2017年9月24日 (日)

船速も上げられず。 イカもあがらず(^^;

雷雨は未明に止んだ。
東の空に、明けの明星。

4時50分、出航。

午後から、野暮用。
急げや急げ。

急ぎたいが、正面からのウネリで船速を上げられず。

船速は上がらなくてもいい。
イカがあがればいい。

170924【画像:上】
職漁船が集まっては散る。

自動イカ釣り機のひし形のドラムが回るが、漁と言えるほどのイカが付いているようには見えない。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

【画像:下】
大サバと呼んでいいサイズの40センチが1。
ほかは中サバ未満。

イカツノに食ってくるので、キレイなハリ外しができない。
サバに専念したら、100はあげられただろう。

が、本日のネライはイカ。

サメが離れない(^^;

船速も上げられず。
イカもあがらず(^^;

| コメント (4) | トラックバック (0)

2017年9月23日 (土)

『テレビじゃ言えない』を読む

著者は言う。

インターネットは、〝バカのための拡声器〟
インターネット社会は、〝バカが簡単にモノを言う社会〟
だと。

御意。

Beattakeshiこんな喫茶店で読み始め。

著者は、ビートたけし。

特別にヒトと違ったコト、突飛なコトを著者が言っているわけではない。
しかし、確かに〝テレビじゃ言えない〟。
TV放送時は、カットされるかピー音をかぶせられるか。

ネット社会は、〝普通のヒト〟が、
芸術家(のつもり)に
写真家(のつもり)に
評論家(のつもり)に
パフォーマー(のつもり)に
その他モロモロ(のつもり)に
なれる世界。

ネット上に並ぶ、それら〝普通のヒト〟たち。
その〝普通のヒト〟のレベルの幅の範囲内に自分もいて、それで安心できたりする(^^;
著者に言わせると、このあたりにウヨウヨいるヒトが〝バカ〟(^^;

ネット上に、あれこれ見せて、語って はしゃいでいる〝バカ〟。
反応しているだけで、何かを考えているわけではない。

それが、アナタ、キミ、そしてボク(^^;;

著者、あやうげなヒト。
しかし、生放送で問題発言をしたと聞いたことはない。
著者の考え方は一貫している。
それが教条主義的でも原理主義的でもなく、応用のきく柔軟性を持ち、感情のまま・思い付きを言っているようで堅い理性が裏にある。

バカは発信する
けれども、バカは読まない
とも、著者は言う。

御意。

本夕、読了。

本書の最後の文は、

「だけどオイラは、そんなバカヤローであり続けたいと思うんだ。」
著者は、バカを自覚できる、大変に頭のいいヒトだ。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月17日 (日)

大雪を歩く 2 【9月17日】

山の夜は早い。
昨夕、早い時刻にシュラフに入った。


以下は、今日のこと。

17091700【画像:1枚目】
山の朝は早い。
今朝、早い時刻にシュラフから出た。

今朝のテン場にて。
寒い夜だった。

テントにも地面にも霜。
水場には氷がはった。

【画像:2枚目】
昇る日から、音をたてるように光。
陽射しに喜ぶ峰(^o^)

17091704

【画像:3枚目】
白雲岳(はくうんだけ)山頂にて。
2230メートル。

白雲岳は、旭岳2291メートル)、北鎮岳2244メートル)に次ぐ、北海道第位峰。
旭岳・北鎮岳とも登頂済みだから、これで、私は道内ワン・ツー・スリーのピークを踏んだことになる(^o^)

【画像:4枚目】
小泉岳山頂にて。
2158メートル。

昨秋の9月17日には、冷たい雨の中、旭岳から黒岳へと縦走している。
雨の山歩きは決して つまらないものではない。
雨の山歩きが つまらないものでないのなら、晴れた日の山歩きは どれほど愉快だろう。

そうだ。
こんなに愉快なのだ(^o^)

大雪山系には色の名前の付いた山が4峰ある。

8月27日、
岳、2078メートル
昨日、
岳、2020メートル
今日、
雲岳、2230メートル
昨年、8月9日と9月17日、
岳、1984メートル
と、4色すべてを踏破(^o^)(注)

私はダメな男。
目的も目標もないグータラ。
そんなグータラな私なのに、山に入ると行き先、方向を持つ。
あのコブ。
あの稜線。
あの頂へ、と。

山に入る直前の高ぶる気分。
一人歩きの孤独と自由。
日没の不安と寒さ。
日出の喜びとぬくもり。

山を去る時の寂しさ・・・
私は寂しさを感じるために、山を歩いているようなものだ・・・
なんぞと、我が行動に理由付け・意味付けをするような感性を私は持っていない(^^;
グータラ・グータラ、っと(^^;

山歩き時間5時間10分。
21694歩。

全給水量は、
 ・700CC

テン場にて、
 ・小川珈琲店 プレミアムブレンド 2ドリップ
 ・草太郎 豆大福 1個
 ・ニセコチーズ工房 マルセラン 20グラム
 ・ゴンチャロフ製菓 パミエ(フルーツゼリー) 5個

Gpslog170917昨日と今日を合成したGPSログ。

(注)
私の脚でも、1日で、赤・緑・白・黒のすべての山頂を踏むのは難しくない。
が、今回は山で寝るプラン。

| コメント (4) | トラックバック (0)

大雪を歩く 1 【9月16日】

8月27日は、赤岳山頂(2078メートル)を踏んだ。
そののち、白雲岳2230メートル)へと縦走しかけたが、強風で稜線を歩けず。
あきらめて、赤岳山頂から引き返した。
あとで知ったのだが、赤岳・白雲岳稜線付近は30メートルを超える西風だったようだ(^^;

9月10日、白雲岳に雪が舞ったという。
大雪山系に冬がくる。

白雲岳へ。

【昨 日】
大雪高原温泉 → 緑岳 → 白雲岳テン場にてテン泊

【今 日】
白雲岳テン場 → 白雲岳 → 小泉岳分岐 → 緑岳 → 大雪高原温泉

以下は、昨日のこと。

17091601_2【画像:1枚目】
入山口、大雪高原温泉にて。

左手(西)に向かうと、〝大雪高原温泉沼巡りコース〟。(注1)

私は直進(北)。
緑岳へ。

【画像:2枚目】
緑岳山頂にて。
2020メートル。

【画像:3枚目】
中央やや上、白雲岳避難小屋。(注2)
この小屋で眠ることも可能なのだが、好天予報。
テントを設営した。

先行は、女2・男1の写真家3人パーティ。
3人の持つ撮影機材だけでも、20キロにはなるのでは。

17091602_3

【画像:4枚目】
大雪山系は、水を得やすい山。(注3
担ぎ上げてきた分を使い尽くしたのちは、この水を使う。

この高度で得る水だから、雪渓の融水。
普段飲んでいる水と違い地下を浸透してきていないので、ミネラルをほとんど含まず純水に近い。(注4

【画像:5枚目】
白雲岳テン場全景。
標高1990メートル。

7月21日以来のテント数とのこと。

山歩き時間5時間00分。
12847歩。

全給水量は、
 ・650CC

テン場で、昼食兼夕食として、
 ・尾西食品 田舎ごはん 1パック
 ・ニセコチーズ工房 マルセラン 30グラム

Gpslog170916_2

(注1)
大雪山系の紅葉は旭岳姿見から裾合平にかけてが有名で、昨秋、歩いた。
紅葉だけをいえば、〝大雪高原温泉沼巡りコース〟は それに勝ると聞く。

(注2)

避難小屋ゆえ、通年利用可。
この小屋には無雪期間だけ、管理人が常駐する。
管理人がいても、避難小屋なので、食事・寝具は自分で担ぎ上げなくてはならない。

(注3)
8月27日、赤岳東斜面1800メートルの雪渓が作る水たまりで、エゾサンショウウオの卵塊を見た。
そんな高所でもエゾサンショウウオが繁殖できる水環境が、この山系にはある。

(注4
ヒトの舌は、純水を〝無味〟とは認識しない。
純水を口に含むと、私のバカ舌でも純水なりの味を感じる。
ほとんどのヒトの舌に、それは好ましい味とは感じないだろう。
含まれるわずかな鉱物成分で、水の味が決まる。
味覚センサーの鋭さだ。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月15日 (金)

『仏独伊 幻の空母建造計画』を読む

帝国海軍の〝大和〟・〝武蔵〟は7機の偵察・観測機を搭載できたようだが、空母とは言わない。
戦艦。

海自の〝いずも〟・〝かが〟はヘリコプターを14機搭載できるが、空母とは言わない。
ヘリコプター搭載護衛艦。

古代進の操縦する〝ヤマト〟搭載のコスモゼロは、宇宙艦上戦闘機。
が、〝ヤマト〟を空母とは言わない。
宇宙戦艦ヤマト。

Carrierこんな喫茶店で読み始め。

第二次世界大戦時、空母を実戦に使ったのは、米・英・日。
大戦の主要参戦国の仏・独・伊も、空母の建造を行ったのだが運用に至るまでには進捗しなかった。

その仏・独・伊における空母の運用意図・建造計画・経緯が書かれている。
計画された艦の平面図と側面図、それとスペックが並べられている。

新造もあれば、商船からの改装もある。
艦載機の開発にモタつく話もある。

読後感は満足感に乏しい(^^;

例えば、 
  基準排水量 2万3350トン
 ・・・・・・
 全長     231.4メートル
 ・・・・・・
 ・・・・・・
 航続力18ノット 5500海里
 航続力29ノット 1580海里
 ・・・・・・
 ・・・・・・
と、スペックが示される。
そして、スペック要目の最後3行は、 
 搭載機    51機
 乗員   1532名
 航空要員 337名 

この最後の3行だけでも、100行は書き足さなくてはならないンじゃないかと私は思う。
示されているだけでは、航空要員が乗員の内数なのか外数なのかさえ分からない。

搭載機種の内訳も分からない。
稼動機が何機で、予備が何機なのか。

乗員内訳も分からない。
書かれていなくても、
艦長   1名
副長   1名
機関長 1名
航海長 1名
砲術長 1名
軍医長 1名
主計長 1名
くらいは分かるが、機関点検整備担当員が何名で、何シフト乗り組むのか。
見張り員数・医務員数・司厨員数・工務整備員数・通信員数等々は。
1532名とか337名とかと下1桁の数字まで書いていながら、それらは示されない。

対象が外国のことなので、取材先が限られたということだろう。
データの拾い上げは文献から。

本書は、月刊誌に隔月で足掛け5年、26回にわたって連載されたものを1冊にまとめたもの。
1冊とする時に加筆訂正したとの記述はあるが、全体を一覧・比較できるようにデータを表にするとか、時系列を追えるような年表形式に整理するとかされているわけではない。
26編のデータ集を読んでいるようなもの。

読み終えるまでに、ポストイット50枚強、A5メモ用紙6枚を必要とした(^^;

本夕、読了。

空母(に限らないけれど)はシステム。
技術。
その使いこなしがキモ。

空母が重要な役割を持った海戦が、帝国軍と米国軍間において太平洋上で何度かあった。
引き分けとなった海戦もあったが、同戦力同士の海戦でも、結局は米国軍が帝国軍にワンサイドゲーム。
米国は伝統的にシステムに強い国だ。
仏・独・伊の空母建造の進捗が、もう少し早かったとして、米国並みに使いこなせたか。

