦死者の持つそれらから、軍機がだだ漏れになる。

捕虜になる帝国軍人はいない前提。
その前提とは違う事態におちいった帝国軍人は、洗いざらいに知っていることを話す。

日本人像がこれら帝国軍捕虜の言動から分析され、占領政策立案に反映されることになる。

本書は情報論。
組織論。

日本人論。

本夕、読了。

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’16 絵鞆マリン倶楽部総会・納会

昨夕は、登別温泉のホテルで絵鞆マリン倶楽部の総会・納会。

Photo【画像:上】
山を歩いたあとだったので、総会参加前につかった温泉が極楽(^o^)
豪雪の札幌からの参加者が言うには、時速300メートルの区間もあったと(^^;
お疲れ様でした。

【画像:下】
釣りダービー。

表彰に当たって、
 マガレイ 50センチ
 アブラコ 56センチ
などと案内される。
そんなサカナを掛けるヒト、いるンですねェ。

私も「たかのはの部」で(^o^)
58センチ。
この上に、61.5センチを登録していた倶楽部員がいたが、その方、他部門で一位受賞。

私の一位は繰り上げ。

そもそも、たかのはを狙って掛ける人はいない(と思う)。
繰り上げに加えて、外道(^^;

私らしい〝第一位〟(^^;

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2016年12月10日 (土)

冬山を歩く 6

山歩き。

 登り:水元沢コース
 下り:西尾根コース

161210【画像:1枚目】
新しい雪にシカの足跡多数。

このシカの足跡、目的地がはっきりしているようで、乱れずほぼ直線的に続くのだが、時折 その場旋回あるいは足踏みしているようにも見える。
そういう場所は何か特別な場所かと言うと、そんなことはない。
まァ、シカの考えることは分からない(^^;

鷲別川源流域の渡渉を繰り返して瀬をさかのぼると、ここ、滑滝に至る。

ここで沢を離れ、左の登りに取り付く。

【画像:2枚目】
山に轟音をたてて風が当たる。
その風に雪が混じったり、乾いた風になったり。
頭上を黒く厚い雲が通ったり、日が射したり。

落ち着かない天気。

室蘭岳の東を登っている途中。
背中側の雲が取れ、カムイヌプリに日が当たった。

161210_3【画像:3枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は、氷点下9℃。

【画像:4枚目】
20分ほど、雲が割れて頭上は青空となった。

西尾根へは樹氷木の枝をくぐって入る。
樹氷は風上へと成長する。
ゆえに、画像、右奥が北西。

この北西風が強い。
顔に当たる雪煙が痛い。

山歩き時間4時間40分。
18224歩。

全給水量は、
 ・100CC

下山後、駐車場まで歩きながら、
 ・柳月 シュークリーム 1個

Gpslog

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2016年12月 7日 (水)

『地盤の科学』を読む

この記事内では、

・単位面積当たりの力(荷重:負荷)を、〝圧力〟または〝圧〟と呼ぶ
・長さの単位には〝メートル〟、力の単位には〝トン〟を使う

ことにする。

例えば、
体重0.06トン(60キロ)のヒトの足の裏は、エイヤーっと、幅0.1メートル(10センチ)・長さ0.25メートル(25センチ)。
面積は0.025平方メートル。
片足立ちした時の単位面積当たりの力は0.06トン÷0.025平方メートルなので、足の裏が地面に伝える圧力(接地圧)は、2.4トン/平方メートル。(注)

Groundこんな喫茶店で、読み始め。

木造2階建て住宅の、家具も含めた総重量は、150トン程度のよう。
1階の床面積は75平方メートル。

1階床下が全て基礎(ベタ基礎)ならば、圧力はトン/平方メートル。
ヒトが片足立ちしても沈まないような地面なら、家屋は建つということになる。

我が家のある町内会一帯の地盤は、北海道の低地の多くがそうであるように、元は谷地(やち:湿地)。

ここに家を建てて、もうかなり経つ。
その時の話。

杭打ち。

地表からしばらくは軟弱層。
地下の固い岩盤までは10メートルではきかないだろう。
だから、杭は岩盤まで届いていない。
摩擦杭(浮き杭)。

ゴンッと打ちこむと、1メートルくらいも杭が沈み込んでいくのを見ている。
これは想定内。

全数打ち込まれたとの連絡を受け、私、現地立会確認。
「ホイ、ホイ。 1本、2本、・・・20本・・・。確かに打たれていますねェ」
と、建築会社担当者が期待している反応を私はした。
で、担当者は、私が「ンじゃァ、ヨロシク」と姿を消すと思っていたに違いない。

でも私、ポケットから石黒ホーマー(現、ホーマック)で、ついさっき買ったJIS1級の5.5メートルコンベックス(鋼製巻尺)を出し、基礎図面と照合。
図面通りの位置に打たれている杭は1本もなし(^^;

元は谷地と言っても、片足立ちしたら足が沈んでいくというような地盤ではない。
現在でさえ、大手かつ優良と定評のある建設会社が手がけていながら杭打ちデータ偽造がある。
だから、当時この本を読んでいたら、

この業界はこういう世界なンだろうなァ(^^;

で、終わっていたのかもしれない。

私、でも、
「このコンベックス、JIS1級」
と、担当者に。

担当者は、それには答えなかった。
が、打ち終わった杭と同数の杭の手配と、再工事の段取りのための電話を始めた。

我が家の床下には、計画の2倍の数の杭が打たれていることになる(^o^)

今夕、読了。

(注)
体重0.05トン(50キロ)のハイヒールの女性。
ヒール部だけだと、0.02メートル(2.0センチ)×0.02メートル(2.0センチ)、面積わずかに0.0004平方メートル。
片足のヒールだけで体重を支えると、接地圧力125トン/平方メートル。
両足でも60トン/平方メートルを超える。

乗用車のタイヤ1本の接地面、0.15メートル(15センチ)×0.15メートル(15センチ)で0.0225平方メートルとヒトの足裏と変わらない。
重めの車で考えて、タイヤ1本で0.5トンを支えているとしても、22.2トン/平方メートル。