同じ海域に浮かび、同等のタックルを握っても、釣果に大差がつく。
特に、マガレイとブリ。

釣りは、システムではない。

ポストイットを何枚使ってもメモを何千文字とっても、ダメ。
釣りは、ウデ(^^;

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年9月10日 (日)

PE4号を300メートル調達

氷を20キロ搭載。

昨日、搭載量を2箱に減らした発泡魚箱を、今日は3箱搭載。
下心が下品(^^;

20170910【画像:上】
雨が止んだ。
5時20分、出航。

早いうちは、雲底300メートルの雲が全天をおおっていたが、やがて濃い青の秋空になった。

今日の出竿はこんな風景の見える海域。

画像右手に、大船団。

【画像:中】
発泡魚箱におさまらなくなったら、ひらいて船上干しにしよう、と。
これも出航前の下品な下心(^^;

下品な漁果なんて、とんでもない。
発泡魚箱はカラ(^^;
これだけ、5ハイ(^^;

漁果、きわめて上品。

20170910_2【画像:下】
ジグでサバを掛け、イケスで生かしておいた。

大船団の120メートルラインを離れ、220メートルラインへ。

そこで、サバを泳がせた。
ラインが70メートル出たところで、大アタリ(^o^)

残りライン、230メートル。
それが全部 引き出された。

仕掛けの結び目で切れて欲しかったが、スプールの止め結びで切れた。

ジ・エンド(^^;

帰宅途中、釣具店で、PE4号を300メートル調達。

| コメント (8) | トラックバック (0)

2017年9月 9日 (土)

200号のおもりを調達

夜明け前。

満月から3日が過ぎ、右側がやや やせた月が西。
東に明けの明星、金星。

北の空。
雲を、だいだい・紫・白色に光らせる雷光。
雷鳴は聞こえないから遠いのだが、気味が悪い。

氷を20キロ。
3箱搭載していた発泡魚箱を、今日は2箱と上品に。

今日の日出は5時09分。
4時40分、出航。

29170909【画像:上】
イカ海域に一艇だけでポツンと浮かんでいると、サメが船から離れず、ツノに乗ったイカを取られる。
のみならず、仕掛けを壊される(^^;

船団ができるとサメが分散され、仕掛けを壊される その確率は下がるものと。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

イカの職漁船が50隻を超え、プレジャーボートより多いくらい。
船団ができた。

サメが分散されたのだと思う。
本日、サメを見ず(^o^)

【画像:下】
私のやること。
そう うまい具合にコトが進むわけがない(^^;
オモリが軽すぎた、100号。
沈降速度が遅く、イカのタナに届く前に、サバ。(注)

イカツノに付くので、船にあげてからの処理に時間を大いに浪費(^^;

結局、イカは30ハイ。

10時30分、沖上がり。

帰宅途中、釣具店で、200号のおもりを調達。

って、明日も出るつもり(^o^)

(注)
このサバが良型。
KON-chan号進出海域だと、40センチを超えたら大サバと呼んでもいいと思う。
大サバが混じった(^o^)
全数、マサバ。

このサバが、噴火湾に入れば面白い秋になるのだが。

| コメント (4) | トラックバック (0)

2017年9月 8日 (金)

『女の機嫌の直し方』を読む

オンナが書くオンナの本。
題名からして、内容の薄い時間つぶしの本だろう。
てな気分でページをめくったのだが・・・

Temperこんな喫茶店で読み始め。

対象読者は女ではない。
対象としているのは、明らかに、私のようなマヌケな男。

著者は物理学を学んだあと、富士通で人工知能(AI)・対話エンジンの研究開発に携わったヒト。

使われている言葉・ロジックは大変に分かりやすい。
定量性のある表現、裏付けるデータはそれほど多くない。
多くはないのだが、書かれている内容を理解・納得するには十分な量。

〝オンナが書くオンナの本〟ではない。
人工知能エンジニアが書いたヒトの脳の話。

〝内容の薄い時間つぶしの本〟だなんて、とんでもない。
半分も読まないうちから、
オトコを見る目が、
オンナを見る目が、
変わる本だ。

ジャーナリストが、
教育者が、
臨床医が、
政治家が、
「脳には性差がない」と言えば、おさまりがいい。
現に、随分昔から、
〝ヒトは女に生まれるのではない。女になるのだ〟
と、環境が性差を作るのだという考え方が、世に受け入れられている。

しかし、著者は言う。
男女の脳には、〝装置としての機能性に差がある〟、と。
男と女の会話が噛み合わない理由がそれ。

噛み合せに必要なのは〝知識〟であることを、人工知能エンジニアの立場から著者は示す。

本夕、読了。

ヒトをオトコとオンナの二つに分けて話をするのだから、〝一般論〟。
〝一般論〟に対し、ああこう言うのは野暮というもの。

本書は、この〝一般論〟に乗って読み進めるべきだろう。
男性脳・女性脳の〝装置としての機能性の違い〟が理解でき、
オトコを理解できる
オンナを理解できる
(つもりの)自分に気付くはず。

結婚し、出産し、子育てをし、スーパーで買い物をし、夕飯を作り、夫自慢をし、息子自慢する。
わざわざ、自分自身のそんなことを書く。
それで、自身が〝一般論〟で言うところの〝普通〟の女であることを表現しようとしているのだろう。
その表現の仕方が巧みで、少しも鼻に付かない。

著者は、しかし、〝一般論〟で言うところの〝普通〟のオンナではない。

いや、オンナを〝一般論〟で論じてはいけない。
〝普通〟のオンナはいない。

著者は、とてもアタマのいいオンナだ。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月 3日 (日)

『文藝春秋 9月号』を読む

月刊誌『文藝春秋』や『中央公論』には、ウィスキー・万年筆・ホテル・靴などの〝広告〟に、高かつ好センスを感じさせるものが多く掲載されていた。
それらはすっかりなくなったが、〝広告〟のレベル低下はない。

掲載されている〝広告〟は、以前のものも今のものも、あらためて〝広告〟するまでもない すでに世に広く知られ、かつ質が高いとの評価が定着しているものばかり。
あらためて〝広告〟するまでもないのに、あらためて〝広告〟するのは、プライドゆえ。
よく考え、よく練られていることを感じさせる〝広告〟だが、そこに苦労とかヒネリといったイヤらしさを感じさせない。
気持ちがいい。

Bungeiこんな飯屋で読み始め。

'17年上半期芥川賞受賞作『影裏』が掲載されている。

最初の行が、
〝勢いよく夏草の茂る川沿いの小道。〟

と、釣りの始まり。

出竿先は、北上川支流の生出(おいで)川。

最後の行が、
〝釣り竿をわたしは畳み、蜉蝣(カゲロウ)が無数に水面を上下している生出川沿いを上流に向かって歩き始めた。〟

と、釣りの終わり。

舞台は岩手県。

作中、掛かるのは、
ヤマメ
イワナ
アユ
ウグイ
ニジマス
ソイ
アイナメ
マコガレイ

題名の『影裏』は〝電光影裏斬春風(電光影裏に春風を斬る)〟による。

釣師(のつもり)のオイラが読者。
だから、目にとまるのは、釣りの表現のみ(^^;

ただし、『文藝春秋』を開く時点で、〝釣り〟から離れないと、ページが進まない(^^;
〝釣り〟は本作にとっては小道具に過ぎない。
〝釣り〟でなくて、〝ジョギング〟でも〝サーフィン〟でも話は成り立つ。

なお、〝釣り〟でなくて、〝登山〟だと話は成り立たない。

本夕、読了。

本作内の固有名詞が、具体的。
ヴィッツ・ジムニー・コールマン・ゼンリン・氷結・南部美人・シャチハタ等々。

〝軸の細い青焼きの山女魚鉤〟という語が出てくる。
塗装で青いのではなく、焼き色が青のハリ。
カレイを掛けるためにヤマメ針を使うデキル釣師を知っているが、青焼きハリなのかしらん。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月 2日 (土)

ないのは日射だけではなく・・・

風力発電のプロペラが動かない。
無風。

8時、出航。

対岸のJX製造所付近で、消防艇の放水訓練。 しばらくそれを見てから、防波堤の外に出た。

20170902_2【画像:上】
うねりをともなう波3メートルの予報だったが、うねりはわずか。 良ナギ。

一面の雲。
日射はとどかない。
ないのは日射だけではなく・・・
鳥は騒がず、ナブラの気配もない。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

【画像:下】
釣果、きわめて上品(^^;

正午、沖上がり。

| コメント (4) | トラックバック (0)

2017年8月29日 (火)

チングルマ雑考 2

下の記事『チングルマ雑考 1』で、
〝チングルマとは不思議な名前だ〟
と書いた。

チングルマが〝稚児車〟から来ているということを最初に唱えたのは牧野富太郎のようだ。
『牧野日本植物図鑑初版(1940年)』には、

花が小さく花弁が輪状に配列<中略>稚児車(チゴグルマ)の転訛<中略>毛をつけた果実が放射状に出ているさまを子どもの玩具の風車にみたてたものともいふ。(原文はカタカナ表記)

とある。

日本最大(と言うことは世界最大)の日本語辞典の『日本国語大辞典(小学館)』は、その権威も最上位で、広辞苑の はるか格上。
格下の広辞苑にはチングルマの語源は記載されていないが、『日本国語大辞典』には、

和名は花が小さく花弁が輪状に配列<中略>稚児車(ちごぐるま)の転訛<中略>毛をつけた果実が放射状に出ているさまを子どもの玩具の風車にみたてたものともいう。

とあり、『牧野日本植物図鑑』の丸写し。
牧野富太郎の権威の大きさが分かる。

ところで、チングルマがおもちゃの風車に似ていると言うなら、実ではなく花のほう。
おもちゃの風車は4枚羽根。
しかし、チングルマの花弁は5枚。
であれば、〝チングルマ〟の名に ふさわしいのは大きな4枚のガクのシラネアオイとか、花弁が4枚のアブラナ科だろう。

話を戻す。
おもちゃの風車だという〝稚児車〟とは、いかなるモノなのか・・・

随分調べた。
ところが、〝稚児車〟、これが見つからない(^^;

もう一度、『日本国語大辞典』に当たってみる。

〝チングルマ〟の説明文中で〝稚児車〟に触れていながら、なんということ。
同辞典全20巻中に〝稚児車〟という単語は、この〝チングルマ〟の説明文中にただ ひとつあるのみ(^^;

日本最大の漢和辞典の『大漢和辞典(大修館)』にも〝稚児車〟という項目はない。

見つけられないはずだ・・・
稚児車〟を見たことのあるヒトはいないハズ(^^;

Photo『植物和名の語源探究』を読んだ。

こんな喫茶店で読み始め。

本書の著者も〝チングルマ〟が〝稚児車〟から転訛したものだと信じて疑っていなかったようだ。

その著者が、〝稚児車〟を調べる。

著者が『牧野日本植物図鑑』と『日本国語大辞典』にあたったのは、私と同じ。
私は ここから先はほとんど前に進めなかったのだが、本書著者の調査意欲は旺盛。

結局、行き着いたのは、 稚児車という日本語はない ということ。

オキナグサ〟の富山県立山での呼び名が〝チグルマイ〟。
〝チングルマ〟の果実が〝チグルマイ〟の果実によく似る。
そこから、〝チングルマ〟へ変化したというのが本著者の結論。(注)