ハイヒールのかかとの接地圧は、かように大きいから、踏まれると怪我をする。

フロアーにカーペットが敷かれていなかった頃の旅客機。
床はジェラルミンの地盤と言っていい。
そこには、ハイヒールのかかとで付けられたへこみ跡がたくさん見えた。

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2016年12月 4日 (日)

冬山を歩く 5

山歩き。

 登り:西尾根コース → 室蘭岳山頂
 縦走:室蘭岳山頂 → カムイヌプリ山頂
 下り:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 水元沢コース

11月26日の逆回り。

161204_3【画像:1枚目】
西尾根は標高をいくらも上げない内に樹林帯を抜け、そのあとは尾根のピーク近くに幹の細いダケカンバの疎林があるだけ。
ほかは広く背の低いササ原で、眺望がいい。

しかし、濃いガス。
室蘭岳山頂は、見えない。

南からの風。

南からの風だから、気温が上がった。
入山直後の足元は氷化した雪だったが、時間の経過とともにゆるい湿った雪に変わっていった。

どちらにしても滑る(^^;

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

濃いガスの中。
山頂寒暖計は、3℃。

161204_2【画像:3枚目】
縦走路に入って間もなく、雲底が上がり、ガスが晴れた。

カムイヌプリ山頂にて。

山頂標識の向こう、室蘭港。

入港船なのか、出港船なのか。
本船からの、短音一発、長音一発の汽笛の音が、この山の上へも届いた。

【画像:4枚目】
以下3行は、私の目の子見積り。
室蘭岳に上がるコースでよく使われるのが南尾根(夏道)で、70%。
西尾根が25%。
水元沢を使う人は少なく、5%。

水元沢を歩く人の少ない理由は、〝登って山頂に立ち、そして下って山を出る〟という山歩きの基本パターンと違って、〝下って登って山頂に立ち、下って登って山を出る〟という山歩きをしなければならないからだろう。
しかし、使う人が少ないから、静かな山歩きができる。

今日は、下りに水元沢コースを使う。
山から出るために下って下って標高を捨て、そして最後に登って山を出る。

滑滝にて。

161204_5【画像:5枚目】
ここが最後から2番目の渡渉場。
ここまで下ると、ほとんど雪が見えなくなった。

この先で、鷲別川に注ぐ小さな支流を渡渉する。
そこから登って、山を出る。

山を出ると同時。
雨。

山歩き時間6時間30分。
25802歩。

全給水量は、
 ・150CC

滑滝でザックをおろし、しばし瀬音を聞きながら、
 ・菓子処久保 中花まんじゅう 1個

Gpslog

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2016年12月 3日 (土)

本日、強い北西風

私の記憶にある一番最初の人の死は曾祖父(ひいじじ)。
このひいじじに、私はずいぶんかわいがられたようだが、その記憶はない。
海に近い火葬場で、ひいじじが荼毘に付されたことは記憶にあり、火葬炉の前扉の小窓も、そこから見えた火の色も覚えている。
私、3歳の記憶。

以来、時が流れたから、世が流れ、人も流れた。
あァ、私は流れることもできず、よどみに留まっているなァ(^^;

161203_2【画像:上】
野辺送りの車列の最後に付いたのは、UNIMOG(ウニモグ)411。

【画像:中】
ウニモグのウインドシールドから見えた『顧問』の喪章。

ウニモグに『顧問』が乗っているわけではない。
ウニモグ自体が『顧問』。

故人は、自動車整備士・トランペット吹き・ウニモグコレクター。

納骨堂の確認まで済ませて逝ったという。
ウニモグを葬儀顧問として野辺の場に連れて行くことも、故人生前の指示だと。

【画像:下】
彼は釣師でもあった。

画像中央遠く、恵山岬。
その先、津軽海峡。
灯台に視線を合わせて望む はるか向こう、小泊沖。
魚信を求めて、彼が渡った航路だ。

時が100年流れても30億秒。
17億秒を生きた人の航路を思う。

波は右から左。
本日、強い北西風。
地球岬沖はシケ。

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2016年12月 1日 (木)

『馬を食べる日本人 犬を食べる韓国人』を読む

東洋と西洋。
砂漠の民と森の民。
関東と関西。

みたいな話の、日本・韓国版。

Japankoreaこんな喫茶店で、読み始め。

県民性がどうとかこうとか。
校風、社風、家風なんていうのもある。
もっと狭いところでは、兄と弟、姉と妹。
どころか、一卵性双生児にさえ違いを言えるくらいだから、日本人と米国人、日本人と中国人、日本人とドイツ人、日本人とフランス人、日本人とユダヤ人などをテーマにした本が書店の書架に ごまんと並んでいる。
同じ日本人でも、現代の日本人と明治の日本人、現代の日本人と江戸時代の日本人をテーマにした本も同様。

著者は、日本への留学経験のある韓国人女性。(注)

我々は自分の生きている世界、それを習慣とか肌感覚とかと言ってもいいと思うのだが、その中で考え、感じる。
で、何も考えることも、感じることもできない(^^;

でも、しかし、例えば、
・大相撲
・正座
・マグロ解体ショー
・タマゴかけ御飯
・お椀に口を付けて味噌汁を飲む
・素手でおにぎりや寿司を作る
・活き造り
・母親が自分の歯で噛み砕いた食品を乳幼児に与える
・ちりめんじゃこ
・茶の湯
・こたつ
・振袖を着て、ショールにハンドバッグ
・商用電源が50ヘルツと60ヘルツ、のみならず100ボルト
 (以下、あれやらこれやら無量大数・・・)
なんていうのは、眼を西あるいは東、北あるいは南に置いて見れば、または時間をさかのぼったところから見れば かなりグロテスク。

同じことは韓国(に限らずどこの国にも)にも言える。

本書内で、日本人と韓国人を比較するネタは、
・飲酒
・ギャンブル
・あいづち
・朝食
・メガネ
・家屋
などなど65。

薄い本に盛りだくさんのテーマだから、ひとつひとつの分析はサラっと。
サラッとだが、65も集まれば それなりの日本人像・韓国人像が見えてくる。

馬を食べる日本人
犬を食べる韓国人
どちらもグロテスクでエキゾチック。

本夕、読了。

(注)