『日本国語大辞典』全20巻中にたった1回だけ出てくる〝稚児車〟が、Googleでは40万ヒットする。
ネットにあるのは引用に引用を重ねた拡散情報ばかり。
引用元の情報が正しければ問題はないのだが、Googleで40万ヒットする〝稚児車〟はすべてガセ(^^;

『牧野日本植物図鑑』の改訂版にあたる『牧野新日本植物図鑑(1961年)』では、

本種に果実の様子の似たオキナグサ(きんぽうげ科)の地方名であるチゴノマイのなまったものとする説が有力である


とあり、稚児車説を引っ込めている。

〝チングルマの語源が〝オキナグサ〟の地方名の〝チグルマイ〟・〝チゴノマイ〟にあるというところに落ち着きそうだ・・・

私は、しかし、この〝チグルマイ〟・〝チゴノマイ〟が〝チングルマ〟に転訛したという説に納得していない(^^;
今のところ、表に出して言えるほどの裏付けがないのだが、私なりの〝チングルマ〟語源説がある。

話は変わる。
アブラコは大変に引きのいいサカナ。
アイナメが標準和名。
アユナミ)、あるいは滑(アユナメ)を語源とすると言われる。

北海道で竿を出す者としては、この巷に流れているアイナメの語源が気にならないだろうか。

17世紀末期の書物『本朝食鑑』には、
鮎に似た形を持つことから〝鮎魚女(アイナメ)〟と名付けられた。
とあることが根拠とされることもある。

古い資料だからと、無批判にありがたがってはいけない。
これには大いに疑問に思うべきだろう。
アブラコとのどこが似ていよう。

このアイナメの語源も随分調べたが、今のところ手がかり足がかりなし(^^;

(注)
チングルマの語源には、〝江戸時代の女児の髪型の唐子髷(からこまげ)からきた〟という説があるが、これは明らかにガセ。
文字として最初に見えるのは、1825年(文政8年)出版の『物品識名拾遺』のようで〝チンクルマ〟と記載されている。

| コメント (2) | トラックバック (0)

チングルマ雑考 1

登山者にもっとも知られている花は、チングルマだろう。

本州の山だと2500メートルくらいまで上がらないと見られないと聞くが、私の見た一番低い標高は、1309メートルの徳舜瞥山から1322メートルのホロホロ山への尾根ぎわ。
北海道では、1300メートル程度から上なら見ることができそうだ。
なお、高さが15センチあるかないかの大変に背の低い木なので、ササやハイマツなどの植生の強いところでは見られない。

羊蹄山は1900メートル近い山だが、ここでは見たことがない。

背が低いので、ほぼ上から見る花。
花弁は白。
しかし、雌しべ・雄しべの黄色が鮮やかで、それが花弁の白と葉の緑と混色し、開花した群生地は薄いオレンジ色に見える。
夏の花だと言われるが、そんなことはない。
昨年9月18日、紅葉の中岳(2113メートル)からの下山中に見ている。

この木は地面を低く這って生える。

花の柄が木の幹より長い。
つまり、木の本体よりも高いところに花をつける。
そして、その全てが天を向く。

Chinguruma【画像:上】
『SNACK BAR ちんぐるま』

大雪山系への入山基地のひとつ、層雲峡温泉。
標高650メートルで見つけた〝チングルマ〟(^o^)

【画像:中】
8月27日、赤岳にて。
1700メートル付近。

画像最底辺中央、白く見える花がチングルマ。

先行者がレンズを向けているのは、ウメバチソウ。

【画像:下】
8月27日、赤岳にて。

1900メートル付近。

高度を200メートル上げると、季節が移った。

群生チングルマの結実。
薄茶の長い綿毛の実をつける。

このあと、紅葉する。
大雪山系の秋の赤は、ウラシマツツジとチングルマ。

チングルマとは不思議な名前だ。

チングルマの語源は、以下のように説明されることが多い。
〝結実したチングルマは稚児車(ちごぐるま)に似ていることから、そう名付け られた。 なお、稚児車とはおもちゃの風車(かざぐるま)のことである。〟

Wikipediaをはじめとするネット上の情報の大部分が、この稚児車からの転訛説。

しかし、
チゴグルマ(稚児車)がチングルマへと変化するのなら、
チゴユリ(稚児百合)はチンユリへと
チゴササ(稚児笹)はチンササへと
変化しなければ理屈がたたない。

さて・・・

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月28日 (月)

〝足類〟(^^;

氷を20キロ搭載。

8時30分、出航。

20170828【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

って、オカはかすんで、ほとんど見えない。

【画像:中】
17分から19分、120メートルから140メートル。

ベタ底にイカ。
イカは頭足類。

ベタ底で乗る。
が、あがってくるのは、頭足類ではなくて〝足類〟(^^;

【画像:下】
船団が形成され、出竿数が増えればサメも散ると思うが・・・

今日は我が艇のみ。
逃げても逃げてもサメが離れず、イカ付け作業にならず(^^;

| コメント (6) | トラックバック (0)

2017年8月27日 (日)

大雪を歩く

道北バスの『層雲峡・銀泉台線』は、7月初めから9月末までの3ヶ月間限定運行。
当該便の愛称は『大雪山 赤岳登山バス』。
午前1便・午後1便の1日2往復。

今日、このバスに。

層雲峡6時発、銀泉台7時着。

20170827_2【画像:1枚目】
雪渓下のお花畑。

花はチングルマ。

私は野暮天。
花を愛でるとか風景を愛でるといった感性を持っていない(^^;
しかし、この風景の中では口笛が出てこようというもの(^o^)

ヒトは誰でも作曲家になれる。
私のクチビルから出てきたのは、即興曲(^^;
再奏不可(^^;

【画像:2枚目】
赤岳山頂、2078メートルにて。

今日は、
銀泉台 → 赤岳 → 白雲岳 → 白雲岳テン場にてテン泊(注)

明日は、
白雲岳テン場 →  北海岳 → 黒岳

と歩くつもりだった。

が、高度を上げるにつれ、風が速くなる。
赤岳山頂は、霧雨、風。
この風が、猛烈。

ザックを背負っているので横からの受風面積が増えているうえに、体の重心がかなり上がっている。
なので、白雲岳に向かう尾根に出ると、ストックを使って四足になり、体を小さくして風を正面から受け、カニ歩きしないと体を倒される。

白雲岳に向かった先行者が戻ってくる。
「この風では歩けない」と。

当然、私に歩けるわけがない。
山を下りた(^^;

【画像:3枚目】
1800メートルあたり。

大雪山系の秋は始まっている。
紅葉はウラシマツツジ。

山歩き時間6時間10分。
20112歩。

給水量は、
 ・200CC

(注)
登山者は、キャンプ場のことをテン場(てんば)、テントで泊まることをテン泊(てんぱく)と言う。

Gpslog












| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年8月23日 (水)

『夜這いの民俗学・夜這いの性愛論』を読む

本邦の民俗学の調査・研究手法の創案、学問体系形成のスタートは柳田國男。
大変な量の仕事をし、書籍として残している。
この柳田國男の調査対象・研究手法が上品すぎるという批判がある。(注1)

本書著者も柳田國男を批判する一人。
〝性とやくざと天皇〟を研究対象にしていないと、柳田國男を批判する。

解説を書いているのは、自らのことを下ネタ学者と称する上野千鶴子。
この人の解説を先に読んでおくと、本著者の立ち位置・視点が分かり、本文が読みやすくなる。

Sexual_overturesこんな喫茶店で読み始め。

著者は播磨の出身、関西の人。
生れたのは1909(明治42)年。(2000(平成12)年没)
本書によれば、著者が民俗調査に興味を持ったのは1923(大正12)年とあり、14歳。

調査フィールドの多くが、大正期から戦後15年くらいまでの関西の農漁村、マチの商店街。
辞書やネット検索にかからない隠語が頻出し、最初はなかなかページが前に進まない。
が、しょせんは〝性〟のこと。
20ページも読み進むと、読書スピードが上がる。

柳田國男の民俗学に対し、〝性とやくざと天皇〟を研究対象にしていないと批判する著者だが、本著者自身も〝やくざと天皇〟は研究対象にはしていない。
もっと言うと、本著者の関心ごとは〝性〟のみ。

著者の柳田國男批判は、夏目漱石は官能小説を書かない、椎名林檎は演歌を歌わないと批判するのと同じような気がしないでもない・・・

〝これはもうとても筆にも、口にも及ばぬということで、まともに公開などできるもんでない〟といったフレーズが何度か出てくる。
著者自身が、〝まともに公開などできるもんでない〟ことごとの体験者。

フンドシ祝い・若衆入り。
こしまき祝い・女の講入り。
これが、〝まともに公開などできるもんでない〟世界への入り口。

御詠歌を2節歌い、般若心経を2回唱え、さて、コトの始まり、始まりィ。

戦前の〝教育勅語〟・〝修身教育〟、戦後の〝道徳教育〟・〝性教育〟は、少なくとも著者の調査フィールド内では、何の教育効果も発揮していない。

現実が示している。
オトナが言う、「良い子はマネをしないように」、と。
アホぬかせ、マネをしないわけがないじゃろが(^^;

ムラにもマチにも、ンなつまらないことを言うオトナはいなかった。
〝筆おろし〟は12、3歳、〝水揚げ〟は早ければ9、10歳、遅くても13歳。(注2)
都市化の進む前の日本のムラ・マチの、何とおおらかなことか。

嬶(かかあ)、娘、後家、尼僧、女中等々と少年・青年との性の交流。
現代人は、それを不貞とか乱交とか不純とかと言うけれど、ムラ・マチでは全てが合意。
水子にしたのも多かったようだが、タネが誰のものであれ、嬶(かかあ)の産んだ子はその亭主の子。

田植え歌、労働歌、若衆、女講、寄合。
ムラの文化もマチの文化も全てが〝性〟につながる。
それでムラもマチも維持されていく。

本夕、読了。

現代の話。
歌舞伎界に生まれた男の子は、12、3歳になると筆おろしされるのが秘密にもなっていない話。
本書に書かれているムラのオトコの子が男になる儀式に似ている。

本書に書かれているようなことは、以前に読んだ宮本常一の『海に生きる人びと』にも書かれていた。
実際に、そういうことだったのだろう。

民俗調査で得られることが、倫理的・道徳的・規範的・教育的であったら面白くも何ともない。
そもそもにおいて、倫理とは何か。
道徳とは何か。
規範とは何か。
教育とは何か。

いかに人々が権威・規制・金銭をコケにし、愉快に生きていたことか。

(注1)

って、知ったふうなことを書いたが、私は〝民俗学〟が何なのかも、〝柳田國男〟が何者なのかも知らない(^^;

(注2)
〝筆おろし〟は男の初体験、〝水揚げ〟は女の初体験のこと。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月20日 (日)

みたいな計算は、何の役にも立たない(^^;

夏はイカ(スルメイカ)。
イカは頭足類。
サカナではない。

スレるということがないので、居場所が分かれば、あとは手返し。

5時15分、出航。

170820今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

雲が低い。
が、雨を降らす雲ではない。

理由は知らないが、稚内沖にしかイカがいないのだと。
稚内には30隻のイカ漁船が集まり、かの地の7月1ヶ月間の水揚げ量は500トン強とのこと。

今時期のイカ1ハイは200グラムくらい。

漁船1隻当たり一晩で3000ハイの水揚げ。
イカ漁船が装備している自動イカ釣り機は20台から30台。
となると、自動イカ釣り機1台では、150ハイ。

職漁船は1日10時間は操業しているだろう。

そこまで長く釣師が竿を出すことはないから、我々の手返しのほうが効率がよさそう(に思う)。

みたいな計算は、何の役にも立たない(^^;

イカがいない(^^;

正午、沖上がり。

| コメント (13) | トラックバック (0)

2017年8月19日 (土)

『カラスの常識』を読む

車の進行方向前方にいるカラスは、車が近付くと隣の車線に避ける。
カラスは車線の意味を知っている(ような気がする)。

絵鞆のカラスは、岩壁からカラスガイを剥ぎ取り、それを高いところから落としてカラを割る。
貝殻の中には食べ物があることを知っていて、その取り出し方も知っている。
ただし、生きた貝からエサを得るには、時間が掛かる。
だから、滅多にやらない。
もっと楽をできるエサ場を知っているのだろう。

Crowこんな喫茶店で読み始め。

著者は生態学を専攻した後、番組制作会社に就職。
NHKの自然番組の制作に多く携わったヒト。

カラスはヒトに近いところに棲むから、我々の目にもよく入る。
題名の通り、内容は『カラスの常識』。
本書に書かれている程度のことは、我々をそれほど驚かすものではない。

私の読んだのは第4刷本。
4刷目なのに、著者も編集者も校正の怠慢が過ぎる。

例えば、以下。

東京23区から出る生ゴミは年間65万トン。
カラスの食餌量は1日100グラム。
著者は、「これを元に単純計算する」と書き、23区の生ゴミで、
一億七八0八万羽
のカラスが生存可能だとはじく。

ひと桁おかしい。
一七八0万羽。

ほかにも、おかしな記述がある。

本夕、読了。

教科書として使うのにふさわしいのは誤記・誤植の多い本だ、と言った教師がいた。
本も、教師の言うことにも、無邪気に信用せず、疑問を持ち、確認することで学生は鍛えられると。

教師の怠慢のような気がしないでも・・・(^^;

170819今夕、KON-chan号を下架・係留。
日が沈み。もうじき水平線から赤色が消える。

今日 出航した艇長らの言は、「いない」、「ひとアタリもない」等々。

他の釣り人の言うことを、信用せず、疑問を持ちっていう態度は、私の常(^^;
氷を20キロ搭載した(^o^)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月12日 (土)

『その他の外国語 エトセトラ』を読む

ゴルゴ13は少なくとも20語を理解する。
これはフィクションの世界。

が、現実の世界も劇画並み。
いや、劇画を超える。
トロイ遺跡を発掘したシュリーマンは18語を話せた。
19世紀のイタリア人メゾファンティは、30語以上。

Foreign_languageこんな喫茶店で読み始め。

著者の外国語に触れた最初は我々と同じ。
中学での英語から。

言葉を得ていく過程も、ごく平凡。
繰り返し勉強するしかないのだと。

両親とも日本人。
留学の経験もない。

本書に出てくるだけでも、ロシア語・チェコ語・セルビア語・ウクライナ語・ベラルーシ語・英語・イタリア語・フランス語・タイ語・スペイン語・ドイツ語・ポーランド語・クロアチア語・スロバキア語・ハンガリー語・スウェーデン語・デンマーク語・ブルガリア語・ギリシャ語・朝鮮語。

大学でロシア語・英語教師、NHKラジオでロシア語講師をしていた時期もあるが、現在はフリーランスの言語学者としてウクライナ語の文法書やベラルーシ語辞書を作ったり。

外国に出かけても、そこの郷土料理なんかには興味を持たない。
興味の全ては言葉。
著者は言う、「ことばならなんでも好きなんだろうな」と。

本夕、読了。

一昨年、駅舎が宿泊施設になっている比羅夫駅に泊まった時のこと。
ここで、一人旅のベルギー人と親しくなった。
かの国の公用語は、オランダ語、フランス語、ドイツ語。
彼は、この3語のほかに英語と日本語も使えた。
彼と私との会話は当然 日本語だったが、完璧な日本語だった。
彼は言っていた、「英語も日本語も難しい。勉強しました」と。

本書の著者も、
「勉強もしないで、『語学は難しい』と言ってほしくない」
と言う。
語学の難しさは、勉強した人でなければ分からないと。

中学1年で英語を放棄した私は、〝語学〟を語る資格なし(^^;

| コメント (6) | トラックバック (0)

2017年8月 8日 (火)

『世界一美味しい煮卵の作り方』を読む

瓢亭(ひょうてい)の卵は有名。
ただし、煮卵ではない。
ゆで卵。
うどんやそばに添えられるのも  ゆで卵。

煮卵とは、味付きゆで卵のこと。
煮卵をトッピングの具材とするラーメン屋も多い。
室蘭にはトッピングではなく、ボトミングで提供するラーメン屋がある。

おでん屋のカウンターでは、「ダイコン、ガンモ、煮卵」と注文しない。
おでんでは〝煮卵〟を〝煮卵〟とは呼ばない。
〝ゆで卵〟とも呼ばない。
ただの〝タマゴ〟。
だから、「ダイコン、ガンモ、タマゴ」と注文する。

〝煮〟卵というが、ゆで卵をタレに漬け込むのが一般的調理法のようだ。

Recipeこんな喫茶店で読み始め。

家庭に常備されている調味料と容易に手に入る材料を使い、かつ短時間・簡単に作れる料理が、1ページ、または2ページで紹介される。
ちなみに、〝世界一美味しい煮卵の作り方〟の紹介は1ページ。

水2リットルに塩35グラムとか、ゆで時間6分とか、600ワットで1分間とか、メンつゆの銘柄まで、調理法は具体的。

卵かけごはん・スパゲッティナポリタン。
ピザ・ガトーショコラ。
等々、レシピは全部で100。

短時間・簡単であることを主要コンセプトとしているが、手抜きはない。
ピザは、生地から作る。

本夕、読了。

電子レンジは魔法の調理器具。
本書で紹介される料理にも電子レンジが多用され、短時間・簡単化へ大いに貢献している。

我が家では、冷蔵庫(冷凍庫)と電子レンジの扉を各1回ずつ開閉するだけで、晩飯の準備が整うこと しばしば(^^;
短時間・簡単に限れば、本書に勝っていると思う。

それは、〝世界一美味しい〟晩飯ではないかもしれない。
が、我が晩飯を不味いと感じたことは一度もない(^o^)

さて、晩飯を食うか(^o^)

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年8月 6日 (日)

それっきり(^^;

町は濃霧。
そのガスに、水たまりを作るほどの雨が付いた。
しかし、家を出る頃にはワイパーの作動間隔は最長。

マリーナへの最後の交差点での信号待ち時に、ワイパーを止めた。
雨が上がった。

5時45分、出航。

170806【画像:上】
相変わらずの、濃いガス。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

沖上がり直前、このガスが晴れ、夏の陽射し。

【画像:下】
ヒラメ、アブラコ(リリース)、クロソイの順にアタった。

それっきり(^^;

正午、沖上がり。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年8月 5日 (土)

『一週間で女を磨く本』を読む

・病室のベッドの上
・スキーゲレンデ
・標高700メートル以上の山中の岩場

そこでは、どんな男でも恋に落ちる。
そこで見る女性の、何と美しいことか。

・健康を取り戻した
・ゲレンデの雪が溶け、土の見える春になった
・2000メートルの山頂に立った後、下山してザックをおろした

あぁ、オレは何を見ていたのか。
たちまち恋から覚醒する(^^;

Brush_upこんな喫茶店で読み始め。

lesson 1 「今の自分」を見つめ直す一週間
lesson 2 「男というもの」について考える一週間
lesson 3 もっと「いい女」になる一週間
lesson 4 「心」までおしゃれに変える一週間
lesson 5 「自分らしさ」に自信がつく一週間

・恋愛の基本とは、許すこと
・誕生日をひとりで祝う―これこそ、ゼロから出発する本物の自立につながります
・愛が奪われそうになったらじたばたせず、毅然とした強さを持つこと
・仕事は自分の実力との戦いと言えます。 自分をコントロールできない人に、いい仕事ができるわけがありません
等々と、書かれているのは、読んでいるこちらが恥ずかしくなるようなフレーズの連続(^^;

ンなこと、小学生の女の子でも、鼻で笑うのでは。
中学生以上の女性なら、こんな本、手にも取らないだろう。

本夕、読了。

女はバカである。
大変なバカである。

こういう本を読むのは、オジさんに決まっている(^^;

・健康を取り戻し
・ゲレンデの雪が溶け、土の見える春になり
・2000メートルの山頂に立った後、下山してザックをおろし
そして、恋から覚醒した。

なのに、数日もたたずして、
・病室のベッドの上
・スキーゲレンデ
・標高700メートル以上の山中の岩場
にいないのに、男は恋に落ちる。

本書題名中、〝女〟と書いて〝じぶん〟と読ませる。
女は日々、〝じぶん〟を磨いている・・・

女はバカである。
大変なバカである。

が、男はそれに輪をかけてバカである(^^;

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 1日 (火)

『定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』を読む

姉妹本に、『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』 がある。
本のシリーズ化を狙ってのネーミングだろう。

Bookこんな喫茶店で読み始め。

〝だいたい10ページくらいの漫画で読む〟と銘打ってる通り、長くて10ページ。
短いものは半ページ、2コマ。

スポーツと読書は推奨されるべきもの。
って、ホントかなァ。
それは肉体によく、精神を豊かにするものだとして勧められる。
スポーツは確かにそうだろうと納得できる。
が、文学作品を読むということが、言われるほどにヒトの精神を豊かにするものとは思えない。
文学作品を読むことで豊かな精神が養われたというヒトがいたら、是非 会ってみたいものだ。

そもそも、〝文学〟の定義を知っているヒトがいるとも思えない(^^;
ンなことに肩ヒジ張ることも・・・

本夕、読了。

アンデルセンの〝人魚姫〟を読んだヒトがどれほどいようか。
宮沢賢治の〝銀河鉄道の夜〟を読んだヒトがどれほどいようか。

その両方とも読んだヒトとなると、どれほどもいまい。
私は、その両方どころか、徳富蘆花の〝不如帰〟もチェーホフの〝桜の園〟も〝フランダースの犬〟も〝魏志倭人伝〟もあれもこれも読んだ、つもり・・・

本書のあとがきに、「原典を手に取る縁(よすが)となれば幸いです」とある。
原典を手に取らずしても、まァ、いいのでは(^^;

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月30日 (日)

何も起こらない(^^;

5時20分、出航。

港内が騒がしい。

20170730【画像:上】
港内の南西、20000平米・6000坪くらいの狭い海域にヒラメ船団。

これが見ていると、タモが動く。

我が艇も、この船団に入った。
が、この密集した船団の中、手前船頭では釣りにならない。

港外へ。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域や、

【画像:中】
こんな風景の見える海域。

気持ちのいい風が吹き渡る。

30から40メートル付近にベイトの濃い反応。
しかし、鳥も集まらず、海面も沸き立たない。
ミノーもポッパーも使うに至らず。

濃いベイトの反応の下にまでジグを沈めた。
ベイトの下の更に下、底までジグを沈めた。

何も起こらない(^^;

【画像:下】
浅い根でボーズ回避。

12時30分、沖上がり。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月29日 (土)

私は〝そんな釣師〟ではない(^^;