ソウルに住む紀行作家・翻訳家。
完璧な日本語で、韓国を案内する本を多数執筆している。

韓国の高校生は、必修の英語のほかに第二外国語も選択する。
選択できる第二外国語には中・仏・独語、日本語も選択できる。
今は中国語を選択する者が最多のようだが、日本語が最多だったこともある。

韓国で仕事をした時に、韓国人通訳に日本語を勉強したきっかけを聞いてみた。
「発音にひかれた」との回答だった。

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2016年11月29日 (火)

『化学 意表を突かれる身近な疑問』を読む

本邦最大かつ最も権威のある化学系の学会は、日本化学会だそうで。
その日本化学会が編者。

Chemicalこんな喫茶店で、読み始め。

・息子と父親
・娘と父親
・息子と母親
・娘と母親
が会話を進めて、〝意表を突かれる身近な疑問〟が解決するというパターン。

娘・息子が問い、母親・父親が答えるかたち。
それが70項目。

例えば、「サケはなんで川と海を行ったり来たりできるの?」では、

サケが海から川に上がったときは、脳下垂体からプラクチン(ホルモン)が出て 水をあまり入れるな とエラの浸透圧調整システムに指令を発する。
同時に、塩分の少ない尿をたくさん出して、血液や体液の塩分を一定に保つ。

と説明される。

こんな説明をされても(^^;

指令された浸透圧調整システムが、どのような機構でエラから水をあまり入れないのか。
どのような仕組みで、塩分の少ない尿を出すのか。

知りたいのは、そのことではなかろうか。
が、日本化学会はその説明をしてくれない(^^;

〝意表を突かれる身近な疑問〟1項目に割り当てられているのは わずかに見開き2ページ。
見開き2ページで話をしめるなら、こんな説明だろう。
でも、編者は日本化学会。
本邦最大かつ最も権威のある化学系の学会らしく、丁寧に説明を書き込んだ本にして欲しかった。

本夕、読了。

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2016年11月27日 (日)

冬山を歩く 4

今日も山。

 登り:西尾根コース
 下り:南尾根(夏道)コース

161127【画像:1枚目】
駐車場まで、あと40秒。
というところで、左から右へとエゾシカ6頭が、道路を横断。

里は雨。

入山しばらくは、雨着のフードに雨の当たる音。
足元の雪は融けだしている。

しかし、高度を上げると雨の当たる音は消え、足元の雪も乾いた。

濃いガス。
北西の強風。
梢の氷化した雪が揺り落とされ、体に当たる。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。

雲の中。
眺望なし。

山頂寒暖計は氷点下3℃。

161127_2

【画像:3枚目】
夏道に入り、高度を100メートルばかり落とした頃、ガスが晴れ、雲底があがった。
空に青、そして日が戻ってきた。

まァ、山の天気はそんなもの。

【画像:4枚目】
夏道は、針葉樹が1本もないコース。
すべて落葉するから、冬は樹林帯に入っても明るく見通しがいい。

その明るい樹林の中に、2人パーティが上がって行った。

山歩き時間、2時間20分。
14767歩。

飲食なし。

Gpslog_2

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2016年11月26日 (土)

冬山を歩く 3

山歩き。

 登り:水元沢コース→596メートルコル→カムイヌプリ
 縦走:カムイヌプリ山頂→室蘭岳山頂
 下り:西尾根コース

11月23日と同じルート。

161126【画像:1枚目】
ザクッザクッと踏むと音を立てる古い雪の上に、わずかばかりの新しい雪。
その雪に、足跡多数。

今日、私より先に水元沢の この新しい雪を踏んだのは、シカ・ヤチネズミ・ユキウサギ・エゾリス。

画像の足跡は、エゾリス。

【画像:2枚目】
日が出たり、かげったり。
パラッと雪がきたり。

パラッときた雪。
結晶が、雪印マーク(^o^)

161126_9

【画像:3枚目】
カムイヌプリ山頂にて。

縦走先の室蘭岳を望む。

596メートルコルまで下り、そこで菓子パンとチョコレートを口にして血糖値を上げ、登りに掛かる。

【画像:4枚目】
室蘭岳山頂にて。

山頂寒暖計は氷点下5℃。

161126_4【画像:5枚目】
室蘭岳山頂より、さっきまでいたカムイヌプリを望む。
遠景は太平洋。

【画像:6枚目】
一等三角点より見下ろす室蘭港。
港の向こうは噴火湾。

雲底の高い薄雲を通して射る陽光が、海を光らせる。

山歩き時間6時間50分。
26165歩。

全給水量は、
 ・200CC

596メートルコルで、
 ・日糧製パン 豆蔵 1/2個
 ・不二家 ルックチョコレート 4粒

Gpslog

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2016年11月23日 (水)

冬山を歩く 2

山歩き。

 登り:水元沢コース→596メートルコル→カムイヌプリ
 縦走:カムイヌプリ山頂→室蘭岳山頂
 下り:西尾根コース

10月7日の逆回り。

161123【画像:1枚目】
林の向こうが明るくなった。
が、ほんの数分で、日がかげり、暗い山となった。

北西の強風で、山が騒ぐ。

乾いた雪の付いた吹雪。
雪の量はわずかだが、防風ジャケットのフードは最後までかぶったまま。

雨の後にきた今日の寒気で、地面はガチガチ。
その上に雪が乗ったから、滑る。

【画像:2枚目】
カムイヌプリ山頂にて、縦走先の室蘭岳山頂を望む。

正面に大きく室蘭岳が見えるはずだが、雪雲の中。

161123_5【画像:3枚目】
室蘭岳山頂にて。

冷えている。
山頂寒暖計は、氷点下11℃。

樹氷林帯をくぐり、西尾根を進む。
右からの強風が降り積もった雪を吹き上げ、雪煙幕をはる。

【画像:4枚目】
ペトトル川の瀬音が聞こえてくる頃、鳥のさえずりも聞こえてきた。
ひと啼き
ふた啼き
み啼き

そして、山を揺する風の音と、ペトトル川の源流の冷たい流れの音だけ。

山歩き時間6時間40分。
26613歩。

全給水量は、
 ・200CC

カムイヌプリ山頂で、
 ・キッコーマン 豆乳おしるこ 200CC
 ・日糧製パン 白ふかし 1/2個

Gpslog

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2016年11月20日 (日)