8時、出航。

長い波長のゆったりとしたウネリ。
1500キロはるか南東の台風の作った波、土用波だ。

170729【画像:上】
海上はもや。

そのもやった港口沖に、海技訓練生を乗せた帆船日本丸と大成丸。

【画像:下】
やがて晴れわたり、夏の陽射し。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

私の経験範囲内での話。
姿が見えているのに、掛けるのが難しいサカナの筆頭はブリ(イナダ)。

振り切れてナブラの手前の海面に落ちたフローティングミノーにバシャっと反応したことがある。
ってことで、反応のあったあたりにミノーをキャストしても、スカ(^^;

船のすぐそばでナブラが湧き、しぶきが顔にかかるような高活性。
なのに疑似餌には全く反応しないことがある。

そういう海域から1本引き出す工夫のできるヒトが、ウデのいい釣師。
絵鞆にはそんな釣師が何人かいる。

私は〝そんな釣師〟になれない(^^;

今日の話。
パシャというブリのライズを何回か見た。
騒ぐ鳥も何回か見た。

シンキングミノーを放った。
高速リトリーブ。

ポッパーを放った。
高速リトリーブ。

ジグを沈めた。
高速ガチャ巻き。

13時、沖上がり。

私は〝そんな釣師〟ではない(^^;

ボーズ(^^;

| コメント (4) | トラックバック (0)

2017年7月24日 (月)

『河童のスケッチブック』を読む

著者は妹尾河童(せのお かっぱ)。
『河童の何とか』というシリーズものが何冊かあり、いずれもイラストに文が付けられた体裁。

本書は、ページのめくり方が単行本と異なる文庫版が有名だが、私が購入したのは単行本の方。

Kappaikonこんな喫茶店で読み始め。

天は二物を与えず。
が、著者は天から何ブツも与えられたヒト。
イラストレーターとしても、
舞台美術家としても、
作家としても、
旅行家としても、
女たらしとしても、
一流。

女たらしというより、女の方から寄ってくる雰囲気のヒト。
別れぎわがきれいそうで、女を泣かすヒトではないように見える。
自身も女で泣くようには見えない。

ンなことは、どうでもいいことのようだが、本書と全然関係がないわけではない。
モテるヒト、そしてきれいに別れられるヒト。
こういうヒトは、間違いなくほかのヒトに勝る芸才、あるいは運動神経、あるいは資力、あるいは知性を持っている。

余裕、広がりのある男前。
そういう人の書いた本を読んでいると、体が軽くなる気分。

ケチなヒトの文章は、どうも いかん(^^;
ボーズを食らった釣り師の文章も、どうも いかん(^^;

このヒトの職業人としてのスタートは、舞台美術から。
舞台美術は、観客席から見える面を考える仕事だから、その視線はほぼ水平。

本書のイラストは、あらゆる方向から。
この本の著者は、天井のはるか上から見下ろした写実イラストを描くこともできる。
床に立ってグルッと見回した部屋の様子を、身長5メートルになったヒトの目で見た風景に頭の中で変換できるのだ。

本夕、読了。

これこそが、女たらしの目だ。

若い頃、同年輩の女たらしの友人に、
「コンちゃん、女性をモノにしようと思ったら、上から見るンだ。 同じ高さで見るな。 同じ高さで話をするな。 無視しろ。 相手にするな。 むこうから来る。 いいか。 来たら腰に腕を回し、グッと引き寄せるンだ。 それでいいンだ。 オレなんか自分のカネで車を買ったことがない。」
と教わった。

ンで、女たらしを志したオイラはヒールの高い靴を買った(^^;

視線を上げた。
無視した。
相手にしなかった。
むこうから来るハズだった・・・

が、しかし、
無視された(^^;
相手にされなかった(^^;
むこうから来るヒトは一人もいなかった(^^;
車は自分のカネで買った(^^;

女たらしになれなかったオイラ(^^;

上から下へと、船上から仕掛けを落とす。
時々しか、サカナが掛からない。

サカナたらしにもなれないオイラ・・・(^^;

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月23日 (日)

私にはウデがない(^^;

市内の大型店の鮮魚コーナーに、室蘭産と表示された「ブリ」に「(メジ)マグロ」が売られていた。
イタンキの定置網に入ったのだろう。
この網の入口の水深は50メートル。
そんなところを、今の季節、「ブリ」や「マグロ」が泳いでいるのだ。
もっとも、網にサカナが入ることと、それが釣れるということは全く別。
50メートルの等深線上で、一日中ルアーを放っても、スカを食らう(^^;

隣艇船長が言う、
「ブリはたくさんいる。 昨日は6本。 今年のブリはデカイよ」
と。

ただし、ブリを掛けるにはウデが必要。

6時45分、出航。

2017072301【画像:上】
ガスだが、良ナギ。

今日の出竿は、こんな風景の見える海域の沖。

【画像:下】
ブリを掛けるにはウデが必要。
私にはウデがない(^^;

浅いところでボーズ回避のつもりが、すんなりとはいかず。

我が艇らしい上品さ(^^;

12時30分、沖上がり。

| コメント (6) | トラックバック (0)

2017年7月19日 (水)

『星界の報告』を読む

日暮れた西空。
今時期の一番星は木星。

Galileoこんな喫茶店で読み始め。

400年前のガリレオ・ガリレイの著書。

ガリレオが自作の望遠鏡を空に向け、
 ⅰ.月を観察し、その表面は凸凹であること
 ⅱ.天の川を観察し、それが多くの星の集まりであること
 ⅲ.プレアデス星団(すばる)を観察し、そこには肉眼で見るよりもっと多くの星があること
 ⅳ.木星を観察し、それを周回する衛星(月)を持つこと(注)
を確認した報告書。

望遠鏡は、
 ・遠くのモノを近くに寄せて見ることができる
 ・光を集めることができる
から確認できたこと。

〝自然は数学の言葉で書かれている〟と言ったのはガリレオ。
本書には、しかし、数学的な記述はひとつもなく、観察記録。
本文が80ページ。
訳者による解説が40ページの薄い本で、時間を掛けずに読み切ることができる。

この時代から科学が現代的になり、自然を数学の言葉で書き出し始めることになる。
惑星の軌道が楕円であることは、ガリレオと同時代人のケプラーが数学的手法で発見している。
ガリレオ・ケプラーともに万有引力の法則の尻尾をつかみかけている。

本夕、読了。

日暮れた西空。
今時期の一番星は木星。

今夜は曇り。
星は見えない。

(注)

木星は70個ほどの衛星(月)を持つそうだが、その内の4大衛星(ガリレオが最初の観測者なので、〝ガリレオ衛星〟と呼ばれている)は、3倍の双眼鏡でも見えるし、標準レンズのカメラでも写せる。

35ミリフルサイズ撮像素子の、短(縦)辺は24ミリ、長(横)辺は35ミリ。
画素数が800万の撮像素子だと、短辺に2300個、長辺に3460個の画素が並んでいることになる。
50ミリの標準レンズだと、この撮像素子に、短辺27度・長辺40度の視野角範囲が写り込む。

27度の範囲を2300個(40度の範囲を3460個)の画素でカバーするのだから、0.7分(1/85 度)の分解能と言えるだろう。
丸めて、1分(1/60 度)。

ガリレオ衛星は木星から5分くらい離れる。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月16日 (日)

針を結び直したが、雨が落ちてきた

昨日は、上架せずに係留。

岬地形の室蘭。
春から夏にかけては、ガスで日がかげり、気温の上がらない日が多い。
ところが、今年は例年と違って、7月に入ってからは好天が続く。

しかし、今日は、昼を待たずして雨の予報。
出竿できる時間は短い。

急げや急げ。

日出が4時13分。
4時15分、出航。

20170716【画像:上】
岸ぎわはモヤっている、

今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

ロックフィッシング。

【画像:下】
一投目でアタリ。
しかし、20センチもないソイの仔魚(^^;

以降、長い沈黙(^^;
根掛りで、リグ(仕掛け)の喪失2組。

沖上がり前、50分で、
 アブラコ
 アブラコ
 マゾイ
 マゾイ
 シマゾイ
と連続(^o^)

で、根掛りで、3組目のリグ喪失。

針を結び直したが、雨が落ちてきた。
8時30分、沖上がり。

| コメント (4) | トラックバック (0)

2017年7月15日 (土)

明日のための下心(^^;

釣師は、決して下心を口しない。
しかし、態度でその下心が露呈する。
氷を20キロ搭載した(^^;

今日の日出は4時12分。
4時20分、出航。

170715_2【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域からスタート。

暑い日となった。

【画像:下】
下心は、具現化せず(^^;
KON-chan号らしい、上品な釣果となった。

正午、沖上がり。

倶楽部ハウスで、ロックフィッシングの勉強会。

ンでもって、釣具店に寄っての帰宅。
明日のための下心(^^;
シンカー・オフセットフックを調達。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月13日 (木)

『皇室の祭祀と生きて』を読む

副題は、『内掌典57年の日々』。
掌典(しょうてん)なら男性、神職。
内掌典とは巫女(みこ)のこと。

侍従・女官は宮内庁職員で国家公務員。
掌典・内掌典も戦前は公務員だったが、今は皇室内廷費で まかなわれる。
内廷費は公金ではないので、掌典・内掌典は、形の上では天皇に直接 雇用される使用人ということになる。
仕える先は宮中神殿・賢所。(注)

Photoこんな喫茶店で読み始め。

本書の構成には編集者が深く関わっているようで、我々になじみのない言葉への説明がたくみ。
が、説明なしに使われる言葉も多い。
それらが手持ちの辞書では引けず、また、ネット検索にもかからずで、なかなか先に進めないページもある。

しかし、それがいい。

本書中には、
 眠い、痛い
 不信、勘ぐり
 値踏み、コストパフォーマンス
 忙しい、不味い
 暇、省略
 罰、不幸
といった つまらない言葉は出てこない。

・・・候所にも、賢所様が御殿から時にはならせられ、皆々御覧あそばしますので、常に居住まいを正していますように・・・
内掌典の日常語である。
本書は、こういった文章で書かれている。
3、40ページも読み進むと、この内掌典の言葉のテンポに、行を追う目の動きが同調するようになる。

彼女らの言葉づかい・所作・作法、全てが口伝なのだという。
それら 言葉づかい・所作・作法も、奉仕者としての心構えも時間の変化を受けない彼女らだが、やはり今の世に生きるヒト。
被雇用者だから、労働基準法が適用されるのだと。

本夕、読了。

以下は裏付けのない私見。
エリザベスⅡ世は、英国聖公会(英国々教会)の最高位主教(みたいなもの)。
それと相似させ、神道の最高位祭主に天皇を置くと、宮中で行われる祭祀行事を考えやすい。
昭和天皇の話し言葉の抑揚は、神職のあげる祝詞(のりと)そのものだった。

ところで、本書中に掲載されている昭和天皇の歌、

 夏たけて 堀の蓮の 花みつつ ほとけのおしえ おもう朝かな

には、皇室の宗教観・哲学が見える(ように思う)。
本書内にも、皇室が神道・儒教・仏教の融合を考えてきた歴史がある旨の記述がある。

(注)
〝賢所〟は八咫鏡(やたのかがみ)が祀られている場所。
〝かしこどころ〟と読むのが正式なのだが、内掌典らは これを〝けんしょ〟と発音する。

また、我々が〝にいなめさい〟と発音するところの〝新嘗祭〟を、内掌典らは〝しんじょうさい〟と発音する。

著者が任命され辞するまでの57年間、内掌典は3人から6人の範囲で変動。
掌典(及び掌典補)は、はるかに多く30人程度。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 9日 (日)

考えるも何も(^^;

脚が山を歩きたがっている。
が、腕は魚信を欲しがっている。

山を歩いている時には、何も考え(られ)ない。
湧き上がる雲・風の音・寒さ・暑さ・岩のかたさ・ノドの乾き・・・
見る聞く感じるのみ。

サカナ釣りの時は、バカなりに考える。

アタリが遠い。
ここには腹の減ったサカナがいない、移動すべきだ、とか

バレた。
アワセが早すぎる、もっと食い込ませてから、とか

鳥が騒いでいる。
あのあたりで竿を出してみよう、とか

脚より腕のほうがアタマに近い。
そのアタマが、腕に魚信を欲しがって、こう言う。
沖へ出よ、と。

発泡魚箱を3つ、氷を20キロ搭載した。
バカゆえの下心(^^;

日出が4時07分。
4時15分、出航。

17070901【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

海岸は朝モヤの中。
暑い一日となった。

ベタナギ。

【画像:下】
ジグ、第1投。
糸フケを取り、1回目のジャークで、ビンゴ(^o^)
考えるも何も(^^;

考えるも何もだから、これっきり(^^;

沖出しして、クロゾイとマゾイを追加。

10時、沖上がり。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月 8日 (土)

やはり竿頭はMさん夫人

6時20分、出航。

17070801【画像:上】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

ゲストの第1投が着底するやいなや、船首から「アタリ!」

ほとんど同時。右下の船でヒラメのタモ入れ。

間もなく雲が取れ、鋭い日射。
暑くなった。
ベタナギ。

【画像:中】
今日の同乗は、お久しぶりでした、Mさんご夫妻

船中、ヒラメはベイトがかじられただけ。

しかし、良型の
イシモチ
マガレイ
アブラコ
があがった。

【画像:下】
上で、
第1投が着底するやいなや、船首から「アタリ!」
と、書いた。

この方の竿。
タモサイズのイシモチだった。

今日もやはり竿頭はMさん夫人。

11時30分、沖上がり。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月 4日 (火)

『消されたマンガ』を読む

映倫審査に通らず、不許可部分をカットして上映される映画がある。
TV番組では、問題フレーズ・単語を〝ピー音〟に変えて放送されることがある。
政治・行政の場では、しばしば黒塗り文書が示される。
俳優・製作スタッフの誰かが刑事事件を起こしたことでお蔵入りとなる映画・TVドラマがある。
論理とデータで語られる学術論文にねつ造・改ざん・コピーが発覚、論文を取り下げることがある。

Photoこんな喫茶店で読み始め。

マンガ雑誌に連載された作品の多くは単行本(コミックス)化されるが、〝多くは〟であって〝すべて〟ではない。

単行本にできるほどの連載回数に届く前に打ち切られたマンガは、単行本にしようがない。
また、長期連載されたマンガでも、単行本にする時にコマの書き換え、あるいは採録見合わせがある。
「ゴルゴ13」、「ブラック・ジャック」にも、単行本に採録されていない何編かがある。

その理由は、上に並べた〝映倫不許可〟・〝ピー音〟・〝黒塗り〟・〝刑事事件〟・〝ねつ造・改ざん・コピー〟。

本書は、〝消されたマンガ〟と〝表現の自由〟をからめるような面倒な話には踏み込まない。
新聞記事、国・地方議会での議事といった裏付けのある歴史を冷静に並べている。

もっとも、自由とか民主主義とか平等とかは肯定的に評価するものだという今の世において、〝表現の自由〟を落ち着いて話したり書けたりできるヒトは滅多にいない(と思う)。

サラリと流した本著者の見識がクール。

本夕、読了。

大手新聞社は、1面をA4に縮小し、ひと月分を1冊にまとめた縮刷版を発行している。
毎日宅配される新聞には、後日、記事に誤報やねつ造のあることが判明したりする。
縮刷版は、とんでもない誤報やねつ造記事には注釈が入るが、記事そのものは訂正されることなく印刷される。
歴史資料として残ることの自覚ゆえか。
あるいは、ある誤報やねつ造記事に関連する記事が何ヶ月も何年もさかのぼることがあり、すでに発行された縮刷版へはその対応が不可能だからと腹を据えているからか。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 2日 (日)

もっと左で竿を出してみた

今日も、暑くなりそうだ。
Tシャツ・短パン・サンダル。

4時40分、出航。

先行のR艇々長に架電、「どこ? 何メートル?」
で、「あそこ。 んメートル」のご教示をいただく。
「サンクス」

170702【画像:上】
というわけで、
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

昨日の出竿海域の、もっと左。

昨日に引き続き、ベタナギ。
高曇り。
風もなく、潮も走らず。
ヒラメ釣りに ふさわしい海況ではない。

が、沖上がりまで ここで。

タモ入れ失敗、1枚(^^;
早合わせ、2枚(^^;
しかし、我が艇基準では下品な釣果となった(^o^)

11時30分、沖上がり。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年7月 1日 (土)

もっと左で竿を出さなきゃ

暑くなりそうだ。
Tシャツ・短パン・サンダル。

10時30分、出航。

ベタナギ。

20170701今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

室蘭本線上りは東室蘭を過ぎたところで噴火湾に沿って走り、長万部で函館本線に接続。
噴火湾の残りを走って函館に至る。
北海道の貨客輸送の最重要幹線。

DF200にひかれた上り貨物。
右から左へ走る。

レールの上をSSW-Q1製の鉄輪の転がる音が、ここまで届く。

ここじゃダメ(^^;
あと15分航海を続け、もっと左で竿を出さなきゃ。

もっと左海域では、ヒラメ好釣。

14時、沖上がり。

もっと左海域に行かなかった我が艇。
ボーズ(^^;

| コメント (0) | トラックバック (0)

唐人町にて

あれこれあって、九州。
あれこれは、あれこれなりに終了。

Photo【画像:上】
唐人町(とうんまち)にて。
中国人が住んだからという説があるが、かなりあやしい。
  
この唐人町にあるのが、
当仁小学校。
〝とうん〟と読む。

南当仁小学校があるが、
〝とうん〟と読む。

で、当仁中学校もあって、
〝とうん〟と読む。

【画像:下】
九州本島の最高峰は、九重(くじゅう)連山の中岳(なかだけ)1791メートルだが、登山者の多くは、同じく九重連山にある久住(くじゅうさん)1787メートルを主峰とする。

博多駅構内にて。

床に置かれたザック。
登山靴を履いた脚が見える・・・

が、大雨。
彼らも動けずにいるのだろう。
私も久住山を歩こうと、山道具を宿に宅配しておいたが、荷を解かずに返送(^^;

あれこれを片付けるための九州入りで、もとより山歩きは、二の次、三の次、百の次。

Gpslog往路は西側
復路は東側
往復路で随分と航路が違うものだ。

距離-高度の関係、
上が往路
下が復路
これもまた、随分違った。

・とうじん と とうにん
・九重 と 久住
・航路
の違い。

梅雨のド真ん中。
これは季節に違わず、雨降り止まず。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月26日 (月)

『人種とスポーツ』を読む

著者は日本で比較文化学(って、どんな学問?)を修めた後、米国で米国史を学んだヒト。

著者のキャリアと『人種とスポーツ』という題名からは、

「人種による知性の差がないように、人種による運動能力の差もない。 環境とトレーニング次第で、人は運動能力を高めることができる。 それは人種に関係なく平等なのだ」

といった、つまらない結論が導かれて本書がシメられるような気がするが・・・

Photoこんな喫茶店で読み始め。

著者の専攻が米国史であることから予想される通り、本書は米国黒人スポーツ史。

1930年頃から、黒人は白人より運動能力に優れているのではないかということが言われ出す。
この〝黒人は運動能力に優れている〟という説を、著者は〝ステレオタイプな見方〟、〝風潮〟と表現する。

米国における近代スポーツは、白人エリートの娯楽であったことから本書が始まる。

〝つまらない結論が導かれ<中略>るような気がする〟と書いたが、大変失礼ながら それに近い(^^;
文献調査は豊富で、引用元も丁寧に示されるのだが、歴史的トピックスを並べるだけで、何だかグダラグダラして話が収束せず。

〝黒人〟という境界は不明瞭なのだ、つまり〝黒人〟を定義できないみたいなことを著者はいう。

読む側は、ンなことを言われて納得できようか。
白いとか黒いとかはどうでもいい話。
我々は、解剖学的・生理学的に、どういう形態の骨格・筋肉・内臓を持っていれば速く走れるのか、どういう赤血球量とエネルギー発生量と筋肉の関係があればマラソンに向く生理なのかを知りたいわけだ。

ヒトの体は、いまだ完成品ではない。
口の内側を噛む、舌を噛む、恐怖から逃げる前に目を閉じる・立ちすくむ、なんでもないところで足をくじく、などというのは、人間の体の構造・生理が不完全な証拠(だと思う)。

だから、走るとか泳ぐとかに都合のいい体の構造を知りたいのではないか。

100m走に理想的な体
100m自由形競泳に理想的な体
マラソンに理想的な体
走り幅跳びに理想的な体
というのがあるはずで、どこそこ地方のなんとかという民族がそれに近いというようなことが言えると思うのだが。

本書の最後は、歴史的・環境的・文化的なところに話が行き着き、で終わり(^^;

本夕、読了。

戦闘機から脱出するには、座席ごと機外に放り出してもらう(射出座席)。
だが、米国人と日本人とでは体の重心位置が違う。
なので、日本人パイロットが米国軍機で射出されると、パラシュートが開く前に頭が下になってしまうそう。
だから、米国軍パイロット用の射出座席と空自パイロット用の射出座席とでは設計から違うのだ、ということを空自の技術幹部だった人の書いた本で読んだ。

ひざをかかえてしゃがむ。
日本人だと、その格好で ひざの上にひじを乗せると 手のひらは ほおの位置にくる。
ところが、インド人だと 下肢が長いので ひざはもっと上の位置。
このひざの上に直接あごが乗る。
インドで生活するヒトが書いた本に写真がでていた。

ことほどさように、人種間には体のつくりの違いがあるのだから、体の動き、運動能力の違いもあって当然のことと私は思う。

本書内には、以下の事実が書かれている。

陸上100メートル決勝。
決勝レースを走れるのは8人。

1984年のロサンゼルスから昨年のリオデジャネイロまでに開催されたオリンピックは9回。
この9回のオリンピックで陸上男子100メートル決勝を走れたのは、のべ72人。
で、この9回の大会のメダリストは、すべて黒人。
という話より以前に、決勝を走った のべ72人全員が黒人。

著者のこれに対する見解は、歴史的・環境的・文化的。

| コメント (4) | トラックバック (0)

2017年6月25日 (日)

サカナはいるようだ

7時40分、出航。

良ナギ。

170625今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

背中のほうで、歓声が上がった。
見ると、タモ入れ中。

サカナはいるようだ。
バケを泳がす作業に力が入るが・・・

魚釣りは、筋肉を動かすだけじゃ、ダメ。
頭を使わなきゃ。
使ったつもり。

分かってるつもり、やったつもり、考えたつもり・・・
自分で自分の〝つもり〟が、〝つもり〟以上のモノではないことを認識できるヒトはいない(^^;

11時30分、沖上がり。

我が艇らしい、きわめて上品な釣果。
ボーズ(^^;