メタリックブルーに魅せられて

雨の予報ではなかったが、雨。

室蘭岳の創生は火山活動によるもの。
その名残の噴石が、そこここに見える。
しかし、噴火後の経過時間が長く、風化とササ・広葉樹の植生効果で、地面はほぼ黒土(くろつち)化。

雨具を着て入山したが、足元がその黒土だから、泥んこ(^^;
滑って、歩速が上がらない。
沢まで下りたが、そこまで。
登り返して山を出た。

Meloidae_2カワガラスが鷲別川の源流を泳ぐ。

素晴らしいメタリックブルーは、メノコツチハンミョウ。

この虫は孵化したあとは、ハチに寄生して変態していくのだが、これが大変に興味深い。

以前読んだ『へんな虫はすごい虫』では、このツチハンミョウを〝奇想天外な生い立ちをする虫〟として紹介している。

『ファーブル昆虫記』では、この虫の生活史を〝過変態〟と書いてある。
また、ハチに寄生するこの虫の生存手段に〝感心せずにはいられない〟とも。

画像は、メスで毒を持つ。
触ると、皮膚が腫れる。

毒を持つメスに、オイラは魅せられる(^^;

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2016年11月19日 (土)

『北海道の登山史探求』を読む

どんな登山にもそれなりの計画があるし、山中の移動はゆっくりで行動時間は長い。
だから、登山は記憶に残りやすく、文字で残されている記録も多い。

北海道の山の多くの初登頂は明治以降だから、記録の質が近代的。
本書は北海道のそんな登山の記録を渉猟し、登山史としてまとめたもの。

Mountainclimbing_historyこんな喫茶店で、読み始め。

著者は大手書店の外商員だった人。
大学山岳部や社会人山岳会の部報・会報の刊行・販売も担当職務範囲だったようで、その縁で得た登山史知識や山岳に関係する人脈が豊か。
自身も山を歩く人。

北海道の開拓開始とほぼ同時に、国家事業として測量が行われたから、三角点を据えるために多くの山が帝国陸軍測量部によって登られている。

また、北海道では、高いと言っても最高峰(旭岳)で2290m。

だから、山岳部・山岳会が目指したのは岩、滝、氷壁、冬山。
それと、長距離縦走。
中でも日高山脈完全縦走と知床半島完全縦走は、長い休みの取れる学生パーティによって成されている。
同じ理由で、冬山の初踏破の多くも学生。

読了は昨夕。

ルート未開の山でも、背の高い根曲がり竹帯と森林限界線の上に出ることさえできれば、以降の脚の使い方に目処をたてられる。
北海道の山は、この森林限界標高が低いから、そういう意味では歩きやすい。

今や道内の1000メートル以上の山で、頂上に至るために3時間もヤブ漕ぎを必要とするところはないだろう。
大なり小なり人の手が入り、踏み跡がある。

Gpslogということで、市内の山岳会が笹刈りしてくれたルートをたどって、カムイヌプリへ。

しかし、今日は気温が高く、間もなく山頂というところで、雪でなく雨(^^;
引き返した。

山歩き時間4時間20分。
20432歩。

全給水量は、
・200CC

596メートルコルで、
・日糧製パン バナナクレープ 1個

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2016年11月15日 (火)

『絶対に行けない世界の非公開区域99』を読む

〝立入禁止〟・〝STAFF ONLY〟・〝PRIVATE〟・〝KEEP OUT〟・〝OFF LIMITS〟・〝禁止入内〟・〝NO ADMITTANCE〟。

大型小売店舗内や美術館内は撮影禁止。

地上波未公開の映画。

まだISDNだった頃。
某プロバイダの〝STAFF ONLY〟区画を見せてもらったことがある。
椅子も机も窓もない部屋のラックに何百個も並べられたモデムの、赤ランプや緑ランプの点滅。
床に描かれた白線枠が〝STAFF ONLY〟境界を示す。

積雪のため道道○○線、△△から□□間、来年5月末まで通行禁止。

ウェブ上のコンテンツ。
〝盗用禁止〟の意味で、〝著作権を主張します〟なんてのがある。
ンなもの、誰も盗用しないって。

かと思えば、公開処刑がある。
カミングアウトがある。

上記、だが、どれも非公開ではない。

Closedこんな喫茶店で、読み始め。

「その存在を含め、肯定も否定もしない」
という文言は、一種の軍事用語。
「存在するに決まってる。 現在オペレーション遂行中」
の言い換え。
ンなわけで、本書『絶対に行けない世界の非公開区域99』の内の32が軍事・諜報施設なのは納得できる。

データの破壊は簡単。
その保管はだから高度に非公開。

アイアンマウンテン社(現ヒューレットパッカード)の地下60メートルの石灰石の廃坑を使ったデータ保管庫。
グーグル社のデータセンターのサーバー群の換気を行うための4階建ての冷却設備。

「わたしはあなただけのもの」
と言われたら、信じたいけれども、100%ウソ。
キミの胸の内は、誰も行き着くことのできない最高度に非公開区域(^^;

本夕、読了。

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2016年11月13日 (日)

『北の保線』を読む

ある結婚披露宴でのこと。
新郎新婦の最後のお色直しが終わり、入場・キャンドルサービス。
お開きまで、あと20分。
式次第は、新郎新婦から両親への花束贈呈へと。

新郎の両親と新婦の母親が並んだ。
が、新婦の父の姿はなかった。

Track_maintenance_4こんな喫茶店で、読み始め。

著者は2年間駅務に就いたほかは、東京・北海道で国鉄・JRの保線の担当者・管理者を務めたエンジニア。
北国と南国の保線の違いは、除雪作業と凍上作業の有無。(注)
本書の多くのページが、その記述に費やされる。

専門用語・現場用語への注釈が丁寧、組織・要員・工費・工程量・工程時間が具体的。
かつ、説明用の図・写真が充実していて、理解に困らない。
エンジニアの淡々とした筆が、読みやすい。

冒頭の話に戻る。
仲人さんがひな段からおり、宴の場に語りかけた。
話の概要は以下。
「○○線、A駅からB駅寄りCキロメートル付近で列車の脱線事故がありました。 新婦C子さんのお父上は当該保線区の責任者です。 対応の指揮を取るために、さきほど退席されました。それが、新婦のお父上がこの場にいない理由です。」