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月24日 (土)

羊蹄を歩く 2

羊蹄山の入山口は、真狩・京極・喜茂別(比羅岡)・ヒラフ(倶知安)の4つ。
円錐形の独立峰の羊蹄山だから、どの入山口から歩いても、脚の負荷も山中の景色も、室蘭岳における西尾根と水元沢ほどの差はない。
森林限界が1600メートルくらいと高い山なので、かなり高度を上げないと、ふもとで想像するほどの眺望は開けない。

しかし、山を歩く達成感の大きい山である。

6月17日の入山は、真狩から
最高点に立つために、火口縁を半周するコース。

今日は喜茂別から。
上り詰めると、最高点直下に至るコース。

17062401【画像:1枚目】
入山時は一面に低い雲。
5合目あたりで雲の上に出たが、さらに高いところに雲底3000メートルくらいの薄雲。

雲天900メートルくらいの雲海から頭を出しているのは、尻別岳(1107メートル)。

【画像:2枚目】
喜茂別コースは、短い。
が、他コースに比べ人気がない。
私の目の子勘定だと、他コースを使う人の5%もいない。
ジグ(ジグザク)をほとんど切らずに登るので、傾斜がきついというのが理由だろう。

1800メートルを超えても、ウグイスの啼き声を聞く。

登り詰めると、ここ。
山頂標識(1898メートル)直下に出る。

17062403_2

【画像:3枚目】
最高点から覗き込む火口。
このすぐ下で、ザックをおろし、バーナーに点火した。

黄色い花は、ミヤマキンバイ。

【画像:4枚目】
腰をおろしたのは、この岩。

私は野暮天。
花を愛でる趣味を持たないが(^^;

白い花はイワウメ。
左下の赤い花弁は、エゾノツガザクラ。

17062406

【画像:5枚目】
下山時、羊蹄山に低く厚い雲がまとわりついた。

2合目からは雨。
21日は夏至だった。
夏至の雨だ。

濡れるにまかせて、脚を進めた(^o^)

下山後、仰ぎ見る羊蹄。
画像いっぱいに羊蹄山が見えるはずだが、2合目から上は雲の中。

山歩き時間、8時間30分。
22370歩。

全給水量は、
 ・600CC

山頂標識直下で、
 ・小川珈琲店 プレミアムブレンド 2ドリップ

Gpslog

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月18日 (日)

絵鞆マリン倶楽部 春の釣り大会

本日、釣り大会。
しかし、私には検量に耐えるサカナなし(^^;

あと3日で夏至。
外飯(そとめし)日和となった(^o^)

17061801【画像:上】
パワーランチ。

アサリ炊き込みご飯
豚汁
ジンギスカン
焼きソバ
ヒラメの燻製
ソウハチの燻製

私がやったのは、豚汁のタマネギを3個刻んだだけ(^^;

【画像:中】
上記に加えて、『蕎麦打ち道』高段者のイーハトーブのA船長が打ったソバ。

ご馳走様でした。

【画像:下】
6月11日の記事で、私の竿にヒラメが掛からないのは、イタンキの丘にエゾカンゾウが咲かないからだという言い訳を書いた。

いや、咲いた。
我が竿に掛からないだけ(^^;

今日の大会の検量台に、良型のヒラメが乗せられた。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月17日 (土)

羊蹄を歩く 1

〝山は逃げない〟ンだと。
それは、若い登山者になら言えること。

私の心肺・筋力はとっくにピークを過ぎ、すでに不可逆的に右肩下がり(^^;
山の高さ厳しさは変わらないのに、自分の脚は刻々と衰える。

去年30分で通過できたルートが、今年は通過に35分かかる(^^;
1.17倍。
経時変化が この倍率で進行すると、
1.17×1.17×1.17×1.17×1.17=2.2
4年後には去年30分で通過できたルートに1時間以上を要することになる(^^;

山は、逃げる。

歩けるうち。
歩けや歩け。

我が家から日帰り圏内の最高標高の山は、羊蹄山。
この羊蹄山を日帰りで登下山できる脚のあるうちは、北海道の山ならどこも山頂を踏める力があると言っていい。

ってことで、脚の性能チェックに羊蹄山へ。

2017061701【画像:1枚目】
ガスの中を入山。
3合目を過ぎたあたりで、ガスが雨粒に変わった。

厚い雲ではない。
150メートルほど高度を上げると、雲の上に出た。

雲海から頭を出しているのは昆布岳1045メートル。

やがてこの雲海は消え、一日中眺望のきく、素晴らしい天気となった。

【画像:2枚目】
高い山だから、7月まで雪が残る。
雪渓を踏んで登った先は、火口外縁。

2017061709_3

2017061707

【画像:3枚目】
火口縁を左回りして、ここへ。

あと20歩か30歩で最高点1898メートル。

【画像:4枚目】
火口内側。

この景色の見えるところで、ザックをおろした。

火口縁に腰を掛けて、コーヒー。

【画像:5枚目】
下山後、仰ぎ見る羊蹄。

手前の畑、昨年 植え付けられていたのはジャガイモだった。
今年は小麦。
連作障害を避けるためとのこと。

山歩き時間、13時間00分。
30069歩。

Gpslog_2

全給水量は、
 ・1200CC

山頂標識真向かいで、
 ・小川珈琲店 プレミアムブレンド 2ドリップ
 ・さらべつチーズ工房 ゴーダチーズ「酪佳」 90グラム
 ・ビワ 2個

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月16日 (金)

『日本料理の贅沢』を読む

香辛料を求め、世界の海を帆船で航海した欧州人。
あらゆるものを調理し、世界中の中華街で中華鍋をふる中国人。

対して、日本料理には そんな大きな話も多様さもない。
調味料は、醤油・味噌・塩・ミリン・酢・砂糖、それとダシでほぼ全て。
〝旬の素材の味を生かすため〟と言ったりするが、表現に品のないこと・生意気なのを承知で言えば、日本料理には〝芸〟はあっても〝力〟はない(^^;

カプサイシン系の辛味と生ガキにはアタル(^^;
それ以外は、何を食べてもウマイと感じる舌を持っているのが私(^o^)

コメの飯がなければダメ、ということはない。
1週間続けて朝昼晩同じメニューなんてイヤ、ということもない。
肉の脂身はキライ、ということもない。

ンな私が、料理人の書いた本を読んで、ああだこうだ言うのもおこがましい話(^^;

Japanese_cuisine_2こんな喫茶店で読み始め。

著者は、対面接客で料理をふるまうカウンター料理人。
若くしてフランスの日本料理店をまかされ、帰国後、何店かで料理長を務めて独立。

食べ比べをせずには、白松がモナカ本舗のヨーカンと とらやのヨーカンを区別できない(と思う)。

5品の利き酒。
飲み比べをしていながらも、全部あてられる人は滅多にいない(と思う)。

3月に明石海峡で獲れたタイと8月に陸奥湾で獲れたタイ。
刺身を食べて、どちらであるかを言い当てられる人はいない(と思う)。

年に何度かしか出られない旅先での食事の写真をアップし、それがウマかったと書いてある記事はネットに ごまんと転がっている。
普段 大したモノを食べていないのだから、そりゃァ、ウマイだろう。
しかし、毎食それなりのモノを食べている舌の持ち主じゃないと、ヒトを納得させうるウマイまずいを言えないンじゃなかろうかと私は思う。
著者も同じ考えのようで、味を知るために持ち金をはたいて食べ歩いた時代を持つ。

著者の言う〝日本料理の贅沢〟とは、味を知った上での その先の話。

著者が究めようとするのは〝日本料理〟で、彼が言うには、それは料理屋の席に座らなければ食べられない料理。
著者はカウンター料理人。
彼が対応できる客は、8人まで。

本夕、読了。

客が最初に選ぶ酒、一杯目の飲み方で次に出す料理を決めるのだと書く。
店に用意してある日本酒・ワインの品数は多いし、著者自身も酒飲み。
だが、将来的にはアルコール飲料は飲まれなくなる一方だろうと考えている。

その著者が今考えているのは、食事の席に提供するノンアルコール・ソフトドリンク。

何を食べてもウマイと感じる私は、普段 ロクでもないモノしか食べていない証拠(^^;
ネットにごまんと転がっている〝ウマかった〟という話。
私にだって、そんな〝ウマかった〟経験がないわけではない。
が そんな話を本ブログに投稿できないでいるのは、普段 ロクでもないモノしか食べていないことを悟られるのが恥ずかしいから(^^;

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月11日 (日)

エゾカンゾウが咲いてないから・・・

何を食べてもウマイ。
どんな音楽を聴いても耳に心地いい。
老若問わず、どんな女性も美しく見える。
大小、魚種問わず、何が掛かってもウレシイ。

おかしいンだか、これで正常なンだか。
この頃の私の感性(^o^)

今日の日出は3時58分。
4時20分、出航。

20170611【画像:上】
私の定点観測地、イタンキの丘にて。
見えている海は太平洋。

この丘にエゾカンゾウの咲く頃が、ヒラメの季節。

【画像:中】
今日の出竿は、こんな風景の見える海域。

イタンキの丘にエゾカンゾウは見えずとも、船を止めたのはヒラメ海域。

【画像:下】
釣果、きわめて上品(^^;

ヒラメはアタらず。

やはり、エゾカンゾウが咲いてないから・・・


11時、沖上がり。


イタンキの丘にエゾカンゾウの花が見えずとも、今はヒラメの季節。

この丘は毒蛾(ナミドクガ)の大繁殖地。
その駆除のため、市がこの丘の草刈りをやるようになった。
よって、一昨年来、この丘にエゾカンゾウの花を見ることがなくなった。

今年も5月の末に草が刈られた。

| コメント (8) | トラックバック (0)

2017年6月 9日 (金)

『アルピニズムと死』を読む

本書の初めのほう。
著者は、
〝僕が想像できうる、この世の最も美しく思える行為とは、巨大な山にたった一人、高みに向けひたすらに登っているクライマーの姿なのです〟
と書く。

Alpinismこんな喫茶店で読み始め。

〝もしも遭難したら家族がとても悲しむ・・・〟と自問する。
対する自答が、
〝でも、事故や病気で亡くなることと、家族の心の痛め方に違いがあるのか〟

〝遭難したら他の人に迷惑をかける・・・〟と自問する。
対する自答が、
〝でも、世の中の人と人の繋がりというのはそんなもんだ〟

岩壁を40メートル落ちる経験をしている。
岩壁を80メートル落ちる経験をしている。
雪崩に巻き込まれる経験をしている。
ゴーグルを失い、眼球が凍りだす経験をしている。

登った山から見える他山の名前を知らない
山で見る花の名前を知らない
気象の知識はない
地図の知識もない
と言う。

活動の多くがソロ。
GPSも通信機器も持たずに山に入る。

副題が、「僕が登り続けてこられた理由」。

彼が登り続けてこられた理由。
運が良かっただけ(^^;

妻も一流クライマー。(注1)
時には、夫婦で7000メートル級の高山に登ったり、1200メートルの岩壁を登ったりもする。
7000mの難峰への4泊5日の行程に持っていく夫妻2人分の食料は、わずか2キロ。

夫婦合わせて、凍傷で失った手の指は15本、足の指は13本。

本夕、読了。

山に魂を奪われている彼は、こうも言う。
〝街では生を感じられない。 マカルー西壁(注2)から頂に立てるならば、命を引き換えにしても・・・  夢を追いかけ死んで何が悪いのか〟

〝山での死は決して美しくない。でも山に死がなかったら、単なる娯楽になり、人生をかけるに値しない〟
とも。

〝人生をかける〟とは、山バカが言いそうなこと。
釣りバカも言うなァ(^^;

(注1)
著者も無酸素・単独でK2(8611メートル)の頂に立っているが、妻も無酸素で8000メートル級の高山の頂に立っている。
8100メートルでの2日間のビバークに耐えた人でもある。

(注2)
マカルーとは、世界第5位峰。
ヒマラヤ山脈中の山で、8463メートル。
垂直でもろい岩の西壁は未踏。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 6日 (火)

『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』を読む

冷凍マグロより、冷蔵(氷温)マグロのほうが格段に高い商品価値を持つ。

マグロの冷蔵可能日数は、獲ってから30日前後とのこと。
これを何日かでも延ばすことができれば、漁場滞在日数を延ばせる分 漁獲量を増やせる。
そのための鮮度保持剤の開発が著者の仕事。
で、マグロ漁船への乗り組みを命じられる。

喫水長20メートル船。
乗組員は、著者を含めて10名。
航海速度は毎時20キロ。
漁場は東京の真南、赤道。

大分の漁港から漁場までは9日間の航海。
漁獲法は延縄(はえなわ)。
2000本のハリを付けた100キロメートルのロープを流す操業を20日間。
冷蔵可能日数は獲ってから30日前後だから、ここで終漁。
9日間かけて北上し、九州の水揚げ港に入る。

ひと航海40日。
ひと航海の水揚げ高1000万円。(注)

Photoこんな喫茶店で読み始め。

本書は、実はマグロ漁にかこつけた、コミュニケーションスキル向上ノウハウ本。

乗り組んでいる親方(と呼ばれる船のオーナー)、船長、機関長、コック、漁師らとの会話で、著者は〝考え方〟、〝思い方〟、〝話し方〟、〝伝え方〟を得てゆく。

本夕、読了。

のち、著者は企業研究員の職を辞し、会議活性化研修会社を起業することになるのだが、その原点となるのが、このマグロ漁船での40日間。
親方、船長らの著者への語らいは、うま過ぎる、でき過ぎ。
作り話が多いのでは。

例えば、本書中、6秒ごとにハリを海中に投入していくと書いてある。
100キロメートルのロープに2000本のハリなら、約50メートル間隔。
時速20キロの船だから、6秒ごとだと33メートルとなり50メートル間隔と整合しない。
6秒ごとが正しいのなら、ハリの間隔は33メートルだから、ロープに30キロ以上の遊びができる。

ンな漁具があろうか。

ということで、初めから疑ってかかって読むものだから、私の身には少しのノウハウも付かなかった(^^;

(注)
船や漁具の整備もあるから、年に せいぜい5航海か6航海しかできないだろう(と思う)。
だから、この1000万という数字は小さすぎる(と思う)。
ひと航海40日なら、計算上は年に8航海が可能ではある。
そこで、仮に年に8航海するとしてはじいても、年間水揚げ高は8000万。
漁船償却費・燃料・漁具をはじめとする経費の何もかも含めて、一人1000万に届かない。

このあたりも大いに疑問あり。

| コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月 4日 (日)

『江戸の旬・旨い物尽し』を読む

日本人が三食とるようになったのは、江戸も元禄。
17世紀の終わり頃かららしい。

以下でいう〝江戸〟とは、江戸時代の江戸の町のこと。

江戸の人々は、何を食べていたのか。

Edo_era_2こんな喫茶店で読み始め。

取り上げられているのは、江戸時代の都会(江戸・大坂(阪)・京都)人の食。

何を食べていたのかに答えるのは簡単。
流通手段・貯蔵技術・栽培技術・漁獲技術レベルの低かった時代なのだから、干物・漬物・塩蔵品でなければ、今 近場でとれるもの、すなわち、旬のもの。

江戸には、ソバ屋をはじめとする屋台・食い物屋が多く、外食の場が多かった。
また、おかずは行商人が売りにくる。
水まで売りにくる。(注)

各家庭では、ご飯を炊いて、味噌汁を作るくらい。
東京の古い商店街に惣菜屋が多いのは、その名残なのかも。

江戸には〝おふくろの味〟はない。

本夕、読了。

おかゆもお茶漬けも、添えるのは塩味のきいたものだろう。
ただし、おかゆ・お茶漬けは上方の食。
江戸では好まれなかったそう。

江戸ではおかゆにサトウをかけて食べたと。
私の味覚は江戸人に近いのかもしれない(^^;

(注)
江戸は大変に便利な町。
御用聞きがくるし、あらゆるものが行商されていた。
さらに、損料屋と呼ばれる、今で言うところのリース店が江戸の生活を回していた。
ふんどしに至るまで借りることができた。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月 3日 (土)

夏山を歩く 2

白鳥大橋の風速が6メートルを超えている。
東の風だから、マガレイ海域は風裏になるが・・・

山へ。

 登り:夏道(南尾根)コース
 下り:西尾根コース

17060301【画像:1枚目】
水曜日は大雨。
一昨日の木曜日も、昨日の金曜日も雨が降った。

なので、山全体が湿っぽい。
滑る。

室蘭岳山頂にて。
山頂寒暖計は14℃。

【画像:2枚目】
三角点から見る北西。
羊蹄山。

そろそろ私の装備力でも、あの山の頂に立てる頃だ(^o^)

17060302_2

【画像:3枚目】
西尾根750メートルから上は、シラネアオイが今や盛り。

下って、650メートルの群生は散った。
最後の一片。

【画像:4枚目】
見えるのは、
カラスアゲハの飛翔


聞こえるのは、
ウグイスのさえずり
エゾハルゼミの鳴き声
瀬音

ペトトル川をひとまたぎ。

山歩き時間2時間50分。
14980歩。

給水量は、
 ・150CC

Gpslog

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月29日 (月)

『人工知能はいかにして強くなるのか?』を読む

昨年、コンピュータが韓国の囲碁の最高位棋士に勝った。
本書が書かれたのは その直後で、出版は今年の1月。

本著者は、いかなる棋士を相手にしてもコンピュータが勝つことになる日が近いのを確信して、本書を書いたに違いない。

はたして、その通り。
今月27日、コンピュータが世界最強と評される中国の囲碁棋士に勝った。

本書の言う〝人工知能〟とは、囲碁の対戦ソフトのこと。

Aiこんな喫茶店で読み始め。

上で、コンピュータが人間に勝ったような書き方をした。
AI(人工知能)は学習し、考える。
ヒトの知性に追い付き・追い越す。
みたいなことが言われたりする。

が、勝ったのはコンピュータ上で走るソフトの『アルファ碁(AlphaGo)』。
Googleの『アルファ碁』開発チームの面々こそが、勝者。
負けたのはヒト。
勝ったのもヒト。

著者は、だから本書の最初に言う。
AIにおける〝知能〟も、〝学習〟も、〝考える〟も、全てヒトが作ったプログラムだと。

囲碁を知らないと本書の理解は不能。
本書中に説明されているが、サラッとし過ぎていて、ルール自体からして私にはよく理解できなかった(^^;

著者は説明がこみいってくると、何度も、フムフム、そんなものかという気分で読んでほしいみたいなことを書いている。

そのフムフム、そんなものかという気分で言うのだが、AIにおける〝学習〟・〝考える〟ことの原理は複雑ではないことは分かった。
全てヒトが〝学習〟させ〝考え〟させているのだということは理解できた(つもり)。
まァ、私の〝学習〟能力、〝考える〟能力で、そこまで理解できたつもりになれれば上出来ではないかと(^^;

本夕、読了。

Googleの『アルファ碁』開発チームは、この先 ヒトとの対戦機会は持たないのだそうだ。
Googleの技術者たちの興味はもう別な方向にあるのだろう。

私もしょっちゅう興味の方向が変わる。
ただ、気が散っているだけなのだが(^^;

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月27日 (土)

『森のフィッシュ・ウオッチング』を読む

知来 要(ちらい よう)の写文集。
新聞社のスポーツカメラマン出身。
フィールドを見る目もシャッターボタンを押す指も鍛えられている。

Fishwatching_3こんな喫茶店で読み始め。

重い機材一式を担いで夏も冬も撮影現場に入る。
自身、釣りをやるヒトなのでサカナの生態に詳しい。
河原に腹ばいになってシャッターチャンスを待っている時に、シカに踏まれたことがあるほど自然と同化する。
体力があって、知識があって、その上に何時間もチャンスを待つ。
そうでなければ得られないだろうことが分かる画像ばかり。

・流れの中のイトウ
・水面を割って飛び出したヤマメ
・水中から見たホタル
・洪水のひいた道脇のU字溝に取り残された数千尾のカラフトマス

紙面の面積から言えば、画像と文章の割合が3対1くらい。

すぐれた写真家はすぐれた創作家でもあるから、文章が画像と張り合うこと多々。
しかし、この写真家の文章には創作家めいたところが全くない。
少年の言葉。

本夕、読了。

随分以前のことになるが、某川を歩いていて、私は この人に出会っている。
ウエットスーツを着てカメラを持った彼が、水から出ようとしているところだった。
知来要がカメラを構えるのだから、サカナはいる。
が、私の竿には掛からなかった(^^;

| コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月21日 (日)

夏山を歩く 1

先週の西尾根は、トータルで100歩くらい雪渓を踏まなければならなかった。
今日は、ゼロ。
雪が完全に消えた。

タイトルを『春山を歩く』から『夏山を歩く』に変えた。

カムイヌプリ・室蘭岳と縦走。

 登り:水元沢コース → 596メートルコル → カムイヌプリ山頂
 縦走:カムイヌプリ山頂 → 596メートルコル → 室蘭岳山頂
 下り:室蘭岳山頂 → 西尾根コース

脚が動かない(^^;
登りの前半、596メートルコルまで歩くのがやっと。
そこでザックをおろし、しばし休憩。
帰ろうかと思ったが・・・

2017052101【画像:1枚目】
カムイヌプリ山頂にて。
745メートル。

この高さにまで、芽吹きが上がってきた。
キアゲハが飛ぶ。

ここでもザックをおろし、しばし休憩。
山シャツを脱ぎ、半そでアンダーシャツ1枚になった。

【画像:2枚目】
室蘭岳山頂にて。
911メートル。
この高さだと、芽吹きはまだ。

2つの大人数のパーティが入山したようで、山頂は賑やか。

山頂寒暖計は21℃。
暑い。

2017052105【画像:3枚目】
室蘭岳山頂より、カムイヌプリを望む。

あのピークから、チンタラチンタラ歩いてきた。

【画像:4枚目】
西尾根825メートルピークに至るルート。
先週はこのルート上に、残雪があった。

825メートルピーク手前、750メートルにツバメオモトの群生。

2017052104

【画像:5枚目】
西尾根825メートルピークを通過。
高度を200メートル落としたところに、シラネアオイの群生。

【画像:6枚目】
瀬音。
クマゲラが幹を叩く音。

ペトトル川の源流をひとまたぎ。

山歩き時間6時間10分。
27133歩。

全給水量は、
 ・650CC

カムイヌプリと室蘭岳山頂で、
 ・コープ カマンベールベビーチーズ 1個ずつ

Gpslog_3

| コメント (0) | トラックバック (0)

«アポイ岳を歩く