ほとんど同じ話が、『第6章 保線の思い出・エピソード』に「脱線復旧の神様」として載せられている。
もしかしたら、著者と私は同じ宴の席にいたのかもしれない。

本夕、読了。

(注)

〝凍上〟とは地中が氷結、軌条を持ち上げること。
〝凍上作業〟とは、それへの対応。

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2016年11月 8日 (火)

『山行記』を読む

『さんこうき』。
著者は南木佳士。

著者は作家だが、勤め人でもあるので、そう長い休みは取れない。(注)
長くて2泊3日の山行の話。

信州(日本アルプス)の山を歩く話が3編。
「山を下りて」として章だてられた短文をまとめた1編の計4編。

Trekkingこんな喫茶店で、読み始め。

登山はスポーツに似ているが、スポーツではない。
背負えるザック重量、登れる山の長さ・高さ、歩く時間は筋肉・心肺次第。
しかし、競技ではない。

登山は旅に似ているが、旅ではない。
生活の場から離れ、景色を楽しみ、岩を楽しみ、花を楽しみ、鳥のさえずりを楽しみ、風を楽しみ、雪を楽しみ、雨を楽しみ、お茶を楽しむ。
しかし、離れてきた生活の場と比べるべくもなく、山は不親切で不人情な場、1杯のお茶さえも自分で淹れねばならぬ。

著者は山に登って、
〝からだを開いて無心で歩いていると、世界はおのずから広がってくれる〟
とか、
〝ああ、はじめてこの頂上に立てたときはもっとからだ全体で喜べたのに、との、夢の世界が埋め立てられてゆくがごときかすかな失望感を年々ふかくしている〟
とか、書く。
作家には作家の山行がある。

私は、登っている時も下山後も、何も考えていない。
足裏の岩角、網膜に映る風景、顔面を打つ堅い雪、首筋を射る太陽光線を感じるだけ。
たどり着こうとする頂上・三角点はあっても、また見ようとする風景・聞こうとする風の音はあっても、そこに行き着くこと、それを見、聞くことが私の目的ではない(ような気がする)。

って、私の場合は、ただ歩きたいから歩いているだけ(^^;
オイラにゃオイラの山行がある。

解説は俳優の市毛良枝。
この人の文章が、大変に気持ちいい。
本編は、この人の解説文を読むためのお膳立てかも、と思わせるくらい。

本夕、読了。

(注)
なぎ けいし。
信州の総合病院に勤務する内科医で作家。
この10月で、65歳。
山を歩くのは、50歳から。

本書を読む限りは、ソロ登山や雪山登山をする人ではないようだ。
本書内に書かれているのは、夫婦、病院の職員らとパーティを組んでの山行。

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2016年11月 6日 (日)

冬山を歩く 1

秋山衣装の上に防風ジャケットを追加。
登山ズボンの下に、トレッキングタイツを追加。
ゴアのハットに替えて、ニット帽。

室蘭岳は冬。

 登り:水元沢コース
 下り:西尾根コース

161106【画像:1枚目】
山歩きの始まりは下り。
沢まで、高度を200メートル落とす。

そのルートをふさぐのは、台風10号で倒された木々。
しかし、これはこれで悪くない景色に見える。

【画像:2枚目】
強風。
入山間もなく、その風に乾いた雪が付き吹雪。

雪の上で枯れ葉が騒ぐ。
この枯れ葉が、500メートルまで高度を上げると、全て雪の下に消えた。

161106

【画像:3枚目】
山頂にて。
山頂寒暖計は、氷点下4℃。

山頂に向かって右、水元沢から上がってきた。
山頂に向かって左、西尾根を下りる。

西尾根、700メートルから上は樹氷(^o^)

【画像:4枚目】
西尾根825メートルピークで振り返る。
室蘭岳山頂は雪雲の中。
山歩き時間4時間10分。

19296歩。

飲食なし。

室蘭岳は全山冠雪。

黄のひと葉、紅のひと葉もなし。

Gpslpg

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2016年11月 5日 (土)

『Scene』を読む

フリーペーパーのグラフ誌。
読むというより観る冊子。

Sceneこんな喫茶店で、観始め。

写真投稿コミュニケーションマガジンということらしい。

社会性とかヒューマニズムとかユーモアとか記録性とか批判とか共感とか芸術とか、そんなメンドクサイことを訴える写真はひとつもない。

気取りや思い入れを、ズンっと感じさせる写真ばかり。
だが、その気取りや思い入れがベタベタしていない。
カワユーイわけだ(^o^)

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2016年11月 3日 (木)

『ヒトの中の魚、魚のなかのヒト』を読む

釣師が読みたくなる題名ではないか。
しかし、題名こそ釣師が読みたくなるものだが、内容は釣りとは全然関係ない。

Fishhuman_beingこんな喫茶店で、読み始め。

初めのほうで著者の経歴が語られる。
解剖学者としてキャリアを積み上げ、その延長線上に古生物(化石となった生物)へと研究を進めてきた人。

研究目的は、この逆。
古生物から今の動物を考える。
そのために、解剖学・発生学(動物の誕生前段階(胚:はい)を研究する学問)・遺伝学・分子生物学が使われる。

話は腕から始まる。
上腕には骨が1本、上腕骨。
前腕には骨が2本並行に、尺骨(しゃっこつ)と橈骨(とうこつ)。
長さのことを別として、肩に近いほうに1本、その先に2本という骨の組み合わせは、ヒトのみならず、トカゲもトリも同じ。 
水中から陸に上がった(だろうと思われる)古代魚のヒレの化石に、1本・2本の組み合わせが見える。

原題は〝YOUR INNER FISH〟。
すなわち、『内なるサカナ』。
著者はそれを、『内なるハエ』あるいは『内なるゴカイ』、さらには『内なる酵母菌』とするべきだったと書く。





それらの発生は、そこまでさかのぼることができる(らしい)。

現生人は、二足歩行し、飢餓から逃れ、しゃべることができる。
それに適応した体には、しかし、できあがっていない。

二足歩行を行うことで痔・高血圧・ヘルニア
飢餓から逃れたことによって、糖尿病
しゃべることで、睡眠時無呼吸症候群・しゃっくり
等々に悩まされる。

全体を貫くのは、進化論。
進化を示す証拠だとされる化石の写真・図。
裏付けの参考文献リストだけで、24ページ。

さて、ンな進化は本当にあったのか。
少なくとも釣師は退化している(^^;

太古、角や骨で作られた遺跡の釣り針を見よ。
多分、釣り糸は、草木の繊維、人・動物の毛だ。
刺さりの悪い針に強度のない糸を使う古代人より、我々の釣りのウデが上だと はたして言えるだろうか・・・

今夕、読了。

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2016年10月30日 (日)

秋山を歩く 3

日が短くなり、すでに当地では日出から日没までの時間は10時間半を切っている。
西からの風が強い日は、吹き下ろしも冷たくなってきた。
この秋は、この吹き下ろしの風の冷たくなるのが早いように感じる。
まァ、山を歩けば汗が出る。

 登り:西尾根コース
 下り:水元沢コース

10月10日の反対回り。

161030【画像:1枚目】
ペトトル川の源流をひとまたぎして、登りに取り掛かる。

【画像:2枚目】
室蘭岳は、森林限界標高に届かない低山だが、それでも700メートルを過ぎると疎林域となり、それがすっかり枯れて見通しがいい。

入山まもなく、足元に雪が見え始め、750メートルを過ぎたあたりからは踏むと音のする硬い雪になった。

【画像:3枚目】
山頂にて。

上で、〝山を歩けば汗が出る。〟と書いた。
しかし、寒風強く、汗もかかない。

山頂寒暖計は氷点下1℃。

161030_4

【画像:4枚目】
水元沢コースでは、150メートルも高度を落とすと雪は見えなくなった。

西尾根では見えなかった色付いた葉が、水元沢には残っている。

この画像の少し上。
お茶を点てている山ガールに出会った。
茶の湯の作法を私は知らないけれど、一人の時間を邪魔をする野暮は、私でもそれはしない。(注)

が、私の靴の下で、落ち葉が鳴る(^^;

【画像:5枚目】
滑滝。

【画像:6枚目】
渡渉を繰り返し、鷲別川の源流を下る。
流れの底も、秋色が深い。

山歩き時間3時間50分。
19227歩。

全給水量は、
 ・100CC

西尾根825メートルピークで、
 ・寿製菓 出雲のお福わけ ぜんざいおこし 1枚

(注)
山で携帯ミルで挽いてコーヒーを淹れている人を見ることがある。
どころか、生豆を煎るところから始める人を見たこともある。

山は、お茶を飲むには最高の場所。

Gpslog_2

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2016年10月29日 (土)

『響きの科学』を読む

原著者は英国人の音楽家(作曲家・ギタリスト)。
また、物理学者でもある。
現在は、一つの大学で音楽を、二つの大学で物理学を教授している。
〝響き〟とは、〝音楽〟のこと。 

Soundこんな喫茶店で読み始め。

本書の対象読者は、音楽にも物理学にも素人。
だから、使われている音楽用語は、ドレミファソラシ・♯・♭まで。
物理用語は、振動・共鳴・周波数まで。
数学用語は、1/3・1/2・2倍・3倍まで。
と、平易。

なお、本書内には多くの楽曲名が出てくるが、翻訳に当たって、一部は日本人になじみのある曲に置き換えられている。

本書、しかし、相手が素人なのをあまりにも意識しすぎて、説明の言い換え・繰り返しが多く、無駄に本を厚くしているように思う。
日本の出版社の編集者なら、三分の一くらいにまでページを減らすのでは。

ということで、三分の二は退屈なページだった(^^;

モーツァルト(1756-91)が使っていた音叉は、現代のものより半音低いのだそう。
だから、モーツァルトの書いた楽譜を現代の楽器で演奏すると半音高くなる。
そう、我々が今聞いているモーツァルトの楽曲は、モーツァルトの意図した音楽ではない。
彼の意図したより半音高い旋律を聞いて、我々はモーツァルトに酔っているわけだ。

ハ長調の〝ラ(A)〟を決めるために国際会議が開かれていて、それが1939年とごく最近のこと。
標準音としての〝ラ〟音は440ヘルツ。(注)

ヒトが最初に出す音、〝うぶ声〟が万国共通・男女別なく〝ラ〟だというのは有名。

本夕、読了。

(注)
〝ラ〟を440ヘルツとするというのは国際会議での決定事項。
芸術はそんなこととは無関係。
オーケストラは、オーボエの〝ラ〟で音合わせをする。
このオーボエの〝ラ〟は、440ヘルツよりやや高め(らしい)。
いよいよ、モーツァルトの意図から離れていく(^^;

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2016年10月25日 (火)

『ラバウル獣医戦記』を読む

著者は帝大獣医学科及び帝国陸軍獣医学校を卒業した獣医将校。
本書は、著者80歳の時に出版されたもので、ニューブリテン島ラバウルに赴任した'41(昭和16)年末から日本に帰還する'46(昭和21)年5月までの、獣医軍人として活動した足掛け5年間の話。
復員後は、農林省を経て大学教授をつとめている。

Veterinary_2こんな喫茶店で読み始め。

陸海軍合わせて8万人の将兵と、当時の国力の3分の1に相当する物資がニューブリテン島に集められていたという。

この島に1万頭の軍馬を集める計画があり、実際1万頭分の蹄鉄の備蓄が終わっていた赴任地だが、軍馬1万頭、それはかなわず。
かなわずしても、著者赴任時には3千頭の軍馬のニューブリテン島への輸送が終わっていた。

馬3頭に1名の割合で世話兵が当てられていたというから、それだけでも1千人がこの島で馬と関わっていたことになる。

第二次世界大戦参戦国で戦地で馬を使わなかったのは米国のみだが、すでにニューブリテン島においても馬を使う必要はなかったようだ。
著者の獣医としての仕事ものんびりしたもので、防疫・診療は午前中には終わり、〝午後からはぶらぶら〟していたようなことが書かれている。

南洋の島の植生は馬に与えるにはふさわしくなく、飼料は日本からの輸送に多くを頼っていたのだが、しかし、飼料どころか人間用の食料さえ届かなくなる。
島とは言っても、ニューブリテン島は東西にバナナ型をした九州ほどの面積を持つ大きなもの。
大きな島であることと島自体が強固に要塞化されていたため、米軍のこの島への本格的軍事力行使はなかった。
それゆえ、馬を飼う牧草地を開き、人が食うためのイモ・カボチャ畑を開墾、養鶏、養豚を行うことができ、日本からの輸送が途絶えても自活することが可能だった。
ヤシが大量に自生、その実でドブロクを作り、まもなく焼酎を作るための蒸留器まで完成させている。

上で書いたように、当時の国力の3分の1に相当する物資が集められていたのだから、それを扱う知識・技術・技能を有する者ばかりいたわけだ。
蹄鉄工兵は、言ってみれば鍛冶屋。
彼らは、農機具や切れ味のいいカミソリを作る。
また、徴兵された者の前職も様々。
特に北海道の農家出身者の大規模農法・酪農の技術は、食料事情改善に大いに貢献している。
印鑑職人だった者に水牛の角で印鑑を作ってもらい、これは著者の終生の実印となり、寿司職人だった者からは洒落た懐石料理をご馳走になる。

みたいな話が続くが、ではあっても、タンパク質不足は深刻だったようで、著者のニューブリテン島での最後の仕事は、獣医ではない。
まずは何をおいても食わねばならぬ。
最後の仕事は、食用カタツムリの増殖を目的とした生態研究。

ところで・・・
この何ヶ月も前からのことだから、秋が深まってきたからとか寒くなってきたからというわけではない。
どういうわけか、何を食べてもウマイと感じる私。
カボチャ・サツマイモ・カップ麺なんて、自ら食べようと思ったことなどない。
が、食べたいと思う。
そして、食べるとウマイ。
水道水でさえウマイ。
食塩をなめてもウマイ。

沖に出てクチビルの回りをなめると、乾いた潮がウマイ・・・
はずだが、この味は忘れてしまった(^^;
しばらく、沖に出て潮をかぶるということがないなァ。

本夕、読了。

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2016年10月23日 (日)

秋山を歩く 2

徳舜瞥山(とくしゅんべつやま)の標高は、1309メートル。
ホロホロ山(ほろほろやま)の標高は、1322メートル。

昨年9月20日に、徳舜瞥山・ホロホロ山と縦走。
同11月7日には、冠雪したホロホロ山に上がった。
いずれの登頂時も山頂は雲の中で、眺望を得られなかった。

今日はどうか・・・
徳舜瞥山を経由してホロホロ山へ。

161023_2【画像:1枚目】
本日、霜降(そうこう)。
北海道だと、二十四節気と実際の気候は合わない。

本日、雪降。

徳舜瞥山の6合目を過ぎたあたりからは、降雪。
しかし、大した雪ではなく、歩くに困ることはない。

【画像:2枚目】
更に高度を上げて間もなく雪雲の中。
以降、雪の付いたガスの中を歩く。
雲は薄そうで、頭の上は明るい。
が、この山の標高だと、雲の上に出ることがかなわない。
今日も最後まで、眺望を得られず(^^;

カメラの電池が消耗(^^;
電池を素手で握って暖めたが、切れたシャッターは4回まで。

山歩き時間4時間40分。
18082歩。

全給水量は、
・250CC

下山しながら、
・セブン-イレブン 麦チョコ30グラム。

Gpslog_3

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2016年10月22日 (土)

秋山を歩く 1

近くの山、カムイヌプリへ。

カムイヌプリは標高745メートルの低山なので、室蘭岳から縦走するか、室蘭岳へ縦走するかして長く歩かないともの足りない。

なので、入山時は、
 カムイヌプリ山頂から室蘭岳へ縦走
 夏道(南尾根)を下り
 水元沢を登り返してカムイヌプリ登山口に戻る
つもりでいた。
が、カムイヌプリ山頂に達する頃、雨雲(^^;

予定の半分を歩いたところで、下山した。

161022【画像:1枚目】
カムイヌプリ登山口にて。

入山届簿を見ると、10月の入山者は80人ばかりと少ない。
駐車スペースが狭いのと、登山口に至るまでが、すれ違いのできないダート路だからだろう。

脚を使わなくてはならない山頂へのルート自体は、胆振幌別川支流の源流域の渡渉があったり、垂直岩壁を登るクサリ場があったりと、変化に富む。

【画像:2枚目】
山は静寂。
足元で、踏まれた落ち葉が鳴る。

161022_2【画像:3枚目】
山頂にて。
山頂標識の表示は、745メートル。

【画像:4枚目】
さらに800歩ほど下って登った所に三角点。
2万5千分の1地形図に記載されているこの三角点標高は750メートル。

三角点と山頂標識は見通せない。
下って登るので高度感が狂う。
その上に、私の感覚・・・
だけれど、三角点より山頂標識地点のほうが高いような気がして、この地点に立つたびにGPSの高度表示を記録していた。

GPSの表示は、
山頂標識地点:755メートル
三角点:754メートル

やはり、山頂標識地点のほうが高い。

山歩き時間3時間00分。
12068歩。

全給水量は、
 ・100CC

三角点で、
 ・ロッテ アーモンドチョコ 6粒

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2016年10月19日 (水)

『とんでもなく役に立つ数学』を読む

著者は、大学の数理物理学教授。
その著者が、男女各6名、計12名の高校1年生に4日間の特別授業を行う。

本書は、それをベースに編まれたもの。

Mathematicsこんな喫茶店で、読み始め。

著者によると、数理物理学とは数学と物理学の間の学問とのこと。
って言われて数理物理学が何なのかが分かるヒトは、すでに数理物理学を知っているヒト(^^;

社会への反映が100年先か1000年先か、あるいは社会への応用が利かないかもしれないのが純粋数学や理論物理学で、研究動機・研究目的は〝知〟。
その純粋理論の世界に進もうと考えていた著者だが、進路を変更。
今 起こっている現象を数学の目で解きくだく数理物理学に進む。
著者の現在の研究課題は、〝渋滞〟を数学的に考察しその解消を考えるというもの。

著者は小学2年生で、理数に興味を持つ。
その彼が、教師に質問した。
彼の担任教師は、「私にも分らない」・「とにかく覚えなさい」と言ったようだ。
それに反発、以降、独学で数学を身につけてゆく。
教室では、机を後ろ向きにして授業を受けていたという。

という話をマに受けてはいけない。
こんなことを話せるのは、成功者のみ。
お茶目な自慢話だ。

私も、ほんの一瞬でも前を向いて授業を受けた記憶がない。
窓の外を見ているか、天井を見ているか。
で、バカができ上がった(^^;

「私にも分らない」・「とにかく覚えなさい」と言う教師がいてもいなくても、彼は数理物理学者になったはず。
彼が数理物理学者になったのは、ひとえに独学で数学をモノにできる資質を持ち合わせていたから。

それを持ち合わせていない者が、机を後ろ向きにして授業を受けたところで、生産されるものは何もない。
窓の外を見、天井を見、アンタはンな子供だったから、やはりバカになったと言われるのがオチ。
これ、オイラのこと(^^;

著者が言うには、現在の最先端科学の研究でも、考察の始めに結論のアタリをつけるのに使う数学は高校までの範囲なのだと。
『アンタらは高校1年生だからまだ知らないだろうけれど、数学はこんな風に使えるンだよ。 3万人が参加する東京マラソンのスタート地点での選手の最適な並べ方、高速道路の渋滞を軽減させる車間距離の考え方、これらに使う数学は、ホレ、高校の範囲内だろ』みたいなことを著者は言う。

昆虫学者は昆虫のスバラシサを言い、植物学者は植物のスバラシサを言う。
文学者は文学のスバラシサを言い、音楽家は音楽のスバラシサを言う。
それと同じ、数理物理学者は数学のスバラシサを言う。
究めている人のみが〝とんでもなく役に立つ〟スバラシサを言える。

釣師が釣りで人生を語る。
登山者が登山で人生を語る。
それと、同じ・・・・では、ないだろうなァっと(^^;

本夕、読了。

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2016年10月16日 (日)

羊蹄を歩く 4

羊蹄山の火口縁に至るには4つのルートがあり、今年は、
  6月7日に真狩コース
  7月1日に喜茂別コース
10月1-2日に京極コース
の3ルートを歩いた。

羊蹄4ルート、もうひとつは比羅夫(倶知安)コース。

161016_3【画像:1枚目】
ということで、入山は比羅夫から。

2合目の開けた視界からは、黄葉。

【画像:2枚目】
6合目から雪が見え始め、8合目あたりの雪は氷化。
アイゼンを背負ってきているが、ストックで氷を割って足掛かりを作って高度を上げていった。

新しい雪が降ったようだ。
9合目まで上がると、靴底だけでグリップの効く粉雪。

7合目からは、雲中登山。

161016_4

【画像:3枚目】
比羅夫コースを登り詰めて火口縁に出ると、そこは火口をはさんで最高点の真反対。

しかし、入山直後から、頭の上のほうから聞こえてくる音が大きい。

火口縁は、やはり暴風。
加えて、濃いガス。
火口縁の向こう側に向かうのは無茶。

なので、火口縁に達したそこを今日の山頂とすることにし、旧小屋跡(気象観測所跡)でザックをおろした。(注)

【画像:4枚目】
下山後、仰ぎ見る羊蹄。

この道路の突き当たりの、あの林からあの山の上を目指す。
堂々と大きな山だ。

そうだ。
オイラはさっきまで、あの雲の中で暴風に吹かれ鼻水を垂らしていたのだ(^^;

山歩き時間9時間30分。
24782歩。


全給水量は、
 ・700CC

登りながら、
 ・イオン キャラメル&ナッツクッキー 1枚

旧小屋跡(気象観測所跡)で、
 ・UCC 職人の珈琲 1ドリップ
 ・イオン キャラメル&ナッツクッキー 1枚

(注)

GPSログの、は6合目あたり。
ガスが湧いてきて視界が閉ざされたのと、上のほうから聞こえる風の音があまりにも大きかったので、ここで下山を決心。
ところが、150メートル高度を下げると、雲の底が見えたので登り返した。
今日は、1合分多く登っていることになる。
だから、火口縁を山頂としてもいいかなっと(^o^)

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2016年10月12日 (水)

『ねじとねじ回し』を読む

日本工業規格(JIS)は、〝医療用絹製縫合糸〟だとか〝事務用のり〟なんてものまで規格化していて、それら2万項目。
規格協会では、それを1項目ずつA4サイズの冊子にして出版している。
この冊子を全て並べるには、本棚が100メートルと全冊購入費用に1500万円が必要。
この内、塗料とか工具とか使用頻度の高い規格は、まとめてA5版本に合冊、JISハンドブックとして出している。

Screwこんな喫茶店で、読み始め。

ポンペイで発掘された壁画には、ワインやオリーブオイルをしぼるための圧搾機が描かれているのだそう。
〝ねじ〟を回転させて締め付け力とする機構で、万力や浅漬け器と同じ構造。
ポンペイが、ヴェスヴィオ火山噴火の火砕流に埋もれたのは2000年近くも前のこと。

もっと古く、アルキメデス、紀元前2世紀まで〝ねじ〟の歴史をさかのぼることができる。

2000年前と言えば日本はまだ弥生時代、文字さえ持っていなかった。

日本人が〝ねじ〟を知るのは,それほど古くない。

鉄砲伝来は1543年。
伝来したのは、発射火薬・弾を先込め(前装)する鉄砲。
銃口の反対側(尾栓)は封じられていなければならない。

ポルトガル人の伝えたのは、〝ねじ〟の尾栓。
日本人が〝ねじ〟を知った始まりがこれ。
この技術を日本の鍛冶職人が獲得していく経緯は大変に面白いのだが、本書原著者は米国人。
ゆえに、東洋の島国でのこんな出来事には触れられていない。

「コンちゃん、アンタ、〝ねじ〟が何本か足りないンじゃ・・・」
私は、しばしばこう言われる(^^;

冒頭の話に戻る。

〝ねじ〟も、JISハンドブック化されている。
私に足りない〝ねじ〟も、このJISハンドブックに載っているハズだが・・・

〝ねじ〟のJISハンドブックは、Ⅰ、Ⅱの2分冊。
合計で2000ページ以上。(@_@;)

私に足りない〝ねじ〟を見つけられないのも、ムベなるかな(^^;

本夕、読了。

